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2013年05月31日

5月まとめ(21〜31日)

21日(火) 午前10時半起床→柳家権太楼『権太楼の大落語論』読了→『柳亭市馬の懐メロ人生50年』メモ取りながら読了。朝読み終わった『権太楼の大落語論』や、その他『ま・く・ら』『落語教育委員会』なども、メモ取らなきゃ→終日腹具合悪く、晩も軽くつまんだだけで就寝。深夜0時頃。
22日(水) 朝6時起床→風呂→昼まで読書(古今亭菊之丞『こういう了見』)→赤坂に出て、砂場で一杯→初めての会社にて、ご挨拶がてら打ち合わせ。きちんとした仕事になりそうな雰囲気だったので、ご縁があるといいなと思った→浅草に出て並木薮覗いたら休み。浅草神社お参りしてから、昼のおしまい辺りから演芸ホールへ→やはり客の入れ方はひどいな。番組は満足→一代で一杯。ここで呑んで気持ちがよいのは女将が客あしらいなどではなく本気で話をしてくれるだと思った→いい気持ちで帰宅し、ひと風呂浴びてすぐ就寝→なぜか足先が痒くなって目覚める。表面ではなく血行の問題かなと思いつつ、また就寝。
23日(木) 朝9時半頃起床→昨日の演芸ホールの模様を書く。また4,000字。あまり考えずに書くとそんな感じになるのか→資料読み。古今亭菊之丞『そんな了見』読了→風呂→『初春狸御殿』を久し振りに見る。面白いなー→夜11時頃就寝。
24日(金) 朝4時起床→落語ムックの原稿書き始める。まずは2pと1pを一本ずつ、本日入れる予定→午前10時過ぎに完了→ビール、午睡→午後4時過ぎ起床→風呂→夜7時過ぎより新宿にてSUKIYAKAメンバーと飲酒→第21みさき丸からニューオリンズ魔酒場と流れ、気が付いたら都庁前で熟睡、参宮橋まで歩こうと思ったが明後日の方向に進んでしまい、結局朝型タクシーで帰宅。
25日(土) 終日宿酔い→経堂図書館に寄って『こういう了見』『柳亭市馬の懐メロ人生50年』返却し、『もひとつま・く・ら』と『小三治の楽語対談』借りる→浅草に出て、木馬亭で『快楽亭ブラック誕生日前夜祭』見物。久々のブラックと、テレビにも寄席にも出ないであろう諸芸を堪能。面白かった→会がはねてもなお具合よくならず、浅草では何も食べずに帰宅→経堂について小田キューOXで即席ラーメンなど買って帰る→アイスクリームを食べたら、少し楽になった。とんこつラーメン食べて就寝。午前2時頃。
26日(日) 朝9時半起床→洗濯、朝食、サンデージャポン、風呂→昼→午睡→夕方、経堂で手みやげ買ってから、近所の友人宅へ。宴会→料理すべて美味で感激。野菜の焼き浸しと低温豚を覚える。あと胡桃の混ぜご飯→深夜1時頃においとまし、2時頃就寝。
27日(月) 朝8時起床。多少宿酔い。無理せず今日は休みにする→『あまちゃん』後二度寝→午後、晩の買物ついでに、マレットで昼食後、昨日見かけたサザエさんの茶器セットを見に行くが、先約ありとのこと。残念→執筆快調、江戸分は一応完了。上方三名は手こずりそうだが→晩、風呂→深夜1時頃就寝。
28日(火) 朝8時半起床→朝、風呂→伊勢丹で手みやげ買い、日暮里へ→さんざん布地買ってから(拵えるのは尾形)、ひとまず上野に出て池之端薮で一杯→それから北千住を訪れ、なかだえり・さよなら蔵展&駅弁女子展を見物。鶏弁当の絵を購入→珈琲物語が休みだったので、シルバーというくたびれた感じの喫茶店で一服。くたびれてはいたが、よい感じの老夫婦の店だった。珈琲も普通にうまかった→久々に天七で、串揚げ頬張りながら飲酒→それからワイン居酒屋みたいなところでなかだ嬢に合流。鳥渡の広瀬さんとも久し振りに。あと毎日新聞社で四月に急逝した堀江繁伸のご同僚の方がいらしてびっくり→遠山で一献。ここで失敬する→あとは記憶ないが、まあ普通に帰宅した模様。駅からの帰り道、ヘーベルハウスの「ハーイ」のモノマネをずっとしていたそうだ。
29日(水) 終日宿酔い→寝床の中で、桂ざこば『ざっこばらん』読了。面白かったが、うーん、あまり材料にはならないかな→夜シャワー。シャワーだけは久々ではないか。そうでもないか→ざこば分原稿書くが捗らない。が、なんとか完了。あとふたり分だ→ビール呑んで先週の『惡の華』見て、深夜3時頃就寝。
30日(木) 朝9時半起床→11時頃から仕事開始→夕方書き上げて午睡→1時間ほどで起きて数字やURLを再チェック。夜9時完了し提出→豆茶飯に挑んでみる(尾形が)。うまかった。これは毎年この季節の楽しみにしよう→風呂→午前1時過ぎ就寝。
31日(金) 朝8時起床→尾形サイト更新→父親の用事の送り迎えをしにクルマで出かける。三鷹市役所、三鷹駅前の銀行と回り、深大寺まで足を延ばして湧水で昼→家まで送って帰宅。まあ歩くのに不自由はなくなったようだが、しばらく気をつけねばなるまい→お隣の赤ちゃんに初めて会う。可愛い→シャワー浴びて浅草へ→翁そば→演芸ホールで『市馬青春を唄う』。バンドはひどかったが、面白かった→渋谷に出てdress。ヤンさんがヤン・イクチュンを連れて来ていてびっくり。あと知った顔ぶれも多数いて、楽しく呑んで終電逃す→午前3時頃就寝。

『音し噺の会 市馬青春を唄う』

浅草演芸ホール五月余一会

『俵星玄蕃』の名唱でも知られる“歌手”柳亭市馬の唄をたっぷり堪能できるという、浅草演芸ホール五月余一会恒例の会。今回が四回めで、第一回はジャズ、第二回は「愛」、第三回はブルース。そして今年は「青春」と唄うという趣向。

いやまあ恒例と言っても、私は今回が初めての体験だが(市馬の唄は何度か聴いている)、バンドの演奏はともかく? 市馬の朗々とした唱いっぷりで聴く青春歌謡は、なかなか心に響いた。そりゃもちろん、歌唱力や表現力の点では、たとえば氷川きよし(先日コンサートを聴きに行った)などの本職に敵うものではないが、違う舞台の“唄”として捉えれば、たいそう魅力的であると思う。

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さて後半の唄と演奏に先立ち、出演者各々がまずは落語などを一席ずつ。

こういう、普段の寄席とは空気が異なる、まあお祭りのような会なので、前座の林家まめ平はともかく、二ツ目の古今亭駒次『生徒の作文』から受けまくって、客席もなかなかよい雰囲気。鉄道好きの女子が書いた、という設定の、おませな恋心を地下鉄の駅名読み込みで綴っていく作文が可笑しい。あと作文は、やくざの子供、“あそうたろう”など。

続く林家ひろ木の、津軽三味線を抱えた漫談が、なんだかわけがわからなくて、かなりの爆笑を誘っていた(林家木久扇の弟子というのが頷ける)。三味線と弾き語りでは、『ソーラン節』『花笠音頭』『津軽じょんがら節』を披露。三味線はまあまあで、しかし唄はひどいのだが、そのひどい唄が芸になっていると言ったら言い過ぎか。言い過ぎだな。でもかなり可笑しい。最後は『笑点のテーマ』を弾いて、クラクションの“パフ”も自分で演って終わり。

