« 5月まとめ(1〜10日) | メイン | 5月まとめ(21〜31日) »

5月まとめ(11〜20日)

5月11日(金) 朝10時起床、白湯→『Day Tripper』と『Sunshine Of Your Love』、それとパンクのマッシュアップというかリミックスというかを思いついたので、午後はその音源制作。一応完成→『鬼の棲む館』(原作:谷崎潤一郎、監督:三隅研次。高峰秀子、勝新太郎、新珠三千代、佐藤慶。1969、大映)。冒頭、勝新を巡るふたりの女の緊迫感のあるやり取りと、長刀を振り回す勝新が強烈に印象に残る。原作を読んでないのでなんとも言えないが、この映画を見る限り、谷崎潤一郎の変態ぶりをよく表しているのではなかろうかと思った。魔性という言葉ももはや安易な言葉に堕してしまった感はあるが、新珠三千代の魔性っぷりには引き込まれた→明日の句会の句をひねる。今回は16句できた→『Day Tripper』新アレンジやることになりそうなので、簡単に解説書く→風呂→関西旅行の京都分宿予約。結局京都に二泊、サンルートに取った→午前3時頃就寝。
5月12日(土) 朝9時半起床、白湯→ちょっと早めに出てちんとん句会。今回も一句に一票入っただけだった。でも票を狙うのはナンセンスなので、兼題に添って自然に出てきた句の中から自分が最もよいと思ったものを選ぶ、という方法でよいとは思う。もっとたくさん作ってみないと諸々わからない→先日訪れて気に入ったインド・ネパール料理屋の花菜で一杯。結局モモ、マトンチョイラ、アルゴビタレコでお腹いっぱいになり、〆のキネマライス(またはダルバートなど)に辿り着けず。次回は最初から飯にしてみよう→平和に電車で帰宅→遅い午睡→風呂→『座頭市果し状』(原作:子母沢寛、監督;安田公義。勝新太郎、野川由美子、待田京介、三木本賀代、志村喬、井上昭文、千波丈太郎、北城寿太郎、小松方正、土方弘、関八州見回り役、水原浩一、織田利枝、南部彰三。1968、大映)。TVシリーズと同じ主題歌『座頭市子守唄』が使われたのはこれが最初か(編曲は違う)。TV画面で眺めているとわからないが、終盤の座頭市が川に逃れたあとの船での探索の場面、そして養生の最中の市が曇天の下志村喬親子を助けに出て行く場面は、映画館の銀幕で見たらさぞ美しいのだろうなあと思った→午前3時頃就寝。
5月13日(日) 朝10時起床、白湯→Mよのバリ音楽発表会が羽根木公園であるというので行こうかなと思っていたが、雨の予報で延期。来週は行けないので残念→『座頭市果し状』復習→『アルコール夜通し転宅』(原題『A NIGHT OUT』、監督:チャールズ・チャップリン。ベン・ターピン、レオ・ホワイト、チャールズ・チャップリン、バド・ジェイミソン、エドナ・パーヴァイアンス。1915、米)。エッサネイに移籍後第二作。後期作品のようなペーソスやアイロニーがないのが爽やか。喜劇映画としては申し分ないと思う→その二本見たのと『笑点』など演芸番組見た以外は特に何もせず、昼寝したり晩のあともうとうとしたりで翌朝まで。
5月14日(月) 朝9時半起床、白湯→末廣亭、伊勢丹、錦松梅本店、新記、dressという計画を立てていたが、なんだか面倒臭くなったりお腹が張ってたりしてすべて断念→『民謡の旅 秋田おばこ』(渡辺邦男。美空ひばり、小川虎之助、山下洵一郎、谷幹一、中原ひとみ、小桜京子、光岡早苗、矢島由紀子、南廣、藤間紫、こまどり姉妹、明石潮、天草四郎。1963、東映)。美空ひばりが東北民謡を歌うだけの、まあどうでもいいような喜劇映画という印象を最初は得るが、谷幹一扮する高利貸しの美空ひばりに対するしつこさが全体の中でややアンバランスな感じ。美空ひばり歌う『さんさ恋時雨』の場面はとてもカッコいい。