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11月まとめ(11〜20日)

11月11日(日) 午前2時起床、白湯、マヌカハニー→『銀座二十四帖』(原作:井上友一郎、監督:川島雄三。森繁久彌(ジョッキー)、三橋達也、佐野浅夫、月丘夢路、浅丘ルリ子、関弘子、渡規子、安部徹、大坂志郎、相馬幸子、織田政雄、北原三枝、岡田眞澄、長谷部健、水の江滝子、芦田伸介、江川美栄子、河津清三郎。1955、日活)。1955年頃の銀座の活写、裏町の誇張的描写、物語の妙味、階段の使い方、その他洒落た作り、絵をモチーフにした謎解き、月丘夢路に北原三枝に幼い浅丘ルリ子、これはとんでもない傑作だと思う→『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』(原作・監督:山田洋次。渥美清、関敬六、柄本明、前田吟、倍賞千恵子、下絛正巳、三崎千恵子、太宰久雄、笹野高史、佐藤蛾次郎、イッセー尾形、竹下景子、淡路恵子、マーチン・ロシュバーガー、笠智衆。1989、松竹)。物語の舞台にウィーンが選ばれたのがウィーン市長による招致であることは知っているが、それでも出し抜けだなあと思う(そもそも寅次郎は飛行機嫌いという性格設定だし)。でもウィーンの風景がゆっくり眺められるのは楽しい。それと柄本明の芝居がたっぷり観られるのが、シリーズ中でのこの作品の値打ちか(旅先で寅次郎が連れとはぐれる、という流れは他の作品でもあったかな)。満男が「おじさんのように生きたい」と言ったあとさくらに叱られる場面は個人的に身につまされるし、ウィーンで出会ったマダム(淡路恵子)が金町出身で寅とは隣町同士とか、いろいろ相変わらずの可笑しいところはある→朝方就寝→昼頃起床→なんか疲れててやる気出ず、早めに飲酒開始→晩いただきながら『銀座二十四帖』をもう一度鑑賞→夜9時頃就寝。
11月12日(月) 朝7時起床、白湯、マヌカハニー→風呂→昼から改稿に取り掛かり夕方になる前に完了。あとは追加取材一箇所だが、これは行ってみて認識に違いがなければオッケーのはず→『ど根性物語 図太い奴』(原案:今東光、監督;森一生。勝新太郎、石黒達也、東野英治郎、西村晃、朝丘雪路、伊達三郎、稲葉義男、高田美和。1964、大映)。『悪名』シリーズや『ど根性一代』と同じような設定や話ながら(いずれも話は今東光の作)、勝新がキャラクターを微妙に替えているところはやはりさすが。バナナの叩き売りの口上もさすが大したものだ。でも主要な登場人物も少なく、話の起伏はゆるやかで、15分くらいで展開すれば引き込まれるようなところを一時間かけているが、折々に警察医の東野英治郎が帰るべき場所として登場するのがよいアクセントになっている。勝新出演作にしては薄味ながら意外に痛快な作品であった→『喧嘩屋一代 どでかい奴』(池広一夫。九段吾郎、勝新太郎、牧麗子、藤田弓子、山内明、西村晃、ジョージ・吉村、川崎あかね。1970、ダイニチ映配)。70年代に入っただけあって、勝新がルンペンの親玉という新機軸? しかしもうかなりおじさん化しているし、似合うかといえば似合わないが、それはそれで可笑しい。幼馴染みの役人(山内明)とのジャンケンの幼稚な駆け引きに引っかかるところがまた可笑しい。この辺、どんなにいい男になっても子供をその中に飼っている勝新ならではと言ったところか。エリートになった幼馴染みに勝新が力でも頭でも色でも負け続け、いいように利用されるという展開も面白い。全体的な味わいとしては勝新にしては珍しくB級か。それと勝新が負けたまま終わるのも珍しいのではなかろうか→風呂→『愛しのローズマリー』(原題『Shallow Hal』、監督:ボビー・ファレリー/ピーター・ファレリー。