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8月まとめ(1〜10日)

8月1日(水) 夜中に目覚めてしまい寝床や自分の部屋で探し物したりギター弾いたりなどしたのち少しだけ眠る→朝10時起床。慌てて支度→老父と昼食および買い物付き添い。はま寿司と生協→午後1時くらいに帰宅→昨夜の残り物など出してだらだらと飲み始める。飲みながら『純潔革命』(川島雄三。草笛光子、三橋達也、北龍二、草笛光子母、高千穂ひづる、若杉英二、小林トシ子、大木実、市川春代、青山宏、藤代鮎子。1953、松竹)見てたら途中でガスの点検来て焦る→『純潔革命』は、草笛光子(当時二十歳)がデビュー作だというのに初々しさのなさがすごい。よく見ると可愛らしいのだが、若いときから貫禄のある人だったんだなあと思う。その草笛光子と三橋達也の『勧進帳』のパロディが(映画の中では特に重要な場面ではないが)見事。これは映画の中で重要かどうか、小林トシ子の色気がものすごい。一見この映画に不釣り合いに思えるが、実に効いていると思う(草笛光子や高千穂ひづるとの対比も面白い)。ちょいとだけ出てくるバーのホステスの藤代鮎子の、男への不満をぶちまける絡み方がとてもよい。母親が酒に酔わされ強姦された娘を責める場面は現代的。もっとも今見ても現代的なのは、むしろ現代のほうの責任だが、終盤にかけてセカンドレイプの様子が描かれるのを見ると、社会の変わっていないところは変わっていないんだなあと思わざるを得ない。これまた本作の本質とは関係ないが、市川春代の着物の着方はいいなあ。終幕の恋愛に絡めた革命論は面白い→来週久々に取材仕事なので泥縄式に名刺を発注→そのままだらだら飲み続け夜8時頃就寝→10時くらいに目が覚めてしまい、朝までごちゃごちゃやってたが、最終的には『忍びの者 続霧隠才蔵』を少し見て就寝。
8月2日(木) 朝9時半起床。演芸ホール(にゅうおいらんずの芝居)に行こうかと思っていたが、明日にする→O形に誕生日祝いをせがみ、安いモデリングアンプを買ってもらうことに。早速注文を入れ、午後代金を入金しに銀行へ。ついでに八丁で冷やしたぬき→ギター練習。サムピックを使ったほうがよさそうな曲がいくつかあるが、手持ちのサムピックだとどれも少しずつしっくりこない→シャワー→『忍びの者 続霧隠才蔵』(原作:村山知義、監督:池広一夫。小沢栄太郎、城健三朗、市川雷蔵、島田竜三、伊達三郎、小林勝彦、沢村宗之助、荒木忍、五味龍太郎、林寛、藤村志保、小屋の爺や、浅野進治郎、藤由紀子、明星雅子、藤山浩二、稲葉義男。1964、大映)。海を燃やすところの映像表現が印象的。シリーズ通してだが、白黒の映像の制限に囚われるのではなく、その特性を深く考察し利用し尽くしているように思える点が好ましい→『忍びの者 伊賀屋敷』(原作:村山知義、監督:森一生。市川雷蔵、山形勲、今井健二、伊達三郎、殿山泰司、八千草薫、鈴木瑞穂、北龍二、香川良介。1965、大映)。霧隠才蔵の二代めが由井正雪や丸橋忠弥と出会って慶安の変に加担する、という奇想的な展開。シリーズ他作と同様、画面の美しさが印象的。効果音が独特かつ印象的なのも本シリーズの特徴か。監督が異なる場合もこれらの特徴が貫かれているように思うが、その辺を確認するために見返したくなってきた。シリーズ中の本作の魅力としては、殿山泰司と八千草薫があまりに忍者くノ一っぽくない点も挙げることができるかもしれない→『素晴しき男性』(井上海次。北原三枝、石原裕次郎、待田京介、西村晃、山岡久乃、田端義夫、白木マリ、高友子、月丘夢路、金子信雄、清川玉枝、林茂朗、三島雅夫、大坂志郎、。1958、日活)。井上海次という人はつくづくハリウッド・ミュージカルが好きだったんだなあと思うと同時に、ならなんでもっと(形ではなく実の部分を)研究しなかったのだろうという思いと、石原裕次郎を起用せねばならなかったのは不幸だなという思いが交差する。裕次郎より北原三枝のほうが芸能者としての才能はあったんだなあとも思わせられる。それにしても冒頭やクライマックスなど、“形だけの”ミュージカルシーンは長過ぎと思う。あと大坂志郎が作ったとされる女体噴水彫刻は、何故かおしっこをしているようしか見えないように撮られているのが謎→夜10時就寝。
8月3日(金) 朝8時半起床→ひさしぶりに浅草演芸ホール。一年ぶりのにゅうおいらんず。今年のにゅうおいらんず(於浅草八月上席昼)、特にフロント二管が去年までと比べて目立って上手くなってたような気がする。その所為かなんだか去年までにはない渦が渦巻いた感じがあって、その辺がとりわけ面白かった。新曲もあったが、そこのギャップがまた可笑しい。

