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2018年09月30日

9月まとめ(21〜30日)

9月21日(金) 朝8時起床→昨日のスタジオの演奏動画確認→昼前横浜に向けて出発→第三京浜で保土ヶ谷の料金所を出たあと、左車線を走っているとそのまま横浜新道に入ってしまうのを忘れていてあわや。ここは覚えておくべきだが、あとは割とすんなり。40分くらいで横浜着→大さん橋駐車場にクルマを置き、ぶらぶらと中華街。代替わりしてからはお初の海員閣へ。30分ほど並んで入店。生碼麵と御酒。昔の面影はさすがに薄れていたし、料理の味も変わっていたとは思うが、私は満足。このまま続いてほしい→ローズホテルで駐車場について尋ね、ニューグランドで珈琲→大さん橋駐車場に戻り、Tしま君と合流。楽器機材一式をTしま君のクルマに積み替え、会場の赤レンガ倉庫へ。搬入用駐車場もすんなり見つかる→搬入も荷解きもセッティングもすんなり済んだが、N富さん遅れてきて台無し。ほんとうにダメだなあ→サウンドチェックもすんなり終了し、機材片付けて流れ解散→大さん橋駐車場近くでTしま君と別れ、ひとり中華街へ。楽園で鶏肉焼麺(とりやきそば)で一杯→ニューグランド本館の薄暗い木の椅子で休憩したのち帰途へ。横浜からクルマで帰ろうとすると高速の入り口を逃してしまうことが多いのだが、みなとみらいで乗れば簡単だとようやく理解した→環八が少し混んでたが、246に右折することにしたらすんなり行った→帰宅し風呂→一杯やって『ユーリー・ノルシュテインのアオサギとツル』(ユーリー・ノルシュテイン。ナレーション:インノケンティ・スモクトゥノフスキー。1974、露)。こういうのを観ると、日本のアニメーションは映像表現の可能性を広げているようで狭めているのかもしれないと思ってしまう→就寝。結構飲んでしまった。午前1時頃か。
9月22日(土) 朝10時起床→昨日の動画チェックし注意点を連絡→終日ギター練習と午睡→あと『紀州の暴れん坊』(酒井辰雄。中村賀津雄、笹川富士夫、高野真二、明石潮、高山裕子、乃木年雄、香川良介、富本民平、市川春代、花菱アチャコ、近衛十四郎、高木雅代、大塚君代、朝丘雪路、中村芝雀、春日千里、南光明、高木悠子、小原美子、滝沢ノボル、田中謙三、山鳩くるみ、草島競子。1956、松竹)。タイトルバックの音楽がとても単純なのだがピアノと木琴のオブリガードの繰り返しがすっと腑に落ちとてもよい(音楽は鈴木静一)。若い中村賀津雄の溌剌ぶりがなんとも魅力的。そして主人公中村賀津雄が寄宿する寺の住職役のアチャコがよい味わい。派手さはやや少ないと思うが、山鳩くるみと朝丘雪路の抑えた艶やかさも印象的。とにかく観ていてきれいで気持ちがよいし、たとえば山鳩くるみが井戸水を汲む場面の撮り分けなど、細かいところにも気が配られているのがよくわかる。中川信夫/松方弘樹版(1962年)も観てみたい→風呂→晩にもう一杯→『Dizzy Miss Lizzy』を踊りながら弾く練習など→ギター今ひとつ不安だが、遅いので寝ることにする。午前2時頃就寝。
9月23日(日) 朝8時起床→朝食後二度寝。お腹の調子がなんとなく悪く(普段の宿酔のときほどではない)、昼の中華街(徳記に行くつもりだった)はやめにして、少し休んでから出かけることにした→シャワー→11時半頃出発→小田急線の線路まで来てからiPhone忘れたのに気づきいったん戻る→予定の次の電車になったが、すんなりみなとみらい着。そこから歩き→赤レンガ倉庫到着後、小腹が空いたので屋台でサンドイッチとビール→設営と演奏。ちょっと走ったのと、2弦がネック外に引っかかったままなのに気づかず『Rain』を演奏してしまったのを反省→先に帰ったN富さん以外で軽く一杯やったのち、私は失敬して野毛へ。先日F式宅でご一緒した方がやっている都橋のはる美で二杯。したらジャズ盆踊りに梅津和時が出るというので見に行き、そのまま踊る。『A列車』と『イパネマ』を音頭にて。『A列車』はシャープ&フラッツのドドンパ版の趣→楽しくて少し体力回復したので、タクシーで赤煉瓦に戻り打ち上げに参加→最後までいて電車で帰宅→シャワーと〆の焼うどんにビール→午前0時頃就寝。
9月24日(月) 朝8時半起床→10時頃クルマで出発→11時頃大さん橋駐車場着。早速海員閣へ向かうも、さすがに祝日だけあって開店30分前ですでに長蛇の列。諦めて徳記の場所など確認ののち(徳記開店までまだ30分あったので)、以前から気になっている香港路の上海飯店に入ってみる。やはり店内もかなり汚く、臭いもややきつい。とりあえず餃子とビール(青島)を頼むと、親父が準備を始めたかと思いきや、おもむろに和菓子の袋を破ってもぐもぐ食べ始めたので驚いたが、それから今度は金沢の菓子はうまい、横浜はダメだな、バカばっかりだ、と悪口をしゃべり出したのにもっと驚いた。しかしその口調が少しぼやき漫談めいた味わいがあり、妙な可笑しさが感じられて楽しかったな。そして炒飯は普通にうまかったが、餃子は少し酸っぱかった。O形によるとお手洗いは流れない。少し違うが、浅草の金寿司をふと訪れたときと同じくらいの衝撃であった→ニューグランド新館のほうのティールームで休憩ののち、タクシーでローズホテル経由(荷物預けるためO形を送った)で赤レンガ倉庫へ→本日は昨日とは異なり、Jさんの機材を使ってライブすることになったため、準備は特になし。直前のイベントが終わるやエフェクターとギターをアンプ(JC)につないでライブ開始。しかし素人の悲しさ、まったくリハーサルがない環境だったのでいろいろ気を取られて間違いが多かった。この辺は精進不足。翌日送られて来た動画で確認すると、けっこう目立つ間違いを(特に私とB電子が)しているなあという印象→ライブはまあ無事終了。O形、そして聴きに来てくれたA先生とのちの待ち合わせを確認し、楽器と機材の撤収。荷造り終わり大さん橋駐車場まで急いでクルマで取って返し積み込み。この辺も不安はあったがすんなりと行った→そういえば荷造り中にN富さんがひとり帰って行ったがそれをB電子に伝えると驚いていた。挨拶もなかったらしい→今回ゲストで歌ってくれた展の主催者であるY月嬢やPAのJさん、ひさびさに会ったMばらさんなどに挨拶し、赤レンガをあとにする→クルマでローズホテルに移動。チェックインはまだとのことだったので、ひとりチェックインしてシャワーと着替え→ロビーでO形A先生と落ち合い、少し早いが予約しておいた楽園へ。ここは何食べても美味しいし、落ち着いて食事できてよい。A先生にはひさしぶりにお会いしたので、会話は最初探り探りの感じはあったが、すぐにかなり弾んだ→食後、ニューグランドのシー・ガーディアンIIに移動し一杯。ここで馬鹿話がいつものように炸裂し、めちゃくちゃ笑った。カニおばさん、大阪弁のおばちゃんの会話がピタッと止まった瞬間のカップル同士のなじり合い、ピーター雑学など。あーくだらなくて可笑しい→閉店まで喋ってお開き。A先生タクシーで見送り、我々は宿に戻り即就寝。
