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2013年04月30日

4月まとめ(21〜30日)

21日(日) 朝7時起床→風呂→『寄席手引』ジャンル30位くらいまで落ちていたのが、今朝見たら6位になっていた。また少し売れたか→午後ヨドバシカメラより新しいテレビ来る。搬入搬出のおじさんがひとりしか来ず、古いのの搬出を手伝ってくれと言われたが、購入時の話とちょっと違うな。まあ手伝うのは構わないが、こちらは運搬の素人なのだから、効率のより運び方を指導して欲しかった、というのが不満と言えば不満。あと、お年寄りだけの家庭だったらどうするつもりなんだろうとも思った(私もどんどん年寄りになっていくのである)。まあ、今後は購入時によくよく確認するしかないか→設置は大した作業ではないので自分でやった。液晶モニタ独特の描き変え時の遅延のようなもの(動いているモノの輪郭が一瞬ぼやける)への違和感は感じるが、前が古過ぎるテレビだったので、画面のはっきりした感じは今のところうれしい。よく耳にする「女優の肌の衰えが映し出されて云々」というのは、それはきれいだと思っていた人の衰えが明確になるだけの話だろうと思った。私は特に気にならなかった→DEATH画面を脱したので、記念に何か映画を見ようと思い、『永遠のモータウン』と『ドリームガールズ』を見た。まあ新しいテレビで見る意味はあまりないが、どちらも久々に見て泣いた。特に『モータウン』のほうの、ジョーン・オズボーンの『What Becomes Of Broken Hearted』と、チャカ・カーンとモンテル・ジョーダンの『Ain't No Mountain High Enough』→ケーブルテレビのチューナーとテレビの接続をどうするか検討の上、チューナーがD5未対応につきHDMIに決定。チューナーのほうではHDMIの音声非出力を設定できるそうだが、その場合アナログ出力されるのかは取説では不明(まあされるだろうが)。いろいろわかりにくい世の中になった→深夜も録画の『妻は、九の一』や『惡の華』見る。午前3時過ぎ就寝。
22日(月) 午前10時半起床。尾形は山梨一泊旅行に→ドライフルーツで軽い朝食→風呂、洗濯→風呂上がりにビール。今日は暖かくて気持ちがよい→『寄席手引』はまたジャンル20位に下落。ジャンルの上下に特に感慨はないが、記録まで→午睡→夕方ビーバートザンでHDMIケーブルとDVD-R買い、その足で魚ケンへ裏を返しに。いい店であることよ→一力で豆腐と油揚買って帰宅後、さっそくHDMIケーブルでチューナーとTVをつないでみたら、なるほど。目が慣れてないので移動カメラやパンなどは慣れるまで多少きついなあと思うこともあった→夜9時前就寝。今日はおそろしくなにもしなかった→夜中に一度目覚めたら、和田楽器閉店という話を目にする。明日確認する。
23日(火) 朝8時半起床→洗濯→老父のPC電話サポート。WindowsのActive Desktopって今さらながら謎→『寄席手引』ジャンル23位→風呂、風呂掃除→和田楽器見に行く。ビルの表札はガムテープで隠され、店内はもぬけの殻、ガラスはエアキャップで養生、閉店のお知らせなどの張り紙はなし。事情はわからず→魚真で蛤を買い、ピーコックで野菜を買ったのち、移転後のガラムマサラを初訪問→帰宅後Webで『音楽メディアってなんだ!?』という対談の映像を見たが、何年前の話題だこれ。ジャーナリズムという言葉の捉え方もおかしい。ナタリーの人は頭いいなと思ったが。もうひとりの人、どこかで見た名前だなと思ったら、かの「高菜、食べてしまったんですか!!!!????」の人か。顔と喋り方を知ってからその件思い出して思い浮かべると、けっこう可笑しい→風呂→尾形思ったより早めに帰宅→新TV記念に『ツィゴイネルワイゼン』見ながら呑んで寝る。夜10時頃。
24日(水) 朝5時半起床→『寄席手引』ジャンル25位→風呂→日がな一日ビデオ/DVD鑑賞。『Rockers』『陽炎座』『田舎の日曜日』『大当たり狸御殿』→甲州土産の白葡萄酒呑み過ぎて沈没。
25日(木) 二度寝して昼過ぎ起床。変な夢見た。夢の中とはいえ、酒呑んで酔い覚ましに散歩してたらいつの間にか熊本にいたりして疲れたが、面白かった→ナポリタンは適当に作ってもうまい→『寄席手引』ジャンル12位→夕方、ジャンル3位に→TVドラマの『家族ゲーム』見たが、話進めるために事件を起こすという感じで興ざめ。家庭教師役のジャニタレも得体の知れなさが薄く、力不足。これは見ないな→深夜1時過ぎ就寝。
26日(金) 朝8時頃起床→雑誌まとめたが間に合わず→朝食、風呂→『寄席手引』ジャンル10位→午睡(いや午前中)→昼過ぎ起床→すずらん通りリンファでお祝い物色→根津の新婚夫妻が遊びに来てくれたのでTOMOetVINで会食。ワインブッフェ開催中にて、ひとり1680円で赤白葡萄酒10種類を飲み放題。楽しい会食だった→ご希望によりさばのゆ覗くが店主おられず、時間も厳しかったので解散→深夜0時前後就寝。
27日(土) 午前9時過ぎ起床。軽い宿酔い→吉祥寺の二丁目SOZAIで弁当買い、老父宅訪問。ここの弁当やおむすびはうまいなあ→老父のPC関連は解決。足が急に痛み痺れたそうで心配。連休中にまた一度様子を見に行くことにする→帰り耳鼻科に寄る。症状の変化はなし。なんとかシロップが利尿作用を促す漢方薬に換わった→夜はTV見てうどん喰って終了。『世界ふしぎ発見』は穴だらけで、『35歳の高校生』は意味不明で、『惡の華』は面白くなってきた。午前1時頃就寝。『寄席手引』ジャンル20位。
28日(日) 朝8時起床→風呂、洗濯、朝食→SUKIYAKAリハ。小田急線の各駅がない時間帯だったり、乗り換え切符が買えなかったり、代々木駅の出口間違えたり、微妙につきのない感じで到着。ふと思いついてドラム椅子を高めにしたら、全身疲れ腰も痛くなった→なんとなく調子悪くなる。立ち食いの掻き揚げそばも汁を全部飲めなかった→dressにて、武田カオリ/田中邦和/tatsu。今回も素晴らしい→S女史の連れて来た某誌副編集長と私の大学のときの友人が、大学のゼミで先輩後輩だったり、また世間狭い物件→今日は酒呑めないと思ったが、だんだん復活。程々のところで帰宅。熱測ったら37.8度。どうりで。深夜1時過ぎ就寝。
29日(月) 午前10時起床。熱は下がった→南瓜のポタージュだけ飲んで風呂→午後、西桐さんと一緒に家を出て、池袋で別れ、我々は氷川きよし見物。氷川きよしは可愛い。35歳なのに、能年玲奈と同じくらい可愛いなあ。あと『あなたのブルース』がよかった→調子悪いまま帰宅。シャワー浴びて寝る。午前1時頃。
30日(火) また熱が出て、頭と首の付け根も妙に凝って痛いなど具合悪く、一日寝る。寝汗をたくさんかいたが、熱は寄るまで下がらず。熱高は大したことはないのだが。『寄席手引』は、またジャンル7位になっているのを見たような気がする。

