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2008年03月29日

新宿末廣亭・三月下席昼の部

お目当てのうめ吉は、ライブDVDを観たときは寄席で観たことある気がしたが、実際に舞台を観てみると、やはり初めてと思った。どっちだ。

で、「木更津甚句」、「三階節」をアンコに入れた都々逸(私の想いが/天まで届き/またも遣らずの/雨が降る)、「裏の背戸屋」「粋な鴉」を唄ったのち、「夜桜」でひと踊り。小円歌姐さんとはまた違った、はかなく消えてしまいそうだが芯はありそうで、絵的に決めるところはきちんと決める感じがなかなか。

バックバンド/バックダンサー入りのライブも観たいのだが、明日月曜日の新宿シアターアプルは、予定的にちょっと行けないなー。4/12太田区民プラザとか行ってみようかしら。

あとこの日印象に残ったのは、笑三の自作「異母兄弟」。重鎮なのに、カリプソ~スカの名曲?「Shame And Scandal」の歌詞とよく似た実にくだらねえ噺を、ちょうどいい塩梅に軽く演る感じが、大変よかった。絵も達者(浅草演芸ホールのプログラムの表紙を20年近く描いている)で映画も撮るという大正生まれ。カッコよい。

重鎮と言えば、やはり大正生まれの米丸が、「アパートの隣家の亭主のパンツを間違えて取り込んでしまった。どうやって返そうか」という、やはりくだらない噺を軽く演っていて、これもよかった。これ、題名なんだっけか。

それと印象に残ったと言えば、二つ目の柳太が、変な目つきと変な存在感、舌が短くて何喋っているのかわからないのになんだか可笑しいという点、やはり印象に残った。またぜひ聴きたいかといわれれば、そんな気はしないのだが、たまに遭遇すると面白いかもしれない。

色物では、北見伸はさすが山上兄弟のお父さんだけあって見事。京太ゆめ子の夫婦漫才も、ゆめ子がずーっと喋っている裏で京太があのー、そのー、と絡もうとして絡めない、その間がすごい可笑しい。

各古典も皆、ほとんど外れがなく、遊雀「反対車」などの熱演と可楽の漫談などの力の抜けた芸の出て来る塩梅もよかったし、客席の雰囲気も落ち着いていて、結構集中できてお腹いっぱい、の席だった。

それだけに、トリの圓遊が「宮戸川」を最後までじっくり演ったのが、却ってちょっと辛かったなー。半七とお花が所帯を持ったあとの後半は、サゲのための展開で、噺自体が面白いというものではないしな。前半まででよかったかも。贅沢言ってすみません。

以下、この日の演目。

春風亭昇々・・・・・・子ほめ
春風亭柳太・・・・・・皿屋敷
国分健二・・・・・・・漫談
三遊亭遊之介・・・・・浮世床
桂小南治・・・・・・・四人癖
Wモアモア・・・・・・漫才(会津磐梯山)
滝川鯉昇・・・・・・・粗忽の釘
三遊亭金遊・・・・・・宗論
北見伸・ココア(魔女軍団ステファニー)
 ・・・・・・・・・・奇術
三遊亭遊雀・・・・・・反対車
三笑亭可楽・・・・・・漫談(時事ネタ、政治家ネタ)
桧山うめ吉・・・・・・俗曲
桂米丸・・・・・・・・題名不明
(仲入り)
春風亭昇之進・・・・・お血脈の前段まで
東京太ゆめ子・・・・・漫才
三遊亭圓雀・・・・・・狸賽
三笑亭笑三・・・・・・異母兄弟
林家今丸・・・・・・・紙切り
三遊亭圓遊・・・・・・宮戸川

2008年03月28日

浅草演芸ホール・三月下席夜の部

この日のお目当ては、もちろん小円歌姐さん。最近、小唄端唄俗曲の類いをちょっと集中して楽しみたいなあと思い始めているということもある(ということで、明日29日は昼間末廣亭にうめ吉を見物に行く予定)。

で、小円歌は、「ちょっと散らせてまた咲かす」という花見の小唄(題名失念。なんだっけ)や、「老松」「一丁上がり」「さわぎ」と志ん朝、志ん生、小朝の出囃子をさらりと演ったのち、「奴さん」を踊る。痺れる。

