« 2008年05月 | メイン | 2008年07月 »

2008年06月17日

NIIDA SESSION dandies WITH madam

高円寺次郎吉にて。

RCサクセションなどの活動で知られるドラマー新井田耕造のリーダーセッションで、ベースにバカボン鈴木、ピアノ(およびピアニカ)に吉森信、そしてゲストとしてギター/ボーカルに長見順というメンツ。

まずは長見除く3人で、新井田耕造のオリジナルを二曲。一曲目は8ビート、二曲目は6/8の、60〜70年代っぽいジャズ(フュージョンがかった)風味の曲で、キメ部分がやたら難しい。二曲終わったところでバカボン鈴木が(もちろん完璧に演奏しているのに)「新井田さんの曲は難しいっすよ」とぽつりと漏らしたのが可笑しかった。

で、三曲目からマダム・ギターこと長見順登場。明らかにすでに酔っ払ってるぞ。それともそう見えるキャラクターか(開口一番、酒呑んで来たといっていたが)。なんだかよくわからないMCを挟みつつ、立て続けに自分の曲を5曲演ったが、先日観たソロと違い、これだけ豪華かつ堅牢なバックが支えているだけあって、「理論を超越したギタープレイ」が炸裂していた。気持ちいい。

そこでそう弾くかー、というところでとつぜん気持ちのよい音を入れたりするのだが、男の私がそう思うのは女性の生理でギターを弾いているからなのか、ともふと思った。ふと思っただけで、しかし真相はわからないが、カッコいいことは確かだ。

休憩挟んで後半はバカボン鈴木の持って来たカバー二曲で開始。さっき「新井田さんの曲は難しい」と言っていたクセに、Joe Beckの「Cafe Black Rose」などさらに難しい曲を持って来ていた。さすがだ。

続いて吉森信のオリジナルを二曲、6/8のバラードっぽいのと2ビートのヨーロッパっぽいの(適当な紹介ですみませんが、これもよかった)を演って、それから長見順ナンバーを(アンコール入れて)5曲。特に「クーチークー」が生で聴けたのが嬉しい。

セッションらしく、ミスや入り損ねなどの破綻もあったが、それもまたカッコよかったりその少し先の演奏への期待につながったりして、大変幸福な気持ちにさせてもらえるライブだった。新井田、バカボン、吉森というトリオも、それぞれのバックグラウンドの交わらない部分を敢えて交差させたような(←ちょっと言い過ぎているけど)緊張感がある一方で、心地よいリラックス感もあって、で、そこに長見順が加わるという、長々と書いた割にはちょっと言葉では言い表せない味わいを味わえた。

ところで次郎吉では、7月の終わりに「バカボン鈴木2Days」という催しがあって、これのメンバーがまたすごい。

---
30日(水)sclap + 仙波清彦
白井良明g,vo バカボン鈴木b 鶴谷智生dr 仙波清彦perc
31日(木)バカボン鈴木セッション
本田雅人sax 窪田晴男g ヤヒロトモヒロperc バカボン鈴木b
鶴谷智生dr 笹路正徳key
---
(そういえば今日、仙波清彦が見物に来ていたな)

こういうセッションものを追いかけ始めると、またキリがないのだがなー。二日とも行きたいものだ。

---

以下、この日のセットリスト。

01 曲名不詳(新井田耕造オリジナル)
02 曲名不詳(新井田耕造オリジナル)
03 パパさん
04 ピクニック
05 半袖着たり長袖着たり
06 ニッポン人のベッシーちゃん
07 夏に生まれた夏子さん
(休憩)
08 Ode To Billy Joe(バカボン鈴木カバー)
09 Cafe Black Rose(バカボン鈴木カバー)
10 曲名不詳(吉森信オリジナル)
11 曲名不詳(吉森信オリジナル)
12 バーサス
13 クーチークー
14 加藤さんのテーマ
15 愛は素敵なため息さ
(アンコール)
16 真昼の平日の衝撃的巨大クアハウス

※()付き以外は長見順の曲。

2008年06月11日

ザ・マジックアワー

三谷幸喜監督作品。

オールセットのウソ臭い街並みはOKと思うものの、導入部などではいろいろ文句を言いたくなるが、そういう微妙な不満感を佐藤浩市の間抜けさ加減が見事に粉砕する映画、という感じであった。

個人的には「THE有頂天ホテル」と比べるとどっちが好きか微妙なところなのだが(今のところ)、まあ、面白うございました。オススメはできる。

あいかわらずTVを中心としたキャンペーンはくどいし逆に観る気なくすが、まあでも、TVであらかた内容知っている気になって観ても面白いところはすごいとは思う。また、前作の伊東四朗もそうだったが、今作の役者の起用の仕方もよい。 今回はフジTVのアナウンサーとか出てなかったのもよかった。