9月25日(火) 夜中何度か起きたが、宿酔い的症状にて起き上がれず、結局チェックアウト一時間前に起床→シャワー→クルマを宿の駐車場から近隣のコインパーキングに移動し、いつもの安記で遅い朝粥。今回はモツ皿も頼んでみるが、これがなかなか。今度は晩に飲みに来たい→雨模様だったが元町までぶらぶら歩いて、いつものハチミツ屋で買い物。それから今治浴巾でGちゃん一家の出産祝い選び、中華街に戻って謝甜記で持ち帰りのお粥、同發で菓子と肉まんといういつもの買い物コースののち、ローズホテルのティールームで休憩と、重慶飯店の売店で買い物という新機軸→午後1時半頃横浜を出発。かなりの雨だったが、帰途はすんなり。この四日間は割とすんなりが多かったようだ→帰宅後小腹が空いたので、荷物を家に運び込んだのち買って来た肉まんなどで小腹を満たす→午睡→夜7時起床→諸問題について、提案をまとめてB電子の送付→一杯やりながら『恋と十手と巾着切り』(原作:山中貞雄、監督:井沢雅彦。山城新伍、吉田義夫、中里阿津子、西本雄司、浜田伸一、国一太郎、戸上城太郎、片岡栄二郎、千原しのぶ、沢村訥升、末広憲二郎、東龍子、高松錦之助、疋田圀男、大谷京子、源八郎。1963、東映)。山城新伍が若い二枚目からチョメチョメへの移行期に当るのではないかな、と思わせられる作品。“恋”の部分や人情噺の味わいからすると、もう少し若い頃に撮るか、中村錦之助のような若々しさと清々しさのある役者のほうがよかったような気もする(沢村訥升との組合せでバランスが取れているのかもしれない)。冒頭の、子供に付き纏われて掏った財布をなかなか捨てられないくだりは面白いし、精巧に組み立てられた物語を追うのも楽しい。カメラワークなどにしみじみとした味わいもあり、江戸の町を俯瞰できるセットも見事だし、小品だが佳作と思う。中里阿津子と、出番は少ないが千原しのぶもよい彩り→夜1時就寝。
9月26日(水) 朝8時半起床、白湯。今季白湯開始→朝食抜きで老父宅へ。深水庵、サミット、クリーニング屋(臨時休業)、クリエイト、居室に寄ってPCメンテナンス→B電子とで方針決定→午後1時過ぎ帰宅→シャワー→録画整理→午睡→夜ひさびさにPFへ。Uさん、アルトサックス紳士(本日ははなからベロベロ)、A木さんとそのお友達。『On The Sunny Side Of The Street』『酒とバラの日々』『Day Tripper』『なごり雪』を演奏。そんなに飲まないつもりだったが最後はやはりベロベロになった。I崎さんとタクシーで帰宅→午前2時頃就寝。
9月27日(木) 午前11時半起床、白湯。軽い宿酔い→朝食後二度寝→先日のライブの荷物をようやく自室に運び込む→溜まった日記の5〜7月第一週分をブログに登録→晩飯後ただちに眠くなったので、いったん就寝。夜9時頃。
9月28日(金) 深夜起床し録画整理→一杯やって中華粥啜って朝方就寝→朝10時半起床、白湯、マヌカハニー。そろそろ寒くなるし、起床時の白湯+マヌカハニーはいい習慣になるかも→『家光と彦左と一心太助』(沢島忠。北龍二、中村錦之助、中村賀津雄、進藤英太郎、松浦築枝、風見章子、薄田研二、高松錦之助、長島隆一、木暮実千代、吉川博子、中村時之介、赤木春恵、杉狂児、北沢典子、田中春男、坂東簑助、星十郎、平幹二朗、尾上鯉之助、桜町弘子、山形勲、沢村宗之助。1961、東映)。お仲が太助の身を案じ長屋の小さい祠に手を合わしているときに、そっと笠を差し出す三吉の手。そのそっと具合と無言の会話がとてもよい。この場面だけでも千金の値があると言ったら言い過ぎか。それにしても太助と家光の演じ分けは見事で鮮やか。太助の男泣きで〆る兄弟愛の描き方もよかった。シリーズ中、本作のみ大久保彦左衛門が進藤英太郎→『一心太助 男一匹道中記』。(原案:由良一郎、監督:沢島忠。中村錦之助、星十郎、月形龍之介、山形勲、渡辺美佐子、杉狂児、花房錦一、常田富士男、左卜全、ジェリー藤尾、十朱幸代、田中邦衛、平幹二朗、稲葉義男、佐藤慶。1963、東映)。タイトルバックの霧に烟ったような魚河岸の絵は、シリーズ中なかったもののように思ったが果たして。馬子の左卜全の「魚屋にも衣装だなあ」という台詞がよい。新婚旅行と流通機構の不正暴きという主題も面白いな。渡辺美佐子の啖呵がカッコよいのが意外で驚いた。太助にすっかり知恵(不正を示す書類を探し当てていたが、字も読めなかったはず)が付いているのは、まあご愛嬌か→シャワー→『忍法忠臣蔵』(原作:山田風太郎、監督:長谷川安人。丹波哲郎、桜町弘子、神戸瓢介、佐藤京一、岡島艶子、桜町弘子、西村晃、三島ゆり子、扇町京子、阿井美沙子、内田高子、弥永和子、小島恵子、大木実、小林昭二、脇中昭夫、原京市、村居京之輔、田中邦衛、宍戸大全、岬瑛子、五十嵐義弘。1965、東映)。女の切り刻まれた写真が整っていくタイトルバックのデザインがよい。原作冒頭の側女バラバラを表しているものと思われる(さすがにこの時代実写では無理だし)。千坂兵部の屋敷に飼われているくノ一の登場場面のエロさも見事。でもなんだか全体的には乗れなかった。映像にバカさ加減(原作のバカな発想を映像ならではに魅せる演出など)が足りないように感じるからだろうか(簡単に言えば真面目)。あるいは無明綱太郎の体験から得たニヒリズムが充分に表現されていないからだろうか。終盤、高邁な目的意識に対する批判的な流れも見られるから、見方を変えて観れば面白い映画であるような気もする→『幸せのレシピ』(原作:サンドラ・ネットルベック、監督:スコット・ヒックス。キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ジェニー・ウェイド、パトリシア・クラークソン、ボブ・バラバン、アビゲイル・ブレスリン、アーロン・エッカート。2007、米Warner Bros.)。題材は面白そうだったが、人間への探究心が浅いように見受けられ、まったく入り込めなかった。私の中では駄作の範疇→午前0時頃就寝。本日でJ:Com TV『漫才大行進ゲロゲーロ!』が終わってしまった。毎週楽しみにしていたし、続ける理由もやめる理由もないような番組だったと思うのだが。