あとは、圓丈の「ガマの油」は、まあ別格として(口上で、いちいち「今までの口上で述べていたことは、まったくないということが判明しました」と断るところとか、「これをひと塗りすると携帯電話のアンテナが、一本が二本、二本が三本・・・、千本まで立つ」というのが可笑しかった)、さん弥「長短」の間の取り方もよかったし(気長のほうの間がもっとあってもいい気もしたが)、圓太郎「強情灸」の江戸っ子振りも気持ちがよかったし、雲助「粗忽の釘」、一朝「花見酒」も、登場人物の粗忽振り、間抜け振りが際立っていてよかったな。一朝は、個人的には今まで一番面白かった気がする。

金曜日の夜の所為か、客席に落ち着きがなく、反応も変な感じで(川柳やペペ桜井がかなり困っていたなー)、呑みに行く間の時間つぶしだったのか演目中の出入りも多かったし、泣き叫ぶ子供がいたりと、各芸人もやりにくそうだなあと見ていたが、気が付くと妙な磁場ができていて、とりわけ仲入り後は結構爆笑の渦が多く起こっていた。

そうした磁場の所為か、紋之助の輪抜けの切れがいつもよりよかったような気もしたし、志ん駒だって、まるで台本を読んでいるかのように一字一句いつもとまったく同じ話なのだが(まあ、ちょっといつもと違うくすぐりも入るが)、いつもより勢いが感じられて、自然といつもより笑う。

#ロケット団の漫才で、携帯電話のネタを振った途端にとてもいい間で客席の携帯電話が鳴ったのもそんな空気ができていた所為か? 仕込みではなかったようだし。

そんな中、二ツ目昇進を果たした小きち改め喬の字は、「お手持ちのプログラムをご覧いただければおわかりになる通り」を繰り返すマクラは面白かったものの、噺は八五郎と兄貴の人物像がぼやけている感じで、惜しかった。

さてトリのさん喬は「ちりとてちん」だが、マクラで扇子をワイングラスに見立ててバカにしたようにテイスティングの仕草をしながら田崎真也の悪口をいいつつ、「ちりとてちん」に入るという意地悪振りがなかなかオツでした。

観ているほうも、最初なんか落ち着かなかったが、漫才などの色物も含め、観終わってみると当たりの日だったかもしらん。

以下、この日の演目。

やえ馬・・・・・・・・子ほめ
柳家さん弥・・・・・・長短
川柳川柳・・・・・・・高校野球のテーマ曲ネタ
ペペ桜井・・・・・・・ギター漫談
柳家喬の字・・・・・・手紙無筆
春風亭栄枝・・・・・・狂歌ばなし
大空遊平かほり・・・・漫才
橘家圓太郎・・・・・・強情灸
五街道雲助・・・・・・粗忽の釘
三遊亭圓丈・・・・・・ガマの油
(仲入り)
三増紋之助・・・・・・曲独楽
柳亭左龍・・・・・・・真田小僧
アサダ二世・・・・・・マジック
春風亭一朝・・・・・・花見酒
古今亭志ん駒・・・・・いつもの身の上話
ロケット団・・・・・・漫才
入船亭扇橋・・・・・・つる
三遊亭小円歌・・・・・三味線漫談
柳家さん喬・・・・・・ちりとてちん

2008年03月26日

新宿末廣亭・三月下席夜の部

新宿での打ち合わせ後、まだあると頭から思い込んでいたアドホックビルの紀伊国屋の文具店に万年筆を物色しに行ったら5年前に撤退していたと知り、今浦島みたような気になりびっくりして座りしょんべんしてバカになってしまい、というのはウソですが、まだ日は高かったがとりあえずお多幸で一杯やって落ち着きを取り戻し、その勢いで末廣亭(なに言い訳してんだ)。

前座はすでに下がり、ちょうどマグナム小林がバイオリン弾きながらタップダンスしているところで入場。

あまり馴染みのある噺家もいず、特に目当てはなかったのだが(桃太郎くらいか)、京丸京平のだんだんグダグダになっていく漫才が面白かったなー(内容ぜんぜん覚えてないけど)。あとは、クールな?ボンボンブラザースの曲芸が相変わらずカッコよく、鏡味繁二郎のほうの紙筒?を鼻の上に立てて右往左往する芸が、いつもより長かった気がして満足。

