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2008年11月21日

Booker T. & The MG's in Blue Note Tokyo

いやいやいやいや、あー、もう。

あまりに楽し過ぎて、却って書くことがないな。敢えて書こうとすると、昨夜のライブの話ではなく、Booker T. & The MG's全体の話になってしまう。

そんな人たちのライブ(MG'sとしては初来日!)を観られたのは、やはり幸せであった。特に「Hang 'Em High」の「ダ・・ダ・・ダ・|・・ダ・・ダ・・」のところが、もう可笑しくて可笑しくて身体がぐいぐい動いてしまうのは、ライブならではであった。

それと、「Green Onion」は音源よりテンポが速くてカッコよかったな。

忌野清志郎も、初日に続きゲスト参加。「In The Midnight Hour」をちゃんと、「Soul Man」を独自の感じで唄う。初日に出たと聞いていたので、まさか二日めもとは思わなかった。ということは、毎日出るのかな?

あ、ひとつだけ、ドラムのスティーブ・ポッツはアル・ジャクソンの親戚とのことだが、なんというか、すごい善良な感じのドラム・プレイだった。多分観た人でないとイメージしにくいと思うが、そう思ったことは忘れたくないので、備忘として書いておく。

以下のセットリストは、「SOUL SEARCHIN' DIARY」(http://www.soulsearchin.com/soul-diary/little_diary.cgi)から流用。左記にあったのは初日のセットリストで(昨日昼間に見たのと変わっているので、修正したようだ)、昨夜に関しては03~04の記憶がちょっと怪しいが(酔ってたしね)、まあ多分合ってると思う。

01 Mo Greens
02 Melting Pot
03 Booker Loo
04 Soul Dressing
05 Soul Limbo
06 Summertime
07 Hip Hug-Her
08 Green Onion
09 Hang 'Em High
10 In The Midnight Hour
11 Soul Man
12 Time Is Tight
アンコール
Double Or Nothing

2008年11月20日

史上最笑の2人会

11月20日。練馬文化センター小ホールにて。

昔昔亭桃太郎の二人会シリーズ第四弾で、今回は笑福亭鶴瓶がゲスト。

昇々と桃之助は、ちょっと辛かった(ので寝た)。昇々は前回も出てたな。「たらちね」でそんなに思い詰めなくてもなあ。

最近寄席に行ってなかったのだが、麻生太郎のバカ振りがマクラとかで語られているのを聴きたいなあと思ってたら、桃太郎があの、ボケ味があるのに切っ先鋭く実も蓋もない語り口で語ってくれたので嬉しい。「ぜんざい公社」(お役所が公社を作ってぜんざいを売り始め、それを注文して口にするまでのバカバカしいお役所対応の紆余曲折)本編も、役人とお客のどちらも自在にボケたり突っ込んだりする妙味はこの人ならではだなあ。謎の歌「きゅっきゅっきゅー、きゅっきゅっきゅー」「ブンガチャカ、ブンガチャカ」も聴けた。

トークショーは、いつもに輪をかけて、ゲスト(鶴瓶)がホストでホスト(桃太郎)がゲストみたいな感じで、今回は桃太郎の御内儀まで登場したので、変な「おもろい夫婦」「新婚さんいらっしゃい」(新婚ではないけど)みたいな展開でとても可笑しい。

鶴瓶「青木先生」は、高校時代の思い出話をベースに、当時の老先生をクラスみんなでからかって興奮させて入れ歯の隙間から「ピー」という音が漏れるのを楽しむ、というだけの噺だが、いたずらひとつひとつの起伏や展開の妙味で大変楽しく聴かせてもらった。最後の授業のシーンでちょっと泣かせが入る感じがもう少し深いと、落ちの「ピー」が活きたかな。いやわからないけど。

しかし、桃太郎と組むと、鶴瓶でさえもちゃんとした社会人に見えるなあ。

以下、この日の演目。

春風亭昇々・・・・・・たらちね
昔昔亭桃之助・・・・・熊の皮
昔昔亭桃太郎・・・・・ぜんざい公社
(仲入り)
笑福亭鶴瓶、昔昔亭桃太郎、桃太郎の御内儀
・・・・・・・・・・・トークショー
笑福亭鶴瓶・・・・・・青木先生

2008年11月18日

Sounds Like The Flirtations

昨日に引き続き。これは今年10月に出たディスク(国内盤も出てたのに今気が付いたショック)。

The Flirtatonsはアラバマ州出身の3人組コーラスグループだが、1968年に渡英。このアルバムは渡英直後の1969年リリースのもの。全12曲にボーナストラックが5曲(1968~71年のシングル音源)。

モータウンど真ん中みたいな音作りとコーラスワークは、新味があるわけではないはずなのに、なんだか新鮮で気持ちよい。ベースラインとドラムがちょっと微妙にサイケっぽいのがミソかな。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/2789900
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1870007&GOODS_SORT_CD=101
http://diskunion.net/portal/ct/detail/54C080910708

ちなみに「flirtation」とは、「戯れの恋」とか「浮気」という意味。

↓「Nothing But A Heartache」

2008年11月17日

Shades Of Mitty Collier: The Chess Singles 1961-1968

なんてCDが出ていた(今年の夏リリースだったようだ)。

なんにも考えずに買ったところ「
I Had A Talk With My Man Last Night」など既知の歌はもちろん、それ以外もすべて、歌唱もサウンドも図太いのとセンチメンタルなのが絶妙なブレンドの塩梅だったし、買ってから調べたら1999年に出たCDが買い逃したまま廃盤だったので嬉しい。

