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7月まとめ(11〜20日)

7月11日(木) 朝7時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→ベニー・ウォレス『In Berlin』で仕事開始。『It Has Happened To Me』などリズムのアレンジが楽しい→途中で眠くなり、いったん休憩。二時間ほど寝る→ベニー・ウォレス『Someone to Watch over Me』(1989年)。映画音楽制作に没頭するためにいったんジャズ界から姿を消したあとの復帰作との由。一回聴いただけでは特徴をつかめなかった→スパイス婆ちゃんに裏を返しに。品書きに温泉卵が増えていたので乗せてもらったら、辛さがちょうどよい感じに。量は小盛りでよさそうだ→ラクーンで洗濯に出したスーツ受け取って帰宅(途中一力で油揚と豆腐購入)→引き続きベニー・ウォレス。お次はコールマン・ホーキンス作品集の『Disorder at the Border』(2004年。ドラムは『The Talk Of The Town』で耳を引かれたアルヴィン・クィーン)。ホーン(ts、tp、tb、as、bsの五管)が素晴らしい→ステッパー8分→シャワー→『しとやかな獣』(原作:新藤兼人、監督:川島雄三。伊藤雄之助、山岡久乃、高松英郎、小沢昭一、若尾文子、川畑愛光、浜田ゆう子、山茶花究、ミヤコ蝶々、船越英二。1962、大映)。川島雄三お得意の人の出入りの面白さを狭い団地の一室で表現してみた作品と思った。スクリューボールっぱさとずーんと重くなるところのメリハリの巧みさというか妙味にしびれた。一見地味な色合いの美術とセットも見事。若尾文子が一枚上手な描写、山岡久乃の上品さの可笑しさ、伊藤雄之助の台詞回しの淀みのなさも妙に可笑しい。能の知識があったら面白かろうと思ったのと、白い階段の謎が直感的に理解できたらもっと面白かったと思ったが、それは自分の勉強不足。それにしても妙な手触りの傑作だなあ→『笑点特大号』が二時間スペシャルだったが、結局全部観てのこしたのは江戸家まねき猫のみ。さらば青春の光のコントも面白かったが、これはまた別のネタを観られればいいなかと→夜10時頃就寝。
7月12日(金) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜、桃→『If I Ain't Got You』のドラムをコピーし譜面作成→シャワー→ぶらぶら歩いて三軒茶屋。途中長崎でモツ煮込み(小)と皿うどんとビール。もうこの量で食べ過ぎになってしまう。もう少し身体を動かすようにすればよいのだろうか→三軒茶屋に着きカルディでいつものチーズを購入(経堂では買えなくなったので)→ひさしぶりにStage PFにて、メンバー全員揃い。『If I Ain't Got You』はなんとかなりそうかな(ほぼ譜面通りに叩けた)。あとは『枯葉』『You'd Be So Nice To Come Home Too』『Come Together』『Mercy, Mercy, Mercy』『Chiken』『Fly Me To The Moon』『Black and Crazy Blues』って感じだったか→帰途も徒歩→シャワー浴びて一杯やって就寝。午前2時頃。
