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国宝阿修羅展

阿修羅は長旅に疲れてだれていた、ということはなく、他の八部衆とは別室に、すくっと凛々しく立っておられた。

ここのところ、年に一回は興福寺の国宝館で拝んでいるが、こうして特別な展開で拝むと、なんだか普段中央線沿いのライブハウスで観ているミュージシャンが少しおめかしして渋谷クアトロとかに出演しているのを観ているようであった。

それはさておき、周囲をぐるりと観て回れるのは、やはり楽しい。正面の顔と同様、左右の顔も眺める角度のちょっとした違いで表情が違うし、この阿修羅空間は、際限なく阿修羅像の周りをぐるぐる回っていてしまいそうで、深い。

他の八部衆と一緒に並べず、離しての展示はどうなのかなあ、と一瞬疑問は感じたが、人の動き、警備、展示効果諸々を考えると、これが最良の着地点だったのだなと思う。

ちなみに、第二展示の八部衆像・十大弟子像辺りからはちょうどいいような気がするし、闇に浮かぶかのような阿修羅像のライティングは美しかったが(この辺も興福寺国宝館では味わえないところ)、第一展示(興福寺中金堂の鎮壇具などを展示)に入った直後の照明の暗さは、黒っぽい服装の人など闇に溶けるほどで、くらくらする。まあいろいろ検討しての照度なのだろうが、ちょっと不思議だった。

あと詳しくは、↓

http://www.asahi.com/ashura/index.html

6/7まで。阿修羅像見物だけでも、こうした展示は滅多にない機会なので、ぜひどうぞ。阿修羅に次いで人気が高い?迦楼羅はじめとする八部衆像と十大弟子像も、ガラスケースの保護なく生(というのか?)で拝むことができます(ただし、鳩槃荼像、畢婆迦羅像、羅喉羅像は4/19で展示終了。また破損の激しい五部浄像はガラスケース入り)。

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