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11月まとめ(21〜30日)

11月21日(水) 朝9時起床、白湯、マヌカハニー。珍しく便秘気味→『ズーンビ』見終える→老父と昼食および買い物付き添い。深水庵とサミット。ホームではお亡くなりになった方がおられて、事故か自死か、事件性ありということで警察まで来ていたとの由→帰途パワーラークスに寄って鯵の寿司と赤星大瓶二本購入→『ジーンズ・ブルース 明日なき無頼派』(中島貞夫。梶芽衣子、菅貫太郎、内田良平、室田日出男、川谷拓三、渡瀬恒彦、橘麻紀、福本清三、山本麟一、曽根晴美、奈辺悟、堀越陽子、大木晤郎。1974、東映)。梶芽衣子は本作が一番可愛いのではなかろうか。主題歌から冒頭の音楽と映像への落差がよい。関係のないふたつの世界が交差していく様も、脳に刺激的と思った→調子に乗って飲み食いし過ぎ、午睡→夕方新宿に出て、北川まりも一人芝居『まりものま』見物。見ている最中は脚本と演出に物足りなさを感じたが、それはこちらが着いて行けてなかったからか。見終えてからいろいろ考えたりO形と話していたら、いろいろ腑に落ちることあり。とはいえ、2「記者会見」や4「お父さんの気持ち」は全体の中ではもっと爆笑を取るように仕上げたほうが活きてきたと思うな。あと6「明日のヒロイン」でいったん各話との連続性が遮断されるのも、見ているときは「ここはつならがらないのか?」と思ったが、あとから考えると受け手をはっとさせ心地よい連続の中からどこか別の場所へ無理やり連れ去るような効果があるのかな、とも思った。北川まりもの芝居や歌については、本作をよく表現し切っていたと思う。よりいろいろ練ったり削ぎ落としたりした再演があれば見たいし、また別の公演も見てみたい→歌舞伎町で本物のヤクザや夜の世界の人々を見物したのち、新宿三丁目のnokishitaで軽く晩(あさりと青じそのスパゲティ)→なんと真向かいがSecond Line。最初から行くつもりだったので入ってみると、弐番線の面々はじめ先日の深井ソニックの方々いらしてて、聞けばやはり『まりものま』帰りとのことで、感想や分析などを交換する。深井ソニック参加者のおひとりがお亡くなりになったとの話も聞く。楽しくもあり、いろいろ感慨深い夜になった。寄ってみてよかった→平和に電車で帰宅するも、駅に着いたら土砂降りに近く、タクシーで帰宅→Second Lineでちょいと飲みすぎて新宿駅で気持ちよく戻したので、帰宅後小腹が空いてチキンラーメンを半分→夜2時頃就寝。
11月22日(木) 朝9時半起床、白湯、マヌカハニー。宿酔いはないがお腹は下っていた。本日は重湯で過ごすことにする→『ウィリーとフィル 危険な関係』(原題『WILLIE & PHIL』、監督:ポール・マザースキー。マイケル・オントキーン、レイ・シャーキー、ジェリー・ホール、アン・E・ウィル、ローレンス・フィッシュバーン、マーゴット・キダー、トム・ヌーナン、ジャン・マイナー、トム・ブレナン、キャスリーン・マグワイア、カーキ・ハンター、クリスティーヌ・デベル、ナタリー・ウッド、クリスティーヌ・ヴァーナイ、ジュリア・ボヴァッソ、トム・ブレナン、ジル・マザースキー、アリソン・カス・シャーピン。1980、米20th Century Fox)。主題と手法を『突然炎のごとく』に借りていて、男性ふたりの人のよさそうなところやヒロインの強さと奔放さも『突然炎のごとく』が下敷きになっている(それぞれの家族が濃厚に出てくるところや、男のひとりが農業を始めたりインドに行ったり我が道を行くために女を引き摺っていくようなところが、違うと言えば違うか)。それが面白いと言えば面白いし、それだけと言えばそれだけとも感じるのだが、主人公の三人、特にマーゴット・キダーがとても魅力的だし、ほぼ逆光のみを使った映像の映画的な美しさも充分湛えているので、引き込まれはした。主題歌がコール・ポーターの『What Is This Thing Called Love?』というのは、少し直接的過ぎるかな。『ロッキー・ホラー・ショウ』で終わるのは面白かった
