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2014年07月31日

7月まとめ(21〜31日)

7月21日(月) 朝8時半起床→朝ドラ二本見たあと、まだ腹空かないし頭が重いので、早めの午睡。多分宿酔いではなく血圧の所為→昼過ぎ起床。ようやく、やや空腹を覚えてきたが、まだそんなでもない→午後遅く、ようやく食事→普段からやる気に満ち溢れて仕方がないという人間ではないわけだが、それにしても今日はなんだか格別だ→O形の描き逃げを編集して公開→午睡。割とぐっすり→起きて風呂→晩のお供はビリー・ワイルダー『シャーロック・ホームズの冒険』。最初の構想にあったふたつの挿話がカットされたのは残念だが、女スパイを巡る推理と駆け引きの緊張感と、女スパイ役のジュヌヴィエーヴ・パージュの美しさ、ベーカー外251Bのシャーロックの部屋とスコットランドの場面の美術の見事さなど、見応えのある映画だった。録っておいてよかった→カットされたというふたつの挿話を知りたくなり、『ワイルダーならどうする』を引っ張り出したり古書を検索したりする。古書検索の結果、シナリオが掲載されているというキネ旬と劇場パンフレットを注文。N富さんよりDVDに残った断片(フィルム、スチール、スクリプト)を繋ぎあわせたものが収録されているとの由。DVDを買うほどではないかなあ。悩む→夜3時頃就寝。
7月22日(火) 朝8時起床。起きたら『シャーロック・ホームズの冒険』のHDDからDVDへのダビング失敗しており、『カーネーション』録れず憮然→朝食後眠くなり早めの午睡→昼過ぎ起床→経堂整形外科。待ち時間が長くなり、呑みたくなってきたので、もう大丈夫です! 的なことを言って早々に診察を終える→神保町に出て、矢口書店にて昨夜取り置いてもらった『キネマ旬報1971年2月下旬号』を受け取る→兵六で一杯。怖い親父のいる飲み屋と思ってたので、なんだか常連の佇まいがスナックぼかったので驚いた。まあ酒と肴は多分昔のままの感じだった気がするし、たいへん楽しく呑めた。あと冷房入ってたので驚いた。一昨年かららしい→〆的な感じで梅もとの薬膳天そば食べたが、なんかまずかったなー。梅もとと言えば立ち食いの中ではうまかったのだが→神保町試聴室にて『ナカオフェア2014』見物。中尾勘二トリオ (中尾勘二sax,kl, 古池寿浩tb, 宇波拓g)、加藤千晶ひげめがねトリオ (加藤千晶vo,p, 鳥羽修g, 中尾勘 per,tb)、ストラーダ (中尾勘二sax,kl, 関島岳郎tuba, 桜井芳樹g, 久下恵生ds)の3バンドと、飛び入り?でふいご(中尾勘二sax,kl, 関島岳郎tuba, 古池寿浩tb)。盛りだくさんだったのと、最後のストラーダが圧倒的だったので、酔っ払ってたこともありストラーダの記憶がほとんどとなった。あとは休憩中に中尾勘二がひとりで多重録音してたのが記憶に残る。ピアノとクラリネットとトロンボーンと、あとベルカント唱法の歌。最後にラフミックスして再生したのだが、これがすごい面白い。次の音源にぜひ入れてもらいたいと思う。中尾勘二という人の演奏は、聴けばよい気持ちになるのに、私にはまだまだよくわからないところが多いな。ご本人自体が大きな謎である→やっと『滑稽録音』入手。あと会場では高田洋介さんにご挨拶→渋谷に出てドレスで一杯。明日の朝食分のおみや持って帰宅→風呂即就寝。
7月23日(水) 朝9時過ぎ起床→『滑稽録音』聴きぶっ飛ぶ。独特の諧謔味があって、聴いてるとなんだかうれしい気持ちになってくるが、その正体がなんなのか、一聴では不明な感じの作品。これまたクセになりそうな一枚→『キネマ旬報1971年2月下旬号』読むが、シナリオは映画を見ての採録だから、知りたかったシーンについてはわからず。ただ巻頭に、都筑道夫、田中潤司、中平康、白井佳夫の、本作に関する7ページにわたる座談会が掲載されているのがうれしい。K竹さんとN富さんよりさらなる情報ももたらされる→昼過ぎ下北沢に出て、黒田百合ゲスト出演のショーGEKIのコント集『ダンパチ改 新生』を見て来た(下北沢「劇」小劇場)。二時間の舞台に11本のコント、多彩な笑いと意表を突く展開(特に黒田百合の驚愕の体技)で、二時間があっという間だった。ゲストなしでショーGEKI単体での次回公演を見たいかというとちょいと微妙ではある→久々に駅前市場の乾物屋で買物、あともめんやまきので夏用のシャツの、ちょっとアンティークっぽい生地を購入→「劇」小近くに戻り、マルニバルという最近できた店で、黒田百合も交えながら一杯。ついでに晩もここで食べる→経堂に戻りちょっと食料買って帰宅→ひとっ風呂浴びて仮眠→起きてアイスクリーム食べてごろごろして一度起きて日記書いてまた就寝。多分3時頃。
7月24日(木) 朝7時半起床→百花園などから編んだ『口演速記明治大正落語集成』(講談社)を企画編集された家内の叔父と昼の会食。話は多岐に及んだが、落語協会分裂騒動にまつわる話は、知識としては知っていることも多いとはいえ、今まで感じたことのない臨場感を感じた。貴重な時間だった→マレットで珈琲飲み、遠藤書店にもご案内してから解散→河内屋で鶏肉買って帰宅→風呂、ビール→ものすごい雷雨→ヒッチコック『北北西に進路をとれ』を見るが、途中で寝てしまう。それでもエヴァ・マリー・セイントの魅力を堪能→少し横になってから復活し、カレーなめつつ金宮酎ハイを呑みながら『若者たち』と『昼顔』を見てから就寝。夜2時頃。
7月25日(金) 朝9時起床→午前中は特になし。午後から散髪→昼過ぎ原宿に出て、まずとんかつの福よしで昼食→小一時間余ったので清水湯に行ってみるが定休日→ヨックモックで涼む→GENT&HONEYにて散髪。あと誕生日サービスということでヘッドスパですっきり→金王神社経由で栄湯まで歩くがここも定休日→ドレスで一杯やって土産買って帰る。住吉という酒がうまい→帰宅後即シャワー→湯上がりにビール呑んでたらすぐに眠くなり、夜9時頃就寝。
7月26日(土) 深夜1時起床→眠れずにだらだら→Twitter見たら件のライターが延々自分の墓穴を掘っているのが目に入り、スーマー『Goodbye Jaqueline』『ミンストレル』を改めて聴いたらやはり前者のアコーディオンも後者のピアノもオルガンも、実に印象的かつ効果的な演奏と用いられ方であることを再認識したので、その辺についてもう一度考え、TwitterとFacebookに書く。それにしても、ミュージックマガジンの関係者は止めに入らないのかなあ→午前中寝る。昼頃起きる→昨夜の録画を見物。『アオイホノオ』『特命探偵』どちらも面白いなあ。後者など、今までに比べて(多分わざと)地味に作ってあるのに、飽きない→夕方ビーバートザンに趣き、脚立(あと消耗品をいくつか)購入→帰途北満飯店の営業状態を確認に寄ったら、閉店の張り紙が。そして向かいの桜井豆腐店も閉店。寂しいことである→帰宅しシャワー浴びて飲酒開始。ビールと、あと赤葡萄酒の炭酸割り→9時くらいに眠くなってしまい就寝。
