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2007年12月31日

おおそうじ

オホサウヂ【大掃除】平常は手のとどかない家の隅々には目をつぶり、大雑把に掃除すること。枕一「大晦は―ほどにて、いと寒きに、火などいそぎおこして、酒の支度するもいとつきづきし」

というわけで、呑み始めることにしました。

みなさまごきげんよう。よいお年を。

2007年12月26日

ふるあめりかに袖はぬらさじ

歌舞伎座十二月大歌舞伎夜の部。有吉佐和子作。

今月は多分行く時間ないなーと思ってたので、前売りも買ってなかったが、千秋楽に幕見でも飛び込んどいてよかった。

杉村春子版を観ていないのをちょっと悔やんでいたが、最初に観たのが歌舞伎でよかったかな、と観終わった今は思っている。全員男が演じたほうが、戯曲の主題とパフォーマンスに適度な距離ができるからかな、と思ったが、どうでしょう(>杉村版とか藤山直美版観たことある人)。

お藤=玉三郎の芝居や、米国人イルウス(彌十郎)と唐人口遊女マリア(福助)との絡み、イルウスと通辞藤吉(獅童)と岩亀楼亭主(勘三郎)の絡みなど笑いどころが多い割には、そんなに笑っていいのかなーという微妙な張りが持続していた芝居のように感じて気持ちの置きように少し困ったりもしたが、玉三郎のお藤が、終盤、亀遊の自害にまつわる講釈が破綻したあと、その真相をぼそっとつぶやくところで、いきなりぐっと感情を持っていかれる。そして幕見席までスタンディングオベーション。千秋楽だったからというのもあるが、いい芝居だったことも間違いない。

七之助の亀遊がはかなげで色っぽくて、個人的には期待通り。すぐ死んじゃうけど。あとは(一部上述のとおり)岩亀楼亭主が勘三郎、通辞藤吉が獅童、唐人口遊女が福助に笑也等、思誠塾の門下生が三津五郎や橋之助等、海老蔵も浪人のちょい役で出てたりしてるし、年の瀬かつ歌舞伎座初演だけあって、豪華な一座総出演。やはり観といてよかった。

2007年12月15日

WEEKEND SHUFFLE

元シンバルズ土岐麻子の、カバー曲のみのアルバム。

いや、去年(ちょうど一年前くらい)に出たアルバムなので、今話題にするのもなんだが、なんかのきっかけで、つい最近注文したのだと思う。なんのきっかけかは忘れたが、昨日部屋に積んだままのHMVの箱を開けたら出てきた次第だが、いや、これが素晴らしかった。

1曲めの「君に胸キュン」とか、まあ世代的にジャストだということもあるけれど、アレンジも演奏も歌も、見事にツボにはまった(この曲のアレンジはクリヤ・マコトという人。あと鶴谷智生のドラムが気持ちよい)。

「Down Town」「夢で逢えたら」「土曜日の恋人」などの日本の名曲(ケツメイシの「夏の思い出」のカバーがまたよい)と、「Take Me Out To The Ballgame」「September」など海外の名曲、いずれのカバーワークも、コーラス/ヴォイシングのアレンジが印象的(もちろん曲によってその強弱はあるけれど)で、なんというか、元曲の「意味」すら変えてしまいそうな危うさも感じさせられるのが、却って心地よい。

「夢で逢えたら」の「あなたに逢えるまで」がなぜか「らなたに逢えるまで」と聴こえるのが可愛かったりもして、今日一日で、仕事しながら15~6回聴いたかな。一聴していきなりこんなヘビー・ローテーションになったのは、今年だといしだあゆみの「アワー・コネクション」くらいだ(なぜいしだあゆみ)。

シンバルズも好きだったものの、あまり聴いてはいなかったが、とりあえず土岐麻子全部聴いてみたくて、全作品注文してみた。こんなことになるのならば(一部の人にしかわからないと思いますが)もっと「MOZZ」に通っておけばよかった。

あ、そういえばディレクションとマネージメントのクレジットに、(先日ムードメイカーズでもギターを弾いていた)小倉君の名前があった。いい仕事しているなあ。

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