2013年04月29日

氷川きよしコンサートツアー2013

於練馬文化センター大ホール

唄はうまいが、そんなにいろいろな手法を繰り出すわけでもなく、客層に応じたのだろうけど毒気もほとんどない。

ひたすら朗らかで可愛らしい氷川きよしなわけだが、アンコール含めて二時間弱のステージは、退屈する瞬間はほとんどなかったし、楽しかった。スターというのは大したものだなあと思った。

アンコールの『きよしのズンドコ節』では、ちょっと涙が出そうになったのも、不思議と言えばまあ不思議だ。

01 雪月花
02 桜
03 出発
04 三味線旅がらす
05 関東春雨傘
06 おやじの海
07 きよしのニッポン音頭
08 しぐれの港
09 逢いたくてオホーツク
10 残雪の町
11 あなたのブルース
12 一剣
13 箱根八里の半次郎
14 太井追っかけ音次郎
15 
16 
17 
18 虹色のバイヨン
19 ときめきのルンバ
20 情熱のマリアッチ
enc
21 マイラブ
22 きよしのソーラン節
23 きよしのズンドコ節

2013年04月28日

武田カオリ×田中邦和×tatsu

於渋谷dress

武田カオリ(vo)、田中邦和(sax)、tatsu(b)

※PAを担当

詳細はのちほど。

2013年04月20日

4月まとめ(11〜20日)