→『男の出発』(原題『The Culpepper Cattle Co.』、監督:ディック・リチャーズ。ゲイリー・グライムス、レイモンド・ガス、ビリー・グリーン・ブッシュ、ジャン・バレル、マット・クラーク、ジョフリー・ルイス、ルーク・アスキュー、ボー・ホプキンス、ウエィン・サザーリン、ジョン・マクリアム、アンソニー・ジェームズ。1972、米20th Century Fox)。リアルな西部劇、と言われても私にはわかるわけもないが、一言も言葉を交わさずにあっという間に馬と拳銃を奪われる(というか手渡さざるを得ない状況になる)のや、新たな仲間がそれを躊躇なく銃をぶっ放して取り戻すところはとてもリアルなのではないかとは思った。終幕の、ゲイリー・グライムスがそこに居ながらひとつも銃を撃たない銃撃戦は、あっけなくもあり重くもあるが、ゲイリー・グライムスが神の僕に戦って死んだカウボーイたちの埋葬を命じて去っていくところには感動した→午前2時過ぎ就寝。
11月23日(金) 朝9時半起床、白湯、マヌカハニー。先週のカルパシ以降増加傾向にあった体重元に戻る→起き抜けに『Come Together』の編曲を思いついたので、夕方まで作業。イアン・デュリーのような、80年代のダサいディスコ・ファンクのような、変な感じ→シャワー→夕方、バスで下北沢に出て、サルサダンス教室。発表会が間近だということで、本番用の練習。私は当日はクラーベ係だが、本日とつぜん教わったマンボのステップを踏みながらのクラーベが、いきなりではなかなかうまくいかなかった。まあ練習すればなんとかなりはするだろう。コカコーラとエンチューフラは未だよく理解していないため、見よう見まねにしかならず→帰途もバス。六所神社で降りてひさしぶりにガーデン・オブ・ジョイ・キッチンを訪ね夕食。季節の品々(牡蠣のアヒージョ、カブと生ハムのサラダ、生しいたけのブルーチーズ焼き、牡蠣のペペロンチーノ)に満足。ジャークチキンもうまかったが、今日の選択の中には入れなくてもよかったか。あとから入ってきた我々より少し若いお客がいきなり『夜霧のハウスマヌカン』について話を始めたのが可笑しかった(店主には「青木さん(の世代)なら知ってるでしょう」と話を振られて、少し会話に加わった)→徒歩にて帰宅。食休みのつもりが寝入ってしまった→深夜起床し風呂→酎ハイ飲みながら『エミリー 悪夢のベビーシッター』(原題『EMELIE』、原案:マイケル・セリン/リチャード・レイモンド・ハリー・ハーベック、監督:マイケル・セリン。ランディ・ラングドン、共犯者、ダンテ・ホーグランド、ジョシュア・ラッシュ、スーザン・プルファー、クリス・ビーテム、サラ・ボルジャー、カーリー・アダムス、トーマス・ベア、アネット・クリスチャン、エリザベス・スティルウェル。2015、米Dark Sky Films)。冒頭の遠くから誘拐行為を撮る画面とか、夫婦の食事中の様子を外から眺める視線とか、ベビーシッターの狂った様子とか、怖いなと思うところはいくつかあったけれど、まあ並の出来かな。笑いどころもなく、最後もすっきりせず→朝8時半就寝
11月24日(土) 午後12時半起床→若干腹痛あり、句会には一時間ほど遅れて参加。提出したのは「掏摸の眼で眺めて愉し酉の市」「鍋つつき由来の知れぬ人と飲む」「夜鳴蕎麦も絶えて久しき平成の末」の三句。「掏摸」を特選に取っていただいたものの、全体には普段通りの評価の模様。なかなか手が上がらないな→終了後もしばらく御酒いただき、5時過ぎにおいとま→途中立川で駅そば手繰り中神へ。駅から徒歩でF式宅訪問。手前味噌をみんなで比べる品評会。同じ材料、同じ工程のはずなのに、色も細かさというか滑らかさも味も全然違っていて面白い。最後は全員の味噌を使った芋煮で〆て、さらに片山宏明追悼→平和に電車で帰宅(吉祥寺、下北沢経由)。あちこちで若いバンドマンが潰れていた→帰宅後即就寝。午前1時頃。