全体に、夏らしい賑やかで楽しい芝居だった。浅草ジンタが5日までなのは残念だが、6日っからは膝代わりにボンボンブラザースが出るので、もう一回は行きたいな。

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以下、本日の演目。

浅草ジンタ・・・・・オープニングアクト
春風亭かけ橋・・・・道具屋
鏡味味千代・・・・・曲芸
三遊亭遊里・・・・・まんじゅう怖い
三遊亭遊馬・・・・・真田小僧
ナオユキ・・・・・・漫談
三遊亭圓丸・・・・・お菊の皿
春風亭柳橋・・・・・子ほめ
林家今丸・・・・・・紙切り
桂伸乃介・・・・・・高砂や
古今亭寿輔・・・・・英会話
(仲入り)
春風亭昇也・・・・・勘定板
宮田陽・昇・・・・・漫才
瀧川鯉昇・・・・・・うなぎ屋
春風亭昇太・・・・・猿後家
北見伸&スティファニ-
・・・・・・・・・・マジック
三遊亭小遊三・・・・ん廻し
噺家バンド『にゅうおいらんず』
・・・・・・・・・・大喜利
01 タイガーラグ
02 私の青空(昇太歌唱)
03 明日があるさ(小遊三歌唱)
04 セントルイスブルース
05 聖者の行進

にゅうおいらんず:
三遊亭小遊三(tp, vo)
桂伸乃介(p)
春風亭昇太(tb, vo)
春風亭柳橋(banj, mc)
ミーカチント(ss)
高橋徹(dr)
ベン片岡(b)

