« 2018年07月 | メイン | 2018年09月 »

2018年08月31日

8月まとめ(21〜31日)

8月21日(火) 0時起床→原稿修正作業。午前3時前に終了→一杯やりながら『旅はお色気』(黒田義之。香川良介、島田竜三、山本弘子、尾崎和枝、小林勝彦、近藤美恵子、毛利郁子、丹羽又三郎、市川雷蔵、浦路洋子、真城千都世、勝新太郎。1961、大映)。なんとも呑気でいい時代劇だった。感動などはぜんぜんしないのだが、折に触れて繰り返し観たいと思う→午前4時半就寝→午前9時半起床→TV朝日『じゅん散歩』の高円寺の回見る(ちんとんしゃんが出ているというので)→昼過ぎDUより原稿OKとの連絡あり。ひと安心→ビール飲みながら『ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男』(原題『Get On Up』、監督:テイト・テイラー。チャドウィック・ボーズマン、キャロル・リー、クレタ・エレーヌ・エリントン、クレイグ・ロビンソン、ネルサン・エリス、ジェイムス・デュモン、ロブ・ドゥメリー、ヴィオラ・デイヴィス、ジャマリオン・スコット、レニー・ジェイムス、リズ・マイケル、ニック・エバーズマン、エイトキンス・エスティモンド、ジョーダン・スコット、フィリス・モンタナ・ルヴラン、ジュリアス・テノン、トーラ・シャーン、ブランドン・スミス、ジョシュ・ホプキンス、ジャキント・ブランケンシップ、フレッド・メラムド、ダン・エイクロイド、ティカ・サンプター、アーンジャニュー・エリス、タリク・トロッター、ジル・スコット、ジャスト・N・タイム。2014、米Universal Pictures)。チャドウィック・ボーズマンのJBぶりは今ひとつかな、というのが冒頭の印象で、それは最後まで燻っていたが、ステージ上での存在感や踊りはかなりのもの。JBとストーンズが同じステージに立ったときの落差の描き方は面白かった。バード家に居候をしてからしばらくの展開は(まあ伝記通りなのだろうが)なかなか泣かせる。リトル・リチャード役のブランドン・スミスがうまい。JBが興奮して舞台に上がってくる若い客たちを説得したあとのメイシオの顔やメイシオたちの叛乱は名場面。ボビー・バードとヴィッキー・アンダースンの描き方にも泣かされたが、でも全体的になんだか薄い欲求不満は残った。それもまた味わいとも思った→千歳船橋方面にて買い物(秀で野菜)。代一元で早めの晩と思ったが休みのため、チェーン店中華(横浜餃子館)に入ってみる。まあ可もなく不可もなくだが、少し食べていると飽きてくる。餃子二品とあと二品くらいつまんで帰る→向かいの魚屋で刺身購入。注文してからここは高いから買うのやめたんだと思い出す→豆腐屋で油揚買って帰宅→シャワー→『泳ぐひと』(原題『The Swimmer』、原作:ジョン・チーバー、監督:フランク・ペリー/シドニー・ポラック(uncredited)。バート・ランカスター、トニー・ビックリー、キム・ハンター、コーネリア・オーティス・スキナー、ジャネット・ランガード、ナンシー・カッシュマン、ハウス・ジェイムソン、ジャニス・ルール。1968、米Columbia Pictures Corporation) 。難解というほどではないが、ずっと頭を動かしていないとわからない映画だった。頭を動かすのは面白かったが、それをもって面白い映画とするのか、映画自体は面白くないとするのか、いや表面的に面白い場面も多くあるのだが、それでも見終わって面白かった! と言ってよいのかよくわからない映画だった→刺身はうまかったが、やはり高いな。S哉が祝い返しでくれた酒をようやく開けたが、これはうまかった。よい酒を知ってるものだ→0時前就寝。
8月22日(水) 朝9時半起床→O形の怪談原稿の文字入れテスト。GIMPで完結させようと思ったが、縦書きが難しいので、結局iBookのIllustratorで作業することにした。試行錯誤含めて、スキャンしてデータ移動して文字入力して位置調整して出力して、だいたい30分だったから、まとめてやれば二時間くらいの仕事かな→ギター練習。先日のスタジオ以来弾いてなかったのでよりヘタになっていた。立って弾くとなおさら。これから毎日暇だし精進しよう→『追跡』(原題『Experiment in Terror』、原作:ザ・ゴードンズ。監督:ブレイク・エドワーズ。リー・レミック、ロス・マーティン、グレン・フォード、ステファニー・パワーズ、パトリシア・ヒューストン、ハーヴェイ・エヴァンス、ネッド・グラス、アニタ・ルー。1962、米Columbia Pictures Corporation)。冒頭いきなりTwin Peaksという道路標示が出てくる(あのツイン・ピークスの場所ではない)。それはともかく、冒頭の少ない要素で恐怖を増大させるやり方には驚いた(主人公と犯人の場面の構図や尺もすごい)。それも含めて全体に面白くはあったが、そんなに名作なのかどうかは私にはわからなかった。黒澤『天国と地獄』との類似性については改めて確認したい→晩の支度→シャワー→TV眺めながらだらだらと飲酒。そんなに飲まなかった(金宮酎ハイ四杯)→0時過ぎ就寝。
8月23日(木) 朝8時半起床→『惜春』(橋本信也。柴田彦勝、稲吉靖、石田健史、行友勝江、山田五十鈴、石山律、松本幸四郎、田崎潤、湊俊一、宮川洋一。1966、TBS)。まだTVの普及率が低かった時代とはいえ、茶の間でこんな藝を見ることができるなんて羨ましい限りだとついい言いたくなる→今さらながら、MacとiPhoneのカレンダーを同期。クラウドサービスの類は使いたくないのだが、ファイルを置かなければあまり抵抗はないし、まあ便利は便利だ→シャワー→午後、表参道に出てGENT&HONEYにて散髪。本日のマッサージは気持ちよかった→A利さんに小腹が空いたが隣の蕎麦屋は開いているかと尋ねたら、この時間は閉まってるとの由。そこでだるまやというラーメン屋を勧められたので訪ねてみると、なるほど餃子がいい塩梅にうまい。特別うまいかどうかはわからないが、皮の焦げ具合など絶妙。餃子とビールで満足。青山は人が住む町としてはもうだいぶ壊されてしまったと思うが、こういう店がまだ健在なのはうれしい→原宿まで歩いて地下鉄で新宿三丁目に移動→伊勢丹でバブーシュと錦松梅購入し、ベルクでまた一杯→高円寺に移動しちんとんしゃんに『じゅん散歩』のDVD-RとBD-Rを進呈。ついでに一杯飲むが、つい寝てしまったらしい。9時過ぎくらいに起床しておいとま。まだ深酔いしないうちにちいちゃんの自由研究を見せてもらったが、なかなかの傑作→多分平和に電車で帰宅。
8月24日(金) 朝9時半起床、軽い宿酔い→午後郵便出しがてら千歳船橋方面に買い物。豆腐屋で蒟蒻があるかどうか尋ねたのに(たまたま切らしていた)、結局買い忘れて帰った→駐車場の塀の工事は来週から始めるとの由。一週間ほどだそうだ→シャワー→昨日買ったバブーシュ、伊勢丹の照明の所為で赤っぽい色なのだと酔っ払った頭で思って買ったが、実際に赤っぽい色だった(生成りという説明であったが)。まあいいか。でもオンラインストアで見ると白があって、しかし2Lのサイズがなく、そして店頭より千円高い。不思議だ→晩の支度→『デンジャラス・ビューティー2』(原題『Miss Congeniality 2: Armed and Fabulous』、監督:ジョン・パスキン。サンドラ・ブロック、アーニー・ハドソン、ジョン・ディレスタ、レジーナ・キング、ディードリック・ベイダー、ヘザー・バーンズ、ウィリアム・シャトナー、ルイス・ストラス、レスリー・グロスマン、エイブラハム・ベンルビ、ニック・」オファーマン、デイヴィッド・プローヴァル、モリー・ゴットリープ、トリート・ウィリアムズ、エンリケ・マルシアノ、マルチェロ・ツベール、スティーヴン・トボロフスキー、ドリー・パートン、メアリー・アン・プライス、アイリーン・ブレナン、エリザベス・ローム、ロクサーナ・オルテガ。2005、米Warner Bros.)。レジーナ・キングの登場時の顔つきが最高なのと、サンドラ・ブロックとふたりとも藝達者なところが印象に残る。忘れたころに小学校を訪ねるくだりは感動的。笑いの量も心揺さぶられる量も少ないが、人の心をよく描いた、前作同様いい映画と思った→今日は完全に飲まず。野菜と海藻中心だが(野菜7種類にひじき)タンパク源もオイルサーディン、油揚、鶏粥の鶏、しじみ、味噌、納豆と複数を摂取。でも全体に軽めにしたので深夜空腹感を覚えたが、我慢して午前2時就寝。