9月29日(土) 朝10時半起床、白湯、マヌカハニー→昼過ぎバスで、と思ったが天候不順でバスだと不安なので小田急線で下北沢→ひさびさにサルサダンス・レッスン。ずっとさぼってたのでなにもできないと思っていたが、エンチューフラもなんとなくできた。よかった。クラーベ叩きながらのベーシックも自然にできたのは、先週のバンド騒ぎでメトロノーム聴きながらいろいろやっていたお陰だろうな。まあとにかく、いったん凹むと思ったら凹まずに楽しさが増したのはよかった→バスで経堂に戻り、オダキューOXで買い物後スタンド八九で一杯。今日は隣のハティからの出前を試し、タンドーリチキン、チキンティッカ、キーマカレー、サフランライスを取ってビールとルリカケスのロックを二杯。居合わせた写真家氏との会話も楽しく、よい時間を過ごせた→すずらん通りから帰りがてら梅田青果で買い物して帰宅→即就寝→夜10過ぎ起床→うどん啜ってまた就寝。
9月30日(日) 朝8時半起床、白湯、マヌカハニー→部屋掃除。抜本的な掃除は今回も無理だったが、ドラムの練習台は設置。少しだけだがすっきりした→中華街のお気に入りと気になる店のリスト作成開始→賄い当番→シャワー→O形サイト更新(絵日記)→『サタデー・ナイト・フィーバー』(原題『Saturday Night Fver』、原作:ニック・コーン、監督:ジョン・バダム。ジョン・トラヴォルタ、サム・コッポラ、ジュリー・ボヴァッソ、ニナ・ハンセン、ヴァル・ビゾグリオ、リサ・ペルソ、バリー・ミラー、ポール・ペイプ、ジョセフ・カリ、ブルース・オーンスタイン、ドナ・ペスコウ、モンティ・ロックIII、デニー・ディロン、カレン・ゴーニー、バート・マイケルズ、マーティン・シェイカー、ドナルド・ガントリー、アドリエンヌ・フラメ、ジョセフ・パグリーズ。1977、米Paramount Pictures)。今となってはジョン・トラヴォルタの顔を同じように間延びした印象があるし(刈り込んで一時間半でよかったかな)、ニューヨークが舞台とはいえ青梅街道沿い感が拭えないが、薄い人種(民族)差別が描かれている気がするなどの発見はあった。音楽は昔と変わらずかっこよく感じた→ふと思いついてちょいとギター(アンプにつないで)弾いたりしてから夜11時頃就寝。

2018年09月20日

9月まとめ(11〜20日)

9月11日(火) 昼頃起床→『かりら』連載第一回めの原稿を書いてみるが、なんでこの連載を始めるのかの言い訳のような文になった。あとで改めて読み返してみようと思う→賄い当番。本日は質素にチャナマサラと冬瓜のラッサムとニンジンのライタくらい→DUから引き続き仕事いただく。ありがたや→夜10時頃就寝。
9月12日(水) 朝4時半起床。早過ぎ→『Rain』のオープニングSE(カセットテープ用)を制作。ギター二本とベースに、ジャングルに降る雨のSEをYoutubeで探して編集してみた→『昨日と明日の間に』(原作:井上靖、監督:川島雄三。淡島千景、鶴田浩二、月丘夢路、永井達郎、進藤英太郎、菅佐原英一、大坂志郎、野添ひとみ、大木実、片山明彦、御園裕子。1954、松竹)。冒頭からタイトルバックのすべてが驚くほどカッコいい。はすっぱな淡島千景のとつぜんの大阪弁とか、東映出演作とはひと味違う進藤英太郎の怒鳴り声とか、航空会社の朝の掃除の場面(いつの間にか相撲を取ったりしている)とか、創立記念パーティの楽隊入りどんちゃん騒ぎとか、細かいところで印象に残る点も多い。適度にハイカラでバタ臭いがちゃんと日本の恋愛映画に仕上がっていて、その塩梅がとても快い。それにしても淡島千景と月丘夢路の魅力的なことと言ったらないな。きれいとか色っぽいとかそういうことだけでなくて(そういうことも全部含めて)女の魅力というものを嫌というほど味わわされる。淡島千景が別れの啖呵を切る場面は哀しくも可愛らしくて可笑しくて泣かされた→北海道のN嬢より連絡あり。無事との由。安心→老父と昼食および買い物付き添い。ひさびさに深水庵。揚げ玉がなかったので尋ねてみたら、お客が来ないので出してなかったと笑っていた(結局特別に袋詰めしてもらった)→午後1時帰宅、午睡→シャワー→夕方クルマで宮前平へ→東ハイリハ。頭三曲は、とつぜん思いついたSEからの曲開始も含めてまあOK。問題は『In My Life』で、たまたま間違えたのかなと思ったギターが延々おかしな音を出し続けるので、最初は笑っていたが確認するとまったく間違えて覚えていた、というか前回まで大丈夫だったのにこの一週間で間違った、と知り愕然。その場でとりあえず正したが、帰宅して確認したらそのパートはタブ譜作ってたし、そもそも弾いていてなぜ自分でおかしいと思わないのか。耳をまったく閉ざしているのかなあ。とにかく驚いた。最後三曲は自分もダメなので、次回は前半の時間で集中してやりたい→魚たまで軽く一杯(烏龍茶)やって帰宅→シャワー→ビール中瓶二本飲んで就寝。午前2時頃。