こまどり姉妹の用い方も、取り違いというのはあり勝ちではあるが面白い。最終的には満足させられた→『ひばり捕物帖 かんざし小判』(原作:瀬戸口寅雄、監督:沢島忠。堺駿二、杉狂児、星十郎、美空ひばり、山口勇、富久井一朗、中島栄子、円山栄子、乞食、東千代之介、尾上鯉之助、松風利栄子、里見浩太朗、北村曙美、薄田研二、阿部九洲男、沢村宗之助、花沢浩美、若水美子。1958、東映)。東千代之介は以前はもっと線の細い役者という印象だったが、この映画では大友柳太郎みたいな役回り。そういう役所になったのはいつからなのかな、と以前見たときにも思ったような気がする。酒場での軽い狼藉によって照明が変わって美空ひばりの歌の場面になるのがよい演出。ひばり七変化もこのシリーズの魅力だろうが、変身ぶりがちょいと地味な気もするけれども、でもひばりの啖呵切るところ(そしては河内山宗俊ばりの「馬鹿めぇ」)は気持ちよいし、芝居小屋での弁慶の芝居と捕物が入り混ざる終幕の演出もよい→『魚河岸の女石松』(工藤栄一。中原ひとみ、片岡昭子、愛川かおる、五十嵐藤江、今井俊二、田端義夫、岡本四郎、美空ひばり、山形勲、二階堂有希子、吉川満子、高倉健、大村文武、柳永二郎、河野秋武、十朱久雄、山本麟一、長島隆一、小林裕子、佐々木孝丸。1961、ニュー東映)。高倉健が美空ひばりとの組合せでは珍しく?やくざな感じ。美空ひばりは顔の肉付きもよく魚河岸の鉄火女らしい面構えで、週刊誌のグラビア掲載に選ばれるようなタマには見えないな。細かいところだが、ビート喫茶での喧嘩の場面で、喧嘩が終盤に差し掛かったところでみんながちらしを放り投げる、という演出がおかしい。魚河岸ものだから人情の描写はいろいろあるが、山形勲と吉川満子の芝居から醸し出される優しさには泣かされる(今この芝居ができる人はいるかな)→晩になってもお腹張ってるので、卵焼きとダールスープかけご飯だけ少量食べて就寝。0時頃。
5月15日(火) 朝9時半起床、白湯→『季節風の彼方に』(原作:佐藤鉄章、監督:関川秀雄。久我美子、永井智雄、高倉健、春丘典子、小沢栄太郎、沢村貞子、峰博子、木村功、東野英治郎、三島雅夫、中原ひとみ、近衛秀子、於島鈴子、永田靖、花澤徳衛。1958、東映)。北国の僻地の山村の暮らしをどれくらいきっちり描いているのか、それは私には知る由もないが、この人たちの仕事が後年の都市部に暮らす私にも無関係ではないということは覚えておかないといけないと思う(そして自分がいかに恵まれて生きてきたかを実感しなければならない)。東野英治郎と三島雅夫の封建的、前時代的、保守的、事なかれ主義的、自己保身的で物わかりの悪い校長と教頭の芝居は(見ていて嫌になってくるという意味で)見事。久我美子と木村功の学校の子供たちのことを思う誠実な心と、生徒たちとの交歓も美しく描かれていて感動する→『昭和おんな博徒』(原作:藤原審爾『昭和おんな仁義』、監督:加藤泰。秋山勝俊、江波杏子、松方弘樹、遠藤辰雄、水島道太郎、渡辺文雄、任田順好、山本麟一、志賀勝、川谷拓三、木谷邦臣、女屋実和子、汐路章、松平純子、天知茂、嵐寛寿郎。1972、東映)。遠藤辰雄が気のいい若衆役なのが珍しい。江波杏子、松方弘樹、渡辺文雄が醸し出す寒気のするような緊迫感に柔ない日差しのような雰囲気を与える役所もよい。彫徳=汐路章の「(刺青には)背負っている人間の心が正直に出るんだなあ」という台詞にはグッとくる。江波杏子が墨を入れた直後に松方弘樹とできてセックスを行うという展開はエロいなあ。渡辺文雄のバカっぷりもよい→『仁義の墓場』(原作:藤田五郎『関東やくざ者』『仁義の墓場』、監督:深作欣二。渡哲也、ハナ肇、今井健二、室田日出男、曽根晴美、梅宮辰夫、郷えい治、池玲子、山城新伍、多岐川裕美、安藤昇、成田三樹夫、田中邦衛。