11日(木) 夜中に起きたので風呂に入り、タケノコすき焼きの残り(肉以外)で一杯→再び寝る→朝9時半起床。Amazon「Kindleストア > Kindle本 > エンターテイメント > 演劇・舞台」でまた2位になっていた(夜中の推移はなんだったんだ?)。「Kindleストア 有料タイトル 」は2417位。あと「本 > エンターテイメント > 演劇・舞台」が547位になっているが、本全体の中でだから、ひょっとして売れているのか?→何故か眠くて怠く、一日寝たり起きたり→出がけに激しく下ったが、下北沢へ→Bar Apolloにて、金管即興五重奏(有本羅人(tp)、北陽一郎(tp)、高橋保行(tb)、古池寿浩(tb)、高岡大祐(tu))を聴く。有本羅人のトランペットは、「金管楽器」という言葉が作る垣根をさりげなく乗り越えて行くような音色の変化の柔軟さと深さが魅力なのかな、と思った。あと久々に聴いた古池寿浩の発想の豊かさと表現力に驚く。その他いろいろあるが、詳しくは別投稿にて→腹の調子は悪かったが、結局有り金ほぼ全部呑んだ。豪徳寺まで小田急線に乗れるだけの小銭は残り、電車乗ってもまだ一円玉が残ったので、八幡様にお賽銭あげて歩いて帰る→午前2時過ぎ就寝。
12日(金) 昼頃起床→やはり腹の調子は悪い。食事はとりあえず軽く済ます→Sukiyaka徳田より、トランペットの堀江繁伸逝去の報あり。そういえば、昨日のライブに誘っていたんだった。言葉が出ない→献杯し、なんだかよくわからなくなったので午睡→晩飯食べながらモノマネ番組見て笑う→深夜0時頃就寝。
13日(土) 朝9時半起床したが二度寝→Amazon13位→耳がぼーっとして気持ちが悪いので、朝食(昼食?)後午睡→午睡したが耳治らず。仕方がないな→夕方6時より、dressでサウンドチェック→並木橋でカレー食べてから、堀江繁伸通夜へ。故人の愛聴していたCDなどが祭壇に並べられているのを見て、さぞ無念だっただろうと思い、何かが決壊。ご家族の顔もまともに見られなかった→SUKIYAKAメンバーと落ち会い、ゴールデン街Flapperへ移動し献杯。耳のぼーがひどくなってきたので、早々に失敬。追悼ライブの相談などする→経堂に戻ってピーコックで買物してたらルリさんにばったり→帰宅して録画しといた『35歳の高校生』見たが、意味不明。意味不明過ぎてしばらく見るかも→風呂→湯上がりに『惡の華』見るが、なんか微笑ましい話に思えるんだがな。今後、もっとひりひりする展開になるんだろうか→20年以上前に作った黒のスーツのズボン履いて家の中大爆笑→Amazonは再びジャンル1位→マッサージしてもらい就寝。午前3時頃。
14日(日) 朝9時起床。告別式は失敬した→Amazonジャンル4位(から徐々に下がる)→とつぜん落語家の歌を集めようと思い、Youtube検索し続けたが、それほど集まらず→TV見て呑んで就寝。夜10時頃だったかな。
15日(月) 午前11時頃起床→耳はまだ少しぼーっとする気がする。医者に行くことにする→Amazon11位→耳鼻科。正確な病状は経過を見ないとわからないが、突発性難聴の疑いあり(右の聴力が左より悪かった)。薬飲みつつ四五日経過を見て、それから判断するらしい→松ちゃんで一杯やってから帰宅し薬飲んで寝る。夜9〜10時頃。
16日(火) 深夜起床→『黒白』(剣客商売番外編)の下巻など読みつつ朝→堀江逝去のことをぼんやり考えたりもしたが、なかなか言葉にはならないな→朝食と服用→『あまちゃん』見てから再び寝る→病人気分で一日寝ていた。『黒白』下巻も一日で読了→夕方風呂→昨夜柴田君が岩下と偶然呑んだと知りびっくり。ついおとついには、Flapperの土曜日マスターの天神さんが東後をよく知っているとわかりびっくりしたばかりだ→松下奈緒のドラマはつまらんな→夜11時過ぎ就寝。『寄席手引』はAmazonジャンル19位まで下落。
17日(水) 朝9時半起床→Amazon21位→西桐画伯と16時過ぎトラウマリスにて待ち合わせとなった→紀伊国屋に注文した瀝青会『今和次郎「日本の民家」再訪』届く→トラウマリスでビール→経堂に移動し久々にサヴァンナ→まことやでラーメン喰って帰宅。いろいろ面白い話ができた。午前0時前就寝。
18日(木) 深夜起床→朝飯の仕度して風呂→朝10時にデジカル初訪問しいろいろ会談。有意義であった→蕎麦一の薬膳カレーつけそば、カレーも冷やしてあるのが珍しい、なかなかうまかった→昼夜通しで末廣亭。昼トリの桃太郎は『裕次郎物語』だったが、お馴染みの噺が心地よく寝てしまった。夜トリ遊雀は『らくだ』をたっぷり40分の長講。これはくず屋が変貌する様子が鮮やかで楽しかった→セカンドラインで一条さんと飲酒。新登場のナポリタンはこれぞナポリタンという感じでよかった。いい音楽もたくさん聴き、ウィスキーをたくさん呑んだ→ちゃんと電車で帰宅。深夜1時過ぎ就寝。
19日(金) 若干宿酔い。昼過ぎまで寝たり起きたり→昼過ぎにようやくちゃんとした食事→風呂→夕方TV買いにヨドバシへ。まあいい買物ができた→経堂に戻り、初魚ケン。いい店だと思う→夜10時頃就寝。
20日(土) 朝9時半ごろ起床→医者。右耳の突発性難聴は、高音部は改善、低音部は改善なし、なぜか問題のない左耳の低音部の聞こえがよくなっていた。ステロイド剤を用いるには至らず、前回と同じ薬のうちシロップの量を増やす→久々にしらかめ。鯵の薩摩揚げが思いのほかうまく、酒を徳利に半分(こっそり)追加→とん久の閉店を知る。悲しい→午睡→東中野にてタップダンスレッスン。月に一回だったが、だんだん楽しくなってきた。今日の練習用ステップが合っていたのかもしれない→経堂に戻り、太田尻家で晩→帰宅、風呂→深夜0時頃就寝。

2013年04月18日

新宿末廣亭四月中席

新宿末廣亭四月上席

笑いの量、という点では昼夜ともに大きなうねりが起こることが少なく、特筆すべきところはなかなか見つけられなかったが、とろとろと気持ちよく話芸を楽しんだ一日になった。まあこれも寄席の風情。

夜のトリの三遊亭遊雀『らくだ』の長講40分を除くと、笑いの量とかうねりとして印象に残ったのは、落語では三笑亭夢花『庭蟹』、三笑亭笑三『てれすこ』、桂竹丸の芸能人ネタの漫談、三笑亭可龍『狂言マック』、三遊亭圓丸『紙入れ』という感じだったかな(うねりの大きさという点では、落語よりも神田陽子、神田蘭、神田松鯉の講談のほうが印象に残った)。昼と夜とを比べると、昼のほうが相変わらず客の入りはいいが、夜のほうがいい雰囲気だったと思う(まあこれもいつも通りか)。

