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12月まとめ(1〜10日)

12月1日(金) 朝8時起床、白湯、梅干し。DUより「映画を6本見て、男女共同参画について1500字の原稿を書く」仕事のご用命あり。謹んでお受けする→昼過ぎ北千住へ。金継研究会に顔を出す。作業はないが、今年は最後になりそうなのでご挨拶と朝日軒がてら→と思ったが、駅から直接向かってみると朝日軒休み。いったん金継アトリエに寄ってみると、最近またどうも老夫婦の調子が悪そうとの由。再訪を誓って本日は久々に美富士で呑む→乾物屋で買物して平和に電車で帰宅→駅前のTSUTAYAでDU仕事用の映画のディスク探したら全部揃った。改めて会員登録してすべて借りて帰る→我が家の横丁の入口に当たる沓木さんが老人ホームに越されたそう(私の不在中にご挨拶に見えられたとの由)。我が家が越して来たときにすでに横丁の重鎮だった方だけに寂しい→午睡→晩の仕度→『マイ・インターン』(原題『THE INTERN』、監督:ナンシー・マイヤーズ。ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ、クリスティーナ・シュラー、レネ・ルッソ、ジョジョ・クシュナー、アンダーズ・ホルム。2015、米Warner Bros. Pictures)。葛藤の描写もあるがまったく強烈ではないので、ただデ・ニーロ扮する老紳士の有能ぶりと若い人たちの善人ぶりが気持ちよいだけの作品。それで物足りないかと言えばそうでもなかった→『天使のくれた時間』(原題『The Family Man』、監督:ブレット・ラトナー。ニコラス・ケイジ、ティア・レオーニ、アンバー・ヴァレッタ、ルース・ウィリアムスン、ジョン・F・オドノヒュー、マリー・ベス・ハート、ソール・ラビネク、ジョセフ・ソマー、ダニエル・ホイットナー、ドン・チードル、フランシーヌ・ヨーク、マッケンジー・ヴェガ、ハーヴ・プレスネル、ジェレミー・ピヴン、リサ・ソーンヒル、トム・マクゴワン、ニナ・バリー。2000、米Universal Pictures)。テア・レオーニの地味だが素朴な可愛らしさが好ましい。子役のマッケンジー・ヴェガも素晴しい。ニコラス・ケイジの送ってきた人生と、テア・レオーニの送って来た人生のどちらが本当かを考えても面白い。終盤にカート・ヴォネガットJrの『猫のゆりかご』(Cat's Cradle)のペーパーバックがニコラス・ケイジの若い頃の持ち物として映される→朝方就寝。
12月2日(土) 昼過ぎ起床→朝まで呑んでた所為だろう、なんとなくだるくて夕方までまた寝る→賄い当番→風呂→『イースター・パレード』(原題『Easter Parade』、監督:チャールズ・ウォルターズ。フレッド・アステア、ジェニー・ルゴン、アン・ミラー、ピーター・ローフォード、クリントン・サンドバーグ、ジュディ・ガーランド。1948、米MGM)。オープニングのアステアの踊りとジュディ・ガーランドの可愛らしさ。もうそれだけ→『天使のくれた時間』復習。→『マダム・イン・ニューヨーク』(英題『ENGLISH VINGLISH』、監督:ガウリ・シンディー。シィリデヴィ、スラバ・デシュパンデ、アディル・フセイン、ナキヴァ・コティア、シヴァンシュ・コティア、アミターブ・バッチャン、スジャーター・クマール、ネール・ソディ、プリヤ・アナンド、ロッサ・ネイサン、メーディ・ネブー、コリー・ヒブス、ルース・アギラー。スメート・ヴャス、ダミアン・トンプソン、マリア・ロマーノ。