1975、東映)。この頃はまだ渡哲也も迫力あったんだなあという印象。暴力的人間の底知れない怖さの表現という点では、この辺りが頂点であり限界だったのだろうか。それはともかく、渡哲也扮する主人公は権謀術数などがまったくないので、その点では『仁義なき戦い』よりも物語としては酷薄な印象もあるが、その分単調でいささか退屈も覚えた。でもそこも含めて印象に残る映画ではある→夕方クルマで宮前平へ→ハイボールズの5/20向けリハーサル。舞台演出付き『Blackbird』バンド演奏と『Sunshine of your love』をベースにした『Day Tripper』を初めて演奏したが、まあなんとか形になった。あとはどれだけこなれるかだな。私はコーラスの音を見失うので要練習→鉄ノ四で軽く焼いてから帰宅。往復ともすんなり→風呂→ビール飲みながら『女囚701号さそり』(原作:篠原とおる、監督:伊藤俊也。渡辺文雄、根岸明美、梶芽衣子、渡辺やよい、室田日出男、三原葉子、横山リエ、夏八木勲、伊達三郎、扇ひろ子、片山由美子。1972、東映)。冒頭の梶芽衣子が脱走して逃げる場面だけで、もう釘付けになる。そして看守たちがみな狂っててバカなのも可笑しい。女囚たちも、なんていうか、みなファンキーである。君が代と日の丸の使い方も面白いし、舞台めいた美術や演出も印象的。往来で片乳出しての梶芽衣子と夏八木勲のスローモーションの立ち回り、三原葉子のド迫力(一瞬にしてメイクまで変わる)、梶芽衣子と女看守(片山由美子)の独房でのからみのねちっこさなど、当時封切りで見ていたらさぞかし驚いただろうと思う。梶芽衣子は本作では多少は喋るし(でもほとんど喋らない演出でそれがいい)、可愛らしく笑ったりもする→続いて『エノケンの吾妻錦繪 江戸っ子三太』(原作:山本嘉次郎、監督:岡田敬。榎本健一、二村定一、山懸直代、どんぐり坊や、柳田貞一、中村是好、宏川光子、中野かほる、如月寛多。1936、東宝)。エノケン歌唱の主題歌『江戸っ子三太』がとにかくカッコいい。うっかり元祖日本語ラップなどと言ってみたくなる。もう最初からずっと可笑しいが、終幕で悪徳田舎侍の中村是好が死ぬところは最高に可笑しい→途中で眠くなり、午前3時過ぎ就寝。
5月16日(水) 朝10時半起床、白湯→昨日の演奏の動画チェック→『江戸っ子三太』終いまで見る→ 『三匹の牝蜂』(鳥居元宏。夏純子、鈴木ヤスシ、林家こん平、大原麗子、市地洋子、左卜全、渡瀬恒彦、三島ゆり子、林真一郎、榊浩子、ピーター、小池朝雄、田子の浦親方、楠トシエ、金子信雄、工藤堅太郎、和田アキ子、藤村有弘、曽我町子、。1970、東映)。冒頭、万博会場が舞台。結構長尺なので、少なくとも私にとっては貴重な映像資料だ。大原麗子は大阪のスケバン役。この頃の不良の大は礼子は可愛いが、本作は特に品がなくてよい気がする(終盤での転びっぷりもよかったが、これはスタントかな?)。それ以外は、小池朝雄の格好よさは別にして(死に方が最高)、話の筋はよくある感じでまあどうでもいい映画のような気がするが(どうでもよいのも好きではある)、藤村有弘のフランス語が聞けたのはよかった。田子の浦のど素人芝居も面白くてよい。音楽は八木正生→『水戸黄門』(松田定次。大友柳太朗、杉狂児、伊東亮英、柳谷寛、左卜全、月形龍之介、東千代之介、中村賀津雄、桜町弘子、吉田義夫、岸井明、大川橋蔵、中村錦之助、片岡千恵蔵、薄田研二、伏見扇太郎、大川恵子、市川右太衛門、高島新太郎、丘さとみ、山形勲、三島雅夫、原健策、五味勝之介。1960、東映)。大友柳太朗扮する田舎侍の井戸甚佐衛門の底抜けの人のよさと人望に、冒頭から目頭が熱くなる。中村錦之助の啖呵にもしびれる。