のだゆきは初めて見たが、野田由季の名前でクラシックのCDも出しているピアニストらしい。高座では、ピアニカで動物を表現すると言って、音を出すのではなくピアニカのホースで象の真似をしたり、クラクション/救急車/コンビニの音真似をしたりといった感じだが、めおと楽団ジキジキもやっている頭や顔でピアニカを弾くという芸や、リコーダー二本吹きやリード部分のみの演奏で、たいそう受けていた。爆笑という感じではないが、見ていて気持ちのよい高座だったな。

ロケット団の漫才は、“心理テスト”のネタで、動物園で美輪明宏とデートをしていると向こうから三島由紀夫がやって来て腹を斬る、という部分が特に可笑しかったのだが、これはどう可笑しかったのか説明が難しい(すみません)。いくつものネタがぽんぽん切り替わる展開が速さが気持ちよいのは、いつも通り。

入船亭扇辰『三方一両損』、柳亭市馬『芋俵』、柳家小せん『浪曲社長』は、それぞれの口舌に身を任しているのがたいへん心地よく、前半の落語その他、とても楽しさが凝縮されたような時間を過ごせた。林家正蔵も、いつもより伸び伸び演ってたような気がする。

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さて後半。全体の印象は最初に述べた通りだが、市馬の歌唱以外の部分では、演奏のグダグダ感(特にホーンセクション)による聴きづらさを、司会のひろ木のやはりグダグダな感じが救っていた、という感じか。もちろん、ばちっと決まった演奏を期待して出かけたわけではないので、まあ聴いていて“あらあら”という程度の“聴きづらさ”ではあるのだけど、そこにひろ木ご本人の可笑しさや市馬との会話の噛み合ない可笑しさが加わって、全体としてとても可笑しく楽しいショーになった、という感じかなと思う。

こういう感じの可笑しさ自体は、三遊亭小遊三、春風亭昇太らによる噺家デキシーバンドのにゅうおいらんずも同じだが、またひと味違った面白さがあった。次回また聴きに行くかどうかは、そのときどきの状況によるが、前半の落語などの楽しさを考えれば、無理がなければ行きたいかな。

細かい点を挙げておくと、本来ピアノは柳家花緑だが、今回はのだゆきが代演。個人的には、花が一輪あったほうがショーとして見ていて楽しいと思うが、どうだろうか。ピアノ演奏としては、『Too Young』の間奏などでその腕前を披露していた。

その『Too Young』の日本語詞、美空ひばり版でもお馴染みの水島哲のではなく、なんとこの日のために、『千と千尋の神隠し』や『崖の上のポニョ』の主題歌の作詞などで知られる作詞家・覚和歌子(入船亭扇辰夫人)による訳詞。細かいところは覚えていないが、なかなかよい日本語詞だったので、なにかの機会に録音してくれるといいな、と思った。

『青い山脈』では、ひろ木がイントロでカズーの演奏を披露し、全員ずっこけ。市馬とハモる部分もあったのだが、そこも下を唄う市馬に引きずられて爆笑を誘っていた。

アンコールの『青春時代』は、ホーンセクションによるコーラスも入り、なかなか賑やかだったし、音楽指導の中川英二郎による渋いトロンボーン・ソロもあったが、その後のソロ回しでの正蔵のトランペットがすべてを台無しにしていて笑った。

という次第で、とても楽しい会であった。

以下、この日の演目と曲目。

林家まめ平・・・・・林家まめ平
古今亭駒次・・・・・生徒の作文
林家ひろ木・・・・・津軽三味線漫談
入船亭扇辰・・・・・三方一両損(大岡捌きの手前まで)
のだゆき・・・・・・音楽パフォーマンス
柳亭市馬・・・・・・芋俵
林家正蔵・・・・・・小粒
ロケット団・・・・・漫才
柳家小せん・・・・・浪曲社長
(仲入り)
柳亭市馬 青春を唄う
-曲目
01 My Blue Heaven(私の青空)
作詞:George Whiting 作曲:Walter Donaldson 1927年(昭和2年)
訳詞:堀内敬三
歌唱:Gene Austin、Fats Domino、二村定一、榎本健一、高田渡など
02 青い背広で
作詞:佐藤惣之助 作曲:古賀政男 1937年(昭和12年)
歌唱:藤山一郎
03 Too Young
作詞:Sylvia Dee 作曲:Sidney Lippman 1951年(昭和26年)
訳詞:覚和歌子
歌唱:Nat King Cole、美空ひばりなど
04 さらば涙と言おう
作詞:阿久悠 作曲:鈴木邦彦 1971年(昭和46年)
歌唱:森田健作
05 青い山脈
作詞:西條八十 作曲:服部良一 1949年(昭和24年)
歌唱:藤山一郎
06 青春サイクリング
作詞:田中喜久子 作曲:古賀政男 1959年(昭和34年)
歌唱:小坂一也
(アンコール)
07 青春時代
作詞:阿久悠 作曲:森田公一 1976年(昭和51年)
歌唱:森田公一とトップギャラン

-メンバー
柳亭市馬・・・・・唄
林家正蔵・・・・・トランペット
入船亭扇辰・・・・ギター
柳家小せん・・・・トランペット
ロケット団
 倉本剛・・・・・アルトサックス
 三浦昌朗・・・・ベース
林家ひろ木・・・・司会、パーカッション、カズー
古今亭駒次・・・・ホルン
のだゆき・・・・・ピアノ
中川英二郎・・・・音楽指導、トロンボーン

2013年05月25日

快楽亭ブラック誕生日前夜祭

浅草木馬亭にて。

「快楽亭ブラック誕生日前夜祭」ということで、誕生日やお祝いにちなんだネタをかけるという趣向が多かった。

たとえば、林家しん平は童貞をこじらせた36歳独身男のところにいきなり身に覚えのない誕生日プレゼントが届くという、この日のために作った新作。なんだろうと開封してみると、スイッチを入れると女性の立体ホログラムが出現する謎の小箱。小箱はシリコン製で細い切れ込みがあって、男は思わず、切れ込み部分にローションの代わりにマヨネーズを塗り付けて、自慰行為に走る。箱にスイッチがあるのに気付き、押してみるとダイソンの掃除機並の吸引力が発揮され…… マクラから全編バレ噺で、結局お祝いなのかなんだかよくわからなかったが、可笑しかった。

あるいは坂本頼光は、やはりこの日のために作ったという、小津安二郎『秋日和』を元ネタにした快楽亭ブラックの伝記(?)(題名は『きじるし』。付けも付けたり)。ブラックの二ツ目時代の名前である“快楽亭セックス”をネタに、佐分利信、中村伸郎、笠智衆、原節子、司葉子らのモノマネ(これがまた達者)の当て振りで“セックス”と言いまくる…… 料亭若松の女将(高橋とよ)に、あらあたしも落語好きなんですよ、立川流の、あの名前がカタカナの…… と言わせつつ実は、というくだりが最高。