あと印象に残ったのは、歌春の艶噺の香も濃い「紙入れ」が、妙に色っぽくてよかった。季節柄、「長屋の花見」も聴けてよかった。

以下、この日の演目。

マグナム小林・・・・・バイオリン漫談
桂米福・・・・・・・・弥次郎
三遊亭遊吉・・・・・・浮世床
東京丸京平・・・・・・漫才
三遊亭茶楽・・・・・・厩火事
ボンボンブラザース・・曲芸
桂南なん・・・・・・・茶の湯
昔昔亭桃太郎・・・・・やかん
(中入り)
三遊亭遊雀・・・・・・熊の皮
ぴろき・・・・・・・・ギタレレ漫談
桂歌春・・・・・・・・紙入れ
三遊亭遊三・・・・・・長屋の花見
松旭斎小天華・・・・・奇術
三遊亭栄馬・・・・・・片棒

2008年03月25日

Lee Dorsey

ふと思いついて、今日日がな一日リー・ドーシーを聴いていたが(宇都宮との往復のときとか)、「Say It Again」とかめちゃくちゃいいいなあ。

甘茶ソウル風のホットな酩酊感もじっくり味わわせつつ、クールな女性コーラスでちょっと苦味のある覚醒感も十分に効かせた、生姜たっぷりの甘酒または冷やし飴ソウルという感じか(褒め過ぎ?)。

「Night People」や「Keep On Doing It To Me」などファンキーなのもカッコいいし、当面ちょっと聴き込んでみよう。

ただ、「Yes, We Can」はポインター・シスターズ(アラン・トゥーサンがプロデュースしたやつ)や元祖ヒップホップのトレチャラス・スリーのほうがカッコいいかもしれない。

以上、独り言でした。

2008年03月19日

メリーさんの柩

横浜未来演劇人シアター。佃典彦(B級遊撃隊)作。寺十吾(tsumazuki no ishi)演出。

客演:
木村健三(マシュマロ・ウェーブ)
猫田直(tsumazuki no ishi)
高村圭(Mカンパニー)
花井京乃助(ザズウ)
ドゥ・モンタルト・クリストファー

横浜相鉄本多劇場にて。

http://mirai-engekijin.com/diarypro/diary.cgi?field=2

先日お囃子方を手伝ったイタチョコ浄瑠璃のお客の中に、ファニー・フェイス美人の女優さん(高村圭)がいて、この芝居で主役の、かの「ハマのメリー」をモチーフにしたキャラクターを演じるというので、見物しに行った。

チラシの惹句にあった「不眠症の<僕>」「<羊>を探す」といった、なんだかあり勝ちなキーワードに些か不安を覚えたが、見終わってみればいずれも面白い処理のされ方をしていて(後述)、特に問題は感じなかった。

舞台は横浜。伊勢佐木町(作中では日ノ崎町)の、かの伝説の酒場「根岸屋」を昭和―平成のパラレルワールドとして設定した世界で、そこで主人公の<僕>が遇々知り合って別れた「ハマのメリー」を彷彿とさせる白塗りの娼婦を探すという物語だったが、舞台設定はほぼ根岸屋店内のみという条件の中で、しかも狭い舞台と花道だけの空間の中で、不思議な広がりを持った世界を構築していたのが大変面白かった。

昭和の?根岸屋という設定のシーンでは、ジャズの生演奏(カクテルドラム、トランペット、テナーサックス)を入れたりしていたのもなかなか。が、根岸屋がモチーフということであれば、この日演奏されていたような割と「今のジャズ」ではなく、かつてのいわゆる「モダンジャズ」や、もっと古風で俗っぽいジャズのほうが、気分だったかもしれない(かつて根岸屋では、ビッグバンドが石原裕次郎の「錆びたナイフ」などのヒット歌謡を演奏していたというしね)。

「不眠症」というキーワードから、不眠症が原因で失明→不眠症の原因を探るためにこめかみに穴を開けて「目カメラ」をねじ込んで視神経から記憶をデジタルカメラに記録する→記録したはずの記憶がどんどん消えたり改竄されたり付け加えられたりする・・・といった発想でもって記憶というものの頼りなさを描いてみたり、「メリーさん」というキーワードから、メリーさんの執事がメリーさんの柩を引きずり歩いていてその中にはメリーさんが盗んで集めた他人の「眠れないときに数える羊」すなわちメリーさんの羊が入っている・・・といった駄洒落でもってふたつのパラレルワールドをつないだりというところが、特に記憶に残ったな。