→入山煎餅買い、並木藪で一杯やって、梅園で豆かん買って帰宅。御徒町吉池に寄ろうと思ったが暑さに断念(なので並木藪では天ぷらを奢った)→帰宅後即シャワー、それから一杯→『お嬢さん社長』(川島雄三。美空ひばり、小林十九二、月丘夢路、市川小太夫、多々良純、清水一郎、有島一郎、奈良真養、江川滝子、佐田啓二、桂小金治、稲川忠完、竹田法一、桜むつ子、小園蓉子、大坂志郎、坂本武、永井達郎、高屋朗、小藤田正一。1953、松竹)。役者ひとりひとりの個性が際立っていて、お嬢さん社長の歌とミュージカルシーンのTV出演という無理な展開もありながら、それでいて全体がしっとりとまとまっているという印象。見事というほかない。高屋朗が泣くのが美空ひばりの歌にほだされてかお灸が熱くてなのかという場面は可笑しい→0時前就寝。
8月4日(土) 朝8時半起床→『素晴しき男性』と『お嬢さん社長』復習→先日注文したVOXのモデリングアンプ届く。本日は友人宅訪問なので、開梱と試用はのちほど→午後A澤邸訪問。恒例?となった暑気払いにお招きいただいた。奥方のお料理がいずれも美味。ギタリスト氏やドラマー氏との歓談も楽しかったが、夕方頃敢えなく就寝。起きておいとま→平和に電車で帰宅。0時前就寝。
8月5日(日) 終日宿酔い→VOXのモデリングアンプ試奏。音量はまあ出そうではあるが、家で出せる音量ではなんとなく音が軽い印象。リヴァーヴなど嘘くさい音なのだが、それを逆手に取るというか、そういう音があのバンドには向いている、という理屈をひねるか→夕方晩の支度してからシャワー→『恐怖女子高校 女暴力教室』(鈴木則文。由利徹、杉本美樹、須藤リカ、碧川ジュン、丘ナオミ、三浦夏子、松井康子、大泉滉、成瀬正孝、女屋実和子、衣麻遼子、名和宏、池玲子、三原葉子、金子信雄、一の瀬健、岡八郎。1972、東映)。舞台となる聖光学園の建物が、経堂にかつてあった一色低と同じような様式。タイトルバックの音楽がやけにフランク・ザッパ『Hot Rats』の趣き(特にギターソロ。音楽は八木正生)。杉本美樹が主役と思うが、完全に池玲子が喰っているなあ(当年二十歳とはいえ、落ち着きっぷりがすごい)。とつぜんライフルをぶっ放すところなど最高。そして役どころとしては地味ながら三浦夏子がとても魅力的。金子信雄はじめ主要な役者が皆少しずつ怪演しており、際立った人物像はあまり描かれていないものの(金子信雄はやはり強烈)、すべてが組み合わさってなんとも言えない味わいを醸し出している。熱血教師は女不良たちをぶん殴ったり柔道技で捩じ伏せたりと前半かなり存在感があるものの、尻すぼみ感が強かった→『恐怖女子高校 暴行リンチ教室』(鈴木則文。城恵美、衣麻遼子、叶優子、一の瀬レナ、須藤リカ、今井健二、北村英三、杉本美樹、太田美鈴、佐分利聖子、近藤宏、浅野由紀子、碧川ジュン、渡瀬恒彦、三原葉子、早乙女りえ、水沢夕子、池玲子、名和宏、中村錦司、疋田泰盛、金子信雄。1973、東映)。タイトルバックの背景が音楽ではなく校長の演説というのが面白い。冒頭から序盤のめちゃくちゃっぷりが一気に上昇している。本作では碧川ジュンが一番エロいが、『日の丸』を歌いながらの金子信雄の犯し方がものすごく可笑しい。これは終盤の暴動の場面で日の丸が燃えるのと呼応しているのかな。そして最後の渡瀬恒彦が(「完」の出る直前でこけるのも含めて)とてもカッコよい→ギター練習、というかアンプ試奏続き。音作りのコツなどなんとなくわかってきた。フットペダルの使い方も問題なし→夜2時過ぎ就寝。
8月6日(月) 午前11時起床→終日、今週の取材のための資料読み。一冊だけ読了。あと一冊と短い動画三本→シャワー→『恋は緑の風の中』(家城巳代治。佐藤佑介、水野久美、和気ますみ、原田美枝子、福田豊土、山口容子、三田佳子、稲葉義男、左右田一平、三由茂、阿部百合子、浜村純。1974、東宝)。予定したものであるとは思うが、水野久美のエロさがすべてのバランスを崩していると思う。でもそれがこの映画の妙味になっているから面白いものだ。ほぼちょい役だが三田佳子のエロさも効いている。青春というか思春期を描いた映画に悩みの種として大人の女のエロさを持ち込む場合、子供たちの物語とのバランスを考慮するなら三田佳子だけなのが正当な気もするが、やはり結果論としては水野久美は必要と思う→午前3時就寝。
8月7日(火) 朝10時半起床→廣木光一・渋谷毅『Aguas De Maio 五月の雨』、何度繰り返し聴いてもとても素晴らしいので、ちゃんと買おうと思い注文→午後いっぱい、取材準備。なかなか勉強になるし、演説を聞く限りでは人物だなあと思った(取材対象は部下の方だが)→『In My Life』のギター、ふた回しめを検討。あとセカンドラインセッションでの課題曲『Willin'』のドラムの採譜を少し→シャワー→『忍びの者 新・霧隠才蔵』(森一生。小沢栄太郎、南条新太郎、小村雪子、楠侑子、佐々木孝丸、市川雷蔵、千波丈太郎、内田朝雄、藤村志保、田村高廣、水原浩一、沖時男、五味龍太郎、伊達三郎。1966、大映)。風魔の家康の前での忍術のプレゼンテーションが面白い。でもさすがにちょいと飽きてきたかな。田村高廣はとてもよかったし見所だってたくさんあったが、徳川家康との戦いが『忍びの者 続霧隠才蔵』と同じようだということもあるかもしれない→夜10時就寝。
8月8日(水) 0時起床→『Willin'』のドラムのコピー、なんとなく完了→ギター練習。あまり伸びなかった→朝5時就寝→昼頃起床→またギター練習→夕方クルマで宮前平。東ハイリハーサル。今日は三人で、メトロノーム鳴らして新曲を何度か。出来はまだまだだが、メトロノーム鳴らした甲斐はまああったか→駅前の元養老で一杯。クルマだから酒飲んでないのに、なぜだか途中から気持ち悪くなる→颱風の影響もなく、平和にクルマで帰宅。が、ちょっと吐いてしまう。刺身盛り合わせが痛んでいたのでなかったら、刺身の脂乗りも含めて脂分が多かったかな。烏竜茶も大量に飲むと胃に悪そうだし→午前2時就寝。
8月9日(木) 朝8時半起床→昼に高円寺に出てナッツ君と女将とで『かりら』デザイン打ち合わせ。よい打ち合わせとお昼であった→田町に移動し取材。こちらも明晰な語り手でたいそう楽しい取材だった→田町駅の建物の改札外にあるアイリッシュパブで一杯。フィッシュ&チップスはすごいまずいというわけではないが、なんだか美味しさに欠けていた→平和に電車で帰宅→シャワー→自分でこしらえて晩→『東京マダムと大阪夫人』(原作:藤沢桓夫、監督:川島雄三。丹下キヨ子、水原真知子、月丘夢路、多々良純、三橋達也、大坂志郎、竹田法一、滝川美津枝、北原三枝、高橋貞二、坂本武、芦川いづみ、稲川忠完、奈良真養、毛利菊枝、桜むつ子、高橋豊子。1953、松竹)。『適齢三人娘』に続く、川島雄三流スクリーボール・コメディと言っていいのかな(同じくテンポはゆっくりめだが)。各登場人物が、多少戯画化されてはいるが、それぞれの個性の描き方がとても鮮やか。もう全員名優に見えてくるし、全員可愛らしいのもよい。アヒルの鳴き声の効果も安易と言えば安易だが面白い。終盤の北原三枝は最高。なんだかいい映画だ。傑作→午前1時就寝。
8月10日(金) 朝8時起床→9時半に出発し浅草へ。田原町で降りて花家でおむすび二ケずつ買って演芸ホール。にゅうおいらんずの芝居の楽日を見物。さすがに小遊三トランペットはおつかれの様子だったが、面白かったな。楽日だったからだろうか、高橋徹のドラムソロなど少しヤケクソ感もあるスリリングな感じはよかった。