ちなみに昼は、笑福亭里光の漫談の辺りから中学生の修学旅行の団体(40名?)が入り、林家今丸の紙切りまでいた。笑三『てれすこ』は中学生にも受けそうな笑い所がわかりやすい高座だったので、その前の退場は残念に思ったが、松乃家扇鶴独特の音曲漫談や今丸の紙切りは結構受けていた(あと太神楽は相変わらず受けがいい)。今丸は、客席からの注文はまず中学生に問うというサービス、「バレーボール」というお題を切ったが、その後の中学生からの「ミッフィー」という注文はするっとかわしていたのがなんか可笑しかった(そのほか「舞子」「通学風景」「勧進帳」「三社祭」と、お客の似顔絵を切った)。

昼のトリの昔昔亭桃太郎『裕次郎物語』は、聴いてて噺の調子がとても心地よくついうとうとしてしまったが、夜の遊雀『らくだ』の長講40分はたっぷり堪能。くず屋が酔っ払って人柄が変わって行くところの塩梅がとても鮮やかで、焼き場に辿り着く前のところでこちらの集中力がちょっと途切れはしたものの、40分の長さを感じさせない見事な『らくだ』だったと思う。圓丸『紙入れ』を受けての「今月の月番は…… 新吉だ」や、可龍『狂言マック』を受けての「いもとはすとはんぺんを塩をきかせて炊いたのと…… あとマックのフライドポテト」といったくすぐりもよく効いていた。

こういうトリに当たると、仲入り後だけでも毎日通いたかったなあとつい考える。

その他備忘としては—

・宮田章治は、「金魚売り」「豆腐売り」「あさりしじみ売り」「朝顔の苗売り」「刺身売り」「飴屋」「物産飴売り」。

・松乃家扇鶴は最初のうちお手洗いに立ってしまったので全部聴かなかったが、「ストトン節」「東雲節」など。

・翁家喜楽・喜乃は、「五階茶碗」「卵落とし」「輪の交換取り」。

・夜の前座の桂竹のこ『大安売り』は、前座としては思いっきりがいい感じで、少し噛むところはあったが、聴いていて危なっかしかったりよそよそしい印象がほとんどなかった。ネタが自分のものになっているという印象を受けた。

・江戸家まねき猫は、「にわとり」の目覚まし時計(だんだんトーン版も)、動物ものまねショッピングの「犬」、そして「猫」と「さかりのついた雄猫雌猫の共演」。

・新山真理は、途中でかなり本気で声が出なくなっていたが、いつもの楽屋ネタと犯罪者の血液型ネタで、大いに受けていた。

・ナイツはつい月初に聴いたのと同じネタ(松井の紹介)だが、同じ場所で繰り返し笑わせられてしまう。

・圓丸『紙入れ』は、新吉とお内儀さんが出来てしまうきっかけの部分(雷が鳴って蚊帳の中に一緒に入りなぜか相撲を取る)をじっくりと演っていた。

・やなぎ南玉は江戸時代の曲独楽の口上から入り、扇子を使った「地紙止め」、「真剣刃渡り 切っ先止め」、「新透明皿独楽」(立て分け、天狗の鼻止め、那須与一は扇の的)、「風車」、「糸渡り」。

以下、この日の演目。

-昼
春風亭吉好・・・・・秘伝書
昔昔亭A太郎・・・・お菊の皿
宮田章司・・・・・・江戸売り声
笑福亭里光・・・・・漫談
春風亭愛橋・・・・・牛ほめ
松乃家扇鶴・・・・・音曲
桂歌蔵・・・・・・・小言念仏
三笑亭夢花・・・・・庭蟹
翁家喜楽・喜乃・・・太神楽曲芸
三笑亭笑三・・・・・てれすこ
神田陽子・・・・・・徂徠豆腐
林家今丸・・・・・・紙切り
桂米丸・・・・・・・漫談
(仲入り)
春風亭柳好・・・・・動物園
Wモアモア・・・・・漫才
三遊亭笑遊・・・・・ん廻し
桂歌春・・・・・・・越後屋
北見伸・・・・・・・奇術
昔昔亭桃太郎・・・・裕次郎物語

-夜
桂竹のこ・・・・・・大安売り
神田蘭・・・・・・・新島八重と襄の物語
江戸家まねき猫・・・動物ものまね
古今亭今輔・・・・・日本史発掘
春風亭柳好・・・・・代脈
新山真理・・・・・・漫談
桂竹丸・・・・・・・漫談
桂小南治・・・・・・天狗裁き
ナイツ・・・・・・・漫才
三遊亭右紋・・・・・漫談
神田松鯉・・・・・・天保六花撰河内山宗俊卵の強請
(仲入り)
三笑亭可龍・・・・・狂言マック
三遊亭圓丸・・・・・紙入れ
やなぎ南玉・・・・・曲独楽
三遊亭遊雀・・・・・らくだ

2013年04月11日

金管即興五重奏

於下北沢Bar Apollo

有本羅人(tp)、北陽一郎(tp)、高橋保行(tb)、古池寿浩(tb)、高岡大祐(tu)