しかし現代演劇は、先述した惹句ではないが、文章にしてみるとなんだか妙につまらない感じになってしまうなあ。でも、ものすごく笑ったというのでもなく、とりわけ感動して泣いたという類の芝居ではなかったのだが、心の普段あまり使っていない部分を大いに動かされたような感じの舞台であったことは、きちんと記しておきたい。

さて件の女優は、舞台女優魂炸裂という感じの怪演であった。

舞台がハネたあとご挨拶したときは、ニコニコした見覚えのあるファニー・フェイス美人に戻っていたが、舞台上では羊の一匹として奇妙なダンスを踊る群舞のシーンとか、主人公の<僕>との濡れ場などで、あるいはわざと喉を絞って年齢軸を狂わせたような台詞回しなどで、なんともいえない狂気を振りまいていて、他の役者さんもかなり体を張って頑張っていたのでこういうことを書くのは申し訳ないが、この芝居はこの人なくしては成り立たなかったのではないかとすら思った。印象に残るような台詞なども、終盤近くの濡れ場の少ししかなかったし、前半はトマトジュースを前に置いてただじっと座っていただけのになあ。

自分が関わった舞台のお客さんであるとか、美人であるとかという贔屓目を抜きにして、いつか大化けする人なのではないかと思う。要注目。

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舞台がハネたあと、ひとり野毛に出て老舗ジャズ喫茶のダウンビートでちょっと呑む。薄暗い店内、赤と黒のビニールクロス張りの椅子、いわゆるモダンジャズ(久し振りにクリフォード・ブラウン・ウィズ・ストリングスを聴いた)、紫煙に燻された数々のジャズ・ジャイアンツの油彩、そしてオレンジのホットパンツに銀ラメのタイツというセクシーな格好をした変なおじさん客(常連さんかな?)など、この芝居の余韻に浸るには格好の酒場であった。

2008年03月16日

奈良大阪旅行メモ

取り敢えず備忘録のみ。

3/12
朝、東京発→カツカレー→きつねうどん→途中仮眠→昼前、奈良着→ホテルにクルマ置いて興福寺国宝館・阿修羅!→二月堂お参り→三月堂見仏→四月堂見仏→「絵馬茶屋」できざみうどんと鰊甘煮とビール→大仏殿で見仏→戒壇堂で見仏→ホテルチェックイン、仮眠→「スタンド千ぐさ」でたらこ煮と厚揚げ煮とビール→NHK奈良放送局前で鹿に遭遇(写真左)→二月堂で朝まで修二会見物→お茶処でぜんざい、きつねうどん→就寝

3/13
午前、仕事→昼、「玄」で太切りと細切りととうふようと蕎麦味噌とビールと御酒→午後、仕事→昼寝→胃痛腰痛→夜も仕事→就寝

3/14
午前、仕事→昼、奈良町「キッチン・ペピタ」で前菜五種盛り(マグロのカルパッチョ、鮭のなんとか、牡蠣の中華風、牛タンのなんとか、豚の顔の煮こごり、鴨のバルサミコソース)、刻みトマト入りコンソメスープ、スパゲティ・カルボナーラ、白葡萄酒→萬々堂で糊こぼし購入(お土産用)→西大寺で見仏(釈迦如来、愛染明王、四天王立像、十一面観音、不動明王ほか)→二月堂でお松明十本並び見物(写真中)→夜、奈良町「おんどり」で鶏各種(笹身刺身、レバー刺身、唐揚げ、つくね、レバー生姜煮)とビール→「スタンド千ぐさ」でたらこ煮とえんどう豆煮と菜の花おしたしでビール→満行下堂まで修二会見物→お茶処できつねうどん→松明燃えかすとお香水入れ用瓶二ケ拾得→ホテルで風呂→朝6時半就寝