ジャック・ブラック、ジェーソン・アレクサンダー、レネ・カービー、スーザン・ウォード、アンソニー・ロビンス、グウィネス・パルトロウ、ジョー・ヴィテレリ、ジル・フィッツジェラルド。2001、米20th century Fox)。外見ばかりではなくその人の一番美しいところを見る、というテーマはわかるが、“いろいろな外見”のサンプルの種類に乏しいため、観る人によってずいぶん受け止め方が違うのではないかな、と思った。と思ったので、恐らく作り手が意図したほどは笑えなかったが、でもそれは考え過ぎかな。もっと素直に笑ってもよかったかもしれない→夜11時頃就寝。
11月13日(火) 朝8時起床、白湯、マヌカハニー→ドラム練習。『Stick Control』の1〜12をBPM90で。左手の三連打が少しだけスムーズになったかなあ。でもBPM90だと乗ってるつもりでも微妙に遅れたりする→昼過ぎ追加取材のため駒沢大学へ。今回も烏山川緑道〜桜を抜けるまでは同じだが、今回は馬事公苑の脇の道から桜新町に出て、サザエさん商店街を南下して246号に出た→駒沢大学の耕雲館は、建物自体も見応えあるが、禅に関する展示が入門書を一冊通読したような手応えがあった。原稿では少ししか触れられないのが残念→取材後246に出て適当に昼を食べられそうなところを探すが、意外に選択肢は少なかった。やはり駒沢公園通りなどのほうが充実しているかな。仕方がないので健康のためと三軒茶屋まで歩いて世田谷線の駅そばで昼。その際、新年会の東京ハイボールズには不参加と決める。たかだか三曲選ぶのに一ヶ月もかかり、その間音沙汰なしで、人を待たせたとも悪いとも思っていないような人と楽しく演奏はできない。しかもギターはまるっきり弾けないし、音楽のことも知らないし→地下鉄で表参道へ。二ヶ月ぶりの散髪でさっぱり→歩いて渋谷に出てみる(敢えて)。青山通りが宮益坂とふたつに分かれるところ、東急が建てたビルが青山通り側の空を塞いでいて悲しい景色になっていた→渋谷川沿いにできたビルの中も少し入ってみてから、東急に殺された富士屋本店の一角も見物してみる。思ったより死んでいた。街灯くらい灯しておけばいいのに。悲しいことだ→阿佐ヶ谷行きのバスに乗り新高円寺下車→ちんとんしゃんにてかりら第3号をいただく。ずんじ君もいて、金丸さんもあとからおいでになって、結構飲んだな。といっても御酒四杯くらいだが、途中から記憶曖昧→平和に電車で帰宅→チキンラーメン1/2を啜って就寝。
11月14日(水) 朝8時起床、白湯、マヌカハニー。軽い宿酔い→東京ハイボールズに不参加を表明→DU散歩原稿の再稿を最終チェックし提出→風呂→『最も危険な遊戯』(村川透。松田優作、石橋蓮司、榎木兵衛、入江正徳、草野大悟、内田朝雄、名和宏、田坂圭子、荒木一郎、市地洋子、見明凡太朗。1978、東映)。今となっては松田優作がかっこいいだけの映画と思えるが、今となってもかっこいいのはすごいことだ。終幕(OS劇場で岡本麗がストリッパーで出てくる場面)の音楽が何故か『人間の証明』だった→午睡→夜、クルマで三軒茶屋へ。お目当の郵便局の駐車場は19時過ぎにはがら空きだった。PFまでも歩いて5分かからない→本日はB電子のみ。それとギターのうまい先輩と、あとのほうで若者三人。ギターのうまい先輩は、うま過ぎてとめどなく弾くので、こちらも気持ちよく演奏できた。勉強になるなあ。『枯葉』『ウェイブ』『マーシー・マーシー・マーシー』『チキン』のほか、無理やりに『So What』なども。あと『黒いオルフェ』か。若者たちとも2コードのセッションで楽しい時間を過ごした。以前置き忘れたギターチューナーも拾えてよかった→駐車場は600円と聞いていたが清算してみると400円だった。あっそうか、6時間以内だから時間分(100円/時間)だけだったのか。帰りもこの時間だと10分くらい。冬のPFはクルマに頼りそうだ→風呂→TVドラマの録画見ながら、適当に作ったふろふき大根などで一杯→午前3時頃就寝。
