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2007年06月23日

美人画家アゲイン

ちょうど一年くらい前に、松井冬子のことを書いたけど、今日また美人画家を発見。

http://www.kabuki-bito.jp/special/secom/09/index.html
http://www.philspace.com/artist/risa_fukui/index.html
http://artgene.blog.ocn.ne.jp/fukui/

しかも切り絵だ。鯉の絵とか皺や陰を描き込んだ人の顔の絵にちょっとくらくらする。

仕事の履歴を見ると、画家というよりイラストレーターかなあ。どっちでもいいけど、切り絵なら寄席とか出ないかしら。出ないよね。

2007年06月17日

東京ユニット

浅草の東洋館で東京ユニットのコントを見て、なんかやけに面白かったんでサーチしているのだが、あんまり情報がない。

と思ったら、メンバーのひとりの「森はじめ」はレオナルド熊の弟子だそうだ。これはなるほど納得。確かに観ている最中、コント・レオナルドを思い出していた。

ネタなのか、それともただの手抜きなのか、森はじめの投げやりな芸風が(本などで読む)浅草の芸人っぽくて、かっこいい。東洋館以外でどこに出てるのかも知らないが、しばらく追っかけてみようかな。

2007年06月13日

ジェームス・チャンス

と、渋さ知らズ大オーケストラのジョイント。CCLemonホール(元渋谷公会堂)にて。

ステージは渋さ単独で始まって2~3曲。疲れてたのでその間かなりうとうとしてしまったが、何度目覚めても同じ5/4の曲で、両手にバナナを持ったダンサー二人がやはり同じ振り付けで踊り続けていたのが、悪い夢の続きのようで面白い。

ようやく目が覚めた頃に、ジェームス・チャンス登場。変わってないなー、という第一印象。いや生きて動いているのを見たのははじめてですが。

しかし変わっていないといっても、リーゼントが崩れたときの頭頂部は薄くなっているし、白のディナージャケットを脱いだらまん丸な体だし、確実に年老いてはいるわけだが、でも私の知っている「ジェームス・チャンス」そのままでもあった。時間の流れのどこかかが無理にせき止められているような感じ(が醸し出す妙な緊張感)が面白かった。

というのは音楽と関係のない感想ですが、演奏は、渋さがプロの演奏家集団としてジェームス・チャンスを引き立てていて、とても楽しめたショーだった。渋さがそのダンサー含めてバックを務めるジェームス・チャンス・ショー、だけを楽しんで、そのあと(渋谷だったら)道頓堀でストリップ見ながら呑んだりすると足して2で割ってちょうどよいかな、という感じのステージでした。

が、ジェームス・チャンスが「Contort Yourself」演って引っ込んだのち、エンヤートットの掛け声を強要される漁師の歌?など渋さワールドが展開され、なんだかよくわからない銀色のばかでかい風船のオブジェが登場したりて、狂乱のうちに「アンコールよりもメンバー紹介よりもアルコールを優先させてください」というMCでショーが終わった頃には、ストリップを見る気もなくなったので帰る。

全体的に、私個人としては何も考えずに楽しめるタイプの音楽なので非常に楽しませてもらえたが、ジェームズ・チャンスとのセッションだけ切り取って、さらにジェームズ・チャンス的な聴き手が集まりやすいような場所でショーをしてもらいたいとも思った。贅沢な希望ではありますが。

2007年06月02日

SMALL TOWN TALK/blue note

「SMALL TOWN TALK」は、西木屋町の京都ロイヤルビルの二階にある、ノンジャンルの音楽バー。

今日はDJが入って、ハウスっぽい感じだった。勧められて呑んだElijah Craigというバーボンが美味かった。値段も良心的(結構明朗会計)。普段は60~70年代のシンガーソングライター物やソウルなどをかけているそうなので、また寄ってみたい。

「blue note」は創業45年の老舗ジャズバーで、今日は藤井美智という女性トランぺッター(ピアニスト藤井貞泰の娘)のライブだった。ガーシュインの「Soon」、(確か)ウィラード・ロビンソンの「Old Folks」、エリントンの「Take the "A" Train」の三曲を聴く。ファンキーなアレンジの「"A" Train」がよかった。「Old Folks」のためにためたピアノソロ(安原将生というピアニスト)にもしびれた。

「SMALL TOWN TALK」で教えてもらったのだが、ここにはソニー・クラークの「Sonny's Crib」のオリジナル盤があって、店のMcintoshのアンプで聴くそれはものすごいいい音だそうだ。

店のママとカウンター越しに、何故か厄年の話と水墨画の話に花が咲いて面白かった。

「blue note」と同じビルの中の並びにある「治外法権」(ツェッペリンなどがものすごい大音量でかけられているらしい)も寄ってみようと思ってたが、まあちょうどいい感じなのでやめて帰る。今日は平和に一日が終わった。

あ、そういえば、木屋町の四条通からの入り口のところにある「世界World」というクラブで、EMMA君がDJをやっていた。ずいぶん前に二回か三回ぐらいしか会ったことないですが、懐かしい。でも結構列ができていたし、いい加減いい時間だったので、外でちょっと聴いて失礼しました。

銀閣−白川−金閣

昼近く、東山慈照寺(銀閣寺)を見物。

銀閣の前にある向月台と銀沙灘、特に向月台(写真左)をじっと見ているとなんか妙にくらくらしてくる。岡本太郎いうところの「いったいこんな形が、かつての日本美学の中にあったでしょうか。幾何学的でありながら、なんともいえぬ 非合理な表情をたたえて、いわゆるモダンアートにしか見られない、ふしぎに美しい形態」というところがその理由だと思うが、あと一点、それなのに、叩き壊したら簡単に崩れてしまう造形物であるという点(砂だから)も、なんだかくらくらする所以と思った。