2012、印Eros International)。すっかりアメリカナイズされたインドの都市部で古風に生きる主人公がなんとも可愛らしい。挿入歌の歌詞が説明的なのや、英語学校の仲間で映画を見に行くのが『雨の朝巴里に死す』なのが可笑しい。「自分を助ける最良の人は自分。だからこそ対等な気持ちが蘇る」という主人公のスピーチに感動→『幸せのちから』(原題『The Pursuit of Happyness』、監督:ガブリエレ・ムッチーノ。ウィル・スミス、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス、サンディ・ニュートン、ブライアン・ホウ、タカヨ・フィッシャー、マーク・クリストファー・ローレンス、ジェイムズ・カレン、ダン・カステラネタ、カート・フュラー、ドメニク・ボーヴ、。2006、米Columbia Pictures)。ウィル・スミスの地に足の着いた人っぷりに感心・感動。そしてよく走る。実話をもとにしたとのことだが、映画として見るとその“実話”をなぞった程度の作りで、物語に厚みがなかったように思った→午前9時半就寝。
12月3日(日) 午後3時半起床→賄い当番→『アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生』(原題『Advanced Style』原案:アリ・セス・コーエン『Advanced Style ニューヨークで見つけた上級者のおしゃれスナップ』、監督:リナ・プライオプライト。アリ・セス・コーエン、アイリス・アプフェル、サイモン・ドゥーナン、ディタ・フォン・ティース、ジポラ・サラモン、ジョイス・カルパティ、リン・デル・コーエン、デボラ・ラポポート、イロナ・ロイス・スミスキン、ジャッキー・タジャー・ムルドック、ゼルダ・カプラン。2014、米ALBATROS)→『デザート・フラワー』(原題『Desert Flower』、原作:ワリス・ディリー『砂漠の女ディリー』、監督:シェリー・ホーマン。ソラヤ・オマール・セゴ、リヤ・ケベデ、サリー・ホーキンス、メーラ・シアル、クレイグ・パーキンソン、ティモシー・スポール、アンソニー・マッキー、マハムド・モハムド・イグー、ダヘール・オブシエ・アオウルド、モハムド・アブディ・ダラー、マルディラ・セイド・ジャマ、ファルドウーザ・ムッサ・イグー、ジュリエット・スティーヴンソン、アナスターシャ・ヒル、サファ・イドリス・ヌーア。2009、独墺仏The Match Factory)。ソマリア(の遊牧民?)の風習やロンドンでの偽装結婚のくだりは複雑な気持ちになるが、人の心の美しさに感動を覚えた。特にオーディションに落ち続けているマリリンが、大きなショーを射止めたワリスに高価な時計をもらうとき、素直に受け入れるところなど、素直に泣いた→深夜就寝。
12月4日(月) 朝10時起床、白湯、梅干し→昼の行動不詳→夕方すずらん通り中心に買物。いつもの米屋で米と正月の餅を注文→復活した夢亀ラーメンで早い晩。あいかわらずうまくてなにより→帰宅後遅い午睡→深夜目覚めて朝まで映画と飲酒→まずは『アドバンスト・スタイル』と『デザート・フラワー』を復習→『そして父になる』(是枝裕和。二宮慶多、福山雅治、尾野真千子、木野花、國村隼、吉田羊、小倉一郎、大河内浩、リリー・フランキー、真木よう子、樹木希林、黄升火偏に玄、滝沢美結、押場大和、田中哲司、中村ゆり、ピエール瀧、高橋和也、夏八木勲、風吹ジュン、井浦新。2013、ギャガ)。