ちなみに坂本頼光では、「サザザさん」の新作(第7話)も観ることができた。こちらも狂ってて最高。

立川左談次は、『まんじゅうこわい』の饅頭を“落語家”に変えて、歴代の名人をこき下ろしたり可笑しな逸話を披露したり。ここでも“立川流の名前がカタカナの落語家”が、終盤に向けて重要な役割で登場。これまたお祝いなのかなんだかよくわらかないが、立川談志晩年の『芝浜』への寸評など、やはりブラックの会ならではのネタである。左談次は、終始メモ(立川流一門会のチラシの裏を使用というのが可笑しい)を見ながらの高座だったが、三遊亭圓生襲名問題などもネタにしていて、落語好きにはたまらないネタをぽんぽんと入れていきながら、知らなくても笑わせられる間のよさが見事だった。

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順序が前後するが、開口一番の快楽亭ブラ坊『他行』は、与太郎が父親の居留守中に来たお客に「おとっつぁんは出張」と断り続ける顛末だが、結構珍しい噺ではないかな? 最後にいつ聴いたが、思い出せない。

大本営八俵は、恥ずかしながら初めて観たが、狂気の針がいきなり振り切れるようなところの速度と触れ幅がもの凄く、あっという間にその笑いの渦に巻き込まれた。すごいなーこの人。ネタは軍国ネタ、右翼ネタから様々な方向に発展していくが、中でも猪木落語(猪木芝浜)と合コンシェルジュという人(実在する)の話が可笑しかったな。あと出囃子がトルコの軍楽というのもよい。

寒空はだかは、憂歌団のモノマネで『嫌んなった』を唄ってるといつの間にか牧伸二の『やんなっちゃった節』に変わるエア弾き語り(このネタの許しを牧伸二に得ようと思っていたが果たせなかった、と言っていた)、『笑点』のテーマソングに乗せて『君が代』を唄って始まる『皇族演芸会』(いとし・こいし風漫才で)、勝手に作った養老孟司『バカの壁』の主題歌、などなど。笑いの量を言えば、この人と坂本頼光が群を抜いていたように思う。

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さてお目当て快楽亭ブラックは、『火焔太鼓』が元ネタの、漬け物屋が“紫式部が『源氏物語』執筆時に、濡れ場を書くための自慰行為に使ったとされる、大根の古漬け”をお殿様に売りにいくという『買えん大根』。ブラックがあの口調で“オナニー”というのが、なんとも可笑しくて、噺も全体に力が抜けるほどバカバカしくてよい。

あとマクラで、文化庁芸術祭参加作品の予告編、として『文七ぶっとい』のさわりを演ったのだが、長兵衛が佐野槌の女将に“650万円”を用立ててもらい、帰途多摩川を渡ろうとすると橋の上に…… と展開して場内大爆笑。すごい期待が募るが、ほんとにやるのか?

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ということで、久々に、テレビでも寄席でもできないであろう芸満載の、快楽亭の会を堪能。楽しかった。

以下、この日の演目。

快楽亭ブラ坊・・・・他行
大本営八俵・・・・・軍国漫談
林家しん平・・・・・新作落語
寒空はだか・・・・・漫談
(仲入り)
坂本頼光・・・・・・活弁アニメ
立川左談次・・・・・古典(饅頭怖い)改作
快楽亭ブラック・・・買えん大根

2013年05月22日

浅草演芸ホール五月下席夜(昼も少し)

浅草演芸ホール五月下席昼の仲入り後から夜まで

夜のトリの柳家喬太郎目当てで浅草へ。

で、久し振りに並木薮で一杯やってから、と思ったら生憎定休日だったので、昼のおしまいのほうから入場。ちょうど林家正蔵が『新聞記事』本編に入った辺りだった。

ちなみにこの日は、千葉テレビの収録が入っているとかで、途中入場だからか二階に案内されたが、二階までほぼ満員。正蔵も、この前見たときより受けていた。

それに輪をかけて、次の鈴々舎馬風の漫談が大受け。まあいつもの光景ではあるが、志ん生、小さん、三平のなんてことな思い出話だし、何度も聴いているのに、聴くとつい笑ってしまう。客は無邪気に笑っていればいいが、なんてことない漫談であれだけ受けを取られてしまうと、前後の出番の芸人は、特にネタをかるときなど、やりにくいことのほうが多いのではないか、となんとなく思う。たとえば、先述のとおり正蔵も結構受けていたのだが、次の馬風と比較すると笑いの熱量が圧倒的に違い、結局馬風の印象だけ残ってしまうのであった。まあそれも恐らく、客にはわからない寄席の修行のひとつというだろうとも思う。

トリの柳家権太楼は『寝床』。私は権太楼はかなり好きだし、この日も楽しかったが、この日の『寝床』についてはここだ! というところがつかめないまま、噺の途中(小僧の「あたしの寝床なんです」のサゲまで行かずに終了)でぽんと放り出された印象が残った(噺本編は20分くらいやったのかな?)。

***

さて夜。

前座が上がる前に一階に移動して、まあよい位置の席が確保できたなとひと安心していたら、ここでひと騒動。後列座席の団体席が設えてあるところに座ったひとりのおじさんに、ホールの人が「そこ6時半に団体が来ますから」と告げたところ、おじさんいきなり「こっちは金払って入ってんのに好きなところに座れねえのか」と怒り出し、ホールのあんちゃんも頭に血が上ったのか、ちょっとしたつかみ合いになっていた。

結局、木戸銭返してお帰りいただいたようだが、その後も、前座の三遊亭しあわせが『子ほめ』本編に入った辺りで(多分)招待券のお客がどろどろと大勢入れ込まれて来て、前方空いてる席がほとんどないのにお年寄りが押し寄せて来てはうろうろとうしろに戻って行くというなんだかよくわからない状況になり、前から五列目(下手側ブロックの中央寄り通路側)の私の席からは高座が人影に隠れ、前後の席では、前の席のお父さんがずっと携帯電話でメールを打ってると思えば(音はしないが、角度によっては画面の明るさが目に入って意外に気が散る)、前座に続く柳家喬四郎『金明竹』のサゲ間近で後ろのお父さんが携帯電話に出て話し始めるとか、ご老人アナーキズムの花が大いに花開き、あるいは渦が盛大に渦巻いた。

さすがにうしろのお父さんには、「客席で電話はよしてくださいねー」とご注意申し上げたが、この時点では今日は落ち着いて聴けるのかなーという不安で胸いっぱいになる空気であった。

しかしそんな中、喬四郎『金明竹』は雑然と喧しい客席の空気に揺さぶられることなく筋がびしっと通っていたのは見事だったし、それは柳亭小燕枝『手紙無筆』も同様で半ば力尽くのように客の注意を高座に向けさせ、近藤志げるは完全に客の耳目をつかんでいた。この辺の展開は、個々の芸云々以上に、鮮やかで心奪われるものだった。その後は、先の心配など忘れて、落語と諸芸を楽しむことができた。

近藤志げるに続く古今亭志ん輔『紙入れ』は、ご本人は(たとえば古今亭菊之丞などと比べて)色っぽい感じの人ではない(と私は感じている)のだが、しかし「赤い襦袢」という言葉ひとつで色っぽい雰囲気をぐっと醸し出すところが見事だった。お内儀さんを少し強引なお人柄に描いていたところがそれにつながっているのかな、と聴いている最中に思ったが、理屈的な確信はない。ああ、あと、お内儀さんが新吉に迫るところでの“肩を揺する”仕草の繰り返しが、妙に可笑しかったな。あと旦那の間抜け振りも含めた人柄の描き方が、なんだか心地よかった。