7月27日(日) 深夜1時起床→とつぜん大道香具師の(男女の絡み写真と偽った)相撲取り組み写真売りの口上を思い出し、種村季弘の『漫遊記』シリーズなどをひっくり返す→O形サイト更新(トップページの表紙絵模様替え)→朝5時頃就寝→朝11時起床→一日一回はスーマー『Minstrel』を聴いているが、別に、アパラチアン・フォークっぽいから聴いてるわけでもなく、バンジョーが入っているから、ロンサムストリングスや中村まりが参加しているから、桜井芳樹プロデュースだから、もっと言えばスーマーの作品だから毎日聴いているというわけでもない。この作品だから毎日聴きたくなるのだと思う。まあそういうことなんだが、それをうまく言うのは難しいな。無理ではないとは思うけれども→午後渋谷に出て、まず朝日屋で腹ごしらえ。うまくはないが、嫌いでもない→移動中に豪雨。最近では珍しく、さっと上がったようだ→Bunkamuraザ・ミュージアムでデュフィ展見物。そんなに興味のある画家ではなかったが、こうしてちゃんと観てみると、意外に陰影や色彩やニスがきつい感じの絵でぐっときたのがあった。観てみるものだ。『夕暮れ時のル・アーヴルの港』(1900)*、 『サン=ジェルヴ教会』(1904)* 、『サン=タドレスの桟橋』(1920)* 、『マルティーグ』(1903)*、『教会の広場』(1903)、『トゥールビルのポスター』(1906)、『アポリネール動物詩集』(1911)、『カルタジローネ』(1922〜23)、『水上の祭り』(1920〜22)*、『クロード・ロランに捧ぐ』(1929)、『サン = タドレスの黒い貨物船』(1948〜52)、『黒い貨物船と虹』(1949頃)、『麦打ち』(1953)が印象に残った(*はニスがきつい感じなのが面白かった絵)。『麦打ち』はデュフィが死んだ朝にイーゼルに置かれていた未完成作品だそうで、確かにもっと描き込もうとしていたのだなあと一目観て思うが、でもそれが却ってデュフィの目指した光の表現の完成形のようにも思えたのが不思議だ→新宿に移動して、O形が世界堂で買物→三丁目のバーン・リム・パーで早い晩。頼んでないものが出てきたり、カオソイと言ったらカオ(飯)が出てきたり、おつりの端数の10円を最初から持ってこなかったりと、昼のスコールと併せて、ほんとに東南アジアに旅行に行ったような気分が味わえて面白かった→久々に新宿二丁目カフェ・ラバンデリアにて『林幸治郎のチンドン音楽マニアックサロン』見物。今日もたいへん楽しかった。今日は大阪・青空総合宣伝社の(佐伯社長やそこに集った人たちの)ディープな話。安易に詳しく書ける内容ではないのだが(ちゃんと書けばそうでもないけれども)、何度も爆笑した(最初メモを取ってたが、追いつきそうにないので、iPhoneのボイスメモでこっそり録音した)。ゲストにアルトサックスの堀田博喜が登場。林幸治郎の実に丁寧繊細なチンドンと演奏した『骨まで愛して』など、サックス一本の旋律ながら表情豊かで、実に見事だった→前回買いそびれた北村大沢楽隊のCDを買い、東京チンドンの高田洋介氏にご挨拶してから帰宅→日記まとめてからシャワー→北村大沢楽隊『疾風怒濤!!!』は、技術的に上手いか下手と言えば下手だが、この人たちにしか表現できない音楽ではある。そしてそれが心震えるものであるのは、先入見もあるかもしれないなあ。この楽隊を発見、紹介した林幸治郎のように、とつぜん雷に打たれたような出会いというのがなかったしこれからもないわけなので、そこは慎重に考えたい。好きなことは好きである→続いてちんどん通信社『大阪スタイル!!!』を聴く(去年買ってから封空けるの忘れてた)。こちらは現代的だし広くいろんな音楽を知った上でのチンドンスタイルなので、その分安心して楽しめるし、カッコいい。最近(といっても1980年代からこっち)の流行歌も採り上げているのが面白い。それにしても林幸治郎のチンドンは達者だなあ。今までよく知らなかった不明を恥じる→赤葡萄酒とラムソーダ呑みながら『笑う洋楽展』見る。続いて落語研究会の柳家小里ん『お直し』も見るが、退屈して途中でやめてしまった。多分、TVでだらだらと見る芸ではなく、高座で直に触れないとわからない芸なのだろう→朝方4時頃就寝。
7月28日(月) 朝11時起床→B電子の仕事のことを少し考えるが、あとは特に何もせず、音楽聴いたり午睡したり→今週は基本的に賄い当番を引き受ける→晩の仕込みが出来たところでシャワー→晩のお供はロバート・ムーア『名探偵再登場』。前作と異なり、探偵はピーター・フォーク扮するルー・ペキンポーひとりだが、ペキンポーが何故かやたらモテまくったり、あるいはギャグの入る間や脱力感が独特なところなど、前作よりも笑いは多かったように思った。あとになにも残さないよい映画→ちんどん通信社『大阪スタイル!!!』や、来日中だというマーク・リボーの音源をYoutubeで探して聴いたりなど→ミシェル・ボワロン『殿方ご免遊ばせ』(ブリジット・バルドー、シャルル・ポワイエ)見る。バルドーの可愛さはもちろん、それに加えてこれも細かいところの細かい笑いが効いていて、私にとってはこれぞ映画という作品だった。満足→夜3時頃就寝。
7月29日(火) 朝10時過ぎ起床→ひさびさにきつねスパゲティを作って朝食。油揚を使うというだけで、毎回材料も作り方も違うが→昼から久々に高枝切り。おとつい脚立を買ったので早く活用したいのと、明日可燃ゴミの日だということで、突如思い立った。今日はノコギリ中心に徹底的にやった。裏のお宅にはみ出たところは、ほぼ処理できたと思う。まあ夏の間はまた伸びるだろうから、適宜様子はみよう→クルマも洗ってシャワー、ビール→『殿方ご免遊ばせ』をまた見ながら飲酒が進み、最後まで見たところで寝たようだ。よく覚えてないが、起きたらまだ日付も変わらず9時40分→録画のダビング開始し、テレビの女子プロレス裏話番組見たり(意外に当りだった)、ゴミ出したりしながらダビング終了まで起きていて、朝5時前就寝。
7月30日(水) 朝8時起床→午前中父宅へ。今日はO形同伴→まずは生協へ。運送会社のトラックが駐車場の入り口手前に停まっていて、入り口を見過ごす。なんであそこに停めるかね。仕方なく第二駐車場へ→今日はO形もいるので自宅用の買物もし、いったん父宅に戻り昼食。父は歯が欠けてしまい、食事をするのがつらいそうで昼は抜き。午後富士見ヶ丘のかかりつけの歯医者に行くというので、父のPCを調整したりなど時間を調整しつつ西荻窪への用事の途中、吉祥寺の駅まで送る→西荻窪では、まずトライフル。柱時計の分解掃除を依頼→それからO形友人への誕生日の贈り物や、次に拵えるシャツ用のボタンなど購入。新生なったというキッチンキャロットの外観と(外観は前と変わっていなかった)、古書店の音羽館も見物。音羽館は、品揃えがきついが(というのは、いい本を置いているがそれぞれの分野での基本的な本がないことが多いので、結果、店主の好みの出方がきついように見える、ということ)、値付もまあ適正だし(安いなと思ったものも多い)、いい古書店だと思う。蔵書の半分以上を買い取ってもらったのは、もう15年くらい前かあ→西荻窪をあとにして、五日市街道から環八と普通に帰り、パワーラークス(食料と酒)、ビーバートザン(プリンタ用インクと紙ヤスリ)、セヴンイレヴン(JAF会費支払い)と回って帰宅→シャワー→ビール一本呑んで午睡するつもりが、録画した『親父の背中』の倉本聰の回を見たら調子が出てきてそのまま飲酒。倉本聰の『親父の背中』は、哀しさの中に妙な明るさと可笑しさがあって、さすが、と思って見ていたが、終わり方が唐突でなにかもうひとつ滋味がない気がしたが、酔いの所為かもしらん→続いて坂本順治『大鹿村騒動記』も見たが、これはもうかなら酔っ払って見たので、あの俳優陣の割には見終わったあとの印象が薄い。もう一度見なければ。大楠道代を軸に見ると、『陽炎座』が見たくなるな、とは思った→何時に寝たか不明。夜中一度起きたが、起床はせずそのまま朝まで。
7月31日(金) 朝8時起床→某電子書籍編プロより入金あり。こことのやりとりについては始終イライラしていたので(まあ相性が悪かったのだろう)、これでようやく完璧に縁が切れたのでうれしい→10時前に出かけ、浅草へ→行きがけに安兵衛に寄って一杯、と思っていたが、間に合わず、結果、ちょっと早めに演芸ホールに入り、よい席に座れた→演芸ホールは『第二回 三遊雪どけの会〜浅草回帰〜』。同じ三遊亭圓生一門の流れを汲みながら、1978年の落語協会分裂騒動以来、基本的に交わることがなかった円楽一門と圓窓/圓丈各一門の、“雪どけ”を目指す合同落語会。第一回は国立演芸場だったが、第二回の今回は円楽一門が浅草の定席寄席に戻って来る、という格好になった(当代円楽の襲名披露は浅草演芸ホールでも行われたけれども)。