第一部は、有本羅人と他の演奏者各々との即興デュオ。組み合わせの順番は、高橋保行→北陽一郎→古池寿浩→高岡大祐。それぞれだいたい10分前後の演奏だったが、古池寿浩とのデュオのみ15分近かった。

第二部は、全員での即興演奏。演奏時間は35分ほど。

感想は山ほどあるが、詳細はまたのちほど。

2013年04月10日

4月まとめ(1〜10日)

1日(月) 深夜1時、宿酔いではないが、五月病のような気分で目が覚めた→しばし寝床で読書→朝3時半頃起床→メール何通か書いてから再び就寝→午前11時過ぎ起床→NHK『あまちゃん』見る。一回めだけではわからないが、まずは、音楽も含めて楽しそうではあった。これは当面、毎日見ようと思う。小泉今日子は、もう少し年相応というか、役相応に老けないかな。もうほんの少しでいいんだが、まだ役ではなくて“小泉今日子”に見えたので→午後、イッシーさんの内見付き添い。アコースティック・アートのビルだったので、営業時の様子をAA店主に聞けたらということで。くだんの物件は、そのままは使えなさそうだが、船室をモチーフにしたインテリアが廃業によって難破船のようになっていて、面白かった→AA店主を訪ねしばし歓談→山根商店で一杯→岐阜屋で炒飯食べて帰る→帰宅後寝てしまい、0時頃起床→晩飯→『あまちゃん』もう二回見てみる→その他深夜TVに笑うなど→メール書いて尾形ホームページ更新して、午前5時過ぎ就寝。
2日(火) 午前11時半起床→『寄席手引』、販売予定書店すべてで販売開始された模様。Google Booksの表示内容のみ意味不明→風呂、読書→契約締結→『あまちゃん』二回目。今年の夏は、三陸海岸は混むかもしれないなあ、と思う。混む前に行ってみたい→自分のブログにもlighboxを組み込む。やり方忘れたかと思ったが、再読み込み忘れとかパス指定ミスとかで、ほぼするっと作業は完了→晩酌、夕飯。くだらないTV見てげらげら笑う。あと『ヤマトタケル』も笑った→フェードアウト。
3日(水) 昨日以上のひどい雨。宿酔いもあり、寄席見物(末廣亭のつもりだった)は諦める→午後まで惰眠を貪り、2時過ぎ起床→朝というか昼→Google+のアカウントも残していたのを思い出し、こちらでも宣伝してみた。効果は果たして→風呂→晩飯→紀伊国屋でKinoppy向け『寄席手引』を購入してみる→夜10時過ぎ就寝。
4日(木) 朝10時起床、よい天気→朝食後浅草→花家で焼きそばとビール→演芸ホール。春風亭昇太のトリは『花筏』→翁そば→蛇骨湯。改装後は初めてだった→風呂上がりに涼しい風に吹かれながら、浅草神社参拝→一代で一杯。ここの女将さん好きだなー→なってるハウスで泉邦宏×高岡大祐×池澤龍作、ゲストに大阪から有本羅人、とてもいいトランぺッター。大変楽しんだ。酒も進んだ。有本羅人は東京にいる間にもう一度聴きたい→まともに帰る。途中、表参道駅で熟睡している親父(多分同年輩)を救出。いいことをした→午前1時頃就寝。
5日(金) よい天気だが、お腹の調子悪く惰眠。午後2時頃起床。末廣亭見物の予定だったが(代演などにより顔付けも微妙だし)諦める→昨日の寄席とライブの模様をブログにまとめ→晩のあと風呂。今日は呑まず→午前1時過ぎ就寝。
6日(土) 昼12時起床。夜中に一度激しく降ったようだが、朝には晴れたようだ。またこれから→『寄席手引』、Amazonのランキングの「Kindleストア > Kindle本 > エンターテイメント > 演劇・舞台」で19位になっていた。ちなみに「本 > エンターテイメント > 演劇・舞台」だと3399位だし、「Kindleストア 有料タイトル 」だと11837位だから、どれほどの価値があるやなしやはよくわからないが、どうせすぐ落ちるだろうから、記録だけしておく→朝食を取って戻ったら、19位が18位になった→風呂→風呂上がったに降り始めた。ちょうど午後3時→画伯より、明日午前に届くように筍送ったと連絡あり。早速米をいつもの倍(二合)とぎ、とぎ汁を用意する→夕方5時、20位→「落語・寄席・演芸」という分類もあるが、そちらには入ってないのか? わけがわからない→タモリ倶楽部『役に立たない機械』録画を見る。ぷちぷちをつぶす機械が好きだなー。ガラケーを開ける機械は、木の箱ではなくいかにも“機械然”としていたほうが面白かったかな。いやどうだろうか→煎餅を貪り喰う→そのまま晩。今日も抜いた→夜11時過ぎ就寝。
7日(日) 朝10時起床→昼前11時半頃筍届く、11時40分からさっそくあく抜き開始→今朝はamazon21位。「本 > エンターテイメント > 演劇・舞台」は4000位より下がった→風呂。何年かぶりに、鼻の舌剃ってみた→風呂上がりに筍刺身ほかで一杯。あと皮の白い部分は鰹出汁で炊いてみた→桜花賞、アユサンは買ってたが結局外れ。夕方昼寝→起きて晩飯→今日は呑んだがそんなに酔っ払いはしなかった。明朝の状態は果たして。夜2時過ぎ就寝。
8日(月) 朝8時半起床。爽やかな目覚めと排便→タケノコご飯炊く→amazon「Kindleストア > Kindle本 > エンターテイメント > 演劇・舞台」27位。順調に下落→末廣亭へ。今日は昼夜通しで聴こうと思う→ベルクから末廣亭昼夜。夜の市馬『厩火事』、元々そういう噺だけど、耳に痛いがいい噺だ。全体に爆笑はほぼなかったが、楽しい一日だった→蕎麦一で一杯やってから帰宅→なぜか『特命探偵』の最終話を見て(三回め?)ビールと晩飯→午前2時頃就寝。
9日(火) 午前11時半過ぎ起床→朝飯のおつけ作ってから風呂→今日は29位→昨日の末廣亭の模様まとめ→タケノコをすき焼きにすべく、晩の買物に出る。泥縄式に、すき焼き鍋も購入。駅前の金物屋の棚の奥から引っ張り出してもらった→買物も済み松ちゃんで一杯やっていたら、スターバックスの珈琲でも喜んで啜ってそうな若者が町コンとやらの営業に来て落ち着かず、腹を立てる。店の人のことを考えて、直接行動はなし→帰ってすき焼き仕込む。割り下は甘さが少し足りない気もしたが、家で作るのはこんなものか。うまかった。喰いきれず。ご飯炊くの忘れてたが、すき焼きだけで満腹→ダウンタウン『リンカーン』の、ダウンタウン30周年に6000倍の大きさのお好み焼きを作るというの、食べ物で遊ぶなーという内容なのに、可笑しくてゲラゲラ笑った→風呂→午前1時頃就寝。
10日(水) 朝8時半起床→新装なった歌舞伎座へ→新しい歌舞伎座は、きれいになった以外以前と大きくは変わらない印象で落ち着いて観劇できそうなのが一安心。売店はしょぼくなったなー。あとやはりカレーコーナーがないのが不便だ→演目は、まあおめでたい……『熊谷陣屋』はめでたくないけど→歌舞伎座内では売店の鯖寿司で済ませ、終演後に三原で一杯。歌舞伎座に行った話をしたら、おばちゃんが乗って来てくれたのでうれしい→酔っ払って経堂に戻りそば喰って帰宅して、夕方5時頃就寝→夜11時頃起床。今日はamazon「Kindleストア > Kindle本 > エンターテイメント > 演劇・舞台」2位になったそうだ。その瞬間は見逃した。