その他の出演も豪華だが、豪華過ぎて忙しい→さばのゆにミャンマーの納豆がやってくるというので久々に訪問。『かりら』原稿用に読み始めた『謎のアジア納豆』の冒頭に出てくるので、参考までに食べてみようという次第。思ったよりにおいはなく、炙るとパリパリとして香ばしい。京都の味噌のような納豆や甘納豆は日本酒の肴に良好(ひとつぶでお銚子一本いける)。水戸の乾燥納豆もうまいし、備蓄食や携行食として優秀かもしれない。豆津橋さんご持参の久留米の酒を三杯いただきおいとま→オダキューOXで買い物して帰宅したが、その辺から記憶なし。古本屋に注文した小泉武夫の納豆関連本がとどいたので、ページ抜けの確認だけはして就寝。割と早い時間だったはず。
5月17日(木) 朝9時半起床、軽い宿酔い。白湯飲まず水→午後風呂、と思ったがO形が昼に入ったとき風呂はわかさなかったようで水のままだったのでざっとシャワー浴びるに止める→酒肴こさえて飲みながら『歌くらべ満月城』(原案:塚田栄太郎、監督:的井邦雄。畠山みどり、有島一郎、白木みのる、三上真一郎、勝呂誉、青木光一、由利徹、長門勇、芦屋雁之助、堺駿二、三原葉子、北竜二、神戸一郎、藤本三重子、島倉千代子、水原由加里、葵京子、芦屋雁平、芦屋小雁。1960、松竹)。主題歌のひとつが『恋は神代の昔から』なのだが、冒頭のクレジットを見るとこのときは『恋は買いもの腕しだい』という題かなと思ったが(ちなみに主題歌、挿入歌は畠山みどりのほか神戸一郎、青木光一、島倉千代子、藤本三重子、勝呂誉で全8曲)、主題歌と挿入歌のクレジット表示がちょっとおかしく、やはり『恋は神代の昔から』のままであろう(『恋は買いもの腕しだい』はタイトルロールでかかっていた)。狸御殿ものの亜流としてはたいへん楽しい映画。よくあるような話の展開ながら見所は多いが、神戸一郎の「また焼き餅か。女子と小人は養い難し。私はねえ、伊達に浮気をしてるんじゃないんだよ」という台詞にはしびれた→晩の酒肴は四品作ったが、なんだか食が進まず、三品を半分くらい残す(煮干し出汁殼をどうにかしたのはちょっと多かったが、他は普通なら食べている量)。〆は朝の粥に納豆と冷汁をぶっかけたものにしたが、朝の粥がにんにくと生姜と小エビを使ったものだったので、なんとなくネパールの納豆料理の趣。でもこれも半分(米の量で言えば1/4合の半分)残した→『初姿人情鳶』(原作:石川聖二、監督:衣笠十四三。片岡千恵蔵、竹内良介、大倉千代子、團徳麿、巴弘子、常磐操子、香川良介、瀬川路三郎、瀧澤靜子、山内俊二、市川吉之助、河部五郎、中野かほる。1938、富士館/日活)。人情に厚い江戸っ子たちと、中にひとりだけ大金を拾ったばかりに弱い心が目覚めた者、という簡潔な構造なのに、いやだからというべきか、この物語の魅力が際立っていると思う。とはいえ、女衒とやくざとやくざの情婦が絡んできて最悪の事態に転がっていく展開にはなかなか見せられる。終わり方は喜ばしく、困っている人は助けなきゃいかんなと思わせられる、とにかくいい話→『維新の曲』(牛原虚彦。片岡千恵蔵、阪東妻三郎、羅門光三郎、尾上菊太郎、高木峯子、東大路健策、市川右太衛門、戸上城太郎、阿部九州男、浮田勝三郎、南條新太郎、寺島貢、仁礼功太郎、高山廣子、市川春代、加賀邦男、嵐寛寿郎、小酒井健、大友柳太郎。1942、大映)。豪華オールスターキャストの坂本龍馬暗殺までを軸にした維新もの(大スターの若い頃の姿が見られる、市川右太衛門まだ茄子のようでない、とか)、という以外特に面白みを理解できなかった。阪東妻三郎の坂本龍馬と片岡千恵蔵の西郷隆盛は魅力的だし印象的だが、登場人物が多過ぎて、誰が誰だか一度見ただけでは追い切れないし、そのふたり以外は印象に残るような点を見つけられなかった。