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1月まとめ(11〜20日)

1月11日(金) 朝10時起床、白湯、ゆず蜂蜜→午後早めに目黒へ。雅叙園にて某喜劇人に子育て、孫育てに関する取材。最初聞き手の出方を先方が待っている間はそこはかとない緊張感が漂っていたが、話が始まったあとはものすごいうねりと共に進み、しかし淀みなく聞きたいことをどんどん喋ってくださる(ラジオでも鍛えられた方だけあって、録音もとても聞きやすかった)。こちらはあまり口を挟まなくても、その話をもっと聞きたいのかどうか察して話してくださるので、副聞き手の私はほとんどなにもすることがなかった。もちろんもっと突っ込む余地はあったが、紙幅を考えるとこれ以上聞き出しても書き切れないだろうし、結果的に楽と言えば楽な取材だった→権之助坂にニューあかりという定食屋があって目が合ったのでそこで一杯。文句はないが、まあ一回でいいかな→平和に電車で帰宅→風呂→→深夜0時過ぎ就寝。
1月12日(土) 昼過ぎ起床、白湯、ゆず蜂蜜→午後富士自動車を訪ねクルマの12ヶ月点検依頼。ついでに保険とドライブレコーダーについても相談→砧公園経由でハンバーガーのアナログまで歩き遅い昼→さらに千歳船橋まで歩いて秀とオオゼキで買い物し帰宅。1時間半くらいの散歩か。O形もひさびさに身体を動かしたようでなにより→フルアコ弦交換。ダダリオのXL ECG23(10、14、20W、28、38、48)にしてみた。フルアコの弦交換は初めてなので、少し戸惑う→小一時間ほどギター練習。弦が馴染んでくると、ちょっと驚くくらい弾きやすくなった。ついでに主に2〜4弦だけを親指で撫でるように弾く4ビートのコードストロークを思いついてやってみたらいい感じだった。これも半分くらいは弦交換(弦の選択)のお陰のような気がする→晩の支度を適当にしてから風呂→『男はつらいよ 寅次郎の休日』(原作・監督:山田洋次。渥美清、佐藤蛾次郎、倍賞千恵子、人見明、小島三児、田中世津子、前田吟、吉岡秀隆、三崎千恵子、後藤久美子、下絛正巳、夏木マリ、笹野高史、マキノ佐代子、太宰久雄、宮崎美子、寺尾聰、笠智衆、関敬六。1990、松竹)。登場場面も登場時間も少ないが、宮崎美子がこの物語すべての中心であると思った。後藤久美子と夏木マリから物語全体に派生するうまくいかない渦が、ほんとにちょっとだけ出てくる宮崎美子の表情と佇まいを観るだけでああ仕方がないんだなあと思えてくる。その点と、渥美清がますます弱ってきているところが印象に残る作品だった→午前3時就寝。
1月13日(日) 昼過ぎ起床、白湯、ゆず蜂蜜→終日ギター練習と、夕方カレー製作。牡蠣と春菊という取り合わせは以前から思いついていたが、ようやく実現できた→『女の賭場』(原案:青山光二、監督:田中重雄。水原浩一、川津祐介、津田駿、見明凡太朗、高村栄一、渡辺文雄、江波杏子、酒井修、南廣、桜京美、三夏伸。1966、大映)。まずなによりも音楽が素晴しかった。池野成という人。勉強しなければ。やくざ映画だが刃傷沙汰よりも博徒が博奕ではめられた怨みを晴らすのが主な筋なので、静かだが深い印象を得た。江波杏子の存在もあろう(予定されていた藤純子だとこうはならなかったと思う)。渡辺文雄の役作りが、最初はいい狂気を湛えていたような気がしたが、最終的にはいささか物足りなかったかな→『女賭博師』(原作:松浦健郎、監督:弓削太郎。江波杏子、山田吾一、川口小枝、内田良平、本郷功次郎、加藤嘉、早川雄三、仲村隆、内田朝雄。1967、大映)。本作も音楽は池野成(伊福部昭の弟子との由。というか、座頭市シリーズの音楽を担当していたのではないか)。江波杏子が自分の経営するピアノバーで弾く曲なども素晴しい。しかし前作同様、全体のバランスの中で音楽が立派過ぎると思った。そして前作とは打って変わって冒頭からお色気ムード。湯上がりにくるくるとさらしを巻かれる江波杏子が可笑しいし、若くて太った市原悦子っぽい女子大生(川口小枝)もなんだかぐいぐい迫ってくる。しかしこの女子大生は、ほかに役者がいなかったのかな(という辺りを織り込んだ展開ではあったが)→就寝時間失念。