四年前の圓生争奪杯(於浅草東洋館)※と比べたら、とても平和な会だった。ただ争奪杯のときにもいたような明らかなアンチ圓丈の客が三人くらいいて、仲入り前に圓丈が上がったとたんに席を立って出て行ったのが、いかにも不粋だなあと思ったけれども、客席は全体的にはどの一門の噺家に対しても、とても好意的という印象だった。

※圓生争奪杯の模様については下記参照
http://www.aokiosamu.jp/blog/2010/03/post_230.html

ちなみに各高座でも他の一門をくさしたり煽るようなところが(ネタとしても)なかったのも、「とても平和な会」と感じた所以。ただ萬橘がマクラでちょっと意地悪く「圓丈さんが噺(白鳥作の『シンデレラ伝説』)を『ダディ? ダディ?』と始めたのを聴いたときは、我々は間違ってなかったと思った」と言ったのは可笑しかった。

力を抜いた漫談は膝替わりの窓里のみで、ネタごとの強弱軽重はあれど、普段の寄席とは異なり全員がきっちりとネタを演っていた。それはそれで嬉しいけれど(私としては橘也『いたりきたり』、円楽のマクラの歌丸が臨死体験をして先代円楽と談志に会う噺、天どん『通信簿』、圓橘『半分垢』、白鳥『スーパー寿限無』、小圓朝『夏泥』、圓丈『シンデレラ伝説』、萬橘『穴子でから抜け』、小圓楽『後生鰻』がとりわけ印象深かった。)、色物なしで18人の出演者ほぼ全員がきっちりしたネタの落語、というのは、かなりの集中力を要求されたような気がする。

一回めのときの取材に、圓丈は「4年、5年かけてやっていけたらいいなと思っています」と応えているが、まあ内部事情もいろいろあるだろうけれども、もう少し少人数でこまめにやるか、あるいは特別な興行として永らえずに、円楽一門が普通に寄席に戻ってくれればよいと思う。

まあ個人的には、円楽一門の会を聴きに行くことはまずないのと、やはり寄席の雑多な空気の中で聴いたらどうかなという興味があるので、普段の寄席に出てくれればとても有り難い。できるだけ早く“雪どけ”してもらいたい、というのが、今日得た一番の感慨。

以下、今日の演目。

◯:円楽一門
▢:圓窓一門
△:圓丈一門
◯三遊亭らっ好・・・・やかん
◯三遊亭橘也・・・・・いたりきたり
△三遊亭ぬう生・・・・幇間腹
◯三遊亭全楽・・・・・真田小僧
◯三遊亭円楽・・・・・寄合酒
△三遊亭天どん・・・・通信簿
▢三遊亭萬窓・・・・・たがや
◯三遊亭圓橘・・・・・半分垢
△三遊亭白鳥・・・・・スーパー寿限無
◯三遊亭鳳楽・・・・・目薬
◯三遊亭小圓朝・・・・夏泥
△三遊亭圓丈・・・・・シンデレラ伝説
(仲入り)
◯三遊亭萬橘・・・・・穴子でから抜け
▢三遊亭窓輝・・・・・権兵衛狸
◯三遊亭小圓楽・・・・後生鰻
△三遊亭丈二・・・・・1パーミルの恋人
▢三遊亭窓里・・・・・漫談
◯三遊亭好楽・・・・・紙屑屋