8月25日(土) 朝9時起床→朝食後、O形怪談の文字入れ。二時間では終わらなかったし、私だけで判断できない部分は残したが、まあいい感じでは仕事できた→小腹が空いたのでもりそば。蕎麦はなぜか(そうめんやうどん同様)ぶっかけにすることが多かったが、家でももりで全然かまわないと気づいた。何故今頃→O形怪談直し入れて完了→晩の仕込みしてからシャワー。ナスのアチャールに赤ピーマン加えたのは予想通り成功したし、予想外、というかなにも考えずに作り始めたのにうまくできたのが鶏もも肉としめじと豆腐の麻婆風カレー。にんにくは切らしたのでなし、玉葱の代わりに長葱を使い、オイスターソースに豆板醤ではなくバリのサンバルソース、ホールスパイスにクローブを使ったが、なかなか絶妙な味わい。豆腐は千歳船橋の大橋とうふ店ので、端っこを試食してみたらかなりの品物だったのでカレーに使うにはもったいないとも思ったが、しかしこの豆腐だからこそうまく行った気もする(それと秀で買ったしめじも決め手かもしらん)→『熱海殺人事件』(原作:つかこうへい、監督:高橋和男。志穂美悦子、仲代達矢、酒井敏也、竹田高利、大滝秀治、平泉成、江藤潤、高橋かおり、川上夏代、高橋悦史、岡本富士太、風間杜夫、大西多摩恵、中村たつ、隆大介、三谷昇、益岡徹、小柳みゆき。1986、ジョイパックフィルム)。本もいいし役者もいいのに演出が残念だった。ええーっというはずの展開が、私にはそういう風に感じるように乗れなかったな。竹田高利はものすごい熱演で、期待されていたことをきちんと実現していたと思うが、しかし結果だけ見れば、かなり荷が重い仕事だったのではないだろうか。あと久石譲の音楽が信じられないくらいダサかった→『幕末純情伝』(原作:つかこうへい、監督:薬師寺光幸。牧瀬里穂、杉本哲太、渡辺謙、柄本明、伊武雅刀、木村一八、ピンクの電話、石丸謙二郎、津川雅彦、財前直見、榎木孝明、松金よね子、桜金造。1991、松竹)。冒頭で牧瀬里穂の可愛らしさに打ち抜かれる。もっとも冒頭でそう撮っておかないとならない映画だし、それでも立ち回りは期待できないと思わせられたが、しかし最後まで観たら、映画出演三本めと思えば大したものだと思った。発想や設定の面白さと牧瀬里穂を魅力的に見せることだけでどこまで保たせられるかなというのが専らの興味だったが、絵造りや役者の活かし方まで含めた全体的には、敢えての?安っぽい演出も含めて『熱海殺人事件』よりはましかな。面白かった、と、今となっては、の間で悩ませられたが、最終的には面白かった。と言いたいと思ったが、終盤最も感動させられそうな場面でなぜか感動できずちょいとだれてしまった(終盤に向かう道程で少しごちゃごちゃした感じがあったからだろうか)→『寝盗られ宗介』(原作:つかこうへい、監督:若松孝二。藤谷美和子、岡本信人、久我陽子、原田芳雄、山谷初男、筧利夫、柴田理恵、山田美雪、あき竹城、斉藤洋介、藤田弓子、佐野史郎、吉行和子、リチャード・バーガー、小倉一郎、玉川良一、梅津栄。1992、松竹富士)。冒頭の構成とスピード感が見事で引き込まれる。役者も演出もよい塩梅で、本日三本めにしてやっと“映画を見た”気持ちになり落ち着いた。それにしても、原田芳雄の越路吹雪の妹役と『愛の讃歌』は見事だった。宇崎龍童の音楽(中村暢之の編曲も)がまたよかった→午前3時過ぎ就寝。
8月26日(日) 朝10時起床→B電子原稿(二製品で色違いの計四本)、一時間ほどで完了→DUの仕事(未了だが)と合わせて請求書を準備→9月の水戸行きを二泊に変更(慌ただしくないし、土日一泊とそんなに値段変わらないため)→経堂地区会館にてサルサダンスレッスン。前回教わったエンチューフラは自分のステップは完璧に覚えて行ったものの、ペアがいると戸惑ってしまう。その上新しい技をいきなり教わったので、頭混乱。また復習しなければ。でも入門した半年前に比べれば、だいぶ飲み込めてきたとは思う→コルティの眼鏡屋にボタン電池回収してもらいにいったら対象外で憮然。また回収場所を確認しなければ。あとカルディで買い物→ひさしぶりに魚ケンで一杯。刺身盛り合わせは旬のもの中心にメイチ鯛、戻りカツオ、〆さば、小柱、ぶり、サゴチ、煮アワビ。それに新さんまを追加。水ナスとトマトの塩昆布和えも旬だし、大満足(あとは長芋のフリットにマスカルポーネチーズとカツオの酒盗乗せたもの。〆にわかめと葱のおつけとウニのおむすび)。最近話題になった「獺祭島耕作」も一杯いただいたが、普通にうまい御酒であった。満足→オダキューOXで追加の買い物して帰宅。たいして飲み食いしてないのにかなりお腹パンパンで、かつ肩痛い状態になる→風呂に浸かって身体をゆるめてから二時間ほど仮眠→9月のライブの演奏日時と演奏時間について確認→『悪の愉しさ』(原作:石川達三、監督:千葉泰樹。伊藤久哉、伊豆肇、久我美子、船山汎、杉葉子、東郷晴子、森雅之、星美智子、不忍鏡子、徳川光子、日野明子、中野かほる、高田博、加藤嘉。1954、東映)。音楽が黛敏郎。主演の伊藤久哉は新人だが(その後サラリーマンもの、怪獣映画、社長シリーズ、クレイジー映画などに幅広く出ている。『日本誕生』や『サザエさんの新婚家庭』にも)、太々しいようで弱くて世の中を馬鹿にしながら策士策に溺れるような態かつ金に汚い不良ぶりがかなり堂に入っている。妻役の杉葉子のやさぐれ具合の芝居がよい。久我美子のなんだかよくわからない寂しさを湛えた美しさはいつも通り(怒った顔がまたよい)。森雅之の汚れ具合や加藤嘉の神の使いのようなすべてを見透かした警官ぶりもたまらない→『二匹の牝犬』(渡辺祐介。沢村貞子、小川真由美、杉浦直樹、若水ヤエ子、宮口精二、緑魔子、三津田健。1964、東映)。沢村貞子の品のない汚れっぷりがいきなり見事冒頭はそれと遊郭(赤線)建築への流れにしびれた。そして“出世”してからの小川真由美と沢村貞子、小川真由美と緑魔子(新人の頃)の会話が小気味いい。今となってはお行儀のいい映画に思えなくもないが、女の恐ろしさと男の弱さを十二分に味わわせられた。十年を経てはいるが、『悪の愉しさ』と同じ線上にある作品と言ってもいいかな。絵の作り方もカッコいい→『黒い猫』(渡辺祐介。木暮実千代、金子信雄、三津田健、高橋幸治、三田佳子、緑魔子、春川ますみ、楠侑子、小沢昭一、露口茂、松本克平、芳村真理、十朱久雄、佐々木功、佐々木孝丸。1965、東映)。金子信雄と小沢昭一が珍しく普通の人の芝居。三田佳子の屈託のない明るい美しさがとても魅力的だが、この明るさがどうなっていくかが観る者を引っ張る作用として働いている気がしたが、最後まで屈託がなかったのに驚き、却って感動した。母親役の木暮実千代がきれいな心を持っている役柄にも心を動かされた。しかし題名の『黒い猫』とは何を指していたのかな?(緑魔子のことだったらなんだかつまらない)→といった感じで朝までだらだらと飲酒しながら映画鑑賞。朝7時就寝。
8月27日(月) 朝10時起床→9月のライブの歌い手用資料音源等製作→ミックステープ展にネタ提供するために、仕事机の下のカセットテープの箱を漁る。ついでにS田からの「進呈したテープの曲目リストの写しを送ってほしい」というずっと以前にもらった依頼にようやく応えた→ちんとんしゃんに飲みに行こうかなと思ったら折悪く雨が降って来たので、やめにしてギター練習→『月夜の渡り鳥』(原作:長谷川伸『瞼の母』、監督:市村泰一。高峰三枝子、橋幸夫、榎本美佐江、晴乃ピーチク・パーチク、名和宏、倍賞千恵子、高山裕子、志村喬、香山美子。1963、松竹)。調子のいい映画で結構好きだが、知ってる話ではあるし長谷川伸はいい芝居を書くなあと改めて思った以外、感想は特に浮かばなかった→とつぜんの豪雨に生まれて初めてかと思ったほどの続けざまの落雷に驚く。一瞬TVとWiFiルーターだけ通電が途絶えた。他の地域ではずっと停電しているところもあるそうだから、その意味ではついてはいたのかも→『寝取られ宗介』を再見→夜10時過ぎ就寝。