11月15日(木) 朝8時起床、白湯、マヌカハニー→秋晴れ、洗濯→粥製作→『Fly Me To The Moon』と『Day Tripper』の特許用アレンジ検討。『Fly Me To The Moon』は既存の打ち込み音源を流用して割と進んだ。まあ、歌が入ることになればまた変えないとならないが→『脱走遊戯』(山下耕作。鰐淵晴子、垂水悟郎、ウィリー・ドーシー、郷えい治、根岸一正、小沢栄太郎、千葉真一、汐路章、北村英三、志賀勝、風間千代子、中川三穂子、花澤徳衛。1976、東映)。遊戯シリーズの一作のつもりで観始めたが違うことを思い出した。千葉真一がヘリコプターに吊るされながら着替えるというタイトルバックがまずすごい。映画的なというよりはアクションとしてのすごさだが、思い付く回路は複雑ではなかろうが、ああこれは面白そうだと観るものの目を釘付けにするのに充分なアイデアと演技だと思う。ベランダの乱闘もすごいな。しかし主人公の設定が説明されるのが始まって45分後、上映時間の半分を過ぎてからというのも変わっているのかな。その後急に退屈になる。そして鰐淵晴子は若い頃はきれいだがこの頃からずっと大根だったのかと驚いた。あとやよいのスカムなギターが可笑しい→夕方、ひさしぶりにカルパシへ。ポーク・チョイラ、タミル・チキン、マラバール・フィッシュ、アヴィヤル(ヨーグルトとマスタードを使った野菜煮込み。レンコン、ニンジンなど)、ダル・パラク(ケツルアズキとほうれん草を使った北インドの豆カリー)、マッルン(ココナッツと春菊のスリランカ式炒め物)、アチャール(カスリメティを効かせたキノコのオイル漬け)、ポディ(豆とゴマとナッツのインド式ふりかけ)、パスマティとジャポニカのMIXご飯を堪能(デザートは洋梨とアマレットのジェラート)。アルコールは銘柄忘れたがイギリスのエールを一杯とインド産赤ぶどう酒を一杯。先付のポーク・チョイラに心地よい噛み応えのなにかが入っていて、尋ねたらチウラ(ネパールの干し飯)との由。チウラを炒ったものを加えたそうだ。春菊のスリランカ式炒め物やカスリメティを効かせたきのこのアチャールとともに、真似してみたい(いい加減な真似くらいはできそうかなと思ったので)→帰宅後食休み→『笑点特大号』。木久扇司会の若手大喜利が妙に可笑しかった→ウィリー・ハイタワーのライブ中継録画をダビングして、ついでに再見しつつ一杯→午前3時就寝。
11月16日(金) 朝9時起床、白湯、マヌカハニー→朝食製作→『殺人遊戯』(村川透。松田優作、竹田かほり、中島ゆたか、今井健二、阿藤海、岡尚美、桑原大輔、佐藤蛾次郎、佐藤慶、草薙幸二郎。1978、東映)。今となってはもはや懐かしい築地の風景。私にとっては最も松田優作らしい魅力を感じさせる一本だが、私にとってはやはりそれ以上でもそれ以下でもないかな。でもビルの廊下でいくつもの部屋の中からの攻撃を躱していく銃撃戦の演出は見事。松田優作が勝負にかかる前に身体を鍛える場面があるのは前作と同じで、これはお約束か。あと前作では『人間の証明』の音楽が使われたが、本作でも「『野性の証明』を観に行かなくちゃ」という台詞があった。そして今回も渋谷のOS劇場がちょっとだけ登場→O形サイト更新(日記)→『Fly Me To The Moon』の特許向け編曲をラフに完了。といってもA木さんパートは大まかな指示だけで自分で組み立ててもらう方式→『大岡政談 将軍は夜踊る』(丸根賛太郎。岸井明、相馬千恵子、幽霊、森川信、花菱アチャコ、中村是好、笠置シズ子、渡辺篤、小杉義男、柳家金語楼、羅門光三郎、山口勇、横尾泥海男、見明凡太郎、千石規子。