別に福山雅治とリリー・フランキーでいけないというわけではないが、もう少し普通の感じの(というか普通の感じを演じることができる)人たちではダメなのだろうか、というのが第一印象。でもリリー・フランキーと真木よう子の下品な感じの夫婦はじわじわと見事だった。説明を極力排しているのに状況や気持ちを鮮やかに表現している(でもさり気なく補完している)ところには感心した。福山雅治は私にはどうしても気持ち悪いのだが、それでもいい映画であった→『クレイマー、クレイマー』(原題『Kramer vs. Kramer』、原作:エイヴリー・コーマン、監督:ロバート・ベントン。メリル・ストリープ、ジャスティン・ヘンリー、ダスティン・ホフマン、ジョージ・コー、ジェイン・アレクサンダー、シェルビー・ブランマー、ジョベス・ウィリアムス、ハワード・ダフ、ジャック・ラメイジ。1979、米Columbia Pictures)。メリル・ストリープの静かに硬化している感じが伝わってくるのが怖い(でも最終盤のやり取りを見るとそんなに悪者ではなかった。むしろ善人)。夫婦、親子、家族というテーマにさらに法廷劇の要素も加わっているのが、厚みを感じさせられた→これでDU分の取材鑑賞は了。原稿の方針もだいたいまとまった→TVドラマの録画をいくつか見ているうちに『前略おふくろ様2』を見ながら寝てしまい、朝10時頃寝床で寝直し。
12月5日(火) 夕方5時起床→今朝寝る前にDU原稿の方向性がまとまったので連絡。即OKの返事→晩飯製作(煮豆とサラダ)→風呂→『監獄のお姫様』、菅野美穂のはじけっぷりがよい感じと思う。すべての仕事を見ているわけではないのでなんとも言えないが、こないだの朝ドラの“大女優が一度地べたに降りて来た”芝居の物足りなさと比べると、新境地という風にも思えたが、果たして→『ある殺し屋の鍵』(原作:藤原審爾『消される男』、監督:森一生。市川雷蔵、佐藤友美、金内吉男、西村晃、山形勲、中谷一郎、内田朝雄、伊東光一。1967、大映)。市川雷蔵の殺し屋は、殺し方や脅し方、倒し方が折り目正しいのがよい。佐藤友美のきれいで大柄で大味でB級な感じもたまらん→明朝の朝食の仕度して午前4時頃就寝。
12月6日(水) 朝8時半起床、白湯、梅干し→老父と昼食および買物付き添い。三鷹のJマートが店を閉じるというので、下駄箱の上に乗せたいという棚を物色に行った。棚というか収納ボックスのようなもので希望サイズのものは見つかったが、使い勝手は果たして。そしてさすがにレジがえらく混んでいた→老父送り届け、生協で買物して帰宅→DU原稿草稿に着手→晩飯製作。ひじき煮、蒟蒻ピリ辛、ぶり照り焼き、いずれも醤油みりん酒ごま油での味付けなので、微妙なグラデーションを目論んだが、蒟蒻ピリ辛は醤油が薄過ぎて唐辛子が勝ち気味だった。ぶり照り焼きはもう少し弱火でじっくりと、でもよかったかな→『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』(原作・監督:山田洋次。太宰久雄、佐藤蛾次郎、渥美清、倍賞千恵子、前田吟、光石研、一氏ゆかり、下絛正巳、三崎千恵子、浅丘ルリ子、中村はやと、笠智衆、伊舎堂千恵子、伊舎堂正子、江藤潤、金城富美江、間好子、新垣すずこ。1980、松竹)→『笑点特大号』見ている最中にうたた寝。O形は本格的に就寝→立ち直って『笑点』見直し、『暗闇仕留人』『御家人斬九郎5』→明日の朝食に鶏粥と思いつき準備→DU原稿用に『マダム・イン・ニューヨーク』復習→就寝時間不明。