8月28日(火) 朝9時半起床→『エノケンの猿飛佐助・総集編(ありゃありゃの巻、どろんどろんの巻)』(原作:山本嘉次郎、監督:岡田敬。榎本健一、柳田貞一、福地悟朗、中村是好、如月寛多、梅園龍子、宏川光子、吉川道夫、市川朝太郎、田島辰夫。1937/1938、東宝)。いきなりエノケンがタキシードで出てきて歌うのが可笑しい。他のエノケン映画もだいたいそんな感じだが、本作もものすごく可笑しい場面はそんなになくて、どちらかというとつかみ所がわからなくて退屈していることが多いのに、妙に味わい深い。真田幸村が出てくる場面ではうすく『暗い日曜日』が流れているのだが、案の定ジャズ音頭調に調子が変わってくる。が、『エノケンの暗い日曜日』には発展しなかった→『慶安秘帖』(千葉泰樹。大谷友右衛門、清川荘司、石黒達也、清水将夫、鳥羽陽之助、柳谷寛、市川段四郎、上田吉二郎、村田寿男、村田知英子、小川虎之助、菅井一郎、島崎雪子、山村聡、藤原釜足。1952、東宝)。『旅はそよ風』と比べると大谷友右衛門がくよくよしている役で、その所為かぱっとしない印象。市川段四郎の丸橋忠彌はよかった昼に一杯。その後シャワー→午睡→夕方、PFに向かう途中Yピンご夫妻が開いたという酒場、スタンド八九をちょいと覗いてみたところ、“愛玩動物の名前”の方がいらして初対面のご挨拶。その後O2さんN子さんもいらして、結局ここで沈没しPFには行けなかったが、楽しかった。よい酒場だ→帰りにふらっと太田尻家に寄ったらすっと寝てしまい、叱られて帰る→あとは不明。
8月29日(水) 終日宿酔いで横臥。老父との昼食や買い物付き添いをさぼってしまった。
8月30日(木) なんとか復活して葛西市場。花き市場掃除のアルバイト。前回同様午後三時で終了→TMVS Foodsで豆(ムング、ひよこ)とターメリック買い、ドトールで小一時間潰したのちさらに三十分ほど散歩してからひさしぶりにアムダスラビーへ。軽く一杯のつもりで、取ったのはチキン65とマサラドーサだけなのに、食べ切れず憮然。白葡萄酒デカンタも一杯分残してしまった。折にしてもらったので無駄にはしなかったが、一日動き回る仕事のあとだったのに、食欲落ちたな。と思ったが、チキン65は各種スパイスで味付けした小ぶりの鶏の唐揚げが13個、マサラドーサは直径10cm長さ50cmくらいの米と豆のクレープにジャガイモが詰まったやつだから、まあ仕方ないか→途中休憩しつつ、電車で平和に帰宅。駅からはタクシー→風呂→夜8時頃就寝→夜10時起床。朝までゾンビ映画。折にしてもらったのをつまみつつビール。食欲戻った→Fly Me To The Moon』と『セーラー服と機関銃』について思いついたことあり、映画見ながら弾いてみる→『ゾンビ大陸 アフリカン』(原題『The Dead』、監督:ハワード・J・フォード、ジョン・フォード。ロブ・フリーマン、プリンス・デビッド・オセイア、デビッド・ドントー、ベン・クロウ、ケイティ・リチャードソン、ファー・フォード・ブリスター、ジョン・ダントン・ダウナー、ガール・ハマ。2010、英Anchor Bay Entertainment)。ゾンビの発生したアフリカから逃げるアメリカ軍兵士とゾンビとを見ていると、ゾンビのほうが村への侵入者を咎める立場に思えてくるのが面白い(監督の意図したところかどうかは知らない)。「ゾンビの発生したアフリカ」ってのも大雑把だが、映画はそういう風に作られているし(エンド・クレジットでは一応ガーナとブルキナ・ファソという記述はある)、アフリカ大陸にゾンビがいる、というだけの状況がずっと続くものの不思議とものすごく退屈するというわけではない。ただゾンビ映画の様式をなぞってるだけの部分も多いようだし、終わり方も曖昧で、傑作というわけではないと思う→『高慢と偏見とゾンビ』(原題『Pride and Prejudice and Zombies』、原作:ジェイン・オースティン/セス・グレアム=スミス、監督:バー・スティアーズ。サム・ライリー、マット・スミス?、アンガス・ケネディ、ハーマイオニー・コーフィールド、イェス・ラドムスカ、チャールズ・ダンス、ベラ・ヒースコート、リリー・ジェームズ、ミリー・ブレイディ、スキ・ウォーターハウス、エリー・バンバー、サリー・フィリップスダグラス・ブース、エマ・グリーンウェル、エヴァ・ベル、ドリー・ウェルズ、マット・スミス、レナ・ヘディ、トム・ローカン、ジャック・ヒューストン、ベッシー・カーソンズ。2016、米Screen Gems/英Lionsgate)。冒頭の紙細工のアニメーションが面白いのと、五人姉妹がそれぞれ可愛くそれぞれ少林寺剣法を学んでいるというのが面白くて、まず興味を引かれる(特に主役のリリー・ジェームズはとても魅力的に描かれている)。原作も原作の原作も読んでないので確かなことは言えないが、映画としてはとても魅力的に感じた→『ゾンビーノ』(原題『Fido』、監督:アンドリュー・カリー。アンディ・パーキン、ティファニー・ラインデイル・ナイト、クサン・レイ、ヘンリー・ツァーニー、アレクサ・ファスト、マイク・アゼヴェド、ティム・ブレイク・ネルソン、ソンジャ・ベネット、キャリー・アン・モス、ディラン・ベイカー、ビリー・コノリー、メアリー・ブラック、バーナード・カフリング、レイモンド・B・ベイリー、ジェニファー・クレマン。2006、加TVA Films)。主人公の少年の母親(キャリー=アン・モス)が母親らしく世間体を気にしながらもよい母親やいい女の一面を覗かせるのがよい。全体にティム・バートンっぽく、色彩はデビッド・リンチ『ブルーベルベッド』を彷彿とさせる。一回観ただけでは主題がよくわからない部分もあったが、好きな映画ではある→朝7時就寝。
8月31日(金) 朝10時半起床。お腹空いていたので、もう大丈夫か→『Fly Me To The Moon』と『セーラー服と機関銃』について、昨夜思いついて変えてみたところを音源と合わせて確認、練習など→O形サイト更新(絵日記)→『ゾンビーノ』復習→晩がてら『カサブランカ』(原題『Casablanca』、監督:マイケル・カーティズ。クルト・ボウワ、コンラート・ファイト、クロード・レインズ、S・Z・サコール、ドーリー・ウィルソン、ハンフリー・ボガート、ペーター・ローレ、マドレーヌ・ル・ボォ、シドニー・グリーンストリート、ポール・ヘンリード、イングリッド・バーグマン、ジョン・クオウルン、コリンヌ・ムラ。1942、米Warner Bros. Pictures)『As Time Goes By』といい「君の瞳に乾杯」(Here's looking at you, kid)といい、この映画の所為でないとはいえ手垢がついた感じで、観ていてもなんとなく入り込めないというか距離を置いてしまう。とはいえ細かく観ているといい台詞(「この店に政治を持ち込むな」「俺たちにはパリがある」など)やいい場面(リックが若い夫婦を助けるところや、ドイツ人の歌をフランス国歌で駆逐するところ、リックがヴィクターに嘘の説明をするところ、ヴィシー水の瓶を捨てるところなど)もあり、名画であることは間違いないのだが、イングリッド・バーグマンが設定とは裏腹になんだか屈託のない女子学生みたいなのと(パリで浮気でボガートと恋に落ちていたとは思えない)、ハンフリー・ボガートが私にとっては面白みのある人ではない点で(その辺も彼のあがめ奉られ方が影響指定はいるのだろう)、私は真っ正直に感動しようとしたくないのだな、とひさしぶりに観て思った。あとルノーがリックを庇ったあとヴィシー水を捨てるところで、ルノーがリックに「君の瞳に乾杯」と言ったら面白いな、とも思った→本日朝昼と抜いた所為か、けっこうたくさん食べたのに身体は楽だった。たまには抜こう→食後仮眠→ヤフオク!でカセットテープ柄のTシャツを落としてみる(9月のライブがカセットテープ展がらみなのでその衣装として)→『カサブランカ』復習→『歌ごよみ お夏清十郎』(原作:旗一兵、監督:冬島泰三。三条美紀、高松錦之助、市川雷蔵、香川良介、美空ひばり、河野秋武、石原須磨男、柳永二郎、中村時十郎、沢井三郎、堺駿二、野沢英一、川田晴久、山茶花究。1954、新東宝)。序盤の美空ひばりと三条美紀の口喧嘩の、三条美紀の啖呵がよい。雷蔵もまだ顔がきれいな役者、という印象がもっぱら強く印象は薄い。島流し後に腰の間登場する山茶花究のほうが鮮やかに思ったが、島破りしてからの迫力は見事→『七番目の密使』 (森一生。舟木洋一、原聖四郎、南部彰三、成川慎一郎、安田祥郎、浜田雄史、松岡良樹、丸山邦治、高倉一郎、伊沢一郎、河津清三郎、阿井美千子、南条新太郎、市川雷蔵、横山エンタツ、清水元、三田登喜子、瀧花久子。1958、大映)。先日観た『旅はお色気』と同じような、密使の話ではあるが、こちらはシリアスで印象はだいぶ違う。でも雷蔵はいきなり色っぽくて少し『旅はお色気』と同じにおいもする。「七番目の密使」が誰かは序盤でわかるが、それが話を転がすのにうまく作用している。三田登喜子という人は初めて見たがとてもきれい(でも役者としても女っぷりとしても阿井美千子のほうが上か)→明けて朝8時頃就寝。