→会がはねたあと、ようやく安兵衛へ。酎ハイふたつくらいで曙湯へ移動、と考えていたが、床屋帰りのジャージの先輩が、角刈りの仕上げが気に入らないとクダを巻いていて、その後突然の宇宙マウスの話題から、店のお姐さんによる先輩(弘前出身らしい)の訛り矯正講座に移行。お姐さんの手腕が凄過ぎて(宇宙マウス宇宙マウスと連呼する先輩に、お姐さんがミッキーマウス? と切り返したのも可笑しかった、なかなかこの場を離れ難くなる→そして先輩はとつぜん『東京のバスガール』を熱唱し始めたが、とつぜん終わった。ここの常連では別にないらしい→先輩、最後に「指輪がない!」と言って店内一周したのち、履いてた靴の中で発見されるというサゲをつけてから帰った。私もおいとま→曙湯で一息つく→浅草神社参拝→最後に一代に寄って、先日の詫び。大事はなかったし勘定もちゃんとしたとのことで、一安心。安兵衛のお姐さんといいここの女将といい、浅草の女は気持ちよくていいな→梅園でおみや買って電車で帰宅。西荻窪の星さんのライブもと考えていたが、時間的にも体調的にも無理だった。途中うとうとするが、ちゃんと帰れた→帰宅してシャワー。途中風呂入ったとはいえ、さすがに帰途だけでまた汗をかく→今日の会の様子や日記をまとめ→

第二回 三遊雪どけの会〜浅草回帰〜

浅草演芸ホール七月余一会

※落語協会分裂騒動などは、知識としては知っていてもほとんど実感はないので、記述に違和感などある場合はご教示いただければ幸いです。

同じ三遊亭圓生一門の流れを汲みながら、1978年の落語協会分裂騒動以来、基本的に交わることがなかった円楽一門と圓窓/圓丈各一門の、“雪どけ”を目指す合同落語会。第一回は国立演芸場だったが、第二回の今回は円楽一門が浅草の定席寄席に戻って来る、という格好になった(当代円楽の襲名披露は浅草演芸ホールでも行われたけれども)。

四年前の圓生争奪杯(於浅草東洋館)※と比べたら、とても平和な会だった。ただ争奪杯のときにもいたような明らかなアンチ圓丈の客が三人くらいいて、仲入り前に圓丈が上がったとたんに席を立って出て行ったのが、いかにも不粋だなあと思ったけれども、客席は全体的にはどの一門の噺家に対しても、とても好意的という印象だった。

※圓生争奪杯の模様については下記参照
http://www.aokiosamu.jp/blog/2010/03/post_230.html

ちなみに各高座でも他の一門をくさしたり煽るようなところが(ネタとしても)なかったのも、「とても平和な会」と感じた所以。ただ萬橘がマクラでちょっと意地悪く「圓丈さんが噺(白鳥作の『シンデレラ伝説』)を『ダディ? ダディ?』と始めたのを聴いたときは、我々は間違ってなかったと思った」と言ったのは可笑しかった。

力を抜いた漫談は膝替わりの窓里のみで、ネタごとの強弱軽重はあれど、普段の寄席とは異なり全員がきっちりとネタを演っていた。それはそれで嬉しいけれど(私としては橘也『いたりきたり』、円楽のマクラの歌丸が臨死体験をして先代円楽と談志に会う噺、天どん『通信簿』、圓橘『半分垢』、白鳥『スーパー寿限無』、小圓朝『夏泥』、圓丈『シンデレラ伝説』、萬橘『穴子でから抜け』、小圓楽『後生鰻』がとりわけ印象深かった。)、色物なしで18人の出演者ほぼ全員がきっちりしたネタの落語、というのは、かなりの集中力を要求されたような気がする。

一回めのときの取材に、圓丈は「4年、5年かけてやっていけたらいいなと思っています」と応えているが、まあ内部事情もいろいろあるだろうけれども、もう少し少人数でこまめにやるか、あるいは特別な興行として永らえずに、円楽一門が普通に寄席に戻ってくれればよいと思う。

まあ個人的には、円楽一門の会を聴きに行くことはまずないのと、やはり寄席の雑多な空気の中で聴いたらどうかなという興味があるので、普段の寄席に出てくれればとても有り難い。できるだけ早く“雪どけ”してもらいたい、というのが、今日得た一番の感慨。

以下、今日の演目。
◯:円楽一門
▢:圓窓一門
△:圓丈一門

◯三遊亭らっ好・・・・やかん
◯三遊亭橘也・・・・・いたりきたり
△三遊亭ぬう生・・・・幇間腹
◯三遊亭全楽・・・・・真田小僧
◯三遊亭円楽・・・・・寄合酒
△三遊亭天どん・・・・通信簿
▢三遊亭萬窓・・・・・たがや
◯三遊亭圓橘・・・・・半分垢
△三遊亭白鳥・・・・・スーパー寿限無
◯三遊亭鳳楽・・・・・目薬
◯三遊亭小圓朝・・・・夏泥
△三遊亭圓丈・・・・・シンデレラ伝説
(仲入り)
◯三遊亭萬橘・・・・・穴子でから抜け
▢三遊亭窓輝・・・・・権兵衛狸
◯三遊亭小圓楽・・・・後生鰻
△三遊亭丈二・・・・・1パーミルの恋人
▢三遊亭窓里・・・・・漫談
◯三遊亭好楽・・・・・紙屑屋

※宣伝恐縮。拙著『寄席手引』(電子書籍)、地味に販売中です。読むと寄席で遊んだ気になり、さらに遊びに行きたくなる、呑気な本です。未読の方には、よろしくどうぞ。ご感想や、死にたくならない程度に厳しいご意見をいただけるとうれしいです。
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2014年07月20日

7月まとめ(11〜20日)