歌舞伎座新開場 杮葺落四月大歌舞伎(第一部)

於歌舞伎座

壽祝歌舞伎華彩 鶴寿千歳
お祭り
一谷嫩軍記 熊谷陣屋

※詳細はのちほど。

2013年04月08日

新宿末廣亭四月上席

(Facebook「落語総見」グループと同内容 https://www.facebook.com/groups/rakugo99/)

新宿末廣亭四月上席

昼の前座から夜のトリまでみっちりと。

***

まず昼。二階は開かなかったが、一階は桟敷までほぼ満員。

金原亭馬治と蜃気楼龍玉は、聴くの初めてだったかな。二つ目の馬治は、最初のうちちょっと退屈したが、聴いているうちに微妙なボケ味というかフラというか、そんなようなものを感じて、好ましく思った。また聴きたい。龍玉は顔(顔付と表情の両方)がとにかく好みで、旦那とざるやのやり取りの間がとても気持ちよかった。

順番が前後したが、ホームランの漫才ではあしたひろしをネタに採り上げて、モノマネをしたりしながら笑いを取りつつ、またいつか高座に上がるのをお待ちしたい、ということを言う。実際のご容態は存じないが、事情通なことを言うよりも、ずっと期待するというところに愛があるとは思う。それは芸人諸師匠方も客席側も、ほとんどが同じ思いを持っているものと思う。

三遊亭白鳥『牛丼晴れ舞台』は、以前聴いたのと比べたら、寄席向けにコンパクトにまとめたのかな?という印象。面白かったが、最初のうちは客席が笑いどころが掴めない様子で、最後までどかんと受ける感じはなかったか。

金原亭馬生『真田小僧』は、実にゆったりした『真田小僧』だったが、そんなゆったり演らなくても…… という気はした。好みの問題。

林家種平『忘れ物承り所』は、「この傘はなくしてもなくしても出て来る。まるでつきまとわれているようだ。この傘を、月亭可朝と呼んでいる」というくだりが好きだなあ。そこで下げる場合もあるようだが(未聴)、この日は弁当まで。

古今亭志ん輔『七段目』は、歌舞伎座新装という時節柄かかると嬉しい噺。この日は全体に渋い高座の多い印象だったが、その中で種平や夜の林家しん平と並んで賑やかな印象が残った。

林家ぺーは、この日はギターを持たず、王子様のような、袖が大きく膨らんだ、上下ピンクの光沢のある衣装で登場。喋る内容はいつも通りだが、『ペーパー夫婦節』を歌った流れから何故か「高嶋政伸、器量の悪いモデルと離婚成立、おめでとうございます」と下げたのが可笑しかった。

川柳は、ちょっと元気がない感じだったかな。ほんとに少うしだけ、という感じだけども。

林家きく麿『珍宝軒』は、『金明竹』の博多弁?版のような噺だが、最初なにを言っているかわからない訛りが三回繰り返すうちに聴き取れて来るのが可笑しい。恐らく、そうなるように調整しているのかなとも思う。その辺のコントロールが意図した通りに行っているなら、大したものだ。