続く川柳川柳は、最近では珍しい?『テレビグラフィティ』で、戦後の街頭テレビ、力道山/木村政彦/シャープ兄弟などお客の年齢層からいって受けそうなはずのネタ満載なのに、客席はどこでどう反応していいかつかみかねていた様子(最後は力尽くで笑わせていたが、川柳は終始機嫌悪そうにしていたが、まあこれもいつものことか)。

一方、林家正楽の紙切り(「相合い傘」に続いて注文で「横綱土俵入り」と、あと「ベッカム」を見事に切った)を挟んでの三遊亭白鳥の『アジアそば』は、客層からは意外なくらいに受けまくっていた。いや別にお年寄りをバカにしているわけではなく、ずっと馴染んでこられたであろう古典とはあまりに肌合いが違って感じられるだろうに、と浅慮していた次第だが、白鳥にあってはそういう固定したような観念は関係のない次元なのだな、と、この日も強く思った。『アジアそば』は、つい十日前にも聴いたので、噺が始まった辺りでは他のものが聴きたかったな、と些か残念に思ったが、噺が進むとすぐに、十日前と同じように笑っていた。

三遊亭歌之介は『勘定板』だったが、歌之介お目当てのお客が多かったのか、なんだか妙な盛り上がりがあった。確かに面白いんだが、そんな声高に笑うか? というくらい笑う人がぽつぽつといる、というような感じ。まあ、少しだけ不思議に感じた、という程度ではある。

***

『勘定板』から仲入り後の柳家喬之助『寄合酒』という流れの受け方を見ると、下ネタはやはり受けるんだなあという感じがしたのも、この日の印象(と思ってたらトリの柳家喬太郎が『禁酒番屋』をぶつけてきたわけだが)。

三遊亭歌る多『初天神』は金坊がよくて熊五郎も女流によくある無理な感じがなくて、「お前はいつからそんな肺活量になったんだ」「そんなこと言ってると自衛隊に入れるぞ」「なぜそこで呼吸を整える」などのくすぐりもとても面白かったが(引用は多分不正確です)、ふと、お母さんと男の子、という設定で演ったらどうかな、と思わせられる感じもあった。まあ、考えたことはあるが、いろいろあって捨てたのかもしれない。その辺はこちらの勝手な妄想。

柳家小せん『あくび指南』は、いつもながら高座姿がよくて見ていて気持ちがいいのと、あくびの師匠がちょっと厳しい感じなのが、却って噺の可笑しさを際立たせているのかなと思った。江戸家小猫を挟んでの入船亭扇遊『たらちめ』(「ちーん」まで)もきれいな古典でとても楽しかったが、そういえば今日の夜は漫談がなかったなと、この辺りで思う。割と息の抜き場のない番組ではあった。

さてトリの喬太郎『禁酒番屋』、近藤や番屋の役人が酔って行く過程がとにかく見事だし、近藤が勝手に酒屋を「お主も悪よのう」と悪事に引き入れて行くところのよい間、そしてそれを繰り返すことでの笑いの増幅とか、笑いどころもたくさん。全体に漂う軽さも含めて、ちょうどよい塩梅の『禁酒番屋』だった(マクラ含めて20分くらいだったか)。

トリの喬太郎が十日間、古典をかけるのか新作も交えるのかはわからないが、もし行ければもう何日か通いたい。浅草演芸ホールのことだから、客席の雰囲気にはいろいろ不満を覚えるだろうが、その辺を割り引いて考えれば、ぜひお薦めしたい番組と思った。

あと印象に残ったのは—

・近藤志げるが銀座でバーをやってたときに、「立川談志がやって来て、さんざんリクエストを唄わせられた挙げ句に勘定払わずに帰ってしまった」。その二三日後にちゃんと勘定を払いに来て、それがきっかけで近藤志げるが世に出たという話。

・で、近藤志げるは、例の「さっきニュースが入りました、今日午後何時何分、民主党の小沢一郎が〜」というネタでまだちょっとざわついていた客席をぐっとつかむや、『兄弟仁義』を唄い、リクエストを募って『帰り舟』『会いたかったぜ』『別れの一本杉』、最後に『浅草の唄』(つよいばかりが男じゃないと/いつか教えてくれた人/どこのどなたか知らないけれど/鳩といっしょに唄ってた/ああ浅草のその唄を サトウハチロー作詞)を見事に唄い上げたあと、「浅草でおばあさんが鳩に向かって100円玉を投げていた、見かねておばあさん鳩はお金を喰わねえよと教えてやったら、なんだいお前はバカだね、あそこに鳩のエサ100円って書いてある」とすっと落とすところの間がよかった。

・志ん輔『紙入れ』は、旦那から貰った紙入れ、というくだりがなくて、後段は手紙が見つかったか見つからなかったか、という流れになっていたが、そういうものなのか、はたまた紙入れのくだりを抜かしてしまったか。

・のいる・こいるはいつものネタの流れがちょっと渦巻いた感じで進み、その勢いで?とつぜんの一本締めで終わっていた。

・江戸家小猫はウグイス、犬、子猫、にわとりとお馴染みのネタのほか、熊の(怒ったときではない)普段の鳴き声だという「クマッ」というのと、あとテナガザルの鳴きまねでなぜか眼鏡を外して熱演というのが可笑しかった。

・仙三郎社中は、仙三郎、仙志郎、仙三。ずっと『ざるの取り分け』だと思い込んでたのが『花笠の取り分け』であることが判明。ひとり客席で恥じ入った。

以下、この日の演目。

-昼
林屋正蔵・・・・・・新聞記事
鈴々舎馬風・・・・・漫談
アサダ二世・・・・・奇術
柳家権太楼・・・・・寝床

-夜
三遊亭しあわせ・・・子ほめ
柳家喬四郎・・・・・金明竹
柳亭小燕枝・・・・・手紙無筆
近藤志げる・・・・・歌謡漫談
古今亭志ん輔・・・・紙入れ
川柳川柳・・・・・・テレビグラフィティ
林家正楽・・・・・・紙切り
三遊亭白鳥・・・・・アジアそば
三遊亭金時・・・・・癇癪
昭和のいる・こいる
 ・・・・・・・・・漫才
三遊亭歌之介・・・・勘定板
(仲入り)
柳家喬之助・・・・・寄合酒
ダーク広和・・・・・奇術
三遊亭歌る多・・・・初天神
柳家小せん・・・・・あくび指南
江戸家小猫・・・・・動物物真似
入船亭扇遊・・・・・たらちめ
鏡味仙三郎社中・・・太神楽曲芸
柳家喬太郎・・・・・禁酒番屋

2013年05月20日

5月まとめ(11〜20日)