7月11日(金) 朝7時頃いったん起床。昨夜見た『喜劇特出しヒモ天国』をこっそり録音したやつを編集→7時過ぎ就寝→12時前起床→昨夜のおみやの海苔巻き弁当で朝→尾形新作告知→久々にレコード聴きながら、おやつと飲酒→午睡→『家族狩り』見ながら晩。これはよくできたドラマだと思う→続いて『特命探偵』と『リバースエッジ』。『リバースエッジ』は終わってしまったが、特にひねりとか山とかみたいなものは要らないから(もちろんたまにあってもいい)、ダラダラといつまでも、生活の中の点景のように続いててもらいたいドラマだった→夜2時頃就寝。
7月12日(土) 朝9時起床→朝食後シャワー浴びてから12時ぎりぎりに経堂整形外科に行ったら、初診受付は11時までとの由。すごすご帰る。ただの散歩となった→『修羅雪姫 怨み恋歌』見ながら昼食べて午睡→夕方木の枝が家をこする音が喧しくて起きる。喧しいしお隣にも迷惑なので、階段の窓から手を伸ばして枝を何本か払った→スーマーさんよりCD完成の連絡あり、さっそく送金手続き→夜太田尻家。刺身(サーモン、マグロ、いわしなめろう)絶品。新刊の、今回は漫画誌『シロクロ画報』も面白かった→夜の最低血圧更新。95/48。10時過ぎ就寝。
7月13日(日) 夜中に目が覚めビール×2呑みながらテレビの録画見物→あと『寄席手引』の販促チラシのアイデアまとめなど→朝方就寝→昼頃起床→朝食後午睡→尾形のサイト更新(ギャラリー)→なんとなく録った『やさぐれぱんだ』シリーズは、5分くらい見てつまらなくて、見るのやめて削除→で、晩のお供にはロバート・ムーア『名探偵登場』見る。話としてはすごいどうでもいい話だが、楽しく笑って見た。こういう映画を日常的に見たいものだ→夜9時頃いったん就寝→0時過ぎ覚醒。日記関連作業とかダビング手配とかする→アルトマン『ロング・グッドバイ』見る。こっちは文句なくかっこいいなー→朝方4時頃就寝。
7月14日(月) 朝9時過ぎ起床→ようやく整形外科。結果は“胸骨柄と胸骨体をつなぐ軟骨の損傷に因る痛み”だそうで、骨折やヒビはないが、痛みが完全に取れるのにはあと二週間くらいかかるとの由。痛み止めの湿布と胸の骨の動きを制限するベルトで処置(飲み薬の痛み止めももらった)→エクセルシオールでビール呑みながらO形待ち、それから一緒に光陽楼で昼。昨夜来念願のソース焼きそば。近隣の中華屋としては代一元のほうがうまいかな→魚真、一力、ピーコック、すずらん通り八百屋などで買物して帰宅→シャワー→午睡→夜7時過ぎ起床→dress、ブルーチーズケーキも復活との由→ろくでなし子という美術作家(元は漫画家)によるわいせつ電磁的記録頒布事件が発生。3Dプリンター用に自分の?女性器形状データを、作品制作費の寄付をしてくれた人に配布したカドだという。3Dプリンター利用の取り締まり(前例作成)、わいせつ電磁的記録頒という法?の運用の是非、そもそもわいせつとはなにか、といった層のある議論になると思うが、またそのすべてが混同の上議論され、有耶無耶になっていくのかもしれない。そもそも性器がただモノとして目の前にぽんとあって、それがわいせつかというと、そうではない、わいせつとはそのモノに対する意味付けによって発生する、と考えているので(いや今考えた)、これをきっかけにその辺の議論が深まるといいなあとは思うが、あまり期待はしないし、自分から働きかけもしようとは思わない→ホヤ三杯酢と枝豆中心の晩。これは満足→晩のお供にバーベット・シュローダー『ルームメイト』(ブリジット・フォンダ主演)。エデュアード・モンテス『アナザー・ルームメイト』(マーゴ・ヘミングウェイ主演)(共に1992年)とは、どんな関係だったか、もしくは関係なかったか。久し振りに前者を見て、記憶の混濁を確認した→夜0時頃就寝。
7月15日(火) 朝9時半起床。ステッパー7分→『リバースエッジ大川端探偵社』の原作マンガ届いたので、昼から寝転がって全五巻一息に読む→途中昼食に鶏笹身とトマトでスパゲティなど作りつつ、引き続き寝転がって読書→風呂→晩のお供は今日から始まった『あすなろ三三七拍子』。総体的には面白かったが、残念なところもあり。題材的には好みではないがついつい見逃せない、というところもあり。楽しみにしていた音楽は、今日のところは『あまちゃん』を思い出させるにおいが濃かった(『潮騒のメモリー』も歌えた)。これは今後印象が変わっていくのかな。その辺が楽しみではある→『リバースエッジ』の『トップランナー』をもう一度見る。ドラマ化に当たっての肉付けがうまいなあと再認識→夜0時過ぎ就寝。
7月16日(水) 朝8時起床→朝食後シャワー浴び、父宅へ→買物付き添いと蛍光灯交換。あと昼の弁当をつき合う→集団的自衛権や世界の紛争、あと出雲信仰のことなど話してから、午後1時前においとま→1時半前に帰宅しビール→午睡→夕方吉祥寺に出て、まず仔狸で一杯(ほんとにビール一杯だけ)→マンダラ2にて、中村まり+lonesome strings。lonesome strings単体とは別バンドと言ってよいと思う。まあちょっと考えれば当り前なのだが、その別っぷりに、なんだかとても感銘を覚えた。別にもちろん威張ってたりするわけではないが、“堂々とした感じ”のカッコよさみたいなものにしびれた。いやなんか音楽とは関係のない感想のようだが、しかしそれを感じさせるのは彼らの音楽である→曲目は(第一部)01 Dueling Banjos、02 Worried Blues、03 Lonesome for You、04 Fishin' Blues、05 Viola Lee Blues、06 Born and Livin' with the Blues、07 Rocky Raccoon、08 Midnight Rider、09 Bound to Fall、10 John Henry、(第二部)11 The Cuckoo Bird、12 Going Down the Road Feeling Bad、13 Cumberland Blues、14 That Lucky Old Sun、15 Ghost Town Dance、16 I am a Man of Constant Sorrow、17 Restless Farewell、18 Hard Travelin'、(アンコール)19 Heart Like a Wheel、20 Some Happy Day。敢えてどれか一番鮮やかに記憶に残っているのを挙げるとすれば、08と、あとスーマーが歌と4弦バンジョーで参加した20だったか→終演後、桜井さんに私からも一応のお詫び。まだ連絡ないというので心配である。あとスーマーさんにもご挨拶し、『Minstrel』と『Farewell to Footprints of My Room』を受け取る。あと受付で(多分故松永孝義の奥方より)THe Main Man Special Band『Quarter Note』を購入→帰途下北沢のほうが楽だろうとボデギータに電話したらもう食事はできないとのことなので、高円寺に移動しちんとんしゃんで一杯。すごく場違いなカップルがいたと思ったら、最後に入ってきた常連のおっさんがいじり始めて、すごすご退散したのが可笑しかった→平和に電車で帰宅。“手のひらから電磁波が出た”ので電車賃はロハだった→ざっと風呂浴びて就寝。夜2時くらい。