#友人の勧めで、西大寺から唐招提寺と薬師寺回って墨見物に行くつもりだったが、仕事ほかで時間がなくなり行けなかった。せっかく教えてくれたのにごめんね。

3/15
朝、二月堂お参り→南大門前「森」で奈良漬け購入(お土産用)→明日香見物(石舞台古墳-写真右-、酒船石、亀型石造物、亀石)→吉野神宮見物→金峯山寺見仏(蔵王権現! 愛染明王ほか)→岸和田・西桐画伯アトリエにて鰤とろ(金沢)刺身/炙り、天然もの車えび炙り、さざえ (和泉佐野港)炙り、甘唐辛子(万願寺唐辛子)炙り、天然椎茸(かつらぎ)炙り、本しめじ(京都)炙り、 トマト(岸和田)、ビール、シャブリ(2006年)、 エルマエストロシエラ、イライジャクレイグ水割り→就寝

3/16
朝、貝塚市蕎原「ほの字の里温泉」でビールとおでん→岸和田下松「ひろちゃん」でトマト三種、天然椎茸、本しめじ、甘唐辛子(万願寺唐辛子)、ししゃも炙り購入し東京に発送→昼、大正地区南泉尾「凡愚」で笹寿司、太切り、手挽き細切り、鴨汁、御酒→万博公園・民族博物館見物→太陽の塔見物→夕方大阪発→カツカレー→うな丼→途中仮眠→午前2時過ぎ帰宅→荷解き→ミックスナッツ、カリカリダブルチーズ、ビール

2008年03月14日

満行!

いや、別に私が行をしていたわけではないが、修二会最終日の昨夜は、昨年の轍を踏まずに泥酔せず、二月堂の舞台に10本の大松明が並ぶお松明から、最後の達陀まで、そしてちょっと休憩してから、涅槃講と咒師作法をお堂の外から覗き見て、惣神所と満行下堂のあとをついて回り、ようやく満行の様子までを見物することができた。

連行衆の表情が、行が終わりに向うにつれ次第に晴れやかで穏やかになっていくのを眺めていると、ただ見ているだけの私も、なんだか無駄になにかを達成したような心持になってくるから不思議だ(というかバカだ)。

で、なら来年は初日から二週間、宿坊に泊めてもらって見学するか? というような話になりつつ、これでしばらく奈良をあとにする。

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このあとは、今日吉野に寄ってから岸和田入りし、明日は大阪の万博公園を見学して、深夜東京に戻る予定。

2008年03月13日

奈良の蕎麦屋。

奈良二日目は、午前中宿の窓から宿の駐車場を眺めながら仕事。

で、午後も宿の窓から宿の駐車場を眺めながら仕事の模様だったので、せめてもの贅沢をと、蕎麦屋の玄を思い出し予約。幸いにも、宿から歩って10分。

全国的に有名な蕎麦屋なので詳しいことは書かないが、今西家書院の離れを利用したという蕎麦屋で、今西家の書院とはと書き始めるとこれもきりがないので割愛するが、蕎麦屋分類でいえば(Moodi師匠提唱の)「こだわり(翁達磨)系」に該当するのかな?

なんだかよくわからない路地のどんづまりにある暖簾をくぐり(写真左)、大変静かで陰影に富んだ室内で(写真中)、端正な坪庭(写真右)を眺めながら蕎麦を手繰る至福のひととき。

まずは春鹿のかすみ酒を、田舎蕎麦に塩を振りかけたので一杯(これ最近のはやりなの?)。あと、いい塩梅のうま味が楽しいとうふようと、あまり甘くなくて粒が粗く香ばしい蕎麦味噌でもう一杯。

そして、喉に入ると儚く消えていく感じがたまらないせいろと、滋味に溢れた蕎麦湯で、昼酒の〆。ああ。

ひとりで昼から4~5千円飲み喰いして、腹に何もたまらないという感じも素敵である。

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贅沢ついでに、ちょっと本も読みたかったので、玄から聖ラファエル教会を抜けて奈良ホテルに上り、ティーラウンジでダージリンのセカンドフラッシュをいただく。