11日(土) 朝8時起床→特に何もせず(昼飯は作った)、夕方6時よりdressにてサウンドチェック→中村義郎、田中邦和、いうまでもない最高であった→電車で帰宅。午前1時過ぎ就寝。
12日(日) 朝8時起床。宿酔い→新宿駅に着いたところであわや→SUKIYAKAリハ。『Sprit in the Sky音頭』をやるかやらぬかで紛糾→その他は割と楽しく過ぎた→まっすぐ経堂へ戻り、花坊でうどんとビール。三省堂で快楽亭ブラックの談志伝と広瀬和生の噺家紹介本を買う。ブラック談志伝は直ちに読了→風呂と午睡→夜焼肉→『35歳の高校生』、見てしまうなー→再び風呂→午前1時過ぎ就寝。
13日(月) 朝8時起床→『あまちゃん』見て二度寝→午前11時過ぎ起床。まだお腹下っている→昼頃起床→ガラムマサラで昼→世田谷八幡にお礼参り→魚真等で晩の買物→帰宅後午睡せずなにかに取り憑かれたように仕事する。夜7時に一旦途中経過を提出→風呂、晩→晩後も深夜2時過ぎまで仕事し、ネタ出し一応完了。一眠りしてから見直そう→午前3時頃就寝。
14日(火) 朝9時起床→朝食後落語ムックのネタまとめ続き。資料からネタ拾って、一旦〆→昼飯後午睡→風呂→また午睡→夜9時過ぎに起きて晩のあとまた寝る。
15日(水) 朝7時半起床→朝飯、日課の『あまちゃん』、続く番組でアルコール依存症を採り上げていたので金宮を一杯、久々の朝風呂→仕事(プロフィール草稿)→北満飯店、プリンターインクカートリッジ(黒)、魚真でカツオ半身、ほか→午睡→鰹刺身であーこりゃこりゃ。〆は深川飯もどき(いや正調か?)→夜11時頃就寝。
16日(木) 朝9時起床→朝風呂、小三治『落語家論』二度目読了。そういえばおとついは広瀬和生『この落語家をよろしく』も読了。読んで面白いという本ではなかったが、参考/勉強にはなった→プロフィールまとめは一通り終了→尾形HP更新→自室にようやくブラインド取り付けたが、注文時に寸法を間違えていたことに気付く→三橋美智也にはまる→昨日に引き続き鰹(今日はソテー)で一杯→夜11時頃就寝。
17日(金) 朝9時起床→風呂→図書館のパスワード忘れて慌てる→少し原稿→夕方図書館へ、パスワード変更と落語ムック用資料本予約→祖師ケ谷大蔵に移動。丸福で一杯。夏煮込みは3月の終わりから始まるそうだ→祖師谷温泉でひとっ風呂→ムリウイでLinky & Auhein。古い流行歌が次から次へと蘇る。素晴らしい→終演後、久々に星さんと一献。古代楼に移動してまた一献。よく喋ったなあ→祖師谷から歩いて帰る。記憶フェードアウト。
18日(土) 宿酔いにつき、夕方まで寝床(途中食事時だけ起きた)→夕方西桐日誌編集→落語ムックの文字数等仕様決まる→その他特になにもなく。午前3時頃就寝。
19日(日) 寝坊。しかしなんとかSUKIYAKAリハには間に合った。諸問題発生したが、演奏はよい方向に。もう一息→岐阜屋で一杯→図書館で本受け取り帰宅。紀伊国屋からも本が届いた。気合い入れて読まないと→風呂入って午睡して生き返る→夜は鳥すき。割り下試行錯誤→美術談義からバレエのもっこりについての熱い議論まで→満腹にて早寝→夜中に腹痛で起き、また寝る。
20日(月) 午前10時起床→『寄席手引』に関する販売プロモーションの相談があったが、まだ値を下げるのは早いと思い、せっかくながらとお断りする→午後吉祥寺へ→友人が木琴をくれるというので、受け取りがてら上杉で一献と思ったら、残念ながら休み→で、いせやへ。焼酎三杯で、あとの記憶をほとんどなくす→いせやでは食べ足りなくて、もんくすふーずに行ったのは覚えている→酔った割にはつつがなく帰宅。帰宅後カップ麺食べて即就寝。

2013年05月17日

Linky & Auhein

於祖師ケ谷大蔵カフェ・ムリウイ

Linky & Auhein:
 小峰公子(vo, acc)
 杉林恭雄(vo, gt)
 星衛(vc, 篠笛)
 ゲスト: 向島ゆり子 (vn)

「『ZABADAK』の小峰公子、『くじら』の杉林恭雄、ジャンル縦横無尽の楽師・星衛。昭和歌謡や童謡の数々を、散歩速度で歌います」というバンド(会場ホームページより転載)。

いい歌というものは、作られた時代とは関係なく生き続けるのだなあと改めて感じた。唄われた歌は下記の通りだが、中でもとりわけ、ブルース風味で唄われた『津軽海峡冬景色』には涙が出た(この曲での向島ゆり子のヴァイオリンソロにはしびれた)。『恋の奴隷』のロックンロール風味もよかったな。

小峰公子と杉林恭雄が交互に、あるいは一緒に唄うわけだが、マイクを使わないふたりの歌がまたよく絡まり合って、歌に独特の生命を与えていたのも、よく記憶に残っている。これはまた聴きにいきたい。

以下、この日のセットリスト。


01 りんご追分
02 三日月娘
03 胸振り子
04 夢見るシャンソン人形
05 時の流れに
06 銀座カンカン娘
07 青い山脈
(休憩)
08 ヤシの実
09 青い目の人形
10 津軽海峡冬景色
11 廃墟の鳩
12 長崎慕情
13 港町ブルース
14 夢淡き東京
15 タンゴ物語
(アンコール)
17 恋の奴隷
18 東京ラプソディ

2013年05月10日

5月まとめ(1〜10日)

1日(水) 午前11時起床。熱は下がったようだが、まだふらふらする。首は相変わらず痛い→風呂→午睡→ちょっとした心配事が出来たが、まだまだよい方向に向く段階である→晩のカレーがうまかった。南瓜の甘味が溶け出し、南瓜には海老の出汁が染み込んでいた→まだ本調子ではなく、ビール中瓶二本弱でもうたくさんとなった。『パリのアメリカ人』も久々に楽しく見ていたが、途中で断念→午前0時前後就寝。
2日(木) 昼前くらいに起床。首の痛みも完全に消えた。なんだったのかな→風呂。『落語を聴かなくても人生は生きられる』(松本尚久編)を湯に浸かりながら読み、いろいろ腑に落ちつつ頭が回る→世田谷八幡に願掛けのお参り→鳥武で骨付モモと焼き鳥購入→家でおやつ→風呂→ラック下に放置されていた上着を洗ってみる。乾いたら明日着よう→風呂上がりにまた一杯→夜11時頃就寝。明日は早起き。
3日(金) 深夜覚醒、そのまま起床→朝湯。『落語を聴かなくても人生は生きられる』の桂枝雀の評伝をじっくり読みつつ、読了→二度寝、寝坊→世田谷八幡にお参り→世田谷線、京王線と乗り継いで多磨霊園→スカパラ青木墓参。奥方のご一家に遭遇。娘さんももう二十歳になんなすったそうだ。驚いた。献ハイライトしそびれた→西荻にて、トライフルに時計を修理に出し、坂本屋でカツ丼→高円寺Amp Cafeにて、タムラジュン個展『天動説/地動説』を見物→有楽町に出て、国際フォーラムホールにて『ラ・フォルネ・ジュルネ・オ・ジャポン2013』の『20世紀パリ:音楽の冒険(Bプロ)』(アンサンブル・アンテルコンタンポラン)を見物(ホールD7)→チケットを進呈してくれた友人と三原で一杯。お土産の明太子もらう。営業は五月いっぱいとの由。芳名帳に連絡先書いておいたので、移転の際は連絡をいただける模様→さばのゆより前田一知の高座が今晩あると知らせ。朝枝雀の評伝を読んでたと思ったらこれだ。びっくり。高座には間に合わなかったが、一杯だけやりによる→帰宅後即就寝。
4日(土) 朝9時起床→朝食後二度寝→午後2時起床→世田谷八幡→午睡→風呂。志ん朝の速記で『明烏』読む→飲酒。という感じで、ほぼ一日なにもしなかった→尾形制作の寝間着、ほぼ出来上がる→多分午前4時頃就寝。
5日(日) 朝9時起床→風呂。今日は志ん朝『品川心中』『お直し』読む→世田谷八幡経由でdress→時空兄弟、素晴らしかった。マダムの体調が心配だったが、相当苦しんだ様子は感じられたものの、音楽に関しては完全復活したようだし、以前とは違った力の抜き加減というか滋味のようなものを感じた。素晴らしかった→終演後、バカ話に興じ、大津さん直子さんとタクシー同乗で帰宅。深夜2時頃就寝。
6日(月) 朝9時過ぎ起床。宿酔いにつき朝食後二度寝→昼過ぎ、クルマで出掛け小田急OXで食料調達ののち老父宅へ。食料届けがてら、近所の病院の評判や受付時間など調べつつ、弁当で昼。足はよくなってない模様→帰途世田谷八幡寄ってから帰宅。道はとてもすいていて、往路復路とも順調→午睡→晩飯→風呂→午前2時過ぎ就寝。尾形謹製寝間着をおろす。
7日(火) 朝9時起床→風呂→世田谷八幡から新宿草枕経由で、らんぶるにて打ち合わせ。有意義であった。担当ページ数も増えた→末廣亭にて、芸協『三笑亭世楽・春風亭笑好・雷門小助六 真打昇進披露興行』見物。月夢改め世楽の、丁寧な『御神酒徳利』がとてもよかった→ニューオリンズ魔酒場で飲酒→午前1時頃就寝。
8日(水) 午前10時過ぎ起床。宿酔い→尾形の検診結果今日は出ず→老父は足の痺れ診察受けたそう。椎間板ヘルニアからの症状との由。痛み止め飲んで様子見るとのこと。ひとまず変な病気でなくて安心→宿酔いなので寝てようと思ってたのに、気付いたら趣味の寄席レビューを渾身の力を籠めて書いていた。3,000字……→稲荷とおむすび食べて午睡→夜8時前起床→風呂。志ん朝の速記一巻目読了→晩飯、そして就寝。深夜0時前後。
9日(木) 朝8時半起床→朝食後、世田谷八幡経由で浅草へ→浅草神社にもお参りし、翁そばでカレーそば手繰ってから浅草演芸ホール。夜の小三治のトリ等お目当て→終演後まっすぐ経堂に戻り、魚ケンと思ったが休みだったのでくどう。コチの刺身に舌鼓→午前1時頃就寝。
10日(金) 朝8時起床→昨日の寄席見聞記書く→一瞬午睡→尾形大事なし。よかった。一安心→晩飯後酔っ払ってすぐ寝る。夜10時頃。

