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2010年01月27日

田内万里夫mario mandara paint、高岡大祐tuba、山本達久ds

1/27、下高井戸JazzKeirinにて。

JazzKeirinは、ジャズ好きと競輪好きが集まる(そのまんまだ)讃岐うどん屋。店主とは旧知だが、数年顔出してなかったし、うどん屋でライブというのもどんなものだろうと思い、久々に伺ってみた。

ベルギーから昨日帰国したばかりだという高岡大祐の会場着が少し遅れていたので、うどん啜りながら待つ。

広くない店内は、なんだか異様なグルーブ感が渦巻いていた。私より先に家族連れが来てて、その子供たちが静かに興奮気味だったり、店主と店員がうどんやうどんに乗せる天ぷらの仕込みに大わらわだったり、注文の確認を繰り返したり、その合間にライブを観にきたのではない競輪ファンが勝手にビール呑んだり、といった事々の波のようなものが重なって渦ができていく様は、ライブハウスなど音楽用の店では得られない雰囲気で、面白い。

開演予定の7時をちょっと過ぎてから、高岡大祐到着。ちょっときこしめされてから、おもむろに「始めます」と演奏が始まった。

この日の高岡大祐と山本達久の演奏については、丸一時間のインプロ・セッションだったこともあり、言葉で説明するのは、まあ無理だ。一定以上のテンションが保たれた状態での、チューバ(低音楽器)とドラムキット(打楽器)による予想外に極彩色の演奏、とはいうことができるが、それでは何も伝わるまい。

伝わるまいが、気持ちと身体がぐいぐい動いてしまうような演奏だったことは、書いておこう。理解したかどうかは別にして、確実になにかが、強力に伝わってきた。チューバにもドラムにも、心地よい“歌”を感じた。至福の一時間であった。

田内万里夫は、演奏中に高岡大祐のチューバケースに、マリオ・マンダラをライブペインティング。黒地のケースに白のマーカーペン(だったかな?)のみで線画による独特のマンダラを描くのだが、これも不思議と色彩を感じさせる描画。この人の絵、きっちり描かれたものは狭い家に飾るにはきつそうだが、この日のようにラフに描いていった作品なら、一枚欲しい気がする。

http://www.jazzkeirin.com/
http://www.sukimaweb.com/mario-mandala/
http://www.dareyanen.com/takaoka/
http://www.myspace.com/takaokadaysuke
http://free-archive.main.jp/tyamamoto.html

2010年01月20日

新宿末廣亭正月二之席昼〜夜

千秋楽1月20日の、昼中入り後から見物。ああお正月も終わってしまった。

-この日は小円歌よりも小菊のほうが切れがよかった気がした。

-圓歌「天皇〜」は、大した話ではないのにただただ可笑しくていいな。

-ようやく襲名した当代猫八は、若干元気よ過ぎで耳にうるさい。もう少し枯れたらよいかと思う。

-さん喬の、末廣亭の設備を案内するだけの漫談が、妙に可笑しかった。

-ガーコンはさらにパワフル。あと10年はできる、には、真面目に期待したい。

-圓蔵の「猫金」は、途中からグダグダになってすでに出演しているはずの棟梁を再度呼びにやらせたり。その辺も含めて、可笑しくて嬉しい。

-正月ながら一朝「唖の釣り」小袁治「胸肋鼠」と、若干陰のある噺が続いたのが面白かった。

- 小三治「かんしゃく」は、昔のいい日本映画の味わい。説教臭いところがあっても鼻にはつかず、目頭は熱くなるが妙な可笑しみがずっと漂っていて、とてもよい心持ちになる。


▼昼(中入り後から)
三遊亭若円歌・・・・・桃太郎
柳家小さん・・・・・・無精床
柳家花緑・・・・・・・気の長短
三遊亭小円歌・・・・・俗曲
三遊亭圓歌・・・・・・天皇陛下初めて落語で笑う
▼夜
柳家小んぶ・・・・・・子ほめ
春風亭一之輔・・・・・穴子でからぬけ
江戸家猫八・・・・・・物まね
柳谷はん治・・・・・・鯛
入船亭扇遊・・・・・・漫談、小咄
柳谷さん喬・・・・・・漫談(末廣亭案内)
古今亭志ん五・・・・・鰻屋
伊藤夢葉・・・・・・・奇術
三遊亭圓丈・・・・・・強情灸
柳家権太楼・・・・・・代書屋
昭和のいる・こいる・・漫才
川柳川柳・・・・・・・ガーコン
橘家圓蔵・・・・・・・猫と金魚
(中入り)
太神楽社中・・・・・・寿獅子
春風亭一朝・・・・・・唖の釣り
柳家小袁治・・・・・・胸肋鼠
古今亭志ん駒・・・・・漫談
柳家小菊・・・・・・・俗曲
柳家小三治・・・・・・かんしゃく