1月14日(月) 昼過ぎ起床→終日ギター練習→『岸和田少年愚連隊』(原作:中場利一、監督:井筒和幸。矢部浩之、大河内奈々子、岡村隆史、宮川大輔、辰巳裕二、辰巳浩三、志賀勝、小林稔侍、木下ほうか、正司花江、秋野暢子、高橋美香、三浦尚子、塩見三省、石倉三郎、笑福亭松之助、笹野高史、宮迫博之、八木小織、原西孝幸、藤本敏史、白竜、徳井優、大杉漣、山城新伍、山田スミ子、中田ボタン、山本太郎。1996、松竹富士)。とても面白いが、主人公の役者たちが中学生というのは無理があるなあ。あと話がとっ散らかっている印象があるが、主人公二人の物語ってことでいいのか→『米』(原作:八木保太郎、監督:今井正。岡田敏子、芥川笑子、若木悦子、稲植徳子、江原真二郎、木村功、南原伸二、中原ひとみ、藤里まゆみ、原泉、森下義秀、島森マヤ、松島早苗、高橋京子、三好久代、加藤嘉、望月優子、山形勲、中村雅子、寺田誠、木村功の相手、花沢徳衛、杉狂児。1957、東映)。村祭りのときに岡田敏子が思いっきりお洒落をして登場するときの可愛らしさ、眩しさと、その直後の転落的な展開の残酷さが印象的(終盤に警察に出頭した望月優子が人にぶつかられて手みやげの生きた鰻を落としてしまうところなども残酷な描き方だった)。青春群像として観ることもできるし、貧困を押し付けられた農村の物語として観ることもできるし、どちらに重点を置いて観るかで見方が変わってくると思うが、観る側がその辺を試される映画だなと思った。登場人物の方言から北関東かなと思っていたが、終盤に土浦警察が出てきたから茨城県の話なのだろう→『岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇』(原作:中場利一、監督:三池崇史。千原靖史、やべきょうすけ、千原浩史、鈴木沙理奈、飯島大介、薬師寺保栄、北村康、中場利一、菊池万理江、中島ひろ子。1997、シネマ・ドゥ・シネマ) つまらなくはないが、特別な感じもしなかった。一作めは少し特別な感じはあったのだが。やべきょうすけの「用事済んだんかい」の場面と、あと中島ひろ子はなかなかよかったな→就寝時間失念。
1月15日(火) 朝10時起床、白湯、ゆず蜂蜜→『愛人関係』(原題『Les Seins De Glace』、監督:ジョルジュ・ロートネル。クロード・ブラッスール、ミレーユ・ダルク、ミッシェル・ペレオン、アラン・ドロン、エミーロ・メッシーナ、フィオーレ・アルトビティ、ニコレッタ・マキャヴェッリ、アンドレ・ファルコン。1974、仏20th Century Fox)。話がそれほど緊迫していないときから主に唐突な音楽と急速ズームなどのカメラワークで不安を煽る演出が面白い。主人公が女を待っていて「来た!」ばかりにレコードをかけると、来たのは使いの者で、すかさずファンキーな音楽の再生が開始される、というずれの可笑しさを盛り込んだりもする。異様に天井の低い寝室も、意味はわからないが不気味。サスペンス要素の色濃い作品だが、最後は愛というものに感動させられた(全体を通してのミレーユ・ダルクの微妙な表情の変化も影響していよう)。結構な名作と思った→『女賭場荒し』(弓削太郎。江波杏子、成田三樹夫、関幸四郎、加藤嘉、敵の親分、桂米丸、都家かつ江、橋本力、青山良彦、小池朝雄、甲千鶴、千波丈太郎、高千穂ひづる、水原浩一、待田京介。1967、大映)。江波杏子が父親(加藤嘉)に言う「あたし壷振りになろうかな」という台詞が可笑しい。「出た」「あんたさっきから出た出たって言ってるけど何が出たのよ」という隣のおばさん(都家かつ江)との会話も可笑しい。そして本作でも江波杏子のさらしくるくるがあるのが嬉しい(今後の作品でも恒例になるのだろうか)。私にとっては笑いどころの多い良作であった→『太陽がいっぱい』(原題『Plein Soleil』、原作:パトリシア・ハイスミス『The Talented Mr. Ripley』、監督:ルネ・クレマン。アラン・ドロン、モーリス・ロネ、ビル・カーンズ、マリー・ラフォレ、エレノ・クリザ。1960、米Times Film Corporation)。名画とは今でも思うが、何度も観ていると落語の世界の若旦那と幇間に置き換えて観たりとか、まあそんな観方しかできなくなってくる。あと吉行淳之介と淀川長治の恐怖対談を読み返したくもなってくるな→続けて『危険がいっぱい』観ている最中にうとうと寝てしまい、寝直し。朝方5時頃。