7月13日(土) 朝9時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜。昨日あんなに(都合二時間)歩いた割には体調には変化なし。通じも特によくないし、腹もあまり減らない。もっと身体を動かす必要があるということか→と言いつつ、昨日歩いた所為か疲れを感じて一日何もできず。ほぼ寝ていた→風呂→晩の支度→『今夜、ロマンス劇場で』(武内英樹。綾瀬はるか、竹中直人、池田鉄洋、酒井敏也、坂口健太郎、石橋杏奈、山下容莉枝、加藤剛、中尾明慶、北村一輝、西岡德馬、本田翼、柄本明。2018、ワーナー・ブラザース映画)。「今宵」でなくて「今夜」なのが、個人的な趣味としてまず残念。そして作りようによってはものすごく面白くなったと思われるのだが、脚本も演出も美術も絵造りも芝居もメイクも音楽も、“映画への尊敬と郷愁”みたいなモチーフも、すべて少しずつ残念だった。前半の綾瀬はるかの唐突で実も蓋もない暴力だけ面白かったな→『CUBE』(ヴィンチェンゾ・ナタリ。デイヴィッド・ヒューレット、モーリス・ディーン・ホワイト、ニコール・デボアー、ニッキー・ガーダグニー、ウェイン・ロブソン、アンドリュー・ミラー。1997、加Cineplex-Odeon Films)。初見時は専ら仕掛けの面白さに感心したが、ミニマルな世界観と最小限の登場人物で人間世界の縮図を表現しようとしているように思えるなど、再見して意外な深さを認識した。そういう理知的な面白さも感じさせながら、最終的にはどんな世界だったかや、最後に残った青年がほんとうに助かったのかどうかが曖昧なまま終わるという感じも好きだ→午前2時就寝。
7月14日(日) 昼間たっぷり眠ったのと、雨音、蚊の羽音などで眠れず、午前4時半いったん起床→朝6時頃就寝→朝11時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜、桃→図書館から借りている本の期間延長を申請。Webから簡単にできるのか。知らなかった。これで今日中に慌てて全部メモを取ったり、明日図書館にいったん返しに行って再貸出手続きをする(必要があると思っていた)をしなくて済んだ→散髪予約(次の金曜日)→ベニー・ウォレスと山下洋輔の共演盤『Brilliant Corners』。ベニー・ウォレスも山下洋輔も狂っていてよい。でも山下洋輔のピアノは、続けて何曲も聴くと不思議に退屈するな(というか心踊らなくなってくる)。なんでだろう? 他のメンバーは、ベースはジェイ・アンダーソン、ドラムはジェフ・ハーシュフィールド→DU関連資料読み→飲酒しながら『明治天皇と日露大戦争』(原作・監督:渡辺邦男。龍崎一郎、高松政雄、嵐寛寿郎、江川宇禮雄、阿部九洲男、広瀬恒美、原文雄、倉橋宏明、江見渉、サベル・ジャミール、岬洋二、丹波哲郎、宇津井健、岡竜弘、林寛、若山富三郎、高島忠夫、田崎潤、ジャック・アルテンバイ。1957、東宝)。明治天皇と日露戦争の当事者たちを眺める視点の立場がよくわからず、退屈してしまった。娯楽戦争映画としては優れた作品なのかもしれないが、戦争って無駄だし馬鹿だなあという感想しかない→午睡→晩の支度(おつけのみ)→『いだてん』観ながら飲酒→夜0時就寝。
7月15日(月) 朝6時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→風呂→ステッパー8分→朝食後眠気。昼まで熟睡→昼寝覚にヤフオク!の50%オフクーポンにつられ、高柳昌行『Eclipse』落札。しかし値引きの上限は千円だったので、騙された気分→『東京流れ者』(原作:川内康範、監督:渡哲也。郷えい治、江角英明、川地民夫、松原智恵子、日野道夫、浜川智子、北龍二、長弘、吉田毅、木浦佑三、伊豆見雄、二谷英明、玉川伊佐男。1968、日活)。ひさびさに堪能。改めて一種の歌謡映画として観ると、その一風変わった感じが面白いとも思った。あと美術・絵造りも絵の流れも変(変態)なのに、妙な青春映画っぽい爽やかさもある。作り手にそんなつもりはなかったのかもしれないが、唯一無二の奇跡的な作品だと思う→午睡→夕方O形と千歳船橋方面に出て、まず廃業した寿司清(森繁久弥の言葉を店頭に挙げていた店。一度訪れようと思っていたが、その機会がなかった)が中華日和に変わりつつあるのを確認。開いていたら代一元で早い晩と思ったが定休日。秀で野菜を買おうと思ったらこちらも休み。