2013年05月09日

浅草演芸ホール五月上席昼夜

浅草演芸ホール五月上席

ひょんなことから、落語初心者に向けて人気噺家を紹介するムックの制作に関わることになった。で、ふと浅草演芸ホールの五月上席の番組表を見たら私が紹介を担当する噺家が幾人か出ているのに気付き、半分取材のつもりで出かけた次第(ムックについては、詳細が決まったらまたご案内します)。

ということで、その模様をば、毎度長くてご退屈様ですがー

昼の丸山おさむの、いつもながら見事な田中角栄の声帯模写の辺りで入場(ちなみにそこまでの出演は、林家彦丸、ストレート松浦、春風亭柳朝、林家きく麿、林家二楽、春風亭勢朝、林家時藏、すず風にゃん子・金魚、桂藤兵衛、柳家さん吉)。

頭から聴いたのは、丸山おさむの次の橘家圓太郎『親子酒』からだが、この日は、個々の芸についてどうのこうの言うよりも、全体に渋くていい古典、というか“落語”を順繰りに堪能した、という印象で、それは林家彦いち『反対俥』や、古典ではない三遊亭白鳥『アジアそば』(怪しいインド人がやっている日本そば屋に客引きされる顛末)までその印象の範囲内に入るから不思議だ。

彦いち『反対俥』は、爆走する俥屋の描き方がご本人のごつごつした感じの個性に合っている所為もあり面白いのだが、つい先日三笑亭夢花の極端な『反対俥』を聴いたばかりだったので、その所為で少し渋い印象を受けたのかな、という気もする。川に飛び込んで水底を走って向こう岸に渡る辺りの描写はとても可笑しかった。

白鳥は、上手い、というと反対意見もあるかもしれないが、聴く度に危なっかしくない感じ、そつがない感じ、如才ない感じが強くなっている気がして、それが上記のような印象に結びつくものと思う。ただその印象は、安心して聴けたり角が取れたり毒気がなくなってつまらない方向に進んだりする“危なっかしくない”“そつがない”“如才ない”ではなくて、むしろ古典ー新作という区別や間にある垣根を聴き手に意識させないような、落語をただただ“落語”として楽しませてくれる作用として働いていると思っている。その印象は、2011年の暮れのS.W.A.ファイナル公演で新作『鉄砲のお熊』を聴いて抱いて以来、高座に触れる度に得ていて、この日の『アジアそば』もそうだった。

あとはもう個人的な好みの話になってしまうが、古今亭菊之丞『鍋草履』、五明樓玉の輔『紙入れ』、柳家三三『浮世床』(元結いだけ切られたざんばら髮の男や髭を片方だけ当たられた男などが、将棋に打ち興じたり煙管にいたずらされたり)がとりわけ耳に心地よかったかな。それと柳亭市馬『気の長短』や柳家権太楼『代書屋』は言うまでもなく。

古今亭志ん輔『七段目』は、若旦那や小僧の定吉の芝居がかりが微妙に板に付いていないところが値打ちなのかなと思ったが(芝居があまりにうまいのよりも、妙な現実感があるので)、一般的な評価とは違うかもしれない。まあ違ってもあまり気にしません。

あ、柳家三之助『転失気』は「寺方ではいつから盃を呑酒器(転失気)と?」「奈良平安時代から」というサゲだったが、『転失気』のサゲでは一番好きかもしらん。

さて夜のトリ柳家小三治の『お化け長屋』は、マクラ15分含むたっぷりの40分で噺の前半のみ(威勢のいい男が飛び込んできてがま口持ってっちゃうまで)。マクラでは落語家ー噺家考から始まり、落とし噺、人情噺、怪談噺など落語の種類について語り、先代圓楽へのちょっとした皮肉で笑いを取り(談志への皮肉はなかった)、怪談噺の演出などについて語ったのち、実にゆったり本編を語る。私はよき小三治ファンではないから、長屋の空き店に幽霊が出るようになった(嘘の)由来をあのゆったりした語り口でまったく同じに二度繰り返す辺りは少し退屈したが、そうは言っても、あの語り口に身体を預けてゆっくりゆっくりサゲに向かう心地よさは、他では味わえない。心なしかサゲに向かって声が小さくなっていく様子も、ぐいぐいとではなく噺に引き込まれていく感じがして面白かった。もっとも、終演後に若いお客が「最後のほうが何言ってるかぜんぜん聴こえなかったよ」と話し合っていたのも可笑しかったが。

***

古典を様々に堪能したほか、林家木久蔵『こうもり』、林家木久扇『明るい選挙』、川柳川柳『パフィーde甲子園』、柳家はん治『背なで老いてる唐獅子牡丹』、三遊亭白鳥『アジアそば』(前述)、三遊亭歌之介『母のアンカ』と新作も楽しんだ。

林家木久蔵『こうもり』は、上手くはないが妙に可笑しくはある。同じ二世でも根岸の兄弟に比べると、得をしている人だなあと観る度思う。ちなみに『こうもり』は春風亭小朝のネタ(愛知の微笑亭さん太作)だが、小朝版がどうだったか忘れてしまった。にしおかすみこも演っている(た?)そうだが、これは聴いたこともない。