ちなみに観音殿(銀閣)の外壁には、まだ落書きの跡が残ったままだった。これもまた痛々しい。

−−−

銀閣寺から白川まで歩き(途中に「ガケ書房」という、また偏った本屋があったので、なぜか細江英公「おとこと女」、細野晴臣「アンビエント・ドライヴァー」、梶山季之「せどり男爵数奇譚」の文庫版、きのこをめぐるカルチャーマガジン「きのこ」の創刊号など本を一抱え購入)、友人に教えてもらった、スペインのモダンなバールのような(いやスペイン行ったことないですが)「ガデス」で昼。店の名前を取った「ガデス」という、スパイシーな粗挽きソーセージとトマトをオリーブ油で煮た料理が美味かった。珈琲も絶妙。銀閣寺や京都芸術劇場に行くことがあったらぜひ寄ることをお勧めしたい(比叡山からバスで帰る途中でも寄れる)。

白川通を銀閣寺近くのバス停まで歩いていると、白川温泉(写真中)というそそる温泉があったが、土曜日休みで入れず。残念。

−−−

銀閣寺からバスで金閣寺(鹿苑寺)。金閣(写真右)も、変かもしらんと思って見ていると、やはりくらくらする物件と思う。特に今日は天気がよかったので、あらかじめ人着したような色調の風景にくらくらした。ふと「絵はがきプレイ」という言葉を思い出し吹き出しそうになる(みうらじゅんは偉大だ)。

−−−

一旦宿に戻って休憩し、疲れも取れたので、さて昨日に引き続き、音楽飲み屋探訪に行って来ます。

2007年06月01日

若冲展再び

朝一番、10時ちょっと過ぎに相国寺に着いたが、すでに入場70分待ち。一瞬帰ろうかと思ったが、我慢強く並ぶ。偉いなあ俺(当たり前か)。

場内も自分のペースでは決して鑑賞できない混み具合だったが、その分、全部の作品を一定のゆったりしたペースで観ることができたのはよかった。

で、第一展示室ー

・「厖児戯帚図」「竹虎図」の毛の描写
・「牡丹百合図」に描き込まれた虫(虻?、蝸牛、蜘蛛と蜘蛛の巣)
・「鯉図」の墨だけで表現する魚体の生々しさ
・「松鶴図襖絵」の鶴のドロップシャドウ風の輪郭の描き方
・「動植綵絵」以外にも見られる穴

第二展示室の「釈迦三尊像」と「動植綵絵」―

・生々しさと幻想の混ざり合い具合
・ちょっとした笑いの要素の塩梅
・老松は四作品(「老松白凰図」「老松孔雀図」「老松鸚鵡図」「老松白鶏図」)とも描き方が同じ(パターン化している)
・二作品(「老松白凰図」「老松白鶏図」)だけ太陽が描き込まれていて、いずれも右上端に1/4だけ描かれている
・蛸と(鯛)のなんだかよくわからない白いやつ(魚、貝、虫の全種類が記載された資料でも無視されている)以外の魚は、タツノオトシゴまで、みんな左向き
・雄鶏はみんな羽が抜けている。また白凰も
・「梅花群鶴図」の一番左の鶴の目、鶴ってあんな目するの?
・釈迦の右側の侍者のサンダルがかっこいい

というような、どうでもいいことをたくさん考えた。面白かった。無理してもう一度観に来てよかった。

「竹虎図」と「立鶴図」の手ぬぐい買う。

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新京極までぶらぶら歩いて戻って(途中三月書房で、なぜか「フランク・ザッパ自伝」とか諸星大二郎の「私家版鳥類図譜」「私家版魚類図譜」など、一抱え本を買った)、スタンドで休憩したのち、京阪電車で深草。石峰寺(写真左)を訪ねる。

五百羅漢は、倒されたのは元通りの位置に戻されたそうだが、割られたものは修復待ちでそのまま。痛々しい。あとでお墓の草むしりをしているご婦人に話を伺ったところ、犯人は皆目わからないが、筍の季節など裏の山側から子供が侵入することもあるそうなので、斜面に立つ石像をうっかり倒したらドミノ倒し式に・・・という可能性もあるかも、とのことだった。しかし、夜中でも誰でもどこからでも入れる寺なので、真相は多分わからないだろうと。

で、500体の石仏は、「釈迦誕生」から「托鉢修行」「説法場」「涅槃」「賽の河原」(写真右)などテーマごとに何体かずつまとめられていて、それが寺の裏山に一大パノラマを築いている。写真では見ていたが、これは実際に訪れないと、この妙な空間はわからない。石仏にはなぜかあまり興味を持たないのだが、この五百羅漢は山全体として深く印象に残る物件だった。

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前回の京都に引き続き、「蛸長」で呑む。常連のお客と話してたら、「ここの大将は結構変なもの作る」と教えてもらい、アボガドやフランス産ソバージュアスパラのおでんを出してもらう。アボガドが意外にうまい。不思議だ。

その後もう一件くらい呑もうと思って先斗町ぶらぶらしてたら、「Hello Dolly」というジャズクラブでライブが始まるところだったので入ってみる。ピアノトリオ+トランペットのコンボでスタンダード中心のステージだったが、ドラムのプレイがすごく好みでよかった。木辻ヤスヲという人で、普段は建築の仕事をされているそうだ。

なんだか感極まって、休憩のときにドラムの人を抱きしめたりして、その後加茂川沿いをふらふら歩いているところでフェードアウト。河原でちょっと寝てしまったらしいが、帽子なくしたくらいで無事ホテル着。命をなくさなくてよかった。この日の朝、木屋町通りでチンピラ同士?の流血沙汰を目撃したので、笑い事ではないな。

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