7月17日(木) 冷房付けっ放しで寝たのと軽い宿酔いで少し体調の悪い朝を迎える→O形が出かけている間に焼うどんを適当に作成。うまかった→食べ終わったところでO形がカレー弁当を携えて帰宅。シャワー浴びてから食べるが、さすがにちょっと残した。昼の用事がもう少し長くかかると思ってたのが計算違いだった→昼のお供はATGの、田原総一朗原作、黒木和雄監督『原子力戦争』。この後味の悪さが、ほんとうに現実もそうだったのだなあと、今見ると思う。山口小夜子の不気味な存在感がよかった。山口小夜子の濡れ場というのも初めて観たかな。あとこの頃の原田芳雄が『渇き。』をやってたらさぞ凄かったろうと思った。思っても仕方ないが→夜、『若者たち2014』見る。まあちゃんと作ったドラマだなあと思った。主題歌は森山直太朗だが、高田漣アレンジだそうな。来週はちゃんと聴こう→夜1時頃就寝。
7月18日(金) 朝8時半起床→朝食後早めの午睡→昼過ぎ起きて原宿。まずはBrown HorseのGHEEカレーで腹ごしらえ(今日はバターチキンと野菜カレーのコンビネーション)→それから太田記念美術館で『江戸妖怪大図鑑』展の“化け物”の回を見物。ここはすべての絵が額装の上にガラスケースに入っているので見辛いのだが、それでも約一時間たっぷり堪能。観ながらこれはいいなというものの番号だけメモしておき、あとで図録に当たって絵師と題名をリストにしたら、約八割が月岡芳年と歌川国芳だった。偏ってるなー。内訳は右の通り。02 歌川国芳『大江山福寿酒盛』 、03 菱川師宣『酒呑童子 首切り』、07 菱川師宣『酒呑童子 首飛来』、08 歌川国芳『頼光大江山入之図』、12 月岡芳年『新形三十六怪撰 源頼光土蜘蛛ヲ切ル図』、13 歌川国芳『坂田公時、碓井貞光、源次綱と妖怪』、19 菱川師宣『酒呑童子 羅生門』、23 月岡芳年『羅生門渡邉綱鬼腕斬之図』、38 歌川国芳『本朝水滸伝剛勇八百人一個 宮本無三四』、39 歌川国芳『肥後国水俣の海上にて為朝難風に遇ふ』、40 歌川国芳『讃岐院眷属をして為朝をすくふ図』、41 歌川国芳『半上弾正ノ忠新景』、42 歌川国芳『小子部栖軽豊浦里捕霞』、44 歌川国芳『木曽街道六十九次之内 板鼻 御曹子牛若丸』、46 歌川国芳『毛谷村六助』、50 歌川芳盛『しん板かつぱの道化』、51 歌川広景『江戸名所道戯尽 二 両国の夕立』、57 歌川国芳『本朝三勇士』(「名古屋山三郎」の文字が)、58 歌川国芳『東海道五十三対 桑名 船のり徳蔵の伝』、60 豊原国周『童戯五拾三次之内』 四日市 、63 月岡芳年『郵便 報知新聞 第六百六十三号』 、64 三代歌川国輝『本所七不思議之内 足洗邸』(モンティ・パイソンか?)、66 三代歌川国輝『本所七不思議之内 狸囃子』(遠くで踊り騒ぐ狸の描写が可笑しい)、70 月岡芳年『桃太郎豆蒔之図』、71 月岡芳年『百鬼夜行』、73 月岡芳年『和漢百物語 頓欲之婆々』、74 月岡芳年『不知薮八幡之実怪』 水戸光圀、75 歌川芳藤『しん板あんどんうつしかげぼうし』(最後の一列力尽きた?)、79 歌川芳虎『諸病諸薬の戦い』、80 関斎『よくきく薬種』、82 江戸川北輝『本朝振袖之始 素戔鳥尊妖怪降伏之図』、83 歌川広景『青物魚軍勢大合戦之図』、84 歌川芳盛『昔ばなし舌切雀』、85 作者不詳『四天王化物蝋燭』、86 作者不詳『進雄尊悪神退治』、87 河鍋暁斎『狂斎百狂 どふけ百万遍』、88 玉園『画本西遊記 百鬼夜行ノ図』。帰ろうとしたところ、小学生男子二人連れにキャプションの「蝦蟇」という字を何て読むのか尋ねられたので教えてあげた→キリン本社の辺りや宮下公園—のんべい横丁を抜けて、旧ドレス界隈をO形に見せたのち、新生ドレスへ。いろいろ話ししながら(るみこさんと八福君も登場)、やはり赤葡萄酒一本分くらい干す。ジャムサンドイッチが葡萄酒の肴になるのに驚いた→恵比寿まで歩いて(木賃宿の群れは発見できなかった)、山手線に乗り大井町へ。大井町テラスでブラック・ベルベッツの無料ライブ見物。立ち見だったしさんざん飲み食いしたのであまり飲食はせず、ただ音楽を聴き楽しく踊る。最初は一部のみで帰ろうと思ってたが、楽しかったのでそのまま第二部まで。太田記念美術館から数えれば8時間近く立ちっ放しだった→平和に電車で帰宅。帰宅後即就寝。1時ころかな。
7月19日(土) 朝11時起床。宿酔いというほどではないが、なんとなく体調悪し→昨夜録画しておいた『アオイホノオ』は面白そうだ。この時間のドラマは丁寧に作ってあるなあ→昨日の『江戸妖怪大図鑑』でピンと来た絵のリストを、図録に当りながら作成→風呂→今月から始まった『昼顔』というドラマで主題歌として使われている『昼顔』を聴いて、すぐにこれダサいなと思った。何故かと考えたら、昔の歌謡曲のフォーマットだけをなぞった今出来の音楽に聴こえたからだという気がする。では何故そう聴こえたのかは、まあおいおい考えようかな。考えないかもしれない。まあでも上戸彩は可愛いし、ドラマ全体に流れるなにか嫌な感じは面白いかもと思わせられる→『家族狩り』の録画見てから就寝。夜2時頃。
7月20日(日) 午前中起きたり寝たりで、結局昼過ぎ起床→三遊亭圓生『寝床』の録画見る。斜め見だったが、表情の演出など実に見事なことはわかった。ちゃんと見なきゃ→ひたすらテレビ録画のダビング→夕方から大雨になったので、夕食にでかけるのはあきらめ、有り合わせのもので呑み始める→有耶無耶のうちに就寝。