川柳が『ガーコン』ではなく『パフィーde甲子園』にしたのは、中学生の修学旅行生の団体(北海道から来たらしい)がいたからかな? 修学旅行の子らは二階席に固まっていたので、一階最後列にいた私にはどれくらい受けていたかはわからなかった。川柳、とてもお元気そうでなにより。

川柳の次がはん治で、新作二本続き。桂三枝作の『背なで老いてる唐獅子牡丹』は、極道の世界も高齢化が進み、一番の若手組員も61歳という親分(90歳)が自分のシマを荒らされ、敵対する組の親分のタマを取り落とし前をつけるべく乗り込もうとすると敵の親分が寿命で死んでしまう、という展開の脱力さ加減を充分に味わわせてくれる演じ振りで、よかった(サゲは三枝のではなく、独自に考えたのかな?)。

歌之介『母のアンカ』は、初めて聴いたときは湿っぽさのほうを先に感じてあまり好みではなかったのだが、何度か聴くうちに、時折差し挟まれる笑いどころで笑っていいんだかなんだかわからない塩梅の妙なる可笑しさを楽しむようになってきた。この日聴いて、やはり不思議な噺だなあと思った。

***

ちなみに、浅草らしく?おばちゃんの小団体(5〜10人内外)が何組かいて、おばちゃんの小団体らしく高座中もお喋りが絶えなかった。おばちゃんというかおばあちゃんに近い方のほうが多かったかな、多少気は散ったが無邪気な様子でもあり、注意するほどではなかったが、そんなおばちゃんたちを高座に集中させ受けていたのは、江戸家猫八の動物ものまねや鈴々舎馬風の楽屋ネタのいつもの漫談、昼のトリ林家木久扇の正藏/三平/談志/田中角栄のものまね(『明るい選挙』)であった。まあこういうのも、寄席で珍しい光景ではないのだけど、落語ってなんだろうとふと思わせられる光景ではある。

さらにちなみに、太神楽曲芸や奇術などもおばちゃんや子供受けのよい分野だが、ダーク広和は、受けどころがわかりにくいのとご本人の押し出しが強くないのとで、あまり受けていなかった。個々のネタは地味な割に説明すると長くなるので、胸にしまっておく。誤解のないように書き添えておくが、ダーク広和の奇術は、私はとても好きです。

***

以下はこの日の備忘。

・江戸家猫八は、にわとりの鳴きまねだけで江戸家一家の話(先代先々代の話や二代目小猫の話や「猫八」は広辞苑にも項目が立っているという話など)で引っ張り、最後の最後に立て続けにホトトギス、ウグイス、ジュウイチ、オオハクチョウとコハクチョウの鳴き分け、タンチョウヅルを披露。

・昭和のいる・こいるは、のいるの喋りが高座に触れる度に聴きづらくなっているのが少し心配。ネタは歌謡曲ネタで、こいるが唄う唄う。『昭和枯れすすき』のメロディをちょっとだけ変えることによって無限ループに陥るところが特に可笑しい。

・三遊亭小円歌は、勢いがあってかっこよい『茄子と南瓜』のあとは、『新内流し〜かちかち山』『名人の出囃子』といつも通り。踊りはなし(残念)。

・三増紋之助は小手調べに『投げやり』と『指の上』、続いて『末広の曲』『輪抜け』『真剣刃渡りの曲』『風車』。

・柳家小菊は、『梅は咲いたか』(浅草演芸ホールへ、ご案内〜)『並木駒形』『寄席スタンダードナンバー への八番』『ちゃっきり節』『さのさ』三味線でのやぐら太鼓の音真似から『角力甚句』。ほぼいつも通りだが、季節柄の『ちゃっきり節』がうれしい。

・仙三郎社中は、仙三郎、仙志郎、仙三で、『傘の回し分け(鞠、鉄輪、枡)』(仙三)『鞠調べ』(仙志郎)『土瓶』(仙三郎)。三人で『小撥の取り分け』『ざるの取り分け』。

・ロケット団は、客席の様子を探りながらなのか、細かいネタ(四字熟語、山形弁、プーチン大統領など政治ネタ、青汁のTVCMなど)をくるくると駈け続けていたのが印象に残った。あとはヒーローインタビュー(これは少し長め)。

・林家正楽は、『相合い傘』のあとは注文で『結婚式』『笑う門には福来る』(後者は笑っている人のところに福の神が降りてくる図)を切って、大トリ小三治につないだ。

***

以下、この日の演目。


-昼
丸山おさむ・・・・・声帯模写
橘家圓太郎・・・・・親子酒
柳家さん喬・・・・・初天神
江戸家猫八・・・・・動物ものまね
春風亭一之輔・・・・看板のピン
鈴々舎馬風・・・・・漫談
ダーク広和・・・・・奇術
林家錦平・・・・・・権助提灯
古今亭菊之丞・・・・鍋草履
(仲入り)
林家木久蔵・・・・・こうもり
昭和のいる・こいる
 ・・・・・・・・・漫才
林家彦いち・・・・・反対俥
五明樓玉の輔・・・・紙入れ
三遊亭小円歌・・・・三味線漫談
林家木久扇・・・・・明るい選挙

-夜
春風亭一力・・・・・子ほめ
柳家ろべえ・・・・・鈴が森
柳家三之助・・・・・転失気
三増紋之助・・・・・曲独楽
柳家〆治・・・・・・松竹梅
柳亭市馬・・・・・・気の長短
大空遊平・かほり・・漫才
川柳川柳・・・・・・パフィーde甲子園
柳家はん治・・・・・背なで老いてる唐獅子牡丹
柳家小菊・・・・・・俗曲
柳家権太楼・・・・・代書屋
(仲入り)
三遊亭白鳥・・・・・アジアそば
鏡味仙三郎社中・・・太神楽
柳家三三・・・・・・浮世床(将棋〜煙管)
古今亭志ん輔・・・・七段目
ロケット団・・・・・漫才
三遊亭歌之介・・・・母のアンカ
林家正楽・・・・・・紙切り
柳家小三治・・・・・お化け長屋(前半)

2013年05月07日

新宿末廣亭五月上席 三笑亭世楽・春風亭笑好・雷門小助六 真打昇進披露興行

新宿末廣亭五月上席。落語芸術協会の新真打、三笑亭世楽(月夢改め)、春風亭笑好、雷門小助六(花助改め)の披露興行。

この十日間、トリは新真打三名が交代で取っているが、この日七日は月夢改め世楽がトリ。登場人物の演じ分け、顔の表情や仕草に至るまでたいそう丁寧な高座で、とても結構な『御神酒徳利』だった。寄席での初めてのトリ?の所為かかなりの緊張感が伝わってきたし、ちょっと言い淀んだり噛んでしまうところもあったが(サゲ直前でも微妙に噛んでしまっていた)、そうしたところからも何故か誠実さが滲み出ているように感じられて、高座姿が気持ちよく、非常に好感を持った。先が楽しみと思う。

細かい観察をひとつ書いておくと、噺の発端の辺り(家に帰った善六が徳利の在処を思い出す辺りだったかな)で三列目中央に座っていた客がひとり帰ってしまったのだが、その姿を高座から少し目で追い一瞬動揺したように見えたものの、それで噺に妙な溝を作らなかったところにもちょっと感心した。