これ以上はこれから観る人の興を殺ぐかもしれないので控えるが、これはTVなどでも公にされていたからよいだろう。ホテルの女主人役の戸田恵子は出てくる度に髪型やメイクをがらっと変えるのだが、ホクロの位置まで変わるのには注目したい(私は注目し忘れた)。

2008年06月08日

Otto e Mezzo

日本初DVD化だそうで。ビデオは持っているので年に2~3回は観るのだが、また改めてじっくり鑑賞。

今回のパッケージは、まあ割と豪華な感じを狙ったのだろうか、映画タイトルロゴ箔押しの白い紙箱パッケージで、32ページのディスクサイズのブックレットと撮影風景のフォト・カードが付属。

あと、ボーナスディスクが一枚付属しているのだが、この中に収められた予告編映像が、かのラストシーンを何倍も濃くしたような塩梅ですごくよい。この映画好きで未見なら必見と思う。この予告編だけで泣く。

で、ボーナスディスクには、この予告編を撮ったがためにボツになった幻のラストシーン(登場人物全員が白い服を着て列車に乗ってどこかに向かって行く)についてのすこぶる抽象的なドキュメンタリーも収録されているのだが、インタビューを受けている関係者のほとんどがそのラストシーンについて明確に覚えていないという、大変面白いドキュメンタリーであった。

そこで使われている撮影風景の記録写真が大層面白く、また年老いたクラウディア・カルディナーレが衝撃的にカッコよかったのと(アヌーク・エーメはなんか普通のおばちゃんだった)、あと、マニアックなところに話題を振るならば、このドキュメンタリーのBGMのドラムパターンがGiulietta Machineの「Mingo」に似ていたところなどもなかなか楽しかった。

それにしても、確か高校生のときに初めて観て興奮を覚えた映画だが、そのとき私はいったい何を理解したのだろうか。繰り返し観る度に謎だ。そして、主人公のグイド(マルチェロ)は43歳という設定だから、私もようやく同い歳になったわけだが、今となってはグイドよりもメザボッタに感情移入してしまうのも、なかなか可笑しいものではある。

字幕は新訳で、まあ悪くはなかったけど、やはり「鉄道ホテル」より「駅前ホテル」のほうが気分かなー。

2008年06月06日

史上最笑の2人会

練馬文化センター小ホールにて。昔昔亭桃太郎の二人会シリーズ第三弾で、今回は立川藤志楼(高田文)がゲスト。

ちなみに前二回は見物していないが、一回目のゲストが春風亭昇太で、二回目が立川志の輔だったそうだ。行けばよかった。

そして次の四回目は、笑福亭鶴瓶がゲスト。これは当日会場でチケット売ってたので、さっさと購入。

で、前座、二つ目に続き(両方とも寝てしまったが、あとで録音聴いたら慎太郎は結構面白かったなー)、高田先生登場。高座に上がるや開口一番「暖簾にあぐらをかいた吉兆の婆あです」と挨拶し爆笑を取って、他の落語家をネタにしたマクラで客席を沸かしてから、今日は春風亭の会だから、と、昇太作の「力士の春」を意外にきっちり演った。もちろん、主人公の名前や登場人物、小ネタ、ディテイルを今の話題で構成していて、さすがである。鳥居みゆきなどもネタに取り入れていた。いやー面白かった。

個人的には、「内館君、君は女の子なんだから、その顔をなんとかしなさい」というくだりが、実も蓋もないが笑った(相撲の英才教育を受けている小学生が主人公という相撲ネタだけに、やくみつるや内館牧子が、主人公の小学校のクラスメートという役どころで登場する)。

仲入り後のトークショーは、桃太郎の話がどんどん飛ぶは何言いたいかよくわからないはで会話が噛み合ず、これも爆笑。この人の味わいは、他に類を見ないなあ。

で、一度引っ込んでから桃太郎再登場。いつもの湯飲みと山口組ネタのマクラのあと(あと野球解説者のネタが可笑しかった)、たっぷりと「春雨宿」。間の取り方など、ほんとこの人にしかできない呼吸だ。女中さんの訛りを演るところの面白さは、この間だからこそと思う。

せっかくなので、短い話でいいから高田先生、桃太郎にもう一席ずつ演って欲しかったが(欲をいえば)、そうはいってもお腹いっぱいの会であった。満足。

以下、この日の演目。

春風亭昇々・・・・・・雑俳
昔昔亭慎太郎・・・・・壷算
立川藤志楼・・・・・・力士の春
(仲入り)
立川藤志楼、昔昔亭桃太郎
・・・・・・・・・・・トークショー
昔昔亭桃太郎・・・・・春雨宿

Calendar

2014年06月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30