2010年01月12日

壽初春大歌舞伎

1/12夜の部、歌舞伎座にて。銀座に届け物ついでに切符売り場を覗いたら、三階Aの見やすそうな席が空いていたので。

-春の寿
雀右衛門翁体調不良のため、女帝を魁春が代演。雀右衛門今年卒寿か。休演は残念だし、心配でもあるが、この演目自体は、胸がすうっとする清々しく目出たい舞台であった。福助の花の姫が、もう。

-菅原伝授手習鑑(車引)
三階からだと花道見えないので、梅王丸(吉右衛門)の飛び六方は見られず。その所為ではないが(多少はあるか)、気を抜いて雰囲気だけ楽しんだ。

-京鹿子娘道成寺(道行より押戻しまで)
勘三郎の白拍子花子は、ぱっと見た目はちょっとごつい感じだが、踊り始めてからの見事さといったら。鈴太鼓や太鼓と撥を用いた際のリズム感のよさにも感動(初歩的な感想だなあ)。中村屋の正月らしい?お遊びもくだらなくてよいけど、マクドナルドがスポンサードしているのか?

- 夜話情浮名横櫛(木更津海岸見染の場、源氏店妾宅の場)
染五郎が部分部分で弱いというかはまってない感じが気になったが、お富のような役の福助は私が好きな福助なので、それだけでもう堪能。二幕目の番頭藤八の錦吾と、あと蝙蝠安の彌十郎の芝居が、場の展開にピリっと効いていてよかったな。

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この歌舞伎座を訪れる機会もないかもしれないと、地階から三階までぶらぶらし、歌舞伎座カレーも堪能。まあでも、まだ4月まであるから、行かないこともないか。

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同じ三階席に友人ご一行がいてびっくり。

2010年01月02日

新宿末廣亭正月初席第二部

あけましておめでとうございます。

1/2の第二部(14:30~17:30)を見物。

初席らしく挨拶代わりの漫談が多い中、春風亭昇太の紅白~NHKの大晦日番組をネタにした一席がものすごい破壊力。森某は、私も郷ひろみに似てて気持ち悪いな、くらいは思ったが、昇太にかかると木っ端微塵に粉砕。杜撰なのに妙に似てる物まねがまたメガトン級。詳細は書けないが、寄席の客層を考えるとすごい思いっきりが要るネタだろうし、それでいてそしてわずか二日前の番組をネタにあそこまで爆笑を取る瞬発力。ほんとすごかったなー。

続く小遊三の山梨~駅伝ネタ(山梨がなぜ関東か、等)は、まあいわゆる鉄板だろうし、楽しめた。

雷門助六は、噺はなんかぐだぐだな感じの面白さだったが、お客のリクエストに応じた格好で踊った「操り人形」が見事だった。リクエストした人ありがとうだ(このあと「This is It」観に行く予定だったのも、妙にグッドタイミングだった)。

中入り後は、米助の代演が圓雀で「狸賽」。で、主任の桂歌丸、本日は「鍋草履」と、割と珍しい(なのかな?)ネタでした。あーあとそうだ、神田紅の「マダム貞奴」でのオッペケペーはなかなかよかった。喉の調子が悪いとのことだったが。

ちなみに11日からの二之席は、これは暇見つけて昼夜通しだな。

http://www.suehirotei.com/01naka.html

以下、この日の演目。

前座二名・・・・・・・(お手洗い行ってて聴き逃した)
国分健一・・・・・・・漫談(石原裕次郎、小林旭、高倉健の物まね)
三遊亭遊喜・・・・・・漫談(酒井法子ネタ)
三遊亭遊雀・・・・・・漫談(身近なマネーロンダリング)
松旭斉八重子・・・・・奇術
神田紅・・・・・・・・講談(マダム貞奴)
三遊亭遊之助・・・・・浮世床
雷門助六・・・・・・・漫談(自分が歌丸に似ている話、とんとん落ち)と踊り(かっぽれで「あやつり人形」)
東京太、ゆめ子・・・・漫才
春風亭昇太・・・・・・漫談(紅白~NHK大晦日番組~初詣)
三遊亭小遊三・・・・・漫談(山梨~箱根駅伝)
(中入り)
桂歌若・・・・・・・・漫談(津軽弁、独身ネタ)
柳亭楽輔・・・・・・・漫談(英語版「ねずみ」など小咄)
Wモアモア・・・・・・漫才
桂歌春・・・・・・・・漫談(歌丸ネタ)
三遊亭圓雀・・・・・・狸賽
鏡味正二郎・・・・・・太神楽曲芸
桂歌丸・・・・・・・・鍋草履

付記)
「あやつり人形」(正しくは「あやつり踊り」か?)だが、Wikipediaでの記述によれば、「この芸は毎年9月上席新宿末廣亭の「吉例住吉踊り」で披露される」そうだ。一応期待しておこう。

あと参考までに。

http://home-9.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/11-9110.html?no_prefetch=1

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