12月7日(木) 午後3時起床、白湯→夕方用賀経由宮前平。まずはひさびさに一寸棒で一杯。かけそば初めて頼んでみたがうまかった→東ハイ練習。『You've Really Got A Hold On Me』はブレイク箇所にリズムのガイド入れた参考音源を作ることにした。備忘→鉄ノ四で楽しく呑んでお開き。七輪の火を入れたポートレートがなんだか可笑しかった→平和に電車とタクシーで帰宅→風呂→調子に乗ってまた呑み続けながら、『ずべ公番長 ざんげの値打ちもない』(山口和彦。大信田礼子、片山由美子、賀川雪絵、橘ますみ、集三枝子、市地洋子、伴淳三郎、佐藤晟也、永山一夫、タコ八郎、左とん平、南利明、北原ミレイ、滝俊介、金子信雄、渡瀬恒彦、笠置シヅ子、ばあさん、中谷一郎、東八郎。1971、東映)。冒頭、教育映画の上映という触れ込みでいきなり『網走番外地』がかかるのが可笑しい(笠置シヅ子のラーメン屋にも高倉健のポスターが貼ってある)。ゴーゴーキャバレーのゴーゴーガールの衣装と踊りもよい。一応やくざ映画の範疇に入る作品だとは思うが、全体になんだか可愛らしさを感じた。伴淳のカミソリの鉄がカッコいい。伴淳と大信田礼子と片山由美子おでん屋台の場面も、そのあとの悲劇があるからだろうが最高であった。殺陣の場面の音楽でシンバルが鳴ったと思ったらキャバレーのステージのドラムセットの前だったという演出も笑った→朝方就寝。
12月8日(金) 昼前にいったん起きるが、お腹に胸焼け?のような感じの不快感があり、全体にくたびれた感じもあったので、終日横臥とする→夜起きたら鶏粥が作ってあってありがたし→そのまま朝まで、『悪名市場』(原作:今東光、監督:森一生。勝新太郎、藤原礼子、曽我廼家五郎八、田中春男、花澤徳衛、芦屋雁之助、芦屋小雁、瑳峨三智子、白木みのる、松居茂美、茶川一郎、永田靖、藤田まこと。1963、大映)。これまでの作品とくらべて派手さには欠ける気がしたが、朝吉と清次の偽物(芦屋雁之助、芦屋小雁)がずっと泳がされているという設定が面白い。朝吉に説教されたときの瑳峨三智子の顔の変化(腹を立てつつも朝吉に惚れたときの)も印象的。芦屋雁之助が偽物であることがばれて糾弾されるところはちょいとつらい(そのあとにすぐ本物の朝吉がカッコよく登場して河内音頭を歌うので救いがあるが)。最後の出入りの場面で瑳峨三智子が発破をかけるところが景気がよい→『若親分 兇状旅』(森一生。市川雷蔵、石黒三郎、加藤嘉、垂水悟郎、葉山葉子、藤巻潤、島田竜三、渡辺文雄、永田靖、江波杏子、橘公子、仲村隆、都はるみ、南条新太郎、平泉征。1967、大映)。主題歌は藤巻潤の歌唱。タイトルは書き文字ではなくて写真植字。その辺はこの作品からなのか、覚えてたら一応確認しておきたい。すでに売れっ子だった都はるみが歌のうまい少女の役で少しだけ出てきて『涙の連絡船』など作品にそぐわないような歌を歌ったり、ちょっと芸能的仕込みが鼻につくようになった気もした(あんなところに不要な山場を持ってこられると見ているほうの調子が狂う)。南条武が警察に出頭する終盤で流れる藤巻潤の挿入歌「南条武よどこへ行く」もなんだか可笑しい。全体を通じての推理もののような味わいもこれまでないものだが、これは物語の推進力に寄与していてなかなかよかった。