9月13日(木) 朝8時起床→昨日の『In My LIfe』について指摘と提案。理解されるかどうかはあまり期待していない→J:Comのチューナー入れ替えが早めにやってきて、結局機器交換の必要なしで解決→午睡→『かりら』連載第一回めの原稿を見直し、少し修正して題やエピグラフやコラムなどを整えて提出→『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(原題『THE WORLD'S END』、監督;エドガー・ライト。ルーク・ブロムリー、ジェイムス、ターペイ、ジャスパー・レヴァイン、ザッカリー・ベイレス、トーマス・ロウ、ピアース・ブロスナン、デイヴィッド・ブラッドリー、フローラ・スロラフ、マイケル・スマイリー、サイモン・ペッグ、エディ・マーサン、パディ・コンシダイン、マーティン・フリーマン、ニック・フロスト、ロザムンド・パイク、ダレン・ボイド。2013、英UniversalPictures)。バカ映画に見えて緻密な脚本と演出、意外な展開など、傑作コメディ。グローバリズム化に反抗する物語にも好感が持てるし、酒飲み、酔っぱらいのことがよくわかっている物語の組み立て方に大いに笑った。邦題につられて見逃すところだった。最後が微妙に腑に落ちなかったが、アーサー王伝説が下敷きらしいから、よく考えたらわかるかもしれない→夜10時頃就寝。
9月14日(金) 朝9時起床→シャワー→昼過ぎ水戸へ→東京駅にて2時過ぎの列車で水戸へ。車中万世のカツサンドで一杯→午後4時前水戸着→タクシーで宿へ→一休みしてシャワー浴びてからぬりや。鰻ととともにゆったりとした時間を楽しんだ→宿に戻ってシャワー浴びてからしばし睡眠→夜10時ころ起きて、セカンドラインバンドの課題曲のうち、ストーンズの『Sweet Virginia』の構成を確認。コードの流れの確認もiPhoneのGarageBandのピアノでなんとかなったが、まあそんなに構成を覚えるのが大変な曲ではない→深夜出かけ、インモー改めコズミックカフェで一杯。1977年のミュージックマガジンを熟読。面白い→ビール小瓶×2でおいとま→午前3時就寝。
9月15日(土) 朝8時半起床→宿の朝食。まあこんなもんか。おみおつけや汁物の類がすべて即席(自分で袋からお椀に入れてお湯を注ぐ)というのが残念だったが、種類が豊富なほうが喜ばれるのかな→昼過ぎまでNicki Bluhm & the Gramblers『Go Go Go』の構成とドラムの確認。その後読書→雨模様だったが、千波湖をぐるりと散歩。雨は途中で上がった。偕楽園の辺りから常磐神社経由して大工町方面へ。すずきでラーメン啜ってから大工町の中をぶらぶらして帰館。一時間半ほどの散歩になった→『Go Go Go』採譜→I崎の新しいギャラリーのお披露目にお邪魔。思ったより狭いが、それを活かした?シャッターに穴開けた躙り口のような入り口はよい。ギャラリーが押す作家の作品は二点のみで、二階はクオリアとI崎の作品。三階は休憩所か談話室か。お披露目らしく屋上で酒色が供されたが(H島君がDJしていた)、地元の経済関係?実業関係?の偉いような人たちが多く、居心地が悪くなってきたので早々に失敬する→長兵衛で一杯。何か頼むといちいちアドバイスがあって鬱陶しいが、それもまたよしと思えるよい酒場。酒肴はどれもよいし、落ち着いて飲める→お銚子二本で宿に戻り、少し眠ってから『Go Go Go』採譜続き、深夜完了し、タクラ店へ。後から来た先輩に酔っ払って話しかけたが迷惑かけたかもしれぬ。でも新しい女連れだったようだから、二人でどこかへしけこむ口実になったかもしれない→午前3時過ぎおいとまし、就寝。
9月16日(日) 朝8時起床。軽い宿酔い→荷造り朝食後、スムーズにチェックアウト→そばまさはまた今度にして、11時頃の特急で帰京。車内でビールとサンドイッチ→午後1時半頃帰宅→シャワー、ビール、午睡→夕方6時起床→『男はつらいよ 寅次郎物語』(原作・監督:山田洋次。渥美清、倍賞千恵子、吉岡秀隆、下絛正巳、美保純、三崎千恵子、伊藤祐一郎、佐藤蛾次郎、太宰久雄、下絛正巳、前田吟、イッセー尾形、正司敏江、秋吉久美子、笹野高史、松村達雄、マキノ佐代子、すまけい、河内桃子、五月みどり、笠智衆、関敬六。1987、松竹)。子役(伊藤祐一郎)の登場場面の表情がよい。うまいのか、演技指導がよかったのか、和歌山、吉野と旅する間の芝居もよかった。吉岡秀隆の思春期の揺れっぷりもよいが、今見るとぬるいとも思う(本質的な部分は同じではないかと思うが)。美保純は一番輝いている頃かなあ。児童相談所員の女優さんは誰だかわからないし、出番は少しだが、実際にいそうな感じがとても印象的だった。寅次郎と旅先で出会った女(秋吉久美子)が周囲の勘違いを即座に受け入れて夫婦のふりをしていきその勘違いが波及していくくだりは、それほど派手に描かれているわけではないがいろいろな可笑しさに満ちている。話を頭に入れてから子連れの旅と別れの描き方を再確認すると、世界的に見てもけっこうな名画ではないかと思った→夜9時頃就寝→0時過ぎ起床→O形サイト更新→少しだけスティック・コントロールの確認など。もともとうまいわけではないが、二ヶ月以上ドラム叩いてないので、左手がめちゃくちゃぎこちなくなっていた→午前4時頃就寝。
9月17日(月) 朝8時半起床→30分ほど曲に合わせてドラム練習→午後新宿へ→ペンタ新宿で三時間。ボーカル&ギター、ギター、ベース、ピアノと私(ドラム)の編成。『Go Go Go』『Willin'』の二曲は決め事も多くそれがまだ身体に入ってなくてうまく叩けなかったが、『Midnight Drinker』と『Sweet Virginia』はセッション風に叩ける曲の所為かかなり楽しくできた。ボーカル&ギターの青年が歌もギターもよかった(弾いてる楽器自体もかなり渋くて素晴らしい代物)ので、それも効いたのだろう→終わって近くの中華屋で一杯。途中で土砂降りになったので、その分杯を重ね、みんななんだかめちゃくちゃ飲んでた。楽しい集いであった→平和に電車で帰宅。経堂着いたら雨は止んできた→シャワー→ビールと御酒。途中で寝ていた→改めて寝床に移動し就寝。0時前だったと思う。多分寝る前に、N富さんに最終確認の小言。自分のことしか考えてないのかなあと思わざるを得ない発言があったので。