2018年08月20日

8月まとめ(11〜20日)

8月11日(土) 朝10時起床→洗濯のついでに、セーターなど冬物を仕舞い、Tシャツの類を引っ張り出して洗濯→『旋風家族』(小石栄一。江原真二郎、小宮光江、清川虹子、志村喬、大村文武、高倉健、立花良文、柳谷寛、杉義一、岸井明、大東良、ペギー葉山、佐久間良子、中村雅子、今井俊二、中原ひとみ、神田隆。1959、東映)。江原真二郎たちがクラブのハワイアンバンドを乗っ取る場面が明るくてよい。ポテチンバンドマンの柳谷寛がなんともいい味わい。今井俊二が苦虫という渾名なのも可笑しければ、ジャズ喫茶のスターになった江原真二郎が学校の試験で出演できず客からブーイングが起きたとき、社長のペギー葉山が歌って場を収めるのも可笑しいし、バカバカしいくらいにいい人しか出てこない(ペギー葉山と神田隆がかろうじて悪人)。それでいて面白い、いい映画であった。江原真二郎の歌とバンドの演奏にもっと音楽的な魅力があれば完璧(今井俊二がなかなかの藝達者なのは驚いた)→夜0時就寝。
8月12日(日) 朝9時起床→ふと思いつき、M銀行に残っていた数百円をひさしぶりに競馬に突っ込んでみる。果たして(結果はダメだった)→メールアドレスを整理。aokiに関して出し忘れていた先への変更通知を終え消去、ついでにまったく使っていないinfo、inqを消去した。すっきり→『駿河遊侠伝 賭場荒し』(原作:子母沢寛、監督:森一生。千石泰三、香川良介、勝新太郎、大辻伺郎、守田学、丸井太郎、瑳峨三智子、水原浩一、伊達三郎、山本礼三郎、小林勝彦、細谷新吾、進藤英太郎、早川雄三、須賀不二男、毛利郁子、藤村志保、天知茂。1964、大映)。勝新の相棒役の大辻伺郎が実にいい味。『座頭市』が始まったばかりの頃だが、勝新の可愛らしい一面が強調されているように思った。瑳峨三智子の底の知れない迫力を持った美しさも見所。天地茂はまだ眉間の横皺はないが、なんてカッコいいんだろうか(時代劇的な走り去り方もカッコいい)→まかない当番。手羽元を使ったアンドーラチキンといつものダール、ゴーヤのアチャール、もやしとニンジンとオイルサーディンのスパイス炒め(フェヌグリークシードとクミンシード)、茗荷のF式漬け(クミンシードとクミン)など。おとつい注文した書見台が届いたので、ナイル本を参照するのに使ってみる。便利→風呂→『男はつらいよ 知床慕情』(原作・監督:山田洋次。笠智衆、佐藤蛾次郎、倍賞千恵子、三崎千恵子、前田吟、渥美清、下絛正巳、イッセー尾形、美保純、マキノ佐代子、吉岡秀隆、太宰久雄、三船敏郎、淡路恵子、すまけい、赤塚真人、冷泉公裕、油井昌由樹、竹下景子、笹野高史。1987、松竹)。今作では寸劇ではなく寅次郎の回想から開始(夏公開作だが江戸川沿いの桜並木の話で、花見の映像が流れる)。おいちゃんがいきなり入院中だったり、おばちゃんが泣くのはいつものことだが興奮の度合いがいつもと違ったり、これまでと少し味わいが異なる(渥美清のアドリブも今回は濃いような気がした)。淡路恵子と三船敏郎が押さえた芝居ながら名演。脇の面々ももちろん素晴しい。本作を観て今さらながら、柴又/とらやは寅にとっても母胎であり、他所の土地では自分の経験から大人として振る舞うことができても、それが保たなくなってくると母胎に帰ってわがまま邦題に振る舞う、という構図を感じた。もっともその見立てはもっとシリーズを繰り返し観て検証しなければならないが→『座頭市御用旅』(原作:子母沢寛、監督:森一生。勝新太郎、新條多久美、岡本健、酒井修、正司玲児、正司敏江、笑福亭仁鶴、森繁久彌、大谷直子、田辺一鶴、石橋蓮司、蟹江敬三、三國連太郎、明石勤、高橋悦史、しめぎしがこ。1972、東宝)。浪花節とソフトロックを組み合わせたようなタイトルバックの音楽がまずよい(音楽は村井邦彦)。三國連太郎の複雑な性格を持った悪役と、高橋悦史の単純明朗だが底知れない人物像が印象的(ほかにも石橋蓮司や蟹江敬三の小物感のある悪役とか、しめぎしがこのささくれた美しさとか、酒井修の人のよさ故の揺れ動きなども)。子供の勘違い(自分の心を落ち着かせるための無意識の妄想と言ったほうがよいか)が市を縛るという点を除くとシリーズ中での本作の際立った特徴はないようにも思えるが、そうは言っても時代劇の傑作ではある。終盤の獅子舞冠っての殺陣や油撒かれてぬるぬる滑る床の上での(そして炎の中での)殺陣は圧巻→0時頃就寝。
8月13日(月) 朝5時起床→昨夜の映画二本を復習して朝食取ってからから午前9時就寝→昼頃起床。目覚めたら腹が減っていたのに驚く→先週の取材の聞き取り書き出しを少し→TV版『旗本退屈男』最終回→明日の来客に備えて掃除など→『エノケンの鞍馬天狗』(原作:大佛次郎、監督:近藤勝彦。如月寛多、北村武夫、榎本健一、柳田貞一、霧立のぼる、鳥羽陽之助、悦ちゃん、ギャング坊や、永井柳太郎、沢井三郎、花島喜代子。1939、東宝)。ピストルが暴発して鞍馬天狗と新選組がびっくりしてぴょんぴょん跳ねるところが可笑しい。続いて逃げた熊天狗がお地蔵さんのふりして逃げるというのもバカバカしくてよい。首を縄で結わかれたエノケンが暴れると監禁されている小屋が崩れるのも笑った。鞍馬天狗が角兵衛獅子とともに新選組と闘って勝つというのも可笑しいが、場面によっては空に思いっきり電線が張ってある風景とか、ほんとに可笑しい→風呂→『朱雀門』(原作:川口松太郎『皇女和の宮』、監督:森一生。若尾文子、山本富士子、万代峰子、三宅邦子、香川良介、東野英治郎、市川雷蔵、柳永二郎、三島雅夫、小沢栄、夏目俊二、舟木洋一、細川俊夫。1957、大映)。30分過ぎまで話を追うだけで退屈したが、山本富士子の情熱的な芝居にとつぜんグッときた。それ以外はあまり印象に残らなかったかな。若尾文子、山本富士子、市川雷蔵である必要性が、ひとまずわからなかった→『ブロウアップ ヒデキ』(田中康義。西城秀樹。1975、松竹)。編集が適当過ぎる。編集しようにも撮影素材が足りなかったのかな、と思ったほど。コーラス隊のクルクルがカッコいいということを知ったのくらいが収穫かな→夜10時頃就寝。