いろいろ予定が狂い、オオゼキで買い物後時間を持て余したのですでに開いているコルカタで晩にする。カルパシなどを知った今となっては感動するまでには至らないが、町にこういうところが一軒あるのはうれしい。ミックスベジタブルパコラは自作でも真似してみたい(コルカタが砧から船橋までの間に展開されているチェーン店であることは、帰宅して調べて知った)→春日屋で鶏胸肉買って帰宅→午睡→ベニー・ウォレス『The Free Will』(1980年)。トミー・フラナガン、エディ・ゴメス、ダニー・リッチモンド。今回まとめて買った中では最もベニー・ウォレスの個性を感じさせる盤かな?→続いてベニー・ウォレス・トリオ(エディ・ゴメス、ダニー・リッチモンド)とチック・コリア『Mystic Bridge』(1982年)。『The Free Will』と同時期(二年違い)だが、一聴して印象的、と思うのはこちらかな→今回購入した最後の一枚『Plays Monk』。メンバーはエディ・ゴメスとダニー・リッチモンドに、トロンボーンのジミー・ネッパー。モンク曲集なので(『Prelude』除く)、どう料理しても素晴らしいというのはあるな。またじっくり聴こう→O形サイト更新(絵日記)→午前3時頃就寝。
7月16日(火) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→DU原稿資料読み→昼がてら昨日閉まっていた秀にて買い物。八兆に蕎麦手繰りに行ったらYピンに遭遇→DU原稿資料読み→シャワーと風呂掃除→『落語シリーズ 第三話 落語長屋お化け騒動』(青柳信雄。榎本健一。柳家金語楼、楠トシエ、柳沢真一、森川信、塩沢登代路、木戸新太郎、浜田百合子、中村是好、三木のり平、古川緑波、伊吹友木子、豊ひさ子、市丸、如月寛多、立花満江、坂本和子、沢村宗之介、丹下キヨ子。1954、東宝)。『幽霊長屋』『反魂香』『らくだ』『御神酒徳利』などが元ネタか(最後の狸に化かされるくだりはなんだったろうか?)。全体的にただただ楽しく、そこにたとえば市丸のお化けが明るくて可愛くて色っぽかったり、その市丸と楠トシエの対比がなんとなく面白かったり、らくだをお化け騒動で追い出すのに長屋の面々が音効も含めて奮闘したり、そこからかっぽれになったり、丹下キヨ子の踊りがキレがよくて面白かったり、エノケンの終幕の歌に『マンボ No.5』の引用があるのが可笑しかったりなど、とにかく細かい笑いどころが満載だった。このシリーズはちゃんと全作観てみたい→ビール中瓶一杯と金宮酎ハイ一杯でなんだか眠くなり午睡→『かわいい毒草』(原題『Pretty Poison』、原作:スティーブン・ゲラー、監督:ノエル・ブラック。アンソニー・パーキンス、ジョン・ランドルフ、チューズデイ・ウェルド、クラリス・ブラックバーン、ディック・オニール、ジョセフ・ボヴァ。1968、米Twentieth Century Fox)。アンソニー・パーキンスとチューズデイ・ウェルドの変態っぷりが逆転する瞬間が鮮やかだった。物語の要素や構造は最小限だが(そこが少し物足りなかったと言えば物足りなかった)、そこからいろいろな主題が浮かび上がってくるのはよくわかった。傑作と思う。いろいろな事情でほぼお蔵入りというのが惜しい作品→金宮酎ハイ三杯飲んで午前2時頃就寝。
7月17日(水) 朝9時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→老父付き添い(深水庵、サミット)→『喜劇 とんかつ一代』(原作:八住利雄、監督:川島雄三。岡田眞澄、加東大介、森繁久彌、山茶花究、村田正雄、林寿郎、水谷良重、フランキー堺、淡島千景、団令子、池内淳子、三木のり平、木暮実千代、益田喜頓、横山道代、都家かつ江、原地東。1963、東宝)。何度観ても文句なし。