2014年07月10日

7月まとめ(1〜10日)

7月1日(火) 朝9時起床。ステッパー7分とダンベル体操→おとつい買った波佐見焼の茶碗、手に持った感じがとても心地よい。買ってよかった→午前中読書(寝転びながら)→昼過ぎシャワー→新宿へ出かける→まず岐阜屋で一杯(ビール大瓶×1、酎ハイ×2)。入り口に常連と思しき親父連が喋っていたのでちょっと奥に座ったら、その親父たちと顔見知りらしい文学部女子大生(小耳にはさんだところでは慶応のようだった)が前を通ったのを誘い込んでいろいろ奢りながら嬉しそうにちょっかいを出し、これまた親父たちと顔見知りらしい親父ふたり組が入ってきたが女子大生の取り巻きになりたいが遠慮する格好でなんだかくだらないエロ話を延々と。私の向かいには、キダタローの若い頃のような親父と石倉三郎のような伊武雅刀のようなどちらとも違うような親父がそれぞれ憮然とひとり呑み。そんなよくわからない中で、ここで初めて頼んでみたら不味いということがわかったシューマイを突きながら呑んだ→コニカミノルタプラザで『山岸 剛 写真展「Tohoku-Lost,Left,Found」』を見物。東北の地震直後からまめに被災地に通って撮った写真。そのときどきの現実を現実のままそのときの光にできるだけ忠実に撮っていて、作為がない(ように努めている)ところに好感と感興が沸き、それを問いかけると、作家がひとつひとつ丁寧に応じてくれる。その辺も含めてよい展示。できれば写真集(これまで撮影した全作品収録。パイロット版が会場にあった)を刊行してもらいたい→会場でO山さんと落ち会い、観賞後まずは山根商店へ。ここですっかり酔いが回り、初めて座る。酎ハイ一杯で脱落→そのまま帰ろうと思ったが、駅近くまで来たらまあもう一杯暗い大丈夫かなとなり、かぶら屋で酎ハイ×2。ここでO山さんにそそのかされ、ちょっと面白そうな企画を思いつく。帰宅して風呂入ったあとでも忘れてないし、むしろいろいろ思いついているので、実現するのかなと思う→夜2時過ぎ就寝。
7月2日(水) 朝8時過ぎ起床。ステッパー8分とダンベル体操→朝食後眠くなって早めの午睡。昨年末の再来か? ビール呑んだからか→dress、海苔巻きとサンドイッチの店として復活の噂。復活はめでたい→今日も山岸剛写真展行くことにする(O形に見せるため)→午後4時半頃新宿へ。まずバルト9で映画『乾き』の切符購入。バルト9はレディースデイ割引をしていないそうだ。知らなかった→山岸剛写真展再び。明るい写真、作為のない写真というのが第一印象だったが、何かに焦点を当てることで隠し事が発生したり観る者を誘導することを避けた写真、というほうが正確かな。だから安易に心が動くことがない。というところがすごいと思った→久々にお多幸で一杯。というにはたくさん食べた。とうちゃまで食べた→駅前のABCマートで、左足が日に焼けて変色してしまった展示品のトップサイダー・デッキシューズ(海色のスエード)を約8割引きで買う。あとジャック・パーセルと、穴の開いたゴム底を直すためのゴムのりと→映画『乾き。』は、役所広司とそのクルマが強過ぎて爆笑。妻夫木聡むかつくなあと思ってたら引っ張った挙句あっさり死んだのも可笑しかった。主役の加奈子役の小松菜奈は、むろんそう撮ったからもあるだろうが、橋本愛を越えたなにかを持っているように思った→これまた久々にSecond Lineにて、ラムソーダとジム・ビームロックを二杯(三杯?)→平和に電車で帰宅→カップ焼きそば食べて就寝。夜2時頃か。
7月3日(木) 朝11時過ぎ起床。若干宿酔い→終日特になにもせず、夕方風呂→晩のお供に大林宣彦『青春デンデケデケデケ』。久々に見たがいい映画だ→夜0時頃就寝。
7月4日(金) 夜中起きたので飲酒しながら『クレージー大作戦』→朝方いったん就寝→昼0時頃起床→夕方外出。渋谷桜ヶ丘のdress新店の場所確認→富士屋本店で一杯。メンチカツ四百円のでかさに驚愕→金王神社参拝→ラストワルツ初訪問。都築バク復活と聞き、聴きに行った。3バンド出て、ひとつめはマルコス・フェルナンデス(ds) with トモ(hurdy-gurdy)。ハーディ・ガーディは珍しいが、ハーディ・ガーディでなくてはできない音楽かどうか、そこのところはよくわからなかった。全部ではないけれども。ときどきぐっとくるところもあったが、凡庸さのほうが記憶に残った→ふたつめのバンドはもうだいぶ前に聴いたことがあるようなヨーロッパ風ニュージャズを妙に上手になぞっているだけのような演奏なのに、演っている本人たちだけ気持ち良さげで、意味もなく腹が立った。それでもいいところもあるだろうと聴いていたら、くしゃみと鼻水が止まらなくなった。身体は正直だなあと思ったが、演ってる人たちは迷惑に思っただろうなと思う。でもまあ、それも聴衆の反応である(いいことだとは思わないが)→都築バクはサム・ベネットとデュオ。フォーマットとしてはサム・ベネットお得意の“ストレンジ・ブルース”の感じだったが、バクのギター(スライド含む)は二年半前に聴いたままかそれ以上に健在で、楽しいライブだった。お陰で久々に、有り金全部呑んだ(行く前は久々だし一杯くらい奢ろうと思ってたのに、全部自分で呑んでしまった)→電車賃まで呑んでしまったので、代官山経由で淡島通りから若林陸橋、世田谷八幡を通って帰宅。午後1時過ぎ就寝。
7月5日(土) 昼頃起床→朝飯等喰えぬと思ったが昨晩O形が作ってくれてた小アジの唐揚げがおいしく、普通に食べる→今日に限って『カーネーション』が二話分放映。一話分録り損ねた→午後はカレー用に玉葱炒める。3つ炒めたが、倍あってもいいかもしれぬ→風呂→カレーはあとはO形にまかせたが、大変うまくできていた→『匿名探偵』の新シリーズは、お色気も笑いもこれまでと比べて希薄だが、まあ面白いことは面白い。こないだの『ロング・グッドバイ』など、高橋克典でやればよかったのにとも思った→続いて『家族狩り』。話と絵の衝撃と重さに、絶妙な塩梅で軽さと笑いがちりばめられていて面白かった。これは期待→ちょっとウトウトしたのち、金宮呑みながら『昭和コネタ展』と『ファッション通信』の山口小夜子を見てから就寝。夜3時過ぎ。寝る直前、耳がボーッとしてきた。飲酒のせいか?