他の新真打ふたりは、退屈はしなかったしそれなりに面白かったものの、おお、という発見はなかったな。特に笑好は人物自体にいい可笑し味を含んだ個性がありそうなのに、噺が始まると真面目に過ぎて緩急や可笑し味が足りない気がした。『権助魚』というネタが、特に権助という人物が本人に合っているようで実はそうではないような、なにかもやもやしたものが残った。

***

順序が逆になったが、前座の柳亭明楽、築地を横浜と言い間違えてちょっとグダグダになってからが妙に可笑しかった。倍音を多く含んだような声も可笑しい。ちっとも上手くはない『犬の目』だったが、はらはらしたのも含めて退屈しなかった。

うめ吉は、『芝で生まれて』『品川甚句』小唄『よりを戻して』を唄ったのち、『奴さん』。唄や踊りの合間に話す内容もいつも通りなのだが、あのゆったりおっとりした口調をじっくり味わっていると、なにかいつもくらくらしてくる。私にとっては、ちょっと格別な世界。

三笑亭夢花『反対俥』は、登場人物の描き方が極端で、それだけで充分可笑しい。あと俥が宇宙まで飛んでったあとのインベーダーゲームの音真似が妙に見事で笑った。

春風亭鹿の子は、あんなに変な顔を作らなくてもいいんじゃないかしら。個人的な趣味の問題か。

ナイツはここのところ相変わらずの松井ネタから雑学クイズと見せかけた野球ネタという展開だが、わかっていても笑う。松井の実家である宗教法人「瑠璃教会」の話になるところは、いつもなんだかどきどきするのだが。ちなみにこの日のナイツは、いつもに比べても少しゆっくりしたテンポで、それもまたなんだか可笑し味を増していた。

三笑亭夢丸は、入院中を押して弟子世楽のために高座に上がり、さらりとした漫談(歌舞伎役者と噺家の辞世の句の違いや、健康のために家族がくれた万歩計を歩かずに手で振って一万歩にした、など)だけで下りたが、そのさらりとした感じに却ってぐっと来たな。今から考えたら、トリの世楽に感心したのは、夢丸のこの高座の感じと、仲入り後の口上とが、私の気分に作用していたのかもしれない。

ニュースペーパーは菅官房長官と高市早苗だったがグダグダ。しかしTVで見るより、高座のグダグダ振りを見ているほうが面白いと、いつも思う。

春風亭昇太は、弟子昇八の結婚式に参列したという話に始まり、昭和の電化製品の有り難みから、最近お馴染みの加山雄三「ゆうゆう散歩」と漫談だったが、笑いの量という点では、噺家の中ではこの日一番だったかもしれない。聴くほうも、もう昇太ならなんでも笑うぞ、という気持ちになっているきらいはある(かもしれない)。

瀧川鯉昇『粗忽の釘』は、箒ではなく「死んだおばさんに貰ったでかいロザリオ」を壁にかけるために釘を打つ、という展開。鯉昇ではお馴染みの「ロザリオ篇」だが、なんでロザリオなんだという時点ですでに可笑しいし(ロザリオがなにかを説明する際の仕草がまた可笑しい)、主人公が同じ粗忽者でも、あんまり慌ててなくて口調がゆっくりという設定も可笑しい。

***

仲入り後は、新真打披露口上。舞台下手から昇太(案内役)、雷門助六(小助六の師匠)、春風亭小柳枝(笑好の師匠)、続いて新真打の三人(小助六、笑好、世楽)、夢丸(世楽の師匠)、鯉昇と並ぶ(鯉昇が並んだのは、会長始め幹部連中に抜けられない用事があって……との由)。小柳枝が笑好のことをいろいろ話したあとに「まあどうなるかわかりませんが」と突き放したのと、鯉昇が入門してから真打になるまでの14〜5年の期間のことを「人殺しの時効と同じ期間」と喩えていたのが面白かった。

で、小助六、笑好と落語が続いたあとが東京ボーイズ。いつも通りの可笑しさと(謎掛け問答、長崎は今日も雨だった、中之島ブルース)、いつも通りのバッドチューニング。

小柳枝『長屋の花見』も助六の漫談と小咄も、大きな聴かせどころなくでも楽しませてくれて、ボンボンブラザースもいつにも増して淡々と輪の取り分け、ワイングラスを乗せた盆のバランス芸、クラブパッシング、帽子の芸で淡々と場を盛り上げて(帽子を衝立てに引っ掛けるのに失敗したと見せかけて実は立ちマイクに見事引っ掛けていた、というところはちょっと湧いたが)、で、新真打世楽のトリにつなぐという塩梅。世楽の熱演は、冒頭に述べた通り。

と、全体を振り返ってみると、実に気持ちのよい新真打披露の番組であったと思う。ぜひ見物をお薦めしたいと思うが、トリが誰かによっても印象が変わると思うので、お出かけの際は芸協ホームページの「公演スケジュール」( http://www.geikyo.com/schedule/index.php ) をご確認されたい。

以下、この日の演目。

柳亭明楽・・・・・・犬の目
三笑亭朝夢・・・・・鰻屋
桧山うめ吉・・・・・俗曲
三笑亭夢花・・・・・反対俥
春風亭鹿の子・・・・袈裟御前
ナイツ・・・・・・・漫才
春風亭柳好・・・・・看板のピン
三笑亭夢丸・・・・・漫談
ザ・ニュースペーパー
 ・・・・・・・・・コント
春風亭昇太・・・・・漫談
瀧川鯉昇・・・・・・粗忽の釘
(仲入り)
真打昇進披露口上
雷門小助六・・・・・写真の仇討ち
春風亭笑好・・・・・権助魚
東京ボーイズ・・・・ボーイズ
春風亭小柳枝・・・・長屋の花見
雷門助六・・・・・・小咄(九日十日、一つ半)
ボンボンブラザース・太神楽曲芸
三笑亭世楽・・・・・御神酒徳利

2013年05月05日

時空兄弟(マダムギー長見順×大津真)

於渋谷dress

マダムギター長見順(vo, g, p)、大津真(g)

※PAを担当

2013年05月03日

ラ・フォルネ・ジュルネ・オ・ジャポン2013『20世紀パリ:音楽の冒険(Bプロ)』

於東京国際フォーラム ホールD7

出演:アンサンブル・アンテルコンタンポラン ディエゴ・トシ(vi)、ピエール・ストローシュ(ce)、ディミトリー・ヴァシラキス(p)

01 ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調(約12分)
 I. Prologue : Lent II. Sérénade : Modérément animé III. Finale : AnimE, lEger et nerveux - Lento

ピエール・ストローシュのチェロの音色がたいそう豊かで、引き込まれた。

02 マントヴァーニ:ハンガリー風に(ヴァイオリンとピアノのための)(約14分)

ヴァイオリンとピアノのユニゾンがその出現する間も含めて、とても心地よい緊張と解放を味わわせてくれた。ヴァイオリンの音が、やや痩せているように聴こえたが、果たして。

03 ブーレーズ:アンシーズ(ピアノのための)(約9分)

譜面なしで演奏。

04 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ(約14分)
 I. Allegro vivo II. Intermède. Fantasque et léger III. Finale. Trés animé

02では痩せて聴こえたヴァイオリンが、この曲ではとても豊かに響いていた。

***

演奏時間は、予定?の45分を10分ほど超過。クラシック音楽の演奏会はとても久し振りだったが、普段聴いているような即興演奏と、感触や手応えは変わらないように感じた。私にとって音楽とは形式や様式や囲い込まれた世界ではないんだな、と再認識した、気がする。

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