入り組んだ人間関係を“面白いもの”として見せる手腕は本作で完成を見せたとも思わせられるし、これまでだと少しやり過ぎとも思えたような川島雄三好みの場面の案配が練られに練られて来たところは、この先をもっと見せてほしかったとも思う。それにしても、川島雄三がやりたかったことを役者全員が実現しているかのような(実際は知らないがそう思わせられてしまう)映画だと思う。今回観て印象に残ったのは、横山道代の怪演ぶり→午睡→風呂→山田太一『真夜中の匂い』。山田太一が途中から飽きちゃったのではとも思わせる展開だが(わずか十回めにして最初の頃と話の流れも雰囲気もぜんぜん違う)、それはそれで面白い→『青い目の嫁はん』(原作:松山善三、監督:川頭義郎。イーデス・ハンソン、ミヤコ蝶々、中村是好、笠智衆、藤山寛美、三上真一郎、水科慶子、小島慶四郎、小島秀哉、千葉蝶三郎、南都雄二。1964、松竹)。イーデス・ハンソンのそれまでの半生をなぞっただけの安易な映画とも言えようが、その割にはなんだかとてもよくできた映画でもあった。偶然の生んだ奇跡か。そこまで言ったら大袈裟かな→午前1時就寝。
7月18日(木) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→ステッパー8分→B電子原稿制作。昼過ぎに大体の方向は見えた→昼飯がてら『ヘンゼル&グレーテル』(原題『Hansel and Gretel:Witch Hunters』、監督:トミー・ウィルコラ。トーマス・シャーフ、モニク・ガンダートン、セドリック・アイチ、エリア・ソフィア・ブードディモス、トーマス・マン、フィル・ヴィターラ、ピーター・ストーメア、レイナー・ボック、ジェンマ・アルターソン、ジェレミー・レナー、ビョルン・スンドキスト、イングリッド・ボルセ・ベルデル、ジョアンナ・クリグ、ルーシー・エラ・フォン・シェーレ、デレク・メアーズ/ロビン・エイトキン・ダウナーズ、キャサリン・クーネル。2013、米Paramount Pictures)。斬新な発想、からなし崩し的にロバート・ロドリゲス『フロム・ダスク・ティル・ダウン』の劣化版みたいな感じに堕ちていく感じの映画だったが、それも悪くないし、じゅうぶん面白かった。魔女というのは為政者の暗喩ではないかとちょっと思ってみたりもして、最終的には斬新な発想、というところにまた立ち返る→ヤフオク!で(割引率間違えて)落とした『Eclipse』のCD到着。Apple Musicの音源より迫力が薄い気がするが、果たして。より凶悪な感じがするのはこちらのほうが本来の音ではないかと思ったりもするし、各楽器の聴こえ方はCDのほうがよいかな→夕方『Eclipse』の紹介原稿了→風呂→晩の支度→『笑点特大号』、春風亭昇太結婚報告記者会見など。まあ保存しておくほどでもなかったが、楽しく拝見→ドラマ『ルパンの娘』、面白い題材なのにものすごく惜しい。小沢真珠見たさに、覚えてたら観るかな→食後もう一杯飲みながら『イチかバチか』(原作:城山三郎、監督:川島雄三。伴淳三郎、沢村いき雄、高島忠夫、団令子、村上冬樹、坂本晴哉、千石規子、ハナ肇、中山豊、安達国晴、水野久美(秘書)、山茶花究、塩沢とき、福田公子、横山道代、清水由記、村松恵子、芝木優子、田武謙三、二瓶正也、小川安三、宇野晃司、古川緑九、古池みか、谷啓。1963、東宝)。高島忠夫がクレージー映画で言えば植木等的な役どころか。それはそれで面白い(クレージーキャッツからはハナ肇と谷啓が出演)。やたらバカでかい地図を作って行うハナ肇のプレゼンテーションもなかなか可笑しい(余所者という設定ではあるものの、ハナ肇が愛知県の市長なのに江戸弁というがまた妙に可笑しい。ハナ肇の吉良仁吉の場面も地味ながら見事)。美術や絵造りはいかにも川島と思ったが、スクリューボールっぽい感じや例の人の出入りのパズルのような面白い感じは際立ってはおらず、また笑いの要素もほとんどないし、全体にここまでの川島雄三作品とはひと味違うような印象はあった(題材的にも新境地だったのだろうか)。終盤の畳み掛けるような展開から風呂桶の底が抜けるところ(この間抜けな味わいは高島忠夫ならではではないか)、そこからのごちゃごちゃで無理矢理のカタルシスはよかった(ロック歌手のようにマイクスタンドを持って歩き回りながら演説する山茶花究の姿も記憶しておきたい)。そして谷啓が一瞬すべてさらっていく→午前2時過ぎ就寝。