11月25日(日) 朝10時起床、白湯、マヌカハニー→朝粥製作→『Come Together』続き→『裏切りの荒野』(原題『L'Uomo, L'Orgoglio, La Vendetta』、監督:ルイジ・バッツォーニ。フランコ・ネロ、ティナ・オーモン、マルセラ・ヴァレリー、フランコ・レッセル、アルバート・デラクア、グイド・ロロブリジーダ、ホセ・マニュエル・マルタン、クラウス・キンスキー、ハンス・アルブレヒト。1967、伊Rank Film)。カルメン(ティナ・オーモン)の身勝手さとそれを上回る男を振り回す魅力がものすごい。魅力だけでなく男を振り回す間合いのようなものが生まれながらに備わっていると思わせられるところがすごいと思った。途中の男たちの闘いのところはちょいと退屈→風呂→『おじいちゃんはデブゴン』(原題『我的特工爺爺』、監督:サモ・ハン。サモ・ハン、フォン・ジャーイー、リー・チンチン、ジャクリーン・チェン、アンディ・ラウ、チャウ・ユーチェン、ジェームズ・リーガイ。2015、中香)。邦題は完全に失敗。まったくデブゴンシリーズの笑いの要素はない別の作品で、老人が衰えていきつつも愛する存在を守ろうとする、感動的な作品だった。サモ・ハン・キン・ポーの格闘シーンにも興奮した→『としごろ』(市村泰一。森昌子、山口百恵、東八郎、和田アキ子、秋谷陽子、堺正章、森次晃嗣、富山真沙子、谷村昌彦、夏夕介、村野武範、西城秀樹、石川さゆり、藤村有弘、山口亮。1973、松竹)。これはひどい。ひど過ぎて爆苦笑。物語はまったく話になっていなくて、子供の頃の石川さゆりが見られるのと、和田アキ子の歌がうまかったことが確認できるくらいしか価値がなかった→『愛情の設計』(原作:里中満智子、監督:山根成之。佐藤佑介、桜田淳子、里中満智子、村野武範、渡辺文雄、夏純子、折原真紀、瞳麗子、人見ゆかり。1977、松竹)。村野武範と渡辺文雄との桜田淳子の病状を巡る会話の際にまったく同じカメラワークと音楽が四回繰り返されるのが可笑しい(監督は照明やカメラワークや編集の小技が好きなようだ)。『としごろ』と比べたら(比べる意味はないかもしれないが)普通に出来がよくて工夫もあり(活きているかどうかは不明)、心に残る映画だった→午前1時頃就寝。
11月26日(月) 朝8時半起床、白湯、マヌカハニー→『やさぐれ姐御伝 総括リンチ』(原作:凡天太郎、石井輝男。池玲子、春日朱実、車屋、名和宏、内田良平、愛川まこと、根岸明美、遠藤辰雄、凡天太郎、嵐寛寿郎、一の瀬レナ、大泉滉、星野みどり。1973、東映)。鏑木創の音楽がカッコいい。雨森義允の美術も。B級の範疇に捉えられもしようが、意外にいろいろバランスよく映画の面白さを組み上げた作品と思う(原作者の凡天太郎が意外な活躍を見せる)。不良姐御伝シリーズに連なるのだろうが(本作はシリーズ第二作)、このシリーズはちゃんと精査してみたいものだ→『めぐり逢い』(原題『An Affair to Remember』、原作:レオ・マッケリー、監督;レオ・マッケリー。ケーリー・グラント、デボラ・カー、キャスリーン・ネスビット、リチャード・デニング、ネヴァ・パターソン。1957、米20th Century Fox)。なんだか話の運び方がうまくないように思えて、今ひとつ入り込めなかった。素敵な場面はたくさんあるのだが→『瞳の中の訪問者』(原作:手塚治虫、監督:大林宣彦。片平なぎさ、山本伸吾、志穂美悦子、月丘夢路、石上三登志、大林千茱萸、木村桂子(ピノコの声)、宍戸錠、長門裕之、峰岸徹、藤田敏八、大林宣彦、安西拓人、三東ルシア、玉川伊佐男、山本麟一、ゴダイゴ、和田浩治、檀ふみ、ハニー・レーヌ、千葉真一。1977、東宝)。脚本にジェームス三木。山本伸吾の芝居がのっけから下手過ぎて笑う。そこも含めて冒頭からいかにも大林宣彦っぽく、それで『ブラックジャック』というのはある意味珍品だろう。しかし宍戸錠のブラックジャックは似合わないなあとは思うが、見ているとそう見えてくるから不思議だ→午前1時半就寝。