1月16日(水) 昼前起床、白湯、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→『危険がいっぱい』観終える。(原題『Les félins』、原作:デイ・キーン『Joy House(喜びの家)』、監督:ルネ・クレマン。アラン・ドロン、ローラ・アルブライト、ジェーン・フォンダ、オリヴィエ・デスパ。1964、仏MGM)。ラロ・シフリンによるテーマ曲がよい(ジミー・スミス『The Cat』にも別アレンジで収録されているし、あとで『The Cat』も流れるが、ジミー・スミス版とは異なるアレンジがまたカッコいい)。それと冒頭からのアラン・ドロンのアクションも素晴しい。前半に出てくる「飼いウサギは殺しにくい」という台詞が観る側にちょとした勘違いをもたらすのも面白い。話の構造は単純ながら、音楽も含めた演出がとてもよく、洒脱で絶妙な軽さもあって、これまた私にとっては意外な名作だった。ジェーン・フォンダのこの頃にしかあり得ない美しさもこの作品の価値のひとつと思う→先日の取材仕事の音声起こしに着手→途中でギター弾いたり、あまり進まないまま晩→『チェイサー』(原題『Mort d'un Pourri』、原作:ラフ・ヴァレ、監督:ジョルジュ・ロートネル。アラン・ドロン、ミレーユ・ダルク、モーリス・ロネ、シャルル・ムーリン、ステファーヌ・オードラン、ダニエル・セカルディ、ミシェル・オーモン、ジャン・ブイーズ、コレット・デュヴァル、ジュリアン・ギオマール、クラウス・キンスキー、エル・ケビル、オルネラ・ムーティ、ダニエル・セカルディ。1978、仏)。同監督の『愛人関係』に比べると印象的な要素に欠けるような気もしたが、そんな起伏のない流れの中でとつぜん瞬発的かつ鮮やかなショットが差し挟まれる。序盤で予想できたかもしれないが、中盤以降のフランス社会のある部分に踏み込んだ内容は、私の想像を超えていた。オルネラ・ムーティという女優は初めて観ると思うしほかは何に出ているのかまったく知らないが、やけにきれいで魅力的だったな→午前0時頃いったん就寝。
1月17日(木) 午前2時半起床、白湯→朝まで取材音声起こし→『エノケンの金太売出す』(原作:和田五雄、演出:青柳信雄。榎本健一、光明子、小笠原章二郎、如月寛多、生方賢一郎、おふさ、山根寿子、武智豊子、松ノボル、山形凡平、中村是好、南光一、柳田貞一、梅園かほる、笹川浩秀。1941、東宝)。失われた巻もあるようで、話が切れ切れになっているところもあるが。終盤の長屋のみんなが総出で工夫する仇討ちの場面は面白い。ここが観られるだけでも僥倖といえるだろう。そして終幕に柳田貞一を中心に『結婚行進曲』の節で『高砂や』が歌われるのは最高である→朝8時半就寝→昼過ぎ起床→午後3時過ぎ、取材原稿了。まだ少しラフで文字数も超過しているが、申し送り事項つきで締め切りに五日早く提出→風呂→新宿経由総武線で浅草橋。以前Sげちゃんに教えてもらった佃煮の小松屋が柳橋のたもとにあると思い出し訪問。老舗なのでちょっと緊張して訪れたが、川沿いに佇むいにしえの売店みたいな感じで、店のおばちゃんも親切でよかった。名物の牡蠣の佃煮など、ホームページで見たら高価なものだったが、店頭には少し分量の少ない簡易容器の商品が並んでいて少し安く買えたのも嬉しい→柳橋を渡ってしばらく行くと、両国橋のたもとに蕎麦屋があったので入ってみる。メニューに「洋食メニュー」があり、下手な洋食屋に勝る品数がありびっくりしたが、ささっと調べたら蕎麦屋と洋食屋が合体した店だった。老舗らしいが、珍しいと思う。名物と謳っていたたぬき豆腐で一杯、あとは上もり。これが『時そば』に出てくるような?腰が強くてポキポキした蕎麦だった。これも今時珍しい気がする→森下までぶらぶら歩いて、森下・開座『静かな家』舞踏公演(黒田百合、岡庭秀之、コントラバス伊藤啓太)を見物。これが、まだうまく言えないけれど、素晴らしかった。あと明日明後日と公演があるが、予定がなければもう一度観たいと思った。アングラのというか暗黒のというか、そういうにおいのする舞踏世界の中にすっと立つ美しい黒田百合の姿というのは、なかなか得難い世界ではないかと思う→森下から都営線で曙橋まで一本。四谷三丁目まで歩いて、新年初ドレス。マルティニーク島のLa Favorite Cœur de Rhumとラバ修道士という名(Père Labat)を二種類いただいたが、最後にもらったPère Labat 50と、森谷さんに勧めてもらった鶏のスープとの相性が抜群で驚いた。この組み合わせは、ちょっと小腹が空いたときにもいいな。覚えておこう→平和に電車で帰宅→急ぎ『イパネマ』の音源とコード譜作成(ベースの開始位置を変えたのと、ギターソロ等入れられるか相談のため)→ビール一本飲んでから就寝。午前5時頃。