1950、東宝)。娘に一目惚れしたために弱くなってしまった横綱(岸井明)が新興宗教にすがるとその教祖が笠置シズ子で教団は裸を是とする踊る宗教…… という、なんだかよくわからない映画。相撲取りだから裸には慣れているが、心構えが違うと恥ずかし、というのがなんとも可笑しい。恐らくこの映画でしか聴けない笠置シズ子の歌(服部良一の作と思われる)が聴ける(さらに踊る笠置シズ子も観られる)のもうれしい。それにしても変な映画だが、様々な場面で表情だけで語る大岡越前(柳家金語楼)がとても可笑しい→午睡→『いそしぎ』(原題『The Sandpiper』、原作:マーティン・ランソホフ、監督:ヴィンセント・ミネリ。エリザベス・テイラー、モーガン・メイソン、トリン・サッチャー、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・エドワーズ、リチャード・バートン、エヴァ・マリー・セイント、ロバート・ウェバー、ダフ・ヘンダーソン。1965、米MGM)。最後まで観るとこの映画の優れた社会性や中年になってなお悩み失った人間性を取り戻していくという主題に感動するのだが(自由な精神と不自由な精神の対比にも)、観ている途中は聖職者の揺れ動く心やいそしぎがエリザベス・テイラーの頭に止まるのは髪の毛の中に米粒を隠しているからだとか、いい場面でかもめの群れがが波に揺られながらそれを見ているとか、エリザベス・テイラーの胸がロンパリなのがいいとか、いろいろ爆笑してしまった。だからというわけではないが、そういう重層的な見方ができる点で素晴しいとも思った→午前2時頃就寝。
11月17日(土) 朝7時起床、白湯、マヌカハニー→ふと和歌山の秋刀魚の丸干しを思い出し、Webで探して注文してみる。新宮の店は残念ながら品切れで、田辺の店に注文してみた→『Day Tripper』の方向性もアイデア出た。『ミッドナイト・ドリンカー』の感じを援用→『おぼろ駕籠』(原作:石本秀雄、監督:伊藤大輔。山本礼三郎、永田光男、菅井一郎、月形龍之介、阪東妻三郎、山田五十鈴、田中絹代、三井弘次、北見礼子、佐田啓二、伊志井寛、清水将夫、安部徹、大和久乃、折原哲子、清水将夫、京町みち代、加東大介、小堀誠。1951、松竹)。板妻に目が釘付け。カッコいいんだけどカッコいいんだか悪いんだかわからない芝居にしびれる。田中絹代が常に酔っ払っている役なのも可笑しい。特別な仕掛けや特筆すべき点が目立つ映画ではないと思うが、しみじみいいなあと思わせられる。終盤の田中絹代と山田五十鈴の一騎打ちなど夢のよう→『元禄水滸伝』(原作:郷田徳、監督:犬塚悳。春日野八千代、三津田健、東郷晴子、坂東好太郎、徳大寺伸、槙健一、浅茅しのぶ、野沢英一、鳩見千影、小堀明男、月形龍之介、田中敬介、杉村春子、宮本民平、小堀誠、高松錦之助、寿美花代、加賀邦男、香川良介、五十鈴さよ子。1952、東宝)。ずっと退屈してしまった。もう一度見ないとならないな→シャワー→午後4時前吉祥寺へ。最近歩いてなかったなと、東松原の駅まで歩く。45分ほど→吉祥寺に着いたらユザワヤにて額を壁にかけるフックを購入(ここでO形と落ち合う)→予定まで一時間あったので、ふと目に入ったWakie Wakieというハンバーガー屋で一杯。入ってみるとフンラフンの跡地で、店内のレイアウトは同じだった(と思う)。牛肉に豚の網脂をまぶしたというパティとたっぷりの野菜でなかなかのものだった。居心地もよかった→MANDA-LA2にてGiulietta Machine見物。クラリネットとサックスに小森恵子、歌に高遠綾子がゲスト。クラリネットやソプラノサックスがギターと程よい感じの混ざり具合で、いつもとは違った奥行きや広がりを感じた。