8月14日(火) 朝5時起床→先週の取材の聞き取り書き出しを引き続き。ひさしぶりに行う作業だが、ペースはつかんだ→朝食と掃除→取材聞き取り書き出し続き→昼前、ヨウケル舎にケーキなど買いに行き、ついでに八兆で昼→昼過ぎ、ちんとん母娘来訪。O形のマンガ教室。私は自室で取材の聞き取り書き出しの続き。途中午睡をはさみ、夕方までに完了→ちんとん親子とO形と202。堪能。おいしかった。O形のおばけの所為でちいちゃんがちょいとブルーになったが、美味しいピザでご機嫌直してくれた→続いてさばのゆに移動し一杯。ちんとんともつながりがあるので、S田さんいらしてよかった→母娘を駅までお送りしてからオダキューOXで買い物して帰宅→シャワー→夜10時過ぎ就寝。
8月15日(水) 朝9時起床→老父付き添い。昼は深大寺に行ったが、お盆で人出があって深水庵に行列。そこで斜め向かいの陣屋に入ってみたが、ここは蕎麦がぶつぶつ切れていて水切りも悪く、ちょっとお粗末であった。創業60年になるそうだが、残念→サミット、クリエイトと回って送り届けて帰宅→午睡→夕方4時より経堂地区会館にてサルサダンスレッスン。出かけ際にアダンさんいらしたので、お店の開いている時間を伺う(明日の母の命日に仏壇に飾る花を買うため)。レッスンはまず小物パーカッションでのリズム・トレーニングにて、マラカスの練習の必要性を痛感。あと胸の動き(胸の左右を意識した全身の動きか)の重要性を学び、エンチューフラを中心にした一連の動きを訓練→いったん帰宅しシャワー→サルサダンスクラスの交流会。経堂はしぐち亭にて。ポルトガル料理屋と思い込んでいたが、いわゆる洋食屋であった。また来よう。いろいろ話して楽しかったが、だいぶ酔っ払ったので、最終的にはN子さんの犬の話しか覚えていなかった→夜11時頃就寝。
8月16日(木) 朝10時起床→ギター弾きながら仮歌歌う練習したがやればやるほどダメになる感じで、今日いきなりは無理だった。要精進→クルマでスタジオ。早めに着いたと思い隣でカレー食べてたらところ、今日は30分早い集合だと思い出し焦る→本日もメトロノーム鳴らしながら。まあ今までと比べると成長したと言えるか。私はメトロノームと周囲のずれをうまく自分で吸収できなくて、却ってリズムを狂わせてしまったりして反省→B電子と魚たまで一杯やって帰宅。往路もスムーズ→バンドの事務連絡してからシャワー→一杯やりながら『悪名十八番』(原作:今東光、監督:森一生。田宮二郎、勝新太郎、金田龍之介、弁護士上野、八泉鮎子、松枝錦治、水原浩一、西村晃、伊達三郎、安田道代、工員、守田学、塩崎純男、藤田まこと、森光子、鳳啓助、京唄子、南都雄二、杉山昌三九、尾上栄五郎、。1968、大映)。冒頭の省略に省略を重ねた話の運び方と安田道代の可愛らしさがまず印象的だが、その後の守田学の酷薄なのに間の抜けた人物像がもの凄い。その後藤田まこと、森光子、京唄子、鳳啓助と藝達者が続けて出てきて、話がぐっと締まってくる(森光子の不気味さを孕んだ可愛らしさったらない)。ストリングスを効果的に使った音楽もよい(鏑木創)。なんだかこれまでのシリーズ作の中で一番完成度が高いように思えたが果たして。その辺はまた最初から観て判断せねばなるまい→続いて『昔話ホルモン物語』観始めたがうとうとしてしまい、午前4時過ぎ就寝。
8月17日(金) 昼頃起床→『昔話ホルモン物語』(内村禄哉。島岡希夫、伊東障、初音麗子、秋津肇、小泉徹、渡辺篤、如月寛多、石田守衛、キドシン-木戸新太郎-、八千草薫、小堀明男、竹屋みゆき、岸田一夫、矢代世文、小松春夫、不二乃道風、大江将夫、坊屋太郎、林田十郎、芦ノ家雁玉、笑福亭松之助。1952、宝塚)。タイトルバックのラテン風音楽(河村篤二)とイラスト(不明。美術は安井一郎)がまず素晴しい。そしてミュージカル仕立て。冒頭や要所に差し挟まれる瓦版屋の歌の場面など面白いし、若い二人の恋も歌で描かれる。短尺作ながら、渡辺篤の身体を張った講釈とか(若返っていくのがまた可笑しい)、漫才コンビが宿屋の番頭に扮してのおしゃべり藝とか、娯楽映画の楽しさ可笑しさはかなり濃く詰め込まれている。初音麗子扮する穴田姫とその家来たちの人物像もかなり可笑しい→午睡→『旅はそよ風』(稲垣浩。多々良純、大谷友右衛門、上田吉二郎、堤康久、杉狂児、竹屋みゆき、八千草薫、東郷晴子、谷晃、今泉廉、香川良介、浅茅しのぶ、片桐常雄、三井滝太郎。1953、東宝)。八千草薫のわがままお嬢さんぶりが爆発してて可愛い。パズルのような人間関係が川島雄三作品を少し思い起こさせるが、『昔話ホルモン物語』同様すかっとしたいい喜劇だった。八千草薫、浅茅しのぶ、東郷晴子の三者の対比も心に残る→『大江戸の鬼』(萩原遼。黒川弥太郎、鬼頭善一郎、原文雄、大河内傳次郎、沢村昌之助、清川荘司、宮川五十鈴、伊藤雄之助、鳥羽陽之助、田中春男、長谷川一夫、小島洋々、汐見洋、高勢実乗、高峰秀子、上山草人。1947、新東宝)。ある程度地位や藝風を確立してから知った役者の若い頃の芝居を観るのはいろんな楽しさがあるが、本作では高峰秀子の初々しさに驚く。とはいえ、全体には話の山と谷の塩梅や間がうまくつかめず、入り込めなかったのだが、最後の大河内傳次郎、宮川五十鈴、長谷川一夫、高峰秀子そろい踏みの釣りの場面は、なんだかわけもわからず幸せな気分になる絵であった→『槍一筋日本晴れ』(青柳信雄。小泉博、小杉義男、加東大介、森川信、由利徹、八波むと志、南利明、葛城日佐子、柳家金語楼、清川虹子、八千草薫、谷村昌彦、久野四郎、平凡太郎、藤間紫、上田吉二郎、田武謙三、熊谷二良、沢村いき雄、坂東簑助。1959、東宝)。加東大介の俵星玄蕃がカッコよ過ぎ。八千草薫は相変わらず可愛いし、柳家金語楼と清川虹子の夫婦喧嘩が可笑しい。森川信も朗らかさと暗さを塩梅よく表現している。藤間紫の啖呵も最高。そうした藝の数々が全部人情を含んでいる上のでのこの話の運び。感動するやら嬉しいやらで涙が出た→晩は以上の映画観ながら、菊水堂ポテトチップスだのオイルサーディンだの手抜きで一杯。サラダのみ普通に作った→0時過ぎ就寝。