12月9日(土) 深夜お粥製作→朝方灯油買いに出る。ついでにクルマのガソリンも入れる→『教授のおかしな殺人妄想』(原題『Irrational Man』、監督:ウディ・アレン。ホアキン・フェニックス、エマ・ストーン、ベスティ・エイデム、イーサン・フィリップス、ジェイミー・ブラックリー、ポーラ・プラム、パーカー・ポジー、ロバート・ペトコフ、ソフィア・フォン・ハッセルベルク、スーザン・プルファー、トム・ケンプ、ケイト・マクゴニグル。2015、米Sony Pictures Classics)。最初はただの気鬱な大学教授を淡々と描いているように見えた。噂話に関する考察を描いた映画にも思える。人は信じたいことを信じる、のような。主人公の頭がいいんだか悪いんだかわからない間抜けなところは、新味ではないが可笑しい。そして真実は明白なのに、変な理屈で右往左往する様の描き方が、怖さと可笑しさが同居していて面白い。若者(学生)が現実的で大人(教師)が非現実的な考えに囚われているところも可笑しい。その辺りがとても楽しめたが、結末も含めて、全体的に鮮やかさに欠けた印象はあった→ダール製作→ゴーヤのアチャール製作→『子連れじゃダメかしら』(原題『Blended』、監督:フランク・コラチ。ドリュー・バリモア、ローレン・ラプカス、ブラクストン・ベッカム、カイル・レッド・シルバースタイン、アダム・サンドラー、ウェンディ・マクレンドン・コヴェイ、シャキル・オニール、ベラ・ソーン、ジョエル・マクヘイル、エマ・ファーマン、アリヴィア・アリン・リンド、テリー・クルーズ、アブドゥレイ・ンゴム、ケヴィン・ニーロン、ジェシカ・ロウ、ザキ・ヘンリ、デイル・ステイン。2014、米Warner Bros. Pictures)。日本未公開らしいがこれは傑作。相性の合わないふたりとそれぞれの家族が作り出していく小さい笑いが積み重なっていくのがよい。険悪さと笑いと心が通じ合っていく様の塩梅も絶妙。全体を通じてバカ映画だけれど最後は意外に感動的だった→午睡→5時間も寝て夜9時半起床→『座頭市あばれ凧』(原作:子母沢寛、監督:池広一夫。勝新太郎、江田島隆、水原浩一、竹谷俊彦、左卜全、久保菜穂子、五味龍太郎、玉置一恵、春日清、三角八郎、中村豊、南条新太郎、渚まゆみ、香川良介、近江輝子、遠藤辰雄、杉田康、毛利郁子。1964、大映) 蠅の視点から映画が始まるのが面白い。あとは最後の殺陣の場面の特に蝋燭を使ったところの鮮やかさ以外では、久保菜穂子が絵から抜け出たようにきれいとか、遠藤辰雄の悪役の役作りは今回も今までにない感じでいつもみごとだなとか、そんなところが印象に残った。遠藤辰雄に利権を持たせようとする代官が出て来なかったのが、ちょいと厚みに欠けたか→『レディ・チャタレー』(原題『Lady Chatterley』、原作:D・H・ロレンス『チャタレー夫人の恋人 第2稿(Lady Chatterley et l'homme des bois)』、監督:パスカル・フェラン。マリナ・ハンズ、イポリット・ジラルド、ジャン=ルイ・クロック、クリステル・エス、エレーヌ・フィリエール、エレーヌ・アレクサンドリディス、ニノン・ブレトゥシェール、。2006、白仏Ad Vitam Distribution)。マリナ・ハンズの硬質で生活の暗さを背負った感じから滲み出る邪気のない可愛らしさと劣情を誘う雰囲気がなんとも言われずよい。次第にはつらつとしてくるところなども。この人の魅力がなければ2時間半は耐えられないかもしれない。あとは森の映像がきれいだとか、森番っていい仕事だなあとか、貴族はよく昼寝するなあとか、そういう印象。衣装は抑制の効いたデザインながらよい生地で丁寧に仕立てたのが伝わってくるようで素晴しい。話の進みはかなりのろいが、それが濃密な空気を生む効果になっているのかなとも思った→この数日何時頃映画見てたのか定かでないが、確認する術がないのでそのままにする。