高遠綾子の歌は、超高音の耳に刺さるような感じが減り、とても豊かな感じになっていた。興奮と共により一層の心地よさも感じさせられた。全体にリズムに身体を委ねているのが心地よい感じで、最近毎回思うが、もっと大きな会場で自由に身体を動かして聴きたいなと思った→軽くご挨拶しておいとま(高遠綾子のCDと、あと写真集も買ったが、美しいとは思うが彼女の容姿を見てファンになったものではないので、写真集は余計だったかな)。平和に電車で帰宅→夢亀ラーメンの誘惑に勝てず、子供ラーメンを一杯→満腹にて帰宅後即就寝。夜11時頃だったか。
11月18日(日) 朝9時起床、白湯、マヌカハニー。朝食は抜いた→晩のカレーの下拵え→昼はしらかめへ。年越し蕎麦の予約ができるかと思ったが、まだだった。一杯だけやって、かけそばに意外だが納得→ミラベル、かばたと買い物し、JUZUSUKEに寄ってみたが今日はやってなかった→ミラベルのケーキでおやつ→午睡→イタチョコ浄瑠璃、2011年の冬に下北沢で演った演目をやるかもしれないとのことで、PC内にデータが残ってないか探したが、通し稽古の音声しかなかった。映像は私が撮影・編集したので、探せばDVDがあるはず→カレーほか賄い製作→シャワー→晩のお共に『笑点』とウィリー・ハイタワーライブ編集版。後者は先日の生中継ライブ映像の合間にスティーブ・クロッパーのインタビュー映像が挿し挟まれるものだったが、しばしばライブの流れが途絶えるのは編集方針の大きなミスか。まあでもウィリー・ハイタワーを通じて初めてこの手の音楽に触れる人にとっては親切で入りやすい作り方かもしれない。いやどうだろうか→『Day Tripper』まとまらなかったが、とりあえず本日までの成果を送付→午前2時頃就寝。
11月19日(月) 朝9時起床、白湯、マヌカハニー→『Fly Me To The Moon』ギター練習。さすがにこれはほぼ覚えていた→『命との対決』(酒井辰雄。永田光男、水原真智子、安井昌二、藤田功、有沢正子、田村保、森美樹、富本民平。1960、松竹)。森美樹と安井昌二の更生した兄とぐれていく弟の感じがものすごく現実味がありまた説得力がある。水原真智子のビッチ眉毛がものすごく、なんて妖艶なんだとまずは思ったが、雪の中とつぜん現れる修道女の磋硪三智子には適わないな(とってつけたような役柄なのだが)。殺し屋が拳銃を向ける中突然始まる兄弟喧嘩には笑ったし、地味と言えば地味な映画だが、絵造りもさり気なく入念でカッコよく、いい作品と思う(離れて暮らす子供をちょっと出したあとに水原真智子が殺される場面になるなどの酷薄さも印象に残る)。当時現役の銀巴里の歌手の歌が聴けるのも貴重か→『丹下左膳余話 百萬両の壺』(原作:林不忘、監督:山中貞雄。阪東勝太郎、沢村国太郎、花井蘭子、高勢実乗、鳥羽陽之助、清川荘司、宗春太郎、深水藤子、喜代三、大河内傳次郎、山本礼三郎。1935、日活)。呑気でいい映画。呑気なのはいいが、金魚釣りに出掛けた柳生源三郎が、同行のちょび安が壺を持って歩いているのにそれに気付かないのは呑気過ぎて可笑しい→『丹下左膳』(原作:林不忘、監督:松田定次。薄田研二、左ト全、月形龍之介、東千代之介、沢村宗之助、大川橋蔵、多々良純、富田仲次郎、大友柳太朗、三島雅夫、団徳麿、大河内傳次郎、松島トモ子、長谷川裕見子、桜町弘子、山形勲、美空ひばり、高松錦之助、堀好太郎、喜多川千鶴、上代悠司。1958、東映)。東映スコープ公開一周年記念映画。こっちはこっちで豪快で爽やかで何度観ても心地よい。三島雅夫による柳生対馬守の小物っぷりも可笑しい→午睡→風呂→適当にTV番組(懐かしの歌謡曲みたいなの)見て飲酒して就寝。夜11時頃。