8月18日(土) 朝7時起床→DU原稿の書き出しだけ、勢い付けに大雑把に書く→『ダブル・クラッチ』(原作:五木寛之、監督:山根成之。郷ひろみ、森下愛子、松坂慶子、石橋連司、地井武男、蜷川幸雄、。1978、松竹)。郷ひろみの年齢(この映画が撮られたときの実年齢)が中途半端なのが却ってよい気がする。松坂慶子のオードブル事件の絵が面白く、ディスコでの会話が字幕というのがなんだか可笑しい。全編郷ひろみがかっこわるく地井武男がかっこいい話の運びながら、地井武男が唐突にずるい男になって終わるわけだが、最後のカーチェイスはカーチェイスのためだけのカーチェイスで、現実的に考えれば自分のクルマで追わず警察に相談すればいいのにと思った(地井武男もここで逃げ切ったところで罪は問われるのだろうし)→『再会』(斎藤耕一。江波杏子、野口五郎、坂田金太郎、寺田農、横山リエ、丘淑美、角ゆり子、池部良、松下実加、富山真沙子、佐藤英夫。1975、松竹)。冒頭、30分近く野口五郎と江波杏子のふたり芝居で展開らしい展開がないのだが(背景説明は多少される)、ふたりの背後にほの見える世界が違い過ぎて、ふたつの映画を特殊な技術で重ね合わせているかのような印象。大筋も挿話も大した話はなく、何が言いたいのかよくわからない、できそこないの(リチャード・クワインが『パリで一緒に』でおちょくったような)ヌーベル・ヴァーグの趣きだった。一応最後まで流してはみたが、途中から頭になにも入ってこなかった→『続・図々しい奴』(原作:柴田錬三郎、監督:瀬川昌治。杉浦直樹、佐久間良子、谷啓、南廣、潮健児、浪花千栄子、上原ゆかり、関山耕司、根岸明美、長門裕之、多々良純、岡部正純、中原早苗、大泉滉、広村芳子。1964、東映)。ときおりギャグみたいなものが差し挟まれるものの、いずれも笑わせられるには至らず。前作もそうだったような気もするが、戦前戦後の出世物語としても喜劇映画としても、どうにも中途半端な印象→午睡→晩の支度→シャワー→アレサ・フランクリン追悼ということで『ブルース・ブラザース』(ジョン・ランディス。ジョン・ベルーシ、フランク・オズ、ダン・エイクロイド、キャスリーン・フリーマン、キャブ・キャロウェイ、ジェームス・ブラウン、チャカ・カーン、キャリー・フィッシャー、ジョン・キャンディ、マーフィ・ダン、スティーヴ・クロッパー、ドナルド・ダック・ダン、アラン・ルービン、ヘンリー・ギブソン、ジョン・リー・フッカー、アレサ・フランクリン、マット“ギター”マーフィ、ルー・マリーニ、レイ・チャールズ、ジェフ・モリス、スティーブ・ローレンス、ツイッギー、スティーヴン・スピルバーグ、ジョー・ウォルシュ。1980、米Universal Pictures)→および『ブルース・ブラザース2000』(ジョン・ランディス。ダン・エイクロイド、フランク・オズ、シャーン・ジョンソン、B.B.キング、キャスリーン・フリーマン、J・エヴァン・ボニファント、ジョー・モートン、ジョン・グッドマン、ウィリー・ホール、ジュニア・ウェルズ、ニア・ピープルズ、ミハエル・ボンダー、マット・マーフィ、ルー・マリーニ、アレサ・フランクリン、ドナルド・ダック・ダン、スティーヴ・クロッパー、アラン・ルービン、マーフィ・ダン、トム・マローン、ウィルソン・ピケット、エディ・フロイド、ジョニー・ラング、スティーブ・ローレンス、ダレル・ハモンド、ジェフ・モリス、サム・ムーア、ジェームス・ブラウン、、エリカ・バドゥ、ポール・シェイファー、エリック・クラプトン、ボー・ディドリー、アイザック・ヘイズ、ジャック・ディジョネット、スティーヴ・ウィンウッド、ジェフ・バクスター、ゲイリー・U.S.ボンズ、クラレンス・クレモンズ、ジョン・ファディス、ドクター・ジョン、トミー・マクドネル、チャーリー・マッセルホワイト、ビリー・プレストン、ルー・ロールス、ジョシュア・レッドマン、ココ・テイラー、トラヴィス・トリット、ジミー・ヴォーン、グローヴァー・ワシントン・ジュニア、ウィリー・ウィークス。1998、米Universal Pictures)を続けて。どちらも何度観ても(ほぼ覚えているのに)面白いのがすごい→結構酔っ払って0時過ぎ就寝。
8月19日(日) 昼頃起床→昨夜『ブルース・ブラザース2000』の途中から酔っ払ってうとうとしてしまったので、後半を再見→晩の支度(牛すじのカレーと、牛すじの茹で汁を活用した野菜の煮物)→『笑点』見ながら一杯→午睡→晩は飲まないことにして、さっと済まして仕事にかかる→だーっと書いたら倍以上になって削るのに難儀したが、朝には図表や別枠も含めてなんとかまとまった→『新座頭市物語 折れた杖』(原作:子母沢寛、監督:勝新太郎。勝新太郎、伏見直江、春川ますみ、太地喜和子、中村賀津雄、吉沢京子、藤岡重慶、小池朝雄、高城丈二、青山良彦、大滝秀治。1972、東宝)。タイトルが出るまで無音とか、冒頭の老婆が橋から落ちていく場面とか、女郎屋の布団部屋で市が耳を塞ぐと映画の音響も小さくなるとか、市の復活に驚く小池朝雄の撮り方とか、斬新と思える演出は監督勝新のアイデアか。太地喜和子と勝新の濡れ場からの雨の中の大立ち回りが一番印象に残ったかな。あとは小池朝雄の迫力(怪演という意味では物足りなさもあるが、最後に爆発)。漁村の貧困ぶり弾圧されぶりも心に残ったが、心持ちの悪さだけが残った。大滝秀治の登場は一瞬だけで台詞もない→朝9時半就寝。
8月20日(月) 昼頃起床→『新座頭市 折れた杖』復習→DUより原稿修正依頼あり。内容納得。明朝提出とさせてもらう→シャワー→晩の軽く一杯→『鉄砲安の生涯』(原作:小橋博、監督:木村恵吾。潮万太郎、浦路洋子、上田吉二郎、勝新太郎、丹羽又三郎、N・ニコライ、菅井一郎、三島雅夫、近藤美恵子、舟木洋一、浦辺粂子、高宮克巳。1962、大映)。向畑治三郎と北賀市市太郎を微妙な塩梅でひとりの北ケ市安五郎という人物に重ね合わせた作品ではあるが、今も変わらぬ日本人がどうしようもなく持つ汚さを残酷に描いた映画と思った→また深夜に作業することにして、夜8時頃仮眠開始。