1月18日(金) 朝10時起床、白湯、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→『イパネマ』、間奏を8小節に短縮。A木さんはギターではなくカホンで決定。ということで参考音源とコード譜直して送信→午睡→風呂→バスで三軒茶屋。久々のPF。新年会での演奏曲についてI崎さんと簡単に打ち合わせ。あとはステージでギター弾いてみたり。スタジオとはなかなか勝手が違うものだ→いつもより早めに出たものの、世田谷通りを歩いて帰ろうとしていたら名店まつもとの前を通りかかった時にちょうど大将が出てきて、ついひとり入れる? と聞いてしまい、するすると吸い込まれる。で、御酒一本で帰るつもりがカウンターで隣り合った先輩カップルと話がはずみ、結局三本→平和に歩いて帰宅。途中で世田谷マジックに化かされ、ちょっと迷ってしまった→湯漬け食べて就寝。午前2時頃。
1月19日(土) 朝10時起床、白湯、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→『イパネマの娘』の歌練習。まだまだ覚束ない→午後三軒茶屋へ。スタジオ・ノアにてO形交えた練習。本日は『マーシー・マーシー・マーシー』除く10曲をじっくりと。構成トラップのある曲も、最初に演奏する際は間違えたりもするが、二三回でだいたいすっと行くようになる。完璧というにはもっと練り込む必要はあるが、まあ新年会なのであと一回やれば大丈夫だろう。アルトサックスのM岡さんの急成長ぶりにも驚いた→てぃださんさんにて練習後打ち上げ。飲むというより食べたほうかな。帰り際にギターと三線/歌によるライブが始まったのだが、店員による演奏で、女の子の歌声がなんだかよかった。途中で失敬して申し訳なかったが、目があったらにっこり笑ってくれたので救われた気がした→バスがなかなか来ないので世田谷線で帰宅。途中でまことやに寄り牡蠣塩ラーメン→帰宅後即就寝。9時過ぎくらいか。
1月20日(日) 深夜2時起床→『Day Tripper』のキーがEフラットに落ち着いたので、音源とコード譜を直して送信→『大岡政談 人肌蝙蝠』(原作:陣出達朗、監督:野口博志。小田切みき、上田正世、名和宏、坂東好太郎、多々良純、明智十三郎、高友子、尾上菊太郎、雪岡純、安部徹、安井昌二、広岡三栄子、瀬川路三郎、弘松巖、玉村俊太郎、雨宮節子、金子信雄、芳川千鶴、長門裕之、芦川いづみ。1955、日活)。銀幕デビュー間もない芦川いづみはじめ、高友子、雨宮節子、広岡三栄子といった女優陣が、ただ顔の造作が美しいだけでなくよい味わいなのが印象的。それなのに大岡越前が描く高友子の似顔絵が似てないしきれいでもないのが可笑しい。時代劇や大岡政談というよりは、一編のミステリーとして面白かった→朝7時就寝→昼過ぎ起床、シャワー→西武新宿経由で花小金井と思ったら、人身事故で西武線が運行見合わせ。仕方がないのでJRに移動し中央線で武蔵小金井。駅前で買い物してタクシーでO形実家へ。お義父さんは飲んでないときはお元気そうで、よく喋るしよく笑う。しかし我々持参の刺身で焼酎お湯割りと御酒をちょっと飲んだらとたんに無口になり、すき焼きを召し上がる前に寝てしまった。まあ以前に比べると酒を過ごさずに眠くなるとすぐ寝てしまうので、多少は我々の訪問もよい刺激にはなるのかもしれない。すき焼きはお義母さんと囲んでしばし談笑→夜7時前においとま→武蔵小金井、吉祥寺、下北沢経由で平和に帰宅。経堂コルティに無印良品ができていたのでシーツの替えを買おうと思ったが、寝具のみ置いてないとの由。代わりに台拭きや靴下などを購入→朝方までいろいろ作業したがあまり進まず。ビール中瓶一本飲んでから粥の準備し朝5時頃就寝。

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