でも阪妻龍馬は粋で格好良過ぎて、どちらかというと勝海舟のように見える気もした(勝海舟はこの物語には出て来ない)。嵐寛慶喜も少し重々しくて物のわかった人物に過ぎるかな。時折表示される極太巨大な字幕は今見るとかなり斬新。あと戦中の映画だからだろう、最後に申し訳のように「国債を買ひませう」という字幕が出るのがなんとも言えない→『水戸黄門 天下の副将軍』(松田定次。佐々木孝丸、上代悠司、若山富三郎、大河内傳次郎、東千代之介、大川橋蔵、星十郎、進藤英太郎、里見浩太朗、杉狂児、丘さとみ、阿部九洲男、小柴幹治、加賀邦男、三島雅夫、美空ひばり、中村錦之助、山形勲。1959、東映)。まず江戸っ子の大川橋蔵と浪花商人の進藤英太郎の組合せがよい。助さん格さんが若くて遊び好きなのもよいし、大川橋蔵との若い者同士のからみがまたよい。宿場女の丘さとみの田舎娘っぷりも可愛い。そして中村錦之助のバカ殿っぷりもよいが、お家騒動を題材にして悪者の陰謀も描きつつ、ずっと穏やかな笑いがたなびいているのもよい→午前3時半就寝。
5月18日(金) 朝9時半起床、白湯→コーラス練習。まだ不安→千歳船橋からバスで三軒茶屋に出てから田園都市線で宮前平(用賀行きがしばらく来ないので)→久々に一寸棒で一杯。八甲田山の山菜を今年もいただけた→蕎麦屋で二杯飲んだ所為か、バンド練習は少し丁寧さに欠けた演奏になった。コーラスも、結構練習したのだが、バンドの音の中では音程取れず、本番は最低限に止めることにした。残念→駅前の養老の滝が居抜きで新しい居酒屋になっていた。若い人たちがやっているようなきらきらがちゃがちゃした感じではあったが、感じは悪くない→平和に電車で帰宅。酔ってた所為もあり、用賀からは徒歩→風呂入って就寝。午前1時頃か。
5月19日(土) 朝10時半起床、すぐに朝食(昨日納富さんがくれたカレーパン)→夕方風呂→『ポルノ時代劇 忘八武士道』(原作:小池一雄/小島剛夕、監督:石井輝男。丹波哲郎、一の瀬レナ、相川圭子、伊吹吾郎、佐藤京一、原田君事、久野四郎、ひし美ゆり子、野口貴史、遠藤辰雄、池島ルリ子、川谷拓三、内田良平。1973、東映)。ポルノ時代劇だけに女の裸オンパレードだが、いやらしい感じはあまり感じさせなくて、むしろユーモラスに感じた。笑わせようという演出はないが、素裸の女たちが内田良平と立ち回りをするところなど、なんだか笑ってしまう→『不良姐御伝 猪の鹿お蝶』(原作:凡天太郎、監督:鈴木則文。殿山泰司、三原葉子、河津清三郎、成瀬正孝、池玲子、大泉滉、堀陽子、衣麻遼子、丘ナオミ、一の瀬レナ、根岸明美、岡八郎、内田勝正、名和宏、早乙女りえ、マーク・ダーリン、クリスチナ・リンドバーグ、志賀勝、碧川ジュン。1973、東映)。池玲子の素裸で風呂から雪の中の立ち回りがものすごい。カッコいい。琴などを使った音楽も可笑しいのだが、音楽担当は荒木一郎だった(全体になんだか的外れな音楽であった)。そして場面ごとの衣装とか、敵方の雑な彫り物とか、劇画調で迫力のある絵柄ながら話の展開のために設定が間抜けなところとか、可笑しさ満載。『不良番長』シリーズのときの猪の鹿お蝶よりも印象に残る映画だった。でも黒川(河津清三郎)を襲撃する場面で、なぜ拳銃の弾をふたつしか装填していなかったのだろう?→ここでいったん眠くなり就寝→二時間ほどで起きて『経験』(鷹森立一。小松方正、集三枝子、渡瀬恒彦、大原麗子、谷隼人、上田吉二郎、三原葉子、太宰久雄、金子信夫、賀川雪絵、浦辺粂子、辺見マリ、梅宮辰夫、大泉滉、関山耕司。1970、東映)。辺見マリ『経験』が主題歌(でもタイトルバックの手のパントマイムがなんだか変で可笑しい)。冒頭の渡瀬恒彦と大原麗子の濡れ場で序破急的にテンポが速くなるロック調の音楽などがよいが、音楽は八木正生(さすがに『不良姐御伝 猪の鹿お蝶』の荒木一郎とはだいぶ違う)。