2018年08月10日

8月まとめ(1〜10日)

8月1日(水) 夜中に目覚めてしまい寝床や自分の部屋で探し物したりギター弾いたりなどしたのち少しだけ眠る→朝10時起床。慌てて支度→老父と昼食および買い物付き添い。はま寿司と生協→午後1時くらいに帰宅→昨夜の残り物など出してだらだらと飲み始める。飲みながら『純潔革命』(川島雄三。草笛光子、三橋達也、北龍二、草笛光子母、高千穂ひづる、若杉英二、小林トシ子、大木実、市川春代、青山宏、藤代鮎子。1953、松竹)見てたら途中でガスの点検来て焦る→『純潔革命』は、草笛光子(当時二十歳)がデビュー作だというのに初々しさのなさがすごい。よく見ると可愛らしいのだが、若いときから貫禄のある人だったんだなあと思う。その草笛光子と三橋達也の『勧進帳』のパロディが(映画の中では特に重要な場面ではないが)見事。これは映画の中で重要かどうか、小林トシ子の色気がものすごい。一見この映画に不釣り合いに思えるが、実に効いていると思う(草笛光子や高千穂ひづるとの対比も面白い)。ちょいとだけ出てくるバーのホステスの藤代鮎子の、男への不満をぶちまける絡み方がとてもよい。母親が酒に酔わされ強姦された娘を責める場面は現代的。もっとも今見ても現代的なのは、むしろ現代のほうの責任だが、終盤にかけてセカンドレイプの様子が描かれるのを見ると、社会の変わっていないところは変わっていないんだなあと思わざるを得ない。これまた本作の本質とは関係ないが、市川春代の着物の着方はいいなあ。終幕の恋愛に絡めた革命論は面白い→来週久々に取材仕事なので泥縄式に名刺を発注→そのままだらだら飲み続け夜8時頃就寝→10時くらいに目が覚めてしまい、朝までごちゃごちゃやってたが、最終的には『忍びの者 続霧隠才蔵』を少し見て就寝。
8月2日(木) 朝9時半起床。演芸ホール(にゅうおいらんずの芝居)に行こうかと思っていたが、明日にする→O形に誕生日祝いをせがみ、安いモデリングアンプを買ってもらうことに。早速注文を入れ、午後代金を入金しに銀行へ。ついでに八丁で冷やしたぬき→ギター練習。サムピックを使ったほうがよさそうな曲がいくつかあるが、手持ちのサムピックだとどれも少しずつしっくりこない→シャワー→『忍びの者 続霧隠才蔵』(原作:村山知義、監督:池広一夫。小沢栄太郎、城健三朗、市川雷蔵、島田竜三、伊達三郎、小林勝彦、沢村宗之助、荒木忍、五味龍太郎、林寛、藤村志保、小屋の爺や、浅野進治郎、藤由紀子、明星雅子、藤山浩二、稲葉義男。1964、大映)。海を燃やすところの映像表現が印象的。シリーズ通してだが、白黒の映像の制限に囚われるのではなく、その特性を深く考察し利用し尽くしているように思える点が好ましい→『忍びの者 伊賀屋敷』(原作:村山知義、監督:森一生。市川雷蔵、山形勲、今井健二、伊達三郎、殿山泰司、八千草薫、鈴木瑞穂、北龍二、香川良介。1965、大映)。霧隠才蔵の二代めが由井正雪や丸橋忠弥と出会って慶安の変に加担する、という奇想的な展開。シリーズ他作と同様、画面の美しさが印象的。効果音が独特かつ印象的なのも本シリーズの特徴か。監督が異なる場合もこれらの特徴が貫かれているように思うが、その辺を確認するために見返したくなってきた。シリーズ中の本作の魅力としては、殿山泰司と八千草薫があまりに忍者くノ一っぽくない点も挙げることができるかもしれない→『素晴しき男性』(井上海次。北原三枝、石原裕次郎、待田京介、西村晃、山岡久乃、田端義夫、白木マリ、高友子、月丘夢路、金子信雄、清川玉枝、林茂朗、三島雅夫、大坂志郎、。1958、日活)。井上海次という人はつくづくハリウッド・ミュージカルが好きだったんだなあと思うと同時に、ならなんでもっと(形ではなく実の部分を)研究しなかったのだろうという思いと、石原裕次郎を起用せねばならなかったのは不幸だなという思いが交差する。裕次郎より北原三枝のほうが芸能者としての才能はあったんだなあとも思わせられる。それにしても冒頭やクライマックスなど、“形だけの”ミュージカルシーンは長過ぎと思う。あと大坂志郎が作ったとされる女体噴水彫刻は、何故かおしっこをしているようしか見えないように撮られているのが謎→夜10時就寝。
8月3日(金) 朝8時半起床→ひさしぶりに浅草演芸ホール。一年ぶりのにゅうおいらんず。今年のにゅうおいらんず(於浅草八月上席昼)、特にフロント二管が去年までと比べて目立って上手くなってたような気がする。その所為かなんだか去年までにはない渦が渦巻いた感じがあって、その辺がとりわけ面白かった。新曲もあったが、そこのギャップがまた可笑しい。

全体に、夏らしい賑やかで楽しい芝居だった。浅草ジンタが5日までなのは残念だが、6日っからは膝代わりにボンボンブラザースが出るので、もう一回は行きたいな。

http://www.asakusaengei.com/

以下、本日の演目。

浅草ジンタ・・・・・オープニングアクト
春風亭かけ橋・・・・道具屋
鏡味味千代・・・・・曲芸
三遊亭遊里・・・・・まんじゅう怖い
三遊亭遊馬・・・・・真田小僧
ナオユキ・・・・・・漫談
三遊亭圓丸・・・・・お菊の皿
春風亭柳橋・・・・・子ほめ
林家今丸・・・・・・紙切り
桂伸乃介・・・・・・高砂や
古今亭寿輔・・・・・英会話
(仲入り)
春風亭昇也・・・・・勘定板
宮田陽・昇・・・・・漫才
瀧川鯉昇・・・・・・うなぎ屋
春風亭昇太・・・・・猿後家
北見伸&スティファニ-
・・・・・・・・・・マジック
三遊亭小遊三・・・・ん廻し
噺家バンド『にゅうおいらんず』
・・・・・・・・・・大喜利
01 タイガーラグ
02 私の青空(昇太歌唱)
03 明日があるさ(小遊三歌唱)
04 セントルイスブルース
05 聖者の行進

にゅうおいらんず:
三遊亭小遊三(tp, vo)
桂伸乃介(p)
春風亭昇太(tb, vo)
春風亭柳橋(banj, mc)
ミーカチント(ss)
高橋徹(dr)
ベン片岡(b)