9月18日(火) 午前11時起床→『Fly Me To The Moon』の対策検討。N富さんはコードじゃらーんで行ってもらうことにした。で、音源制作開始→『緑の光線』(原題『Le Rayon Vert』、監督:エリック・ロメール。マリー・リヴィエール、マリア・ルイザ・ガルシア、エリック・ハム、カリタ、ジョエル・コマロ、ヴィンセント・ゴーティエ。1986、仏Les Films du Losange)。封切り以来だから30年ぶりか。主人公が面倒くさい女性である点が、初見のときより鮮やかに感じられた。面倒くさい女性を人間の可愛らしさ、愛おしさを湛える視点で描いていると感じたのは、初見のときと同様だが、その他いろいろと鑑賞の深みは深まったような気がする。終幕の緑の光線の場面で自然と泣いたのは、初見のときにはない反応だったかもしれない→一晩かかって自分のパートのギター(オカズだけ弾くつもりだったが、それにリズムパターンも追加したもの)を録音。頭と終わりのメロディが弾けなくなったので、そこはスキャットしてもらおうと仮歌も録音。骨が折れた→朝方5時就寝。
9月19日(水) 朝10時起床→『エノケンの森の石松』(原作:和田五雄、監督:中川信夫。榎本健一、鳥羽陽之助、浮田左武郎、宏川光子、柳家金語楼、小杉義男、柳田貞一、梅村次郎、竹久千恵子、特別口演:広沢虎造。1939、日本劇場)。若い(といっても38歳か)柳家金語楼の顔がよい。よい顔に生まれ育ったんだなあと、初歩的なことを思った。あとお民役の竹久千恵子がいい役者。映画は笑いはくすぐり程度だったが、普通に時代劇やくざ映画として楽しく観た→ギター練習。自分のギターのアレンジ少し変えた『Fly Me To The Moon』は、途中間違えても誤魔化しながら弾けるくらいには馴染んだ→賄い当番。鶏とプチトマトのカレー(ケララ風にしようと思ったがココナッツファイン入れるのやめたのでなに風でもない)とニンジンのライタを作り、あとは鰯のフィッシュフライの仕込み→シャワー→70kgの大台に乗っていた。水戸の後遺症か→『木と市長と文化会館 または七つの偶然』(原題『L'Arbre, Le Maire et La Mediatheque ou Les Hasards』、監督:エリック・ロメール。ファブリス・ルキーニ、パスカル・グレゴリー、アリエル・ドンバール、フランソワーズ・エチュガレー、ギャラクシー・バルブット、ミッシェル・ジャエン、クレマンティーヌ・アムルー、フランソワ・マリー・バニエ、ジェシカ・シュウィング。1992、仏Les Films du Losange)。さり気なさ過ぎる演出と撮影ながらとんでもないユーモアを湛えた佳作ということはすぐにわかったが、真価をちゃんと呑み込むには私には何度も観ないとならない作品、とも思った。そして何度も観たいと思う→すぐに寝ようと思ったが眠くなるまでと思いギター練習。『Fly Me To The Moon』は感情を入れたり出したりする余裕が出てきた(調子に乗ると間違えるが)。まあギターは大丈夫かな。あとは足回り、簡単で効果的な使い方を明日考えよう→午前1時頃就寝。
9月20日(木) 朝8時起床→『Fly Me To The Moon』練習。余裕はものすごく出てきたのに途中で必ず間違える。なんでだ→ギターの弦交換、および各種調整→ハズキルーペのCM新作が放映。声を上げて笑ったが、確信犯であることもわかり、一回で消化してしまった感あり→1時間ほど午睡→夕方クルマで宮前平へ→早めに着いて雨の中蕎麦屋に向かったが、蕎麦品切れで休み。憮然としてバーミヤン初訪問。噂どおり、普通のラーメンが悪くなかった→本番前最後のスタジオは、懸案のラスト三曲から始め、懸案の『Fly Me To The Moon』『In My Life』と続けた。懸案多いが、まあなんとかなりそうかな。頭三曲は問題なし。全体にようやく気持ちよく演奏できるようにはなった→本日は一杯やらずに帰宅→シャワー浴びて一杯、そして晩。『アニマルハウス』の終盤だけ観る→『笑点特大号』見て、坂本冬休みに笑い、林家たい平の『紙くず屋』に少し疑問を覚える(意外に若旦那が苦手なのかもしれない)→午前2時就寝。

2018年09月10日

9月まとめ(1〜10日)

9月1日(土) 昼過ぎ起床→『Mother Nature's Son』の頭を整理して資料と音源作成→昨夜深夜に少しつまんで飲んだが、起きてからは昨日同様錦松梅の吸い物(昆布出汁)にて過ごす。通じも良好だったが空腹感もそれほど激しくなくいい感じ。胃腸が少し休まったかな→東ハイ練習日程催促。何度も同じことを言わなければならないのはいやになる。私には当事者意識がまったくないように思えてしまう→DU原稿の修正作業。最初は各見出しごとにほぼ改稿かと思ったが、結局最小限の修正で済ませた→晩の支度→風呂→一杯やりながら二本。その後深夜にもう一本→『帰ってきたヒトラー』(原題『ER IST WIEDER DA』、原作:ティムール・ベルメシュ、監督:デヴィッド・ヴェンド。オリヴァー・マスッチ、ファビアン・ブッシュ、ラース・ルドルフ、フランツィシカ・ウルフ、トーマス・ティーメ、クリストフ・マリア・ヘルプスト、カッチャ・リーマン、ロマーナ・クンツ・リブノウ、グドルン・リッター。2015、独Constantin Film)。ヒトラー本人が現代にとつぜん蘇ったら、という設定のもと、現代の危うさを見事に描いた傑作と思う。ヒトラーがネオナチに襲われるところも含め、コメディへの仕立て方も絶妙。蘇ったヒトラーが初めてTV出演したときにTVを批判する文脈で「この国は何だ? 子供の貧困 老人の貧困 失業 過去最低の出生率 無理もない、誰がこの国で子供を産む? 我々は奈落へまっしぐら だがその奈落を我々は知らない テレビは奈落を映さず 料理番組しか流さない」と演説するのは、メディアの使い方をよく知っていることの恐ろしさの描写と受け止め鳥肌が立った。メモとしては、ブランデンブルグ門、クリーニング、緑の党、外国人差別(これはドキュメンタリー?)、ときどきよれる画面、ドッグブリーダー、バイロイトで似顔絵描きのアルバイト、国民民主党(NPD)、ネオナチ・ヴィーガン料理ショー。終幕は『未来世紀ブラジル』的な衝撃があった→『エヴァの告白』(原題『The Immigrant』、監督:ジェームズ・グレイ。マリオン・コティヤール、アンジェラ・サラフィアン、ホアキン・フェニックス、エレナ・ソロヴェイ、ダグマラ・ドミンツィク、サム・ツォツォヴァス、パトリック・ホールデン・オニール、マヤ・ヴァンプジク、イリア・ヴォロク、ジェレミー・レナー。