制作は『三匹の牝蜂』と同じ1970年で、ズベ公時代の大原麗子の魅力が炸裂。集三枝子も『ずべ公番長』などのときより印象に残る気がした。辺見マリが歌手役で一曲『経験』を披露するのは嬉しいが、大信田礼子も歌手役で歌うの調子に乗ってるのか(でもこれがけっこうよい)。梅宮辰夫が不良番長然として(いやこの映画の中では夜の帝王か)登場するのも可笑しい。谷隼人に悶える三原葉子の表情もたまらない。金子信夫は今回は地味だが、アップになったときの眉毛がすごかったな。あと主題歌が『経験』だからとって、台詞のあちこちに「やめて」がちりばめられてあるのは面白いと思った→『男はつらいよ 寅次郎恋愛塾』(原作・監督:山田洋次。下絛正巳、三崎千恵子、倍賞千恵子、吉岡秀隆、前田吟、渥美清、関敬六、初井言栄、丹羽勝海、樋口可南子、田中世津子、佐藤蛾次郎、美保純、太宰久雄、平田満、杉山とく子、笠智衆、松村達雄。1985、松竹)。初井言栄扮する長崎のばあちゃんがよい。可愛らしくて、そしてなんだか泣かされる。太宰久雄が少し痩せた気がする。さくらがさらっと暗唱する「君がため春の野に出でて若菜つむわが衣手に雪はふりつつ」は百人一首の歌(光孝天皇)。御前様の「あれでキリスト様に見放されたら、あいつはもう終わりだ」という台詞が可笑しい。松村達雄が大学教授役で出演しているのは嬉しい(おいちゃん役以外では四作め。終盤に見せどころがある)。ソフトボールの場面は、ほんの少しだがとても鮮やかで印象に残る演出だと思った。マドンナ樋口可南子は魅力的ながら手に職のある女性にときどき見られるような嫌な感じのプライドが薄く滲み出ているのが面白い。何故か六本木PIT INNも登場(歌ってるのは誰だろう。ギターは丸山繁雄という人らしい)。平田満がとつぜん秋田弁で蜂の子の取り方を説明し始めるところも鮮やかだったな。寅次郎が割とあっさり恋のキューピッド役に収まるのは、本作が初めてなのかな。どうだろうか→映画見ながら深夜飲んで、朝6時過ぎ就寝。
5月20日(日) 朝10時半起床→古着回収日につき、去年メンテナンスしたが結局もう冬の間ほとんど着なかったエピローグ・チャントの上着二点を処分→午睡→午後表参道に出て外苑前まで歩き、アヒリアというインド料理屋で遅い昼。南インド料理が充実しているという触れ込みだったが、昼だった所為かグランドメニューをもらっても南インド料理は定食二種類のみだったのが残念。でもドーサがうまくて満足→時間が余ったので、腹ごなしに青山墓地をぶらぶらして先祖(澤家累代)の墓参→16時半に会場(月見る君想フ)入りし、17時過ぎからサウンドチェック。10分しかないのに、一曲をちょっと長くやってしまったのは反省点(出音のバランスやモニターバランスを細かくチェックできなかった)→本番はTしま君が構成間違えたりカウント速かったり。でもまあ面白くできはしたが、ベースと歌以外は全然聞こえなかった(それはそれでやりやすいのだが)→本番終わってしばらくしたら、バンドメンバーのN富さんが客席でいきなり倒れてびっっくり。すわ救急車かと思ったが、楽屋でしばらく寝ていたら動けるようになったので、タクシーで帰ってもらう。私が送って行こうとしたところ、同じ方向で近所だからと⭐︎君が同行を申し出てくれてそれに甘えてしまったが、彼は今日はお客だし、そう考えると失礼で無責任な対応だったとあとで反省→なんとなく最後までいて、O形とKノ子とで中西で一杯やって帰宅。帰宅後即就寝。

Calendar

2018年09月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

アーカイブ