→入山煎餅買い、並木藪で一杯やって、梅園で豆かん買って帰宅。御徒町吉池に寄ろうと思ったが暑さに断念(なので並木藪では天ぷらを奢った)→帰宅後即シャワー、それから一杯→『お嬢さん社長』(川島雄三。美空ひばり、小林十九二、月丘夢路、市川小太夫、多々良純、清水一郎、有島一郎、奈良真養、江川滝子、佐田啓二、桂小金治、稲川忠完、竹田法一、桜むつ子、小園蓉子、大坂志郎、坂本武、永井達郎、高屋朗、小藤田正一。1953、松竹)。役者ひとりひとりの個性が際立っていて、お嬢さん社長の歌とミュージカルシーンのTV出演という無理な展開もありながら、それでいて全体がしっとりとまとまっているという印象。見事というほかない。高屋朗が泣くのが美空ひばりの歌にほだされてかお灸が熱くてなのかという場面は可笑しい→0時前就寝。
8月4日(土) 朝8時半起床→『素晴しき男性』と『お嬢さん社長』復習→先日注文したVOXのモデリングアンプ届く。本日は友人宅訪問なので、開梱と試用はのちほど→午後A澤邸訪問。恒例?となった暑気払いにお招きいただいた。奥方のお料理がいずれも美味。ギタリスト氏やドラマー氏との歓談も楽しかったが、夕方頃敢えなく就寝。起きておいとま→平和に電車で帰宅。0時前就寝。
8月5日(日) 終日宿酔い→VOXのモデリングアンプ試奏。音量はまあ出そうではあるが、家で出せる音量ではなんとなく音が軽い印象。リヴァーヴなど嘘くさい音なのだが、それを逆手に取るというか、そういう音があのバンドには向いている、という理屈をひねるか→夕方晩の支度してからシャワー→『恐怖女子高校 女暴力教室』(鈴木則文。由利徹、杉本美樹、須藤リカ、碧川ジュン、丘ナオミ、三浦夏子、松井康子、大泉滉、成瀬正孝、女屋実和子、衣麻遼子、名和宏、池玲子、三原葉子、金子信雄、一の瀬健、岡八郎。1972、東映)。舞台となる聖光学園の建物が、経堂にかつてあった一色低と同じような様式。タイトルバックの音楽がやけにフランク・ザッパ『Hot Rats』の趣き(特にギターソロ。音楽は八木正生)。杉本美樹が主役と思うが、完全に池玲子が喰っているなあ(当年二十歳とはいえ、落ち着きっぷりがすごい)。とつぜんライフルをぶっ放すところなど最高。そして役どころとしては地味ながら三浦夏子がとても魅力的。金子信雄はじめ主要な役者が皆少しずつ怪演しており、際立った人物像はあまり描かれていないものの(金子信雄はやはり強烈)、すべてが組み合わさってなんとも言えない味わいを醸し出している。熱血教師は女不良たちをぶん殴ったり柔道技で捩じ伏せたりと前半かなり存在感があるものの、尻すぼみ感が強かった→『恐怖女子高校 暴行リンチ教室』(鈴木則文。城恵美、衣麻遼子、叶優子、一の瀬レナ、須藤リカ、今井健二、北村英三、杉本美樹、太田美鈴、佐分利聖子、近藤宏、浅野由紀子、碧川ジュン、渡瀬恒彦、三原葉子、早乙女りえ、水沢夕子、池玲子、名和宏、中村錦司、疋田泰盛、金子信雄。1973、東映)。タイトルバックの背景が音楽ではなく校長の演説というのが面白い。冒頭から序盤のめちゃくちゃっぷりが一気に上昇している。本作では碧川ジュンが一番エロいが、『日の丸』を歌いながらの金子信雄の犯し方がものすごく可笑しい。これは終盤の暴動の場面で日の丸が燃えるのと呼応しているのかな。そして最後の渡瀬恒彦が(「完」の出る直前でこけるのも含めて)とてもカッコよい→ギター練習、というかアンプ試奏続き。音作りのコツなどなんとなくわかってきた。フットペダルの使い方も問題なし→夜2時過ぎ就寝。
8月6日(月) 午前11時起床→終日、今週の取材のための資料読み。一冊だけ読了。あと一冊と短い動画三本→シャワー→『恋は緑の風の中』(家城巳代治。佐藤佑介、水野久美、和気ますみ、原田美枝子、福田豊土、山口容子、三田佳子、稲葉義男、左右田一平、三由茂、阿部百合子、浜村純。1974、東宝)。予定したものであるとは思うが、水野久美のエロさがすべてのバランスを崩していると思う。でもそれがこの映画の妙味になっているから面白いものだ。ほぼちょい役だが三田佳子のエロさも効いている。青春というか思春期を描いた映画に悩みの種として大人の女のエロさを持ち込む場合、子供たちの物語とのバランスを考慮するなら三田佳子だけなのが正当な気もするが、やはり結果論としては水野久美は必要と思う→午前3時就寝。
8月7日(火) 朝10時半起床→廣木光一・渋谷毅『Aguas De Maio 五月の雨』、何度繰り返し聴いてもとても素晴らしいので、ちゃんと買おうと思い注文→午後いっぱい、取材準備。なかなか勉強になるし、演説を聞く限りでは人物だなあと思った(取材対象は部下の方だが)→『In My Life』のギター、ふた回しめを検討。あとセカンドラインセッションでの課題曲『Willin'』のドラムの採譜を少し→シャワー→『忍びの者 新・霧隠才蔵』(森一生。小沢栄太郎、南条新太郎、小村雪子、楠侑子、佐々木孝丸、市川雷蔵、千波丈太郎、内田朝雄、藤村志保、田村高廣、水原浩一、沖時男、五味龍太郎、伊達三郎。1966、大映)。風魔の家康の前での忍術のプレゼンテーションが面白い。でもさすがにちょいと飽きてきたかな。田村高廣はとてもよかったし見所だってたくさんあったが、徳川家康との戦いが『忍びの者 続霧隠才蔵』と同じようだということもあるかもしれない→夜10時就寝。
8月8日(水) 0時起床→『Willin'』のドラムのコピー、なんとなく完了→ギター練習。あまり伸びなかった→朝5時就寝→昼頃起床→またギター練習→夕方クルマで宮前平。東ハイリハーサル。今日は三人で、メトロノーム鳴らして新曲を何度か。出来はまだまだだが、メトロノーム鳴らした甲斐はまああったか→駅前の元養老で一杯。クルマだから酒飲んでないのに、なぜだか途中から気持ち悪くなる→颱風の影響もなく、平和にクルマで帰宅。が、ちょっと吐いてしまう。刺身盛り合わせが痛んでいたのでなかったら、刺身の脂乗りも含めて脂分が多かったかな。烏竜茶も大量に飲むと胃に悪そうだし→午前2時就寝。
8月9日(木) 朝8時半起床→昼に高円寺に出てナッツ君と女将とで『かりら』デザイン打ち合わせ。よい打ち合わせとお昼であった→田町に移動し取材。こちらも明晰な語り手でたいそう楽しい取材だった→田町駅の建物の改札外にあるアイリッシュパブで一杯。フィッシュ&チップスはすごいまずいというわけではないが、なんだか美味しさに欠けていた→平和に電車で帰宅→シャワー→自分でこしらえて晩→『東京マダムと大阪夫人』(原作:藤沢桓夫、監督:川島雄三。丹下キヨ子、水原真知子、月丘夢路、多々良純、三橋達也、大坂志郎、竹田法一、滝川美津枝、北原三枝、高橋貞二、坂本武、芦川いづみ、稲川忠完、奈良真養、毛利菊枝、桜むつ子、高橋豊子。1953、松竹)。『適齢三人娘』に続く、川島雄三流スクリーボール・コメディと言っていいのかな(同じくテンポはゆっくりめだが)。各登場人物が、多少戯画化されてはいるが、それぞれの個性の描き方がとても鮮やか。もう全員名優に見えてくるし、全員可愛らしいのもよい。アヒルの鳴き声の効果も安易と言えば安易だが面白い。終盤の北原三枝は最高。なんだかいい映画だ。傑作→午前1時就寝。
8月10日(金) 朝8時起床→9時半に出発し浅草へ。田原町で降りて花家でおむすび二ケずつ買って演芸ホール。にゅうおいらんずの芝居の楽日を見物。さすがに小遊三トランペットはおつかれの様子だったが、面白かったな。楽日だったからだろうか、高橋徹のドラムソロなど少しヤケクソ感もあるスリリングな感じはよかった。

古今亭寿輔のときが特にひどかったが、その少し前から高座に向けてしゃべり続けるおばさんがいて辟易。でもさすがに寿輔師匠うまくあしらっておられたのは見事。

今年も楽しい芝居だったなあ。以下、本日の演目。

三遊亭馬ん長・・・・やかん
春風亭昇吾・・・・・平林
山上兄弟・・・・・・マジック
三遊亭遊里・・・・・まんじゅうこわい
三遊亭春馬・・・・・動物園
ナオユキ・・・・・・漫談
三遊亭遊之介・・・・長短
春風亭柳橋・・・・・替り目
チャ-リ-カンパニー
 ・・・・・・・・・コント
桂伸乃介・・・・・・高砂や
古今亭寿輔・・・・・小咄
(仲入り)
立川吉幸・・・・・・真田小僧
宮田陽・昇・・・・・漫才
瀧川鯉昇・・・・・・粗忽の釘
春風亭昇太・・・・・猿後家
ボンボンブラザ-ス
 ・・・・・・・・・曲芸
三遊亭小遊三・・・・ん廻し
噺家バンド『にゅうおいらんず』
 ・・・・・・・・・大喜利
01 タイガーラグ
02 私の青空(昇太歌唱)
03 明日があるさ(小遊三歌唱)
04 セントルイスブルース
05 聖者の行進

にゅうおいらんず:
三遊亭小遊三(tp, vo)
桂伸乃介(p)
春風亭昇太(tb, vo)
春風亭柳橋(banj, mc)
ミーカチント(ss)
高橋徹(dr)
ベン片岡(b)

→以前から興味があったすしや通りのお好み焼き/もんじゃ焼き屋の穂里で一杯。もんじゃと東京のお好み焼きについて博学なご主人に面倒見てもらいながら自分で焼くスタイルだが、うんちく語りもうるさいわけではなくむしろ聞いていて心地よく、もんじゃもお好み焼きも焼きそばもうまい(各種バター焼きも)。一品ずつの量が小ぶりなのも年寄りには嬉しいし、勘定も思ったより安かった。月島に食べに行くよりいいな(月島は町興しのためにもんじゃ焼き屋を増やしたので、本来の下町の子供向けのもんじゃではないということだし)。ちなみにご主人はこの地で四代目(それ以前は神田で続いた家らしい)、果物屋を営んでいたのを35年ほど前に商売替えしたとの由→微酔した足で三社様お参りし梅園で豆かんと戻り鮎買って、一代で一杯やってから平和に電車で帰宅。途中熟睡→千歳船橋で下車し、オオゼキ買い物→風呂→書見台を買おうと思っていたのを思い出し、結局レイメイ藤井製書見台をアマゾンに注文(一番安く送料もかからなかったので)。Payesyが使えなかったので、近所のセブンイレブンにて支払い→明日の句会は失敬することにして、午前1時過ぎ就寝。

Calendar

2018年10月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

アーカイブ