わはは、こういう文章は大嫌いなのだが、贅沢しているっぽいので書いてみた。

さて、駐車場を眺めながら仕事だ。仕事は、始末書(不具合報告書)のまとめ。いきなり楽しくないなー。

2008年03月12日

奈良

朝早くに東京を発ち、昼前に奈良着。昨年に引き続き、東大寺二月堂修二会の見物である。

今回はクルマで出かけてみたが、それなりに疲れた。奈良にクルマでは初めてだが、まあ意外に迷いはしなかった。

で、取るものもの取り敢えず、興福寺の阿修羅に会いに行き(迦楼羅は残念ながらお休みのローテーションに入っていた)、それから二月堂にお参りして数取懺悔の様子を外から伺い、三月堂で不空羂索観音を拝んで、四月堂も見物。今日はラッキーなことに、たまたま御本尊の、象に乗った普賢菩薩が御開帳されていた。今朝、お坊さんが拝みに来たのでそのまま御開帳していたらしい。巳年(私の生まれ年)の守り本尊だしな。

という話を堂守の人としていたら、なんかうまいこと絵ハガキを買わされた。

それから大仏殿→戒壇堂と見物し、やはり戒壇堂の広目天はかっこいいなあと嘆息しつつ、宿に入る。猿沢池近くのビジネスホテル(サンルート)だが、奈良町も近くスタンド千ぐさも5分くらい。なかなかよいロケーションである。

さてこれから、夜の行の見物に備えて仮眠。

写真は、奈良公園の鹿と大仏様。

奈良一口情報)
#そういや、件のマスコットは奈良の街中では見かけなかったなあ。

#和菓子の香寿軒の良弁椿の形をしたお菓子を楽しみにしていたのだが(この時期しか作らない)、なにかトラブルがあったそうで、今年は売らないそうだ。残念。(のちに、香寿軒は奈良ネイティブではなく、良弁椿は奈良の老舗和菓子屋(萬々堂)などでも購えるとの由判明)

2008年03月10日

土岐麻子「TALKIN' extra」

渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて。

歌の感想は、前回の日記(2008年1月24日)を参照(ほぼ同じ感慨なので)。今回は東京スカパラダイスオーケストラ/Sembelloより沖祐市がキーボードで参加したので、その結果どうなったかを中心にまとめてみたい(へっぽこ記事口調になっちゃった)。

さて、セットリストの01~05までは、前回のバンド+キーボードのみ沖。

06で東京中低域/Sembelloほかの田中邦和が入って、07でドラム、ベース、ギターが抜けて、10までSembelloセッション。

07はSembelloのみでスカパラのカバー(Sembelloは「Kairos」で採り上げている)、09は阿川泰子版の「Skindo-le-le」。

11で田中邦和が抜けて、16で再び登場。

という流れで、前半は沖は割ときっちり譜面仕事をこなしているなあという感じもあったが、Sembello登場以降は、曲中の肝になるところで腕を振ったり飛び跳ねたり体全体でアクセントを表現したりと、結構バンドを引っ張っていたように思う。

スカパラのライブでは、メンバー皆動いているのでそう強く感じたことはないが、あのアクションも「沖祐市のプレイ」の重要な要素なのだなあと思った。もちろん、身体を動かせばよいということではなく、沖のあの動き(そして表情)だからこそ、音楽にいい影響を与えるのだろうと思う。

14辺りのピアノソロで沖節が堪能できたのもうれしい。

ドラムやベースのグルーヴも、この前観たときよりいい感じになっていたと思った。前回感じたような、演奏への不満はほぼなし。

なんて書くと、レギュラーのキーボードの人に申し訳ないけれど、そこはそれ、格の違いは仕方がないことだし、一ファンとして期待しているチームなので、今回のセッションからいい影響を受けてくれたらいいなあと思った。

なお、田中邦和がバンドに参加した06と16などは、テナーサックスのオブリガードがいい塩梅に歌唱と演奏の表情に深みと色彩と強弱を与えていて、もう少し多くの曲にも参加して欲しいと思ったものだ。今後もライブ時は、誰かリード楽器が加わるとよいと思う。

▼セットリスト
01 モンスターを飼い馴らせ*1
02 HOO-OON*1
03 COME ON A MY HOUSE*1
04 ロマンチック*2
05 MY SUNNY RAINY*1
06 Human Nature*4

07 Raise it All(Sembelloのみ)
08 Singin' in the Rain*4
09 Skindo-le-le
10 Tea for Two*3

11 ファンタジア*1
12 眠れる森のただの人*1
13 青空のかけら*1
14 Take Me Out To The Ballgame*5
15 サーファー・ガール*1
16 WALK ON*1
-アンコール
17 September*6