7月6日(日) 朝8時半頃起床。ステッパー5分→『題名のない音楽会』の山下洋輔トリオとスガダイロートリオの共演見る。やはり「対決」「バトル」と言葉で煽るのは何時の時代の話だと思ってしまうが、坂田明、森山威男とのトリオの凄さ、スガダイローに「小僧かかって来い」と言わんばかりの森山威男の顔付とその後のデュオ演奏など、面白い見物ではあった。森山威男のドラムはどちらかというと古いと思うのだが、それでも聴き入ってしまうなにかがあるなー→ビール呑んで見てたので午睡→午後2時頃起床。録画整理と昼→風呂。風呂読書は今日から『魔界転生』→晩の肴は『北陸代理戦争』と『修羅雪姫』。『修羅雪姫』途中で酔っ払って寝てしまい、そのまま就寝。
7月7日(月) 朝9時頃起床→朝食にトウモロコシご飯。『修羅雪姫』の寝てしまった部分見る。続編見たいな。釈由美子版は見なくてよいかも→明日の取材、北千住にする。朝早い。ルートなど検討→夕方風呂。今日から風呂の音頭を40℃にしてみた。却って長時間浸かってられるのでいいか→晩の肴は有吉佐和子原作、今井正監督『不振のとき』。女怖い。岡田茉莉子と若尾文子と加賀まりこと岸田今日子なので余計怖い→続いて圓生『庖丁』見る。言っても仕方がないが、こんな高座は生で見たかった。榎本慈民が圓生の呑みっぷりを評して曰く『二枚目酒』というのがよかった→夜0時過ぎ就寝。
7月8日(火) 朝7時起床→9時出発→10時半前に北千住着。ちょっと時間早めだったのでどこかで一杯と思ったが、あとを考えてやめた→O山さんと落ち会い、西口の飲屋街を通り抜け、芸大千住校地の前を通り、氷川神社から墨堤通りに抜け、千住仲町の交差点からさらに南下、京成本線のガードをくぐって日光街道に出、足立市場着。椎橋食堂で金目鯛のカブト煮などつつきながら一杯→日光街道渡り、千住大橋駅前の再開発地域へ。ポンテポルタ千住はまあよくあるショッピングセンターだった。屋上の駐車場に上り、上から町並みなどを撮影→他の再開発地域はマンションや公園が建っているくらい。千住水管橋のところまで歩いてみるが(ここで偶然出会った橋マニアのおっさんと情報交換するも、内容はよく覚えていない)、隅田川テラスはマンション建築地のさらに向こうだったので様子の確認できず。警備員に撮影も拒否される→建築地の端のほうから土手に上がってみるが、やはり特になにも見えず。ここの斜面の草で足を滑らせ、とっさに後ろ向きに手をついたら胸に痛みが走る(あとで調べてもらったら軽い肉離れの模様)→北西方向に歩いて倉庫街を抜け京成本線のガードをくぐり、千代田線の線路の少し手前から堤防下の裏道へ上がって隅田川沿いに、千住桜木一丁目アパートまで歩く。川沿いの町並みというのは、滅多に目にしないので珍しいが、住んでしまえば慣れるのだろう。結構堤防の圧迫感が強いのに、なにかスコーンと抜けた感じが面白い→帝京科学大学の寮の横を抜けて、墨堤通りから適当に歩いて大正通りに入り(ここでニコニコ湯の前を通っているはずだが、このときは気付かず、『かぞくのくに』ロケ地探索の際に気付いた)、千住柳町、寿町方面へ。藪蕎麦で蕎麦でもと思ったが休み、その交差点を右折して、ひとまず大黒湯で一息入れる→大黒湯を出て朝日軒に向かうも、まだ開くには間があったので、喜月という蕎麦屋で一杯。もうこの辺から酔いで頭が働かなくなっていて、蕎麦屋のあとは朝日軒のことはすっかり忘れて、ヤン・ヨンヒ『かぞくのくに』のロケ地など見物→暗くなってきたので、なかだ楼の前を通って遠山の休みを確認しつつ、旧日光街道に出て駅前に戻り、天七で一杯。ここで若鶏のチューリップとうずらの卵を食べたのは覚えているが(確か酎ハイを呑んだ)、あとはフェイドアウト。
7月9日(水) 気が付いたら家で寝ていた。夜中何度か起きるが、起床は昼頃。父には朝、本日は休む旨連絡。親不孝をしてしまった→軽い宿酔いと胸の痛みで終日横臥していたが、朝昼ちゃんと食べ、夕方風呂→晩の肴は舛田利雄『赤い波止場』(もっとも今日は呑まなかったが)。石原裕次郎はよくよく見ると童顔でふぐ提灯のような顔だし、髪型もダサいし、笑いもなく、宍戸錠や小林旭に比べると格好悪いな。北原三枝、中原早苗、清水マリ子の三人は可愛くて、大坂志郎はカッコよかった→続いてそのリメイクである『紅の流れ星』も見たが、こちらは洒落っ気や笑いと酷薄さの振り幅が広くて、すこぶる面白い。役者陣もたいそう魅力的。隙だらけのようで隙のない映画だった→夜3時頃就寝。
7月10日(木) 朝10時起床→朝ドラのち、『紅の流れ星』冒頭をもう一度見る。傑作というと語弊があるかもしれないが、私が映画かくあるべしと思う要素に溢れているなあ→ホテルの件潰えたとの報。うーん、どこでなぜそういう話になったかで対応異なるだろうが、ひとまず一般論を述べておく→dressが“ドレスのテイクアウト店”として、本日より仮オープンとの由。阿佐ヶ谷に『喜劇 特出しヒモ天国
』を観に行こうと思ってたので、整理券をもらい、渋谷に出てdress新店で一杯、時間によってはちんとんしゃん、それから映画見物と行程を決める→吉祥寺経由で阿佐ヶ谷、ラピュタで整理券(五番)、総武線—山手線と乗り継ぎ渋谷、6時ちょい前に桜ヶ丘に入ると新生“ドレスのテイクアウト店”がやっている! さっそく白葡萄酒と海苔巻き弁当もらい本日の口開け。弁当もうまいし、お惣菜のコロッケとメンチカツを足して二で割ったみたいなのもうまかった→イッシーさん来たのでさらに呑む。他の、お会いしたことないdressの常連もおふたり。さらに呑み、話弾む。おみやに海苔巻き弁当ふたつもらって、途中で失敬。8時前くらいだったか→ちんとんしゃんは諦めて(ずいぶん呑んだしお腹もいっぱい)、阿佐ヶ谷で降り、腹ごなしと酔い覚ましに古本屋を物色。水上勉『宇野浩二伝』上下を580円で購入。お値打ちだったかも知らん→ラピュタで珈琲買って休憩し、夜9時入場。森崎東『喜劇 特出しヒモ天国』は、すさまじいエネルギーの渦巻く映画だった。最近見ていた、作り物の中の狂気を味わうような日活映画とはまた違った、小さい人たちの生の生活のある一部を拡大増幅したものを見させられたような衝撃を味わった。観に行ってよかった→新宿回りで平和に帰宅。オダキューOXで牛乳と卵とカップラーメンを買って帰宅→風呂→カップラーメンすすりながら、『紅の流れ星』(二回め)を途中から見て、就寝。午前3時頃。

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