鏡味仙三郎社中は、仙三郎と仙志郎のふたり。仙志郎の傘の曲芸が、ちょっと危なっかしかったかな。

トリの五街道雲助『禁酒番屋』は、いい調子で客席もたいそう湧いていた(この高座と夜のトリの柳亭市馬『厩火事』のお陰で、帰りに一杯やる次第となった)。

***

夜は、三割か四割という入り。

前座と二つ目がどちらも噛み過ぎ。どうなることやらと思ったが、出順が変わって三人目に柳家権太楼が出て救われる。『町内の若い衆』の熊公のおかみさんが、いつも通り、憎たらしくもなんだか可愛らしくて、好ましい。

続く柳家小菊の俗曲も、まあいつも通りだが、最後の『相撲甚句』の前に唱った『どんどん節』が、越路吹雪の洋風『どんどん節』(『コーちゃんのお座敷うた』所収)のにおいも感じさせるような感じでよかったなあ。

初音家左橋『宮戸川』は、お花半七なれそめまで。すーっと気持ちのよいいい塩梅の『宮戸川』だった。

林家正楽の紙切りは、「相合い傘」に続き注文で「入学式」「春の宵」そして桜の季節だからか?「サグラダファミリア」というのに笑った(見事に切っていた)。あと「天使」という注文もあったな。

柳家花緑『気の長短』、上手いし面白いのだけど、あと少し何かが欲しいと思った。それが何かは、よくわからない。

竜邸小燕枝『小言幸兵衛』は、幸兵衛の、小言を楽しむという確信犯的な側面を描いた印象だった(小言を言わずにいられない、というのではなく)。その辺、今まで私の聴き方が甘かったのかな? お馴染みの噺だからといって馴染んだ通りに聴くだけでなく、その辺の味わいも意識しつつ聴いてみたいと思った。

林家しん平『焼肉天使』は破壊的に可笑しい。この日は「金属アレルギー」とかで無精髭を生やしたまま、そかも羽織の袖に手を通さずに登場とやさぐれた感じだけに、余計やけっぱちな味わいが面白かった。思わず長春館に行きたくなった(行かなかったが)。

柳家小さん『替わり目』、夫婦が落語の登場人物として(多少でも)戯画化されたものではなく、ごくごく普通にその辺にいる酔っ払いの夫とそれをあしらう妻のように描かれているような塩梅で、もしかしたらそういうところが値打ちなのかな、とも考えた。私は当代小さんのよさがよくわからなかったので、そういう意味では私にとっては発見だったかもしれない。次はその辺の味わいを意識して聴いてみたいと思った。

翁家和楽社中は、和楽、小楽、和助の三人。間に和助を挟んだ大ナイフの取り分けが緊張感に溢れていて面白かった(客席の若い人たちも湧いていた)。

トリの柳亭市馬『厩火事』も、滑稽と人情の触れ幅を抑えた、いい塩梅の『厩火事』だったなあ。その塩梅のお陰で、サゲがとても心地よく効いたような気がする。

***

という感じだったが、この日は何故か、前期高齢者くらいのご夫婦で旦那のほうが落語演芸好きなのか高座中に奥さんに向かっていろいろ解説する人が多かった(うるさいよ)。

あと夜には、下手桟敷に携帯電話が鳴ったら出て会話を始めた女の人もいたな(高座中)。すぐに係員に注意されていたけど、いくらでも席が空いているのに桟敷の一番後ろ辺りにいたから、電話かかってくる用事があるのをあらかじめわかってたのかもしれない。

それは特異な例としても、相変わらず電話鳴らす人は多いな。なんとかならんかな。

以下、この日の演目。

-昼
古今亭きょう介・・・手紙無筆
金原亭馬治・・・・・子ほめ
ホームラン・・・・・漫才
蜃気楼龍玉・・・・・ざるや
三遊亭白鳥・・・・・牛丼晴れ舞台
アサダ二世・・・・・奇術
金原亭馬生・・・・・真田小僧
林家種平・・・・・・忘れ物承り所
柳家紫文・・・・・・三味線漫談
古今亭志ん輔・・・・七段目
鈴々舎馬桜・・・・・粗忽長屋
林家ペー・・・・・・漫談
川柳川柳・・・・・・ガーコン
(仲入り)
林家きく麿・・・・・珍宝軒
大空遊平・かほり・・漫才
林家正雀・・・・・・開帳の雪隠
柳家小満ん・・・・・出来心
鏡味仙三郎社中・・・太神楽
五街道雲助・・・・・禁酒番屋

-夜
柳家緑太・・・・・・桃太郎
柳亭市江・・・・・・権助魚
柳家権太楼・・・・・町内の若い衆
柳家小菊・・・・・・俗曲
初音家左橋・・・・・宮戸川
林家正楽・・・・・・紙切り
春風亭勢朝・・・・・漫談
柳家花緑・・・・・・気の長短
松旭斉美智・美登・・奇術
蝶花楼馬楽・・・・・ケチ総まくり、踊り(深川)
柳亭小燕枝・・・・・小言幸兵衛
(仲入り)
林家しん平・・・・・焼肉天使
笑組・・・・・・・・漫才
柳家小袁治・・・・・唖の釣り
柳家小さん・・・・・替わり目
翁家和楽社中・・・・太神楽
柳亭市馬・・・・・・厩火事