11月20日(火) 朝8時半起床、白湯、マヌカハニー→TVの二時間ドラマ(火サス)の『冷たいのがお好き』。樹木希林、松金よね子にちあきなおみが主演ということで見てみたが、中条きよしのプレイボーイっぷりもよく、軽く楽しめるミステリーでありつつ、ちあきなおみの歌も堪能できる佳作であった。録っておいてよかった→『東京ふんどし芸者』(野田幸男。堀めぐみ、三原葉子、関山耕司、天津敏、南利明、由利徹、三井マリア、内藤杏子、叶優子、渡引玲子、北村英三、茜ゆう子、南条竜也、小松方正、大泉滉、土山登士幸、山城新伍。1975、東映)。堀めぐみがものすごくいいなあ(二年で八本だけ、この手の映画とやくざ映画のみ出ていたようだ)。楽しくじっくりセックスを楽しんであとくされなさそうなところがよい。全体に勢いだけで作ったような杜撰さがいい塩梅で、観ていてたいへん心地よい。セックスの床を真横から撮るときに隠し所を青いガラス製の噴水で隠すとか、屏風に描かれた美人がの頬がその最中に赤くなるとか、芸者がとつぜん全員ふんどし姿になって総踊りしたりとか騎馬戦したりとか、花電車九番勝負とか、その場で思い付いたような演出も楽しい→『エノケンの誉れの土俵入り』(原作:波島貞/八住利雄、監督:中川信夫。榎本健一、柳谷寛、御舟京子、音羽久米子、柳田貞一、中村是好、横尾泥海男、宏川光子、如月寛多、南光一、進藤英太郎。1949、東宝)。制作主任に市川崑の名が。何の説明もなく徒競走から始まるのが可笑しい。若い頃の加藤春子(御舟京子)が可愛いのに驚く(面影はもちろんあるが)。宿屋の呼び込みを歌でやるエノケンのやる気のなさが可笑しいし、大飯を喰らっては追い出されて身投げするという繰り返しも可笑しい。あとちょうど中盤でそれまでのいきさつをダイジェスト映像で振り返るのも可笑しい。修行中の際の投げられっぷりも鮮やかでよい。終盤の各取り組みの動きも見事で、エノケンだけでなく体技をふんだんに使った喜劇はほんとうによいなあと思わせられる→夕方三軒茶屋へ。本日もクルマ→スタジオノアにて特許。青木編曲による『Fly Me To The Moon』を試してみるが、A木さん練習はあまりしてこなかった様子ではあるものの、回を追うごとにまとまってきて、最終的には新年会ならこれでいいんじゃないかくらいにはなった(東京ハイボールズの二、三ヶ月分が一時間で進んだ)。私はエレキギターアンプ通し指弾きというごく基本的な部分の修練が必要。それと『枯葉』はロックっぽくやったらなんだか楽しかった。『Black and Crazy Blues』は意外に一番まとまっている→前回も立ち寄った沖縄料理屋で一杯。私はクルマなので食事のみ→帰途もスムーズ→風呂→一杯やりながら『ズーンビ』(原題『ZOOMBIES』、監督:グレン・ミラー。キム・ニールセン、ジョー・コンティ、ジェニファー・タイタス、ノア・ファラオ、アンドリュー・アスパー、ブライアン・スロイヤー、ララ・ネスター、アイザック・アンダーソン、ブリアンナ・ジョイ・ショマー、アーロン・グローベン、タミー・クライン、セドリック・ジョナサン、マイケル・デルガド、アイヴァン・ジュロヴィック、カイウィ・ライマン、マーカス・アンダーソン、リューベン・ウイ、ウィリアム・マクマイケル、アイオン・バトラー。2016、米The Asylum)を途中まで。ZOOMBIESと銘打ちながら動物にちっともゾンビの要素がない点でダメなのだが、不思議と憎めないB級映画だった。妙にうまいところがあるのと、エレン/シーア親子やリジーなど登場人物がみんないい人でそれぞれ魅力的だからだろう(この手の映画のお約束で自分勝手な行動をして死んでしまう登場人物もいることはいるが、みんななんだかいい人に見える)。しかしそれにしてもCGはしょぼい→午前3時頃就寝。

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