2013、米The Weinstein Company)。ポーランドからアメリカに移民としてやってきた女性の生活が堪え難いほど大変なのはもちろん承知しているつもりだが、この映画では困難の中にも見知らぬ文化に触れて楽しげな様子がほの見える。これは私の見方なのだろうか、映画の作り方なのだろうか。そして前者の場合も後者の場合も、適切な作り方/見方なのだろうかという思いがずっと続いた。他人の弱い立場を利用する人ももちろん出てくるのだが、みんないい人に見える。一言で言えば、ものすごく美しい映画だった→『リリーのすべて』(原題『THE DANISH GIRL』、原作:デイヴィッド・エバーショフ、監督:トム・フーパー。アリシア・ヴィキャンデル、エディ・レッドメイン、アンバー・ハード、エドリアン・シラー、ベン・ウィショー、ピップ・トレンス、マティアス・スーナールツ、セバスチャン・コッホ。2015、英独米Universal Pictures International)。映像がとても美しい。それと主人公の画家夫婦の家がハンマースホイの絵のよう。調べたら案の定ハンマースホイの絵をモチーフにしていた(まあデンマークが舞台だし)。なんというかものすごく美しく切ない愛の変態映画の傑作。観てよかった→朝方5時就寝。
9月2日(日) 朝10時半起床→ギター練習。ghsのFAST-FRETを初めて試してみる。Fingereaseよりも好みかな→本日も昆布出汁(どんこ追加、錦松梅仕立て)だけで夕方まで過ごす→夕方(多分)スタンド八九経由でボデギータへ→ひさしぶりにProf. Togo y Tres Lindas Cubanas Lecture & Live。本日はチャノ・ポソについてで、いろいろ知らなかった面白い話を聞けた。赤葡萄酒一本空けてけっこう酔っ払ったが、多分覚えていると思う。A君ご夫妻やH山さんにもお会いでき、バンドの岩切さんには『マリウス』の感想をお伝えできた→平和にバスで帰宅→0時前就寝。
9月3日(月) 朝8時半起床。軽い宿酔→DUの改稿見直して少し修正して送付。これで本日は夕方まで寝ていてもよくなった→その後は出かけるまで横臥→夕方うどん食べてからクルマで宮前平へ→演奏は以前と比べると格段によくなっているが、それでもギターのコード弾きの際に粒が揃わないとか、ピッキングがずっと同じなので曲の中で歌の部分と間奏などとのメリハリがつかないとか、いろいろ不満は出てきてそれを指摘。あとはテンポの問題とか。私は『セーラー服と機関銃』のギターの音色が問題だなあ。要研究→本日は飲みに行かずすぐに帰宅。駐車場よりクルマ出してから20分で家に到着したのは新記録かも→シャワー→スタジオ入る前に牛丼(ミニ)食べたが、帰宅後も晩飯→『アッと驚く為五郎』(瀬川昌治。ハナ肇、梓みちよ、谷啓、尾崎奈々、なべおさみ、佐藤友美、久里千春、大泉滉、立原博、沖山秀子、ミヤコ蝶々、財津一郎、藤村有弘、金子信雄、浪曲ナレーター:前田勝之助。1970、松竹)。為五郎ブームを安易に映画化しただけのような作品という先入観で観たが、意外にしっかりと作られた喜劇だった。なべおさみのキレのよさも堪能。藤村有弘と金子信雄は地味な役どころだったが、それでも所作や台詞の言い回しのひとつひとつがある意味美しい。そしてちょい役の財津一郎が一瞬にしてすべて持っていく辺りも見どころだった→『新座頭市物語 笠間の血祭り』(原作:子母沢寛、監督:安田公義。勝新太郎、岸部シロー、横山リエ、酒井修、朝比奈尚行、岡田英次、遠藤辰雄、土屋嘉男、十朱幸代、志村喬、佐藤慶、高森玄、浮田左武郎。1973、東宝)。市が米俵から登場する場面に尽きる。どう考えても入れるわけないのだが、そんなことはどうでもいいくらいに面白い。岸部シローや横山リエの若者たちが鮮やかなのと、全体に押さえた地味な印象ながら悪役である佐藤慶、遠藤辰雄、岡田英次の末期が壮絶なのがよい→午前3時過ぎ就寝。
9月4日(火) 朝10時半起床→TVつけたら小津『秋日和』やってたのでなんとなく観てしまう(途中からなので数には入れない)。その力には驚く→夜のうちにひよこ豆を水に浸けておいたので、チャナマサラ製作→ギター練習。『In My Life』は意外に難物→『江戸の名物男 一心太助』(沢島忠。上田千里、中村錦之助、月形龍之介、堺駿二、山形勲、赤木春恵、中原ひとみ、杉狂児、伊東亮英、星十郎。1958、東映)。一心太助に一目惚れした中原ひとみが可愛くて泣かせる。そして太助が赤木春恵にまでモテモテなのが可笑しい。ただただ気持ちのいい映画だが、中村錦之助じゃなければこうは行かないだろうと思う→『なにがなんでも為五郎』(野村芳太郎。曽我廼家明蝶、谷啓、ハナ肇、小沢栄太郎、佐山俊二、佐々木剛、小川ひろみ、光本幸子、有島一郎、水木正子、緑魔子、松岡きっこ、辺見マリ。1970、松竹)。前作より地味だが喜劇としてきっちり作られている印象。地味とはいえ、キャバレーで喧嘩の最中辺見マリが『経験』を歌い続ける場面はものすごく可笑しい。しかし有名なヒッピースタイルの為五郎はアッと驚くだけであるというのは知らなかった→夜9時頃就寝。
9月5日(水) 日付変わる前に起床してしまった→『一心太助 天下の一大事』 (沢島忠。中村錦之助、田中春男、星十郎、堺駿二、月形龍之介、中原ひとみ、桜町弘子、進藤英太郎、原健策、杉狂児、丘さとみ、東竜子、小柴幹治、山形勲、沢村宗之助。1958、東映)。本作からカラー。幕開けの日本橋を渡って一心太助が登場し挨拶する映像がものすごく美しい。恋人とか絶望とか、現代的な言葉が使われるのも面白い。大久保彦左衛門が隣家の気に入らぬ旗本に嫌がらせをする際の太助を中心にした即興の馬鹿騒ぎ演奏の場面もよい。音楽が全体的に洒落ているが、鈴木静一という人。後段の大立ち回りも素晴しく、一作めに続いて気持ちよく鑑賞→『続・酔いどれ博士』(原作:新藤兼人、監督:井上昭。勝新太郎、清川虹子、悠木千帆、田武謙三、久本延子、柳谷寛、藤原礼子、春川ますみ、西岡慶子、守田学、山路義人、神田隆、荒木一郎、姿美千子、北野拓也。1966、大映)。冒頭の大映ロゴのところやタイトルバックも含めて、モダン・ジャズ調の音楽が(前作と雰囲気が違うという点でも)まず印象的(音楽は大塚善章。