2013年04月04日

泉邦宏ニュートリオ+有本羅人

於入谷なってるハウス

泉邦宏(ss, as, ts)、高岡大祐(tu)、池澤龍作(ds)、ゲスト:有本羅人(tp)

前半が30分+10分、後半が40分一本の、即興演奏。

泉邦宏のサックス二本吹きは、やはりまずはローランド・カークを想起させられるが、途中からそんなことは気にならなくなる。演奏している本人に、邪心がないからだろうと思った。

大阪から参加した有本羅人は、初めて聴く若いトランぺッターだが、即興の音の渦の中で、決して声高に主張するだけでもないのに見事な存在感を示していた。静かで質素なロングトーンのときの音色とか、一晩経った今も深く記憶に残っている。

即興演奏の渦の中から、いくつもの美しい楽曲が立ち上ってくる、希有な体験をした。酒が進んだ。

泉邦宏『馬鹿が牛車でやってくる』を入手。

浅草演芸ホール四月上席前半昼

(Facebook「落語総見」グループと同内容 https://www.facebook.com/groups/rakugo99/)

浅草演芸ホール四月上席前半昼

午後1時過ぎ、柳好『都々逸親子』のマクラが終わって本編に入るくらいに入場。場内満員で、二階席も開いていた。

で、席を探したり通路側の人に道を開けてもらったりと、慌ただしく聴き始めたが(隣の人にもすみません)、金坊が「おっかさんに教わった」とひねる「俺とおまえは玉子の中身俺が白身で黄身(君)を抱く」の辺りですぐに耳にスイッチが入った。その後の頓珍漢な都々逸の応酬も、どかんどかんと爆笑が起きる感じではなかったが、気持ちよく笑う。

続くマジックジェミーの客いじりもうまく、ちょうど客席がいい具合に温まった頃に入場したようだ。それはそれでついているけれど、前座から聴いてたらもっとこの温まって行く感じを楽しめたなあ、と、寝坊したこともあり、少し後悔(ちなみにマジックジェミーの高座の終わり近くにちょっと長い地震が起き、客席がどよめいた)。

それはまああれとして、この日のお目当てはトリの昇太だったが、トリに至る過程で高座にかかった柳之助『転失気』、鯉昇『長屋の花見』、小柳枝『時そば』などお馴染みの古典が、普段寄席で耳にしているようなものよりも少うしゆったりと、丁寧に演じられていたのが嬉しかった。柳之助『転失気』などは、話の筋は聴き慣れたものと同じなのに、新鮮味すら感じた。

鯉昇『長屋の花見』は、折り詰めの中身がかまぼこ/卵焼き、ではなく、刺身(目刺)/松茸ご飯(松の木で炊いたご飯)/ニコフ(麩をふたつ串に刺して焼いたもの)、という変わり種?で、“台所にあったものを適当にブレンドして作った”ウィスキーをネタにしたサゲ。『長屋の花見』にはいくつかこうしたヴァリエーションがあると思うが、その系譜のようなものは不勉強にして知らず。ご存知の方がいらしたら、ご教示いただければ幸いです。

トリの昇太『花筏』は、最近お馴染みのマクラの加山雄三『ゆうゆう散歩』ネタが何度聴いても爆笑もので、本編も提灯屋の情けないキャラクターが実に鮮やかで死ぬほど笑った。気になるトリのときは、少なくとも今回のように前半だけという場合なら毎日通えるくらいな身分になりたいなあと思った。

その他、印象に残った点としては—

・ナイツの漫才は主にお馴染みの野球ネタで、「あんなに多額の年俸が入るんだったら、そろそろダルビッシュ(株)にしたほうが……」というのに笑う。あと松井の説明をしようとして、周囲の情報ばかり掘り下げていくパターンとか、土屋伸之の「自分が雑学に強い」と話を変えたのを受けて出題されるクイズの回答の選択肢が結局巨人の打順になっているとか。しかしナイツのときだけ異様に客の数が増えるのは、なにやら不気味な感じがしないでもない。

・仲入り後、食い付きの宮治『棒鱈』、ざわつく客席をねじ伏せるかのような力技が見事。

・東京ボーイズは、菅六郎が『また君に恋している』を普通に1コーラス歌ったのが、なんか可笑しかった。

・ボンボンブラザース、この日は鏡味繁二郎がひとつも失敗を見せずパーフェクト(!)。それはそれで、大変格好よかった。

以下、この日の演目。

春風亭柳好・・・・・都々逸親子
マジックジェミー・・奇術
春風亭柳之助・・・・転失気
瀧川鯉昇・・・・・・長屋の花見
ナイツ・・・・・・・漫才
桂米丸・・・・・・・漫談
(仲入り)
桂宮治・・・・・・・棒鱈
東京ボーイズ・・・・ボーイズ
三遊亭遊雀・・・・・悋気の独楽
春風亭小柳枝・・・・時そば
ボンボンブラザース・太神楽
春風亭昇太・・・・・花筏

なお春風亭昇太が昼のトリの上席前半は残念ながら今日で終わりで、後半は昼が春風亭小柳枝、夜が桂伸治がトリ、番組としても個人的には大変興味のある顔ぶれ。

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