12月10日(日) 『明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史』(石井輝男。吉田輝雄、中村律子、藤江リカ、藤木孝、葵三津子、石山健二郎/阿部定、若杉英二、賀川雪絵、沢彰謙、牧淳子、加藤嘉、上田吉二郎/金森あさみ、由利徹、大泉滉、三笠れい子/小池朝雄、木山佳、松井みか、司れい子、田島千鶴、片山由美子/由美てる子、土方巽、林真一郎、蓑和田良太、林彰太郎、土橋勇。1969、東映)。監察医務院執刀医が(恐らく強姦された)自分の妻の検死をして、それがきっかけで猟奇事件の真相を追い始めるという仕掛けは、要らなかったんじゃないかなと思った。解説と再現映像だけでよかったような。生きている阿部定の映像が見られるのは貴重だし、小池朝雄の小平義雄は変態の目と語りの芝居に迫力があってよかった→『残酷・異常・虐待物語 元禄女系図』(石井輝男。土方巽、吉田輝雄、橘ますみ、木山佳、山本豊三、カルーセル麻紀、上田吉二郎/葵三津子、若狭伸、石浜朗、沢彰謙、ジム・M・ヒューズ/小池朝雄、賀川雪絵、尾花ミキ、阿井美千子、田中美智。1969、東映)。『おちせの巻』の変態性欲描写は好む範囲だし、『おみつの巻』の小池朝雄と音楽には爆笑させられるが、全体にエログロ描写は今となっては特に感想なし。あまり驚きも興奮も笑いもしないな→『戦後秘話 宝石略奪』(原作:菅原通済『昭和秘録ダイヤモンド大蒙古の行方』、監督:中島貞夫。片岡千恵蔵、小松方正、菅原文太、松井康子、橘ますみ、高城淳一、小池朝雄、菅原通済、室田日出男、八代万智子、戸浦六宏、若山富三郎、賀川雪絵、丹波哲郎、八名信夫。1970、東映)。音楽:富田勳。菅原文太が売春婦を救うことを目的としている設定は、売春防止法制定に尽力した原作者自身を投影してみたものか(と思って見てたら、最後に菅原文太が菅原通済にその役目を託していた)。それかあらぬか菅原通済ご本人が大活躍。原作者だからとはいえ、そんなに活躍させてどうすると思う。ひと通り見ての印象としては、物語も脚本も、それほど練られていない印象を得た箇所が少なくなかった。あとナイトクラブの美術とか、昭和30年代の映画に比べてなんだか安っぽく貧乏臭い気がしたな。本作では小池朝雄の役作りはそれほど狂気を感じなかったが、若山富三郎の宗大人は印象深い。とはいえ、主要な役者それぞれが同じ物語世界の人たちのように見えない、世界観の統一に乏しいという点も感じた。片岡千恵蔵と若山富三郎が同じ世かの中で友人同士という間柄とはどうしても思えない。特に筋に関係ないとは思うが、走る菅原文太の足下を犬がちょろちょろする場面がふたつあった→午後1時半就寝→午睡のつもりが6時まで4時間半寝た→『笑点』の録画見てまた就寝→結局夜10時半まで、計8時間寝た→『人生フルーツ』(伏原健之。津端修一、津端英子、ナレーション:樹木希林。2016、東海テレビ)。自分が関わったニュータウンに住み、建築家として挫折を味わった部分を個人の力で再生させていこうという生き方に感銘を受けた。全体に優しい感触ながら、取材対象をきちんと厳しい視点で眺めているところもよい。低俗な感想だが、300坪もの土地なのにお屋敷に見えないところは(将来そういう機会があれば)見習いたいなと思った→『樹木希林の居酒屋ばぁば』 (伏原健之。津端英子、樹木希林、ナレーション:本仮屋ユイカ。2017、東海テレビ)ご本人が年齢の割に気持ちが若いのと、同じお年寄りとはいえ90近いご老人がお相手ということで、樹木希林が若者に見えるのが面白い。主役を活かすための演出もあるだろうが、それでもやはり樹木希林が前に出過ぎる印象はあった→朝方7時就寝。

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