演奏は古谷允とザ・フレッシュメンとの由)。セックス・ハウスを建てようという清川虹子、その助手(看護婦)で小説家志望の悠木千帆、インテリ娼婦の春川ますみなど、キャラクターの立て方が鮮やか。というか、警官(荒木一郎)も含めてインテリ風なのが本作の特徴か。春川ますみと勝新の「戦争する奴はみなバカだから、みんな死んでしまえばいいんですよ」「バカは国家であって、個人に責任はないだろう」「バカの相手をする奴はみんなバカです」という会話は面白い。途中少しダレたが、最後に大統領とハゲタカの家を、それだけでなく清川虹子のアジトまでも勝新がブルドーザーで破壊するのは痛快。それにしても前作とは趣きがかなり異なるし、完成度についても疑問は残った→深夜に雷。朝方5時就寝→午前11時起床→洗濯→『In My Life』のギター見直し。忘れないようにと譜面化。ひと回しはなんとかできたので、あとは二番のAメロ。ソロは基本スケールなぞった即興のつもりだが、もう少し色づけしたい→シャワー→『やるぞみておれ為五郎』(野村芳太郎。ハナ肇、辻直之、三谷昇、財津一郎、伴淳三郎、穂積隆信、丹下キヨ子、飯田蝶子、光本幸子、貴乃花、二子山親方、浅香光代、緑魔子、谷啓。1971、松竹)。同じ監督なのに、本作は前作と比べてかなりダレる印象。冒頭の飯場での労働争議や浅香光代率いる剣劇があまり活かされていないのもあるな。財津一郎も生彩なく感じられたし、最終的に為五郎が女を取られてしまうという流れも早くもマンネリを感じた(もっともこれはお約束になってくればまた別の印象になるのだろうが)→ビール中瓶二本、小ぶりのハンバーグ二ケくらいでお腹いっぱいというか、胃がたくさんな状態になってしまう。まだ8時にもならないが、しばし食休みに横臥→夜9時過ぎ起床→『一心太助 男の中の男一匹』(沢島忠。中村錦之助、星十郎、大河内傳次郎、月形龍之介、堺駿二、夢路いとし、喜味こいし、中原ひとみ、杉狂児、花房錦一、沢村宗之助、進藤英太郎、阿部九洲男、原健策、徳大寺伸、山形勲、丘さとみ、月笛好子、三島雅夫、金剛麗子。1959、東映)。本作もオープニングとタイトルバックの絵がきれい(日本橋の魚河岸)。祝言を控えた太助を魚河岸一同が祝う場面も短いが泣かせる(礼も詫びも気持ちのよい太助を演じる錦之助だからこそとも思う)。日本橋の場面も相変わらず美しい(終幕の餅つきの場面の目出たい美しさと言ったらない)。深夜の魚河岸での太助とお仲の場面の若々しさにも感動。その後すぐに彦左衛門が倒れてしまうのだが→『恐怖女子高校 不良悶絶グループ』(志村正浩。太田美鈴、池玲子、衣麻遼子、碧川ジュン、大泉滉、ベラ・シーム、叶優子、一の瀬レナ、鈴木サチ、早乙女りえ、中村錦司、三原葉子、名和宏、遠藤辰雄、マイク・ダーニン、愛川まこと、松井康子、星美智子、白石襄、ユセフ・オスマン。1973、東映)。ワンコードが延々続くイントロから演歌調に展開するタイトルバックの音楽がなかなか。ちょいとだけ出てくる歌手(愛川まこと)もパンチあり。衣麻遼子と大泉滉のSMシーンもよい(後半に出てくるアメリカ人へのSMプレイも爆笑)。聖愛学園という名前にそうかなと思っていたらやはりそうだったという展開もあり。池玲子の母ちゃんの三原葉子のぐれっぷりにも笑う。途中で死んでしまうがヒーローの白石襄という役者がかなりカッコいいし可能性も感じたのだが(本作がデビュー作のようだ)、B級映画中心で終わってしまった模様(でも面白そうな作品に出ている)。冒頭に出てくる女番長が演歌歌手として街に戻ってくるとか、とにかく意表を突く展開が面白かった。冒頭で太田美鈴と衣麻遼子が同じような髪型をしているのが気になったが、それが伏線で終盤にて見事に回収されるのにも驚きそして笑った。セーラー服(池玲子)がマシンガンをぶっ放すのは、『セーラー服と機関銃』に先立つこと十年か→北海道全域で大地震の報→午前4時過ぎ就寝。
9月6日(木) 午前11時起床→ギター練習。弾けば弾くほど下手になった。なぜだ→『フライング・ジョーズ』(原題『SWAMP SHARK』、監督:グリフ・ファースト。ロバート・ダヴィ、協力者黒人、クリスティ・スワンソン、ソフィー・シニーズ、リチャード・タン、ジェイソン・ロージェル、ジェフ・チェイス、ハロルド・エヴァンス、D.B.スイーニー、ディラン・ラムゼイ、チャールズ・ハレルソン、トーマス・タド・ハイドIII、。2011、米Active Entertainment)。アメリカ南部?の沼地が舞台で、沼地っぽいロックが流れるのは面白いが、この手の映画にあり勝ちな物語のためのバカがたくさん出てくる類いの、バカと利口が闘って最後問題が解決するような作品。邦題に反して鮫は飛ばず、特に言うことはなし→ちょっと早めに宮前平へ(蕎麦屋目当て)→ひさしぶりに一寸棒で一杯やって蕎麦手繰ってからスタジオへ。本日はY月さんと初セッション。二、三回やったら呼吸をつかんでくれたのはさすが。下手な演奏も適当に聴いたり聴かなかったりして歌ってくれて、気持ちのよい演奏ができた。私の課題はカウントだな→駅前の居酒屋で歓談してから帰宅。本日も帰途はちょうど20分→シャワー→『笑点特大号』だけ見て就寝。午前2時頃。
9月7日(金) 朝7時起床→昨日の演奏の模様の動画見る。まだ課題山積。私のギターはもう少し音量上げてもいいのかも→『花も実もある為五郎』(野村芳太郎。ハナ肇、藤田まこと、光本幸子、小松政夫、范文雀、石山健二郎、高品格、天草四郎、たんくだん吉、林美智子、水木涼子、いわたがん太、加藤嘉、辻直之、谷啓、穂積隆信、浪曲:東家菊燕。1971、松竹)。小松政夫の、ダイナマイトを投げまくるバスジャックの場面がとにかくめちゃくちゃで面白い。光本幸子と范文雀の対比の仕方、撮り方も面白い。ハナ肇の『船頭小唄』の歌唱は、森繁を意識したのかな? 一見地味に見えた林美智子の芝居がキレがよくてとてもよい。そして為五郎が「旅に出るぜ」と言った瞬間の藤田まことの嬉しそうな顔がとてもよい。シリーズ中、物語、脚本、役者、演出、音楽等々、すべてのバランスがよいと思った→『生まれかわった為五郎』(森崎東。