11月27日(火) 朝6時起床、金宮お湯割→『やわらかい生活』(原作:絲山秋子、監督:廣木隆一。寺島しのぶ、田口トモロヲ、松岡俊介、伊藤ヨタロウ、柄本明、豊川悦司、妻夫木聡、大森南朋。2005、松竹)。すべてを失って無気力に生きている主人公の寺島しのぶの芝居、特に歩き方がや所作がすごい。こんな女がいたらいいなあと思うのと、こんな女にからみつかれたらやばいぞという両方を強く深く感じさせられるのに、なんだかぞくぞくした。なにかが抜けてしまった人間を残酷にしかし優しく演じていると思ったが、しかし同じような境遇や病状で苦しんでいる人がどう思うだろうという問題は、私にはわからない。みんなやさしい(力は足りなくても)のが映画として救いになっているが、現実はそうではないのだろうなあとも思う。あと細かいところでは、田舎のボンボン役の豊川悦司がダサいアメ車に乗ってて尾崎豊をかけるのところは可笑しい(のちに、単純に笑っていられる描写ではないことがわかるのだが)。ずっと主人公の部屋の家具が気になっていたら、終盤で「安い隙間家具」という台詞が出てきて驚いた。それと蒲田のタイヤ公園(西六郷公園)は、本作で初めて知った。本作の舞台が蒲田ってのは重要なのだろうが、どう重要なのかは一回観ただけではちゃんと理解できなかったかな。それから心平粥が出てきたが、すっかり忘れていた(『檀流クッキング』で確認しよう)→『ヴァイブレータ』(原作:赤坂真理、監督:廣木隆一。寺島しのぶ、牧瀬里穂、大森南朋、田口トモロヲ。2003、ステューディオ スリー=シネカノン)。寺島しのぶが、一応アルコール依存症などを抱えているという設定なのだが、抱えているとされる問題の重さはそれほど感じなかった。むしろフリーのルポライターならそんなものだろうという程度と思ったが、寺島しのぶは普通の人がカメラに撮られるときの無意識のだらしなさを自然に表現し続けるところがすごいなあと思う。ところでこの監督はタイヤが好きなのだろうか→お腹空いたまま午後2時過ぎ午睡→夜7時半起床→風呂→『ピッチ・パーフェクト』(原題『Pitch Perfect』、原作:ミッキー・ラプキン、監督:ジェイソン・ムーア。アダム・ディバイン、ジョン・ミッシェル・ヒギンズ、エリザベス・バンクス、ブリタニー・スノウ、アナ・キャンプ、アナ・ケンドリック、スカイラー・アスティン、ジンヘー・ジョウン、ジョン・ベンジャミン・ヒッキー、ベン・プラット、レベル・ウィルソン、エスター・ディーン、ハナ・メイ・リー、アレクシス・ナップ、ケリー・ジャッキー、キャロライン・フォーミー、ニコラ・ロヴィンス、ワネター・ウォルミズリー、シェリー・レグナー。2012、米Universal Pictures)。音楽を作ることと世代交代についての美しい物語と思った。話の運びが割と地味に感じられたし、爆発的な笑いもなかったと思うが、静かに可笑しくそれが可愛らしい。主役のアナ・ケンドリックはじめみな魅力的だが、リリー役のハナ・メイ・リーが絶妙なスパイスとして効いていた(不思議についついて目が向いてしまう)。それと狂言廻し的に出てくるアカペラ協議会のふたりの実況ナレーションが皮肉ばかりでなく明確な差別発言も含んだ毒舌だが、それが藝になっていて面白い→『ピッチ・パーフェクト2』(原題『Pitch Perfect 2』、監督:エリザベス・バンクス。ジョン・ミッシェル・ヒギンズ、エリザベス・バンクス、アナ・ケンドリック、ブリタニー・スノウ、エスター・ディーン、ハナ・メイ・リー、アレクシス・ナップ、ケリー・ジャッキー、レベル・ウィルソン、シェリー・レグナー、クリッシー・フィット、ハイリー・ステインフィールド、ケイティ・セイガル、スカイラー・アスティン、ベン・プラット、キーガン・マイケル・キー、アダム・ディバイン、ブリジット・Hjort・ソレンセン、フルラ・ボルク、スヌープ・ドッグ、デイヴィッド・クロス、アナ・キャンプ。2015、米Universal Pictures)。音楽にマーク・マザースボー。総体的には前作と同じ感触だが、話はこちらのほうが練れていたような気がした。最終作も楽しみ→朝方5時就寝。今日は、昼寝もしたが、丸一日飲んでたな。