古今亭寿輔のときが特にひどかったが、その少し前から高座に向けてしゃべり続けるおばさんがいて辟易。でもさすがに寿輔師匠うまくあしらっておられたのは見事。

今年も楽しい芝居だったなあ。以下、本日の演目。

三遊亭馬ん長・・・・やかん
春風亭昇吾・・・・・平林
山上兄弟・・・・・・マジック
三遊亭遊里・・・・・まんじゅうこわい
三遊亭春馬・・・・・動物園
ナオユキ・・・・・・漫談
三遊亭遊之介・・・・長短
春風亭柳橋・・・・・替り目
チャ-リ-カンパニー
 ・・・・・・・・・コント
桂伸乃介・・・・・・高砂や
古今亭寿輔・・・・・小咄
(仲入り)
立川吉幸・・・・・・真田小僧
宮田陽・昇・・・・・漫才
瀧川鯉昇・・・・・・粗忽の釘
春風亭昇太・・・・・猿後家
ボンボンブラザ-ス
 ・・・・・・・・・曲芸
三遊亭小遊三・・・・ん廻し
噺家バンド『にゅうおいらんず』
 ・・・・・・・・・大喜利
01 タイガーラグ
02 私の青空(昇太歌唱)
03 明日があるさ(小遊三歌唱)
04 セントルイスブルース
05 聖者の行進

にゅうおいらんず:
三遊亭小遊三(tp, vo)
桂伸乃介(p)
春風亭昇太(tb, vo)
春風亭柳橋(banj, mc)
ミーカチント(ss)
高橋徹(dr)
ベン片岡(b)

→以前から興味があったすしや通りのお好み焼き/もんじゃ焼き屋の穂里で一杯。もんじゃと東京のお好み焼きについて博学なご主人に面倒見てもらいながら自分で焼くスタイルだが、うんちく語りもうるさいわけではなくむしろ聞いていて心地よく、もんじゃもお好み焼きも焼きそばもうまい(各種バター焼きも)。一品ずつの量が小ぶりなのも年寄りには嬉しいし、勘定も思ったより安かった。月島に食べに行くよりいいな(月島は町興しのためにもんじゃ焼き屋を増やしたので、本来の下町の子供向けのもんじゃではないということだし)。ちなみにご主人はこの地で四代目(それ以前は神田で続いた家らしい)、果物屋を営んでいたのを35年ほど前に商売替えしたとの由→微酔した足で三社様お参りし梅園で豆かんと戻り鮎買って、一代で一杯やってから平和に電車で帰宅。途中熟睡→千歳船橋で下車し、オオゼキ買い物→風呂→書見台を買おうと思っていたのを思い出し、結局レイメイ藤井製書見台をアマゾンに注文(一番安く送料もかからなかったので)。Payesyが使えなかったので、近所のセブンイレブンにて支払い→明日の句会は失敬することにして、午前1時過ぎ就寝。

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