財津一郎、石井富子、仲条融、ハナ肇、穂積隆信、緑魔子、殿山泰司、中村是好、小川ひろみ、高橋長英、北林谷栄、都家かつ江、三木のり平、佐山俊二、井上博一、佐々倉英雄、桜井センリ、田武謙三。1972、松竹)。宮川泰の主題歌が素晴しい。序盤のおさわりバー?の場面など、さすが森崎東という感じ。短い台詞で背景をびしっとわからせてくれる脚本も見事。前作同様、物語、脚本、役者、演出、音楽等々、すべてのバランスがよいと思ったが、しかしこれまでのシリーズ各作品とは別物という印象を得た。監督が変われば当たり前ではあるが、森崎東の個性の強さも感じた。しかし本作の緑魔子は、真心というものの表現が素晴しい。緑魔子だけでなく、主要な役者の活かし方がものすごい映画だな→『ディノシャーク』 (原題『DINO SHARK』、監督:ケヴィン・オニール。エリック・バルフォー、イヴァ・ハスパーガー、アーロン・ディアス、クリスティーナ・ニコル、ダン・ゴールデン、ロジャー・コーマン、リチャード・ミラー、リヴ・ボーン、ギレルモ・アイヴァン、ロバート・ローセル、シンディ・メイツァー。2010、米Syfy)。古代サメである必然性はまったくなかった。古代鮫がおどろおどろしくなく淡々と出てくるのは却って面白かったが、『フライング・ジョーズ』同様取っておかなくてもよいかな→『真実一路』 (原作:山本有三、監督:川島雄三。水村国臣、山村聡、桂木洋子、佐田啓二、市川小太夫、毛利菊枝、淡島千景、三島耕、多々良純、須賀不二男、。1954、松竹)。本筋の話ではないが、思春期直前の子供同士の「地球に傷を付けることが歴史なんだぜ」という会話は印象に残った(今に通じるようないじめの構図も)。戦前戦中が舞台の話で、そういう先入観で観ると古い日本の人情話としてするっと観てしまうが、淡島千景と須賀不二男の別れの場面などの撮り方は今観ても斬新→就寝時間不明。
9月8日(土) 朝7時起床→おとついの演奏についてのダメ出し等。今までに比べるとよい仕上がりだし、Y月さん参加曲は伴奏が多少乱れても歌でうまくまとめてくれてよい感じなのだが、『Fly Me To The Moon』のボサノバ感のなさがライブ全体の印象に致命的な打撃を与えると思われたので、その点の指摘と改善策の提案→二度寝、寝坊→中神駅前でビール買ってからタクシーでF式氏宅へ(歩けぬ距離ではないが暑いので)。F式らっきょうの配布会だが、本日は総勢十余名の大宴会で、馴染みの顔、ひさびさの顔、初めての顔入り混じってたいへん楽しい宴だった。私は途中で撃沈し、復活して夜9時頃お暇→ガラボ嬢と途中までご一緒し、平和に電車で帰宅→なんだかわからないうちに就寝。
9月9日(日) 朝10時起床。宿酔→サルサ・ダンス・レッスンはお休みすることにする→今度のライブに関する事務作業など。ついでにナカミチのカセットテープのパッケージをトレースしてTシャツをデザインし注文→風呂→『座頭市』(原作:子母沢寛、監督:勝新太郎。勝新太郎、片岡鶴太郎、三木のり平、陣内孝則、奥村雄大、田武謙三、蟹江敬三、内田裕也、樋口可南子、安岡力也、緒形拳、川谷拓三、ジョー山中、草野とよ実、梅津栄、多々良純、江幡高志。1989、松竹)。片岡鶴太郎がよい味わいで、三木のり平が出てくるところまではおおってな感じだし、息子奥村雄大もよくて(滑舌は悪い)、後段に出てくる緒形拳も素晴しいのだが、陣内孝則と樋口可南子の凄みのなさにずっこける(内田裕也は凄みがないのが正解)。もっとも、樋口可南子は入浴場面がエロいし(ここは脚本も演出もよい)、陣内孝則の凄みのなさもまあ活かされていると言えば活かされてはいるが、映画全体の重さという点ではやはり残念ではあった。殺陣がこれまでになく生々しくて残酷な描写が多くてそれが鮮やかのはよい目と出たかな。あと最後まで観ると、内田裕也の小物感が奥村雄大を喰ったりしているのは面白い。最終的には満足。あと松村和子がとても可愛いと思ったのは意外な発見だった→途中で眠くなり就寝→寝る前に今度のライブの始まりについてアイデアが浮かんだのだが、それが夢に出てきたので夜中に起き出しサンプル音源を制作。演奏者の世代感を表していて面白い始め方かな、と思うのだが、果たして→『座頭市』復習→さらにアイデアというか妄想浮かんだが、眠いのでいったん寝て冷静になってから考えるとことにする→朝5時就寝。
9月10日(月) 昼頃起床→J:Comテレビが入らなくなったため、チューナー入れ替えとなり、終日録画の整理→夕食後しばし仮眠→夜10時頃起床→DUより先日の原稿無事入稿したとの由→風呂→引き続き録画整理→だいたい完了したので一杯やりながら『悪名一番勝負』(原作:今東光、監督:マキノ雅弘。勝新太郎、金子信雄、芦屋小雁、江波杏子、店の三人、安田道代、津川雅彦、山本学、小川真由美、河津清三郎、内田朝雄、水島道太郎、西川ヒノデ、西川サクラ、田村高廣、石山健二郎、辰巳柳太郎、木村元。1969、大映)。どもりで弱いやくざの津川雅彦が可笑しい。その親分が山本学なのもよい。安田道代と江波杏子の対比もなかなか(いやそれよりも、序盤と中盤以降の江波杏子の変わりっぷりか)。田宮二郎が出てなかったり監督がマキノ雅弘だったりする所為か、朝吉の人物像もこれまでとまったく違い(八尾の場面は出てくるが、朝吉は八尾ではなく河内の、と呼ばれていた)、音楽はシリーズ共通の曲を使っているものの作品としても別物の印象であった。勝新より田村高廣のほうがカッコよかったのもあるかもしれないが、最後まで観た印象で言えばシリーズ最高傑作かもしれない→『やくざ絶唱』(原作:黒岩重吾『西成山王ホテル・崖の花』、監督:増村保造。米山ゆかり、勝新太郎、青山良彦、平泉征、太地喜和子、大谷直子、加藤嘉、田村正和、川津祐介、内田朝雄、橋本力、荒木道子、早川雄三、伊東光一。1970、ダイニチ映配)。太地喜和子の「うれしくって変な気持ちになっちゃう」って台詞がいい。太地喜和子は全体に不自然な演技を振り切ってやっている感じがあって、観ていて面白い。不自然な演技と言えば川津祐介も不自然だし大谷直子も不自然。演出意図なのだろうか。まあとにかく、やくざ映画ではあるが勝新色より増村保造色が濃いのは確かだ→朝5時就寝。

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