11月28日(水) 朝10時起床、白湯、マヌカハニー→負け代スキャン→ギター練習→『現代任侠史』(石井輝男。高倉健、安藤昇、川谷拓三、郷えい治、夏八木勲、成田三樹夫、小池朝雄、林彰太郎、今井健二、梶芽衣子、笑福亭仁鶴、田中邦衛、北村英三、南利明、三益愛子、中村英子、辰巳柳太郎、内田朝雄。1973、東映)。冒頭、飛行機を降りた高倉健がスチュワーデスからいきなり日本刀を受け取るのでいくらなんでも、と思ったが、それはちゃんと理由があった。(当時の)現代のお嬢さんを演じる梶芽衣子がものすごく可愛らしくて魅力的。『女囚さそり』シリーズと並行した仕事と思うと驚く。政界の黒幕という設定の辰巳柳太郎の背景に厚みや奥行きが感じられず、小池朝雄と内田朝雄の“悪”側の恐ろしさが足りないような気もするが、高倉健に梶芽衣子を合わせて悲恋要素を入れたという点で成功したと思う→風呂→ポランスキーの『反発』見ながら晩をいただいていたら、途中からなにやらうすら怖くなってきて食欲減退。半分ほどで挫折してしばし休憩→食事終わって食休みしたので『反発』(原題『Repulsion』、監督:ロマン・ポランスキー。カトリーヌ・ドヌーヴ、モニカ・メルリン、ヘレン・ブレイザー、ヴァレリー・テイラー、マイク・プラット、ジョン・フレイザー、イヴォンヌ・フルノー、イアン・ヘンドリー、レネー・ヒューストン、パトリック・ワイマーク。1965、英Compton Films)再開。ものすごい不安感を煽る映画。食事しながら見てたら途中で食欲をなくすくらい(映画を中断して食事を終え、しばらく横になった)。男性に対する嫌悪感を持つ若い女性が狂っていく課程を執拗な視線で撮ったといえばその通りだが、画面はからっとした色調の白黒なのになにかじめじめして思い緊張が継続するところは、ポランスキーならではなのだろう。ドヌーブしまいが暮らす部屋の洗面所や風呂場が汚いのとか、姉が引っ張り込む男の下着のにおいに嘔吐するドヌーブ、冷蔵庫から出されたまま腐って蠅がわくウサギ肉(そういえば蒸し暑い季節という設定だった)、芽をふき根を伸ばすジャガイモ、妄想なのか現実なのかわからないがひび割れたり液状化?したりする壁、深夜に忍び込んでくる(と妄想される)男、瞳孔の開いたドヌーブ、殴られた男の頭からとろりと流れる血、本を開いて血のりを拭うドヌーブ、どんどん歪んで広くなっていく部屋、壁から伸びる無数の手、その他その他、ああ怖い。名作と言っていいかわからないが、観る者の精神に与える影響がものすごく大きいのは確か。チコ・ハミルトンの、狂った呼び出しベルみたいな音をジャズ・コンボで奏でる音楽も印象的→『バッド・バディ!私とカレの暗殺デート』(原題『MR.RIGHT』、監督:パコ・カベサス。ジジ・ジョンソン、アナ・ケンドリック、ロッソ・ガロ、サム・ロックウェル、スー・ロック、ケイティ・ネーラ、ウェンディ・マッコルム、ティム・ロス、ダグラス・M・グリフィン、マイケル・エクルンド、ジェイムズ・ランソン、RZA、アンソン・モウント、ジェイデン・カイン。2015、米Focus World)。『ピッチ・パーフェクト2』と同じ年の作品だが、アナ・ケンドリックの印象はだいぶ違い、可笑しさのある可愛さ。人はたくさん死ぬし主人公のふたりが殺すのだが、からっとしているのがよい→『獣になれない私たち』見て就寝。午前4時頃。