68年までチェスで活動したのち、Peachtreeというレーベルで何曲か吹き込んだ(これはコンピレーション盤を慌てて注文中)あとはずっと教会でのゴスペル活動・宣教活動に専ら従事しているそうだし、この頃の音源聴けるのがこのCDだけみたいなので、ご紹介する次第。逆編年体みたいな編集が、なんか妙だったけど。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/2735688
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1835149&GOODS_SORT_CD=101
http://diskunion.net/black/ct/detail/54C080512701

記念に動画など。

2008年11月14日

マダムギター長見順於渋谷クラブ・クアトロ

新譜「ギターマダム」発売記念ライブ。

ライブ楽しみながら、ビールをチェイサーに日本酒、ウィスキーのロックをチェイサーにウィスキーのロックでちょっとベロベロになりつつ、ご祝儀と思いTシャツ2枚と長見順の別バンド(筆おろし)のCDを買って、帰りに長見順ゆかりの方々と呑んで帰宅(タクシー代すみません)。

長見順が登場直後いきなり、石川浩司とビニールのサッカーボールでバレーボールの真似事をしてギターのネックを折る(ギターをひとつも弾いてないのに)というなんだかよくわからない(でしょう)ハプニングから始まり、どうなることかとはらはらしながら進んで行くステージが、大変ブルースっぽくて楽しかった。

バックメンバーは、ロケットマツ(P)、辰巳光英(Tp)、かわいしのぶ(B)、岡地曙裕(Dr)、片山広明(TS)、石川浩司(Per。ex.たま) 、KOTEZ(Vo、ブルースハープ)、 グレイス(Dr、コーラス)、 梅津和時 (AS他)、 ハナレグミ(G、Vo)と、荻野淳(トロンボーン)と豪華。いや、豪華と一言で片付けるにはバランスの悪い、過剰な感じが、またブルースか。そうか。

前に観たような、吉祥寺や高円寺や下北沢のライブハウスの小編成のステージのほうが彼女の音楽のスケールには合っているようにも思ったが(今日もピアノトリオと長見順や、長見順のピアノ弾き語りの曲が印象的だった)、まあでも終わってみれば、レコ発というお祭りだし、ハレのライブだからか、長見順も一部、二部、アンコールと三回もお色直ししてたし、かわいしのぶもいつもよりおめかし?してたし、ステージも客席も、みんな幸せそうな感じであった。私も無事帰宅した今現在、幸せだ。

ライブ観ながら、またライブ後呑みながら、ほかにもなんか思い付いたが、それ書いているより、できれば朝までこのライブやっててほしかったという気持ちがまだ強い、よいライブだった。最初はどうなることかと、ほんとはらはらしたが、今となっては、まだもし演っているなら(演ってないと思うけど)、これからまた渋谷に出かけてもいいくらいだ。

その他、思い出したら、明朝以降に追補。

あ、曲は新譜中心で、その他は「ニッポン人のベッシーちゃん」「加藤さんのテーマ」「真昼の平日の衝撃的巨大クアハウス」「奇妙な隣人」など。ほかにハナレグミの曲(かえるなんとか)と、あと英語のブルース(曲名不明)。レコ発だからまああれだが、このホーン・セクションが入ったところで「クーチークー」が聴けたらいうことなかったな。

2008年11月13日

大琳派展/ハンマースホイ展

芸術の秋っぽくてなんですが、「大琳派展」(東京国立博物館・平成館)と「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」(国立西洋美術館)をはしごしてきた。

「大琳派展」は、「風神雷神図屏風」の揃い踏み(俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一)はもちろん見所だが(会場入って割とすぐに登場)、光琳・乾山の「銹絵布袋図角皿」「銹絵鶴図角皿」も実物見られてうれしい。

あと、鈴木其一の「夏秋渓流図屏風」の川の描写、夏と秋の同居具合、各モチーフのバランスなどにクラクラする。これは第二会場のほぼどん詰まりに登場する作品だが、行かれる方はお見逃しなく。ああでも、今週の日曜日(16日)で終わりだ。

http://www.rinpa2008.jp/

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ハンマースホイはデンマークの画家(1864~1916)で、現物初めて観た。

一見写真のような絵画だが、黒衣の女(妹や妻)の、しかも後姿ばかり(正面もあるけれど)、そしてがらんとした部屋の中の開け放たれた扉の向こうにさらに開け放たれた扉が見えるという構図、家具などの影の妙な角度の按配、現実にはないはずの不安定さを湛えた、超現実と現実の微妙な敷居の上でゆらゆらしているような画風で、これもクラクラ物件であった。一部の絵が少しゆがんでいるのは、絵をパネルに張る際にキャンバスを無理に引っ張ったからとのことだが、それすら技法ではないのかと思えるような画風である。

同じデンマークで同時代に活動していたカール・ホルスーウとピーダ・イルステズの、同じようなアプローチの作品も展示してあるので、ハンマースホイの特異性がよく理解できるのも面白かったな。

こちらは12月7日まで。おすすめ。

http://www.shizukanaheya.com/

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