各収録アルバム
*1 TALKIN'
*2 Debut
*3 STANDARDS gift
*4 STANDARDS on the sofa
*5 WEEKEND SHUFFLE
*6 STANDARDS

2008年03月06日

三月大歌舞伎

ちょっと昼飯喰ってくると仕事場を抜け出し、さぼりの幕見で「廓文章」だけ見物。

まあ、特に感想たくさん書くような芝居ではないが(最後取って付けたように若旦那の勘当が解けて夕霧身請けの金まで届くというところは好きだが)、仁左衛門演じる勘当された若旦那・伊左衛門のバカっぷり、拗ねっぷりがなかなか楽しかった。先代のはぜんぜん知らないが、どうだったんでしょうか。素晴らしかったという話は聞くが。

で、福助の夕霧をたっぷり(といっても15分くらいだが)堪能。今日はなんか色っぽかったなー。でも調子が出てくるのは、もう少しあとかな?

ちなみに夜の部の「娘道成寺」は、評判よいそうだ(藤十郎喜寿記念)。夜は、余裕あったらちゃんと観てもいい気がしてきた。(結局観られなかった)

2008年03月04日

そして消化不良と寝不足

抜け殻になりつつもバカラック余熱は続いていて、下記のようなものが続々届く日々。

DVD
明日に向かって撃て
アルフィー
何かいいことないか子猫チャン

アナログ盤
What's New Pussycat?サントラ

映画パンフレット
幸せはパリで

いや、映画パンフからは音楽は流れて来ないのだがなー。「幸せはパリで」のサントラも見つけたのだが買いそびれた。

あとこれから以下の本とCDとDVDが届く予定。


バカラック ルグラン ジョビン愛すべき

CD
60 Greatest Hit Songs(Burt Bacharach)
Burt Bacharach & Hal David Songbook(Various)
Readymade Hall Of Fameレディメイド, バカラックを讃える(Various)
Magic Moments -Classic Songs of Burt Bacharach(Burt Bacharach)
Painted From Memory -Tour Edition(Elvis Costello / Burt Bacharach)
Gold(Burt Bacharach)
Casino Royale(サントラ)
Futures(Burt Bacharach)
Secret Life Of Harpers Bizarre(Harpers Bizarre)
Here I Am -Isley Meets Bacharach(Ronald Isley / Burt Bacharach)
Sings The Bacharach & David Songbook(Dionne Warwick)

DVD
カジノ ロワイヤル

ああ、支払いが。そして届いたら消化不良と寝不足だ。

そういえば、少し関連するが、今月の「リズム&ドラムマガジン」でカレン・カーペンターの特集やってて、無性にカーペンターズ(とカレンのドラム・プレイ)が聴きたくなってもいる昨今であった。

抜け殻

2/29~3/2の三日間、すごい久し振りに芸術活動(笑)をしたので、週が明けてもなんだか抜け殻のような状態。

いや、その三日間、普段使わない神経を使った所為か妙に腹が減り、一日五食くらい喰ってたので(しかもハンバーガーだのカレーライスだのオムライスだのコロッケだのラーメンだのを)、体力的には問題ないのだが。

さてイベントは、かなりの盛況で、歌のライブ二回、(自称)浄瑠璃四回の公演計六回は、いずれも連日立ち見が出るくらいであった。カフェ形式ということで、飲食物が充実していた所為もあろう。ありがたい。

ご来場のみなさん、ありがとうございました。

どちらかというと、今回は主催者のイタチョコシステム・ラショウ氏のファン・イベントという趣もあったのだが、今後はもう少し一般性を持たせた内容にシフトしつつ継続して行くと面白いかな、と思った。今回関わったメンバーの中にも、そんな雰囲気が芽生えつつあるようである。コメディア・デラルテと浄瑠璃など日本の伝統芸能のいい具合に適当かつ妙なる融合が起こるかもしれない? ほんとか。

マスクド・シャンソンのほうは、男と別れた女が男の飼っていた猫を鞄に詰めてバスで去って行く、その猫が次第になついてくる、という情景を若干の狂気を伴って歌う「私の猫になる」など、いずれも変な歌だが名曲も多いので、これもやはり継続すればだが、結構いいかもしらん。

そうか、今度ラショウ氏に、私が自宅に飾るためのイラストを発注しようと考えているのだが、そこに「継続は力なり」とか書いてもらおう(笑)。

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