11月29日(木) 朝10時起床、白湯、マヌカハニー→心平粥作ってみる(『壇流クッキング』は見当たらなかったので、Web上の情報を参照)。基本は米とごま油一対一だが、胡麻油はもう少し少なくてもよいかな→小山さんがPFへの出入りを再開したと連絡あり。明日早速行ってみることにする→昼過ぎ新宿へ→歌舞伎町近くのホテル街の真ん中にあるコフレリオ新宿シアターにて、劇団偉人舞台第29回公演『ドラクラ』を見物。吸血鬼ドラキュラ(ドラクラ)伝説と天津神・国津神の対立を混ぜ合わせた意外な大作であったのに驚く。二日目ということで、役者各々にまだ練れてない部分がいくつか見られたけれど、踊りや剣戟などのアクションも含めて感心した。舞台が少し狭すぎたという印象はあり。内容や出来栄え(これは実際に見てみないとわからないが)は小劇場にはもったいないと思った→終演後瀧下涼と山本真里(今回は脚本にも関わったそうだ)にご挨拶しておいとま。ふたりとは12/12のイタチョコ浄瑠璃でご一緒する予定→ヤマモトコーヒー店でメリタの珈琲サーバー買い、ついでにいろいろ教えてもらう→中村屋でコールマンカリー。たまにはいいな→平和に電車で帰宅。千歳船橋下車にして秀、オオゼキ、おさしみ本舗で買い物→風呂掃除→風呂→O形に『反撥』見せつつ一杯→午前1時頃就寝。
11月30日(金) 朝10時起床、白湯、栗の蜂蜜→散歩原稿仕事に誤りの指摘。確認したところ「平成11年」を「2011年」に取り違え「7年前」と記していたことが判明。さっそく謝罪と訂正のメール。印刷前だったようでよかった→7年前のイタチョコ浄瑠璃の台本を稽古音源から書き取り。全体の1/3ほど→『横浜暗黒街 マシンガンの竜』(岡本明久。三益愛子、菅原文太、日尾孝司、山本麟一、今井健二、中野英治、岩城滉一、千葉治郎、中島ゆたか、石橋蓮司、小池朝雄、田中邦衛、河合絃司、室田日出男、千葉真一、江波杏子。1976、東映)。岡本明久のデビュー作。冒頭いきなりダサい(紙に印刷したような白黒写真を背景に赤字をあしらったタイトルバックはまあ普通か)。ギャング母子って設定は面白い(文太が極度のマザーコンプレックスというか、ちょっと異常な共依存関係のようにも思えるが)。でも途中で母親(三益愛子)が死んだらかなり苦しむ場面はあったものの、あっさり脱獄(これは警察側の策略だが)して愛人(中島ゆたか)と逃避行と洒落込む。刑事役の小池朝雄が意外な、というかいつも通りだが刑事役だからこそ意外な怖さ。あと偽造パスポートを作って渡しに来た千葉真一が、ちょい役なのにあっという間にすべてをさらっていく。ちょい役と言えば江波杏子もちょい役だが、監督デビュー作ということでご祝儀出演だろうか。母子関係も含めて、全体を考えるとバランス悪いなという印象。そして横浜はほとんど関係なかった→シャワー→二週間ぶりにカルパシ(これくらいの間隔で訪ねたいと思う)。今回は中華がテーマということで、タマリンドとガラムマサラを使った回鍋肉に始まり、五香粉を使ったカレー、烏龍茶で鶏肉を煮込んだカレー、クコの実と陳皮を使ったカレー、冷やし中華風サラダ、木耳のアチャールと、中国とインドの程よくそして驚きもある融合を楽しんだ(ご飯がジャスミンライスなのも気が利いている)。前回訪ねたときの春菊のスリランカ式炒め物やカスリメティを効かせたきのこのアチャールと同様、烏龍茶で鶏肉を煮込んだカレーや木耳のアチャールは真似してみたいなと思った(前回はそう思ってそのまま忘れていたが)→店の前でO形と別れ、バスで三軒茶屋へ。K山さんがひさびさに来だしたというので会いに行く。UりゃさんとB電子もいらして、なんだか穏やかな時間を過ごした。K山さんは少し大変だったそうだが、落ち着いてきたとの由→最後はI崎さんUりゃさんと午前1時までおしゃべりし、タクシーで帰宅。帰宅後即就寝。午前2時頃か。

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