7月19日(金) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→昨夜提出の原稿はひとまずオッケー→B電子原稿も別枠で載せることになったので、編集して返送→請求書も送付→シャワー→午後表参道に出て散髪。やはり話も含めて気持ちいい。病後二回めにして飲酒散髪復活→気持ちがよいので表参道下って明治神宮を参宮橋まで抜ける。明治神宮はさらに外国人観光客の割合が増えていたと思ったが、東京の外からの観光客に対するこけ脅し的な場所としてはよくできている場所だと思う。都心にこれだけ無駄な土地があるというのも素晴らしいので、引き続き初詣などで儲けて維持してほしい(私は明治天皇が神として祀られるようなものだとは別に思っていないので、そう思う次第)→経堂駅でO形と待ち合わせ、ひさしぶりに明月館。腹八分めくらいで終わらしたがちょうどよい。満足→オダキューOXで買い物のののち八九で一杯と思ったが、残念ながら本日お休み。アダンさんとばったり会ったのでしばし雑談ののち帰宅→シャワー→『江戸の顔役』(原作:島田一男、監督:酒井欣也。西川ヒノデ、侍、森八郎、伴淳三郎、瑳峨三智子、小笠原省吾、川口京子、富本民平、伏見恵子、須賀不二男、宮坊太郎、幾野道子、山路義人、北条喜久、永田光男、青山宏、花ノ本寿、永田光男、海江田譲二、佐乃美子、市川男女之助。1960、松竹)。伴淳主演だが笑いよりもカッコよさを際立たせたような、天保六花撰モチーフの時代劇謎解き。というか伴淳はカッコいい存在だったのか(『怪人黄色い手袋』もそうだったな)。伴淳宗俊はヤクザ坊主というよりは正義の味方の趣。普通に面白い、といったらとても失礼かもしれないが、普通に安心して面白い映画だった。三千歳の存在が希薄なのが残念だったかな(冒頭で三千歳を演じた瑳峨三智子が別の重要な役も担うのだが)→『地獄の剣豪 平手造酒』(滝沢英輔。辰巳柳太郎、山形勲、島田正吾、河村憲一郎、宇野重吉、宮本曠二郎、野村清一郎、茂上重次郎、女郎、大山克巳、秋月正夫、南寿美子、山田五十鈴、石山健二郎、畑中蓼坡、坂田耕三、清水彰。1954、日活)。辰巳柳太郎の狂気と執念に満ちた芝居にまず圧倒される。それをすべて見透かすかのような島田正吾の静かで大きい芝居。宇野重吉も見てるだけでうれしい。そして山田五十鈴の素晴しさったらないな。山田五十鈴を観られるだけで価値のある作品と思う→明日の句会用の句をちょいとひねる→『四谷怪談』(三隅研次。中田康子、長谷川一夫、鶴見丈二、近藤美恵子、高松英郎、杉山昌三九、須賀不二男、浦路洋子、村田知栄子、林成年、嵐三右衛門、東良之助、近江輝子。1959、大映)。これは中田康子だな。地味なところから始めてじわじわとすごいことになっていく。高松英郎の色悪ぶりもよい。50分くらいまで怪談にならない(そこから一気に怪談になる)ところがまたよい。しかし怪談と言えば怪談だが、男のひどさと女の執念を描いた物語だと思った、少なくもこの映画では。怪談的な味わいは後付けで、それはどうにでもなるものだと思う→くたびれた。午前3時過ぎ就寝。
7月20日(土) 朝10時起床。宿酔い。句会は失敬することにする→投句と選句のみ参加の旨連絡し投句→返事を待ったがないまま終了時刻になったので午睡→メール見落としてた、との連絡あり、笑う→シャワー→高校のクラスメート逝去の知らせ。やりきれない→『怪談残酷物語』(原作:柴田錬三郎、監督:長谷和夫。花柳幻舟、金子信雄、戸浦六宏、田村正和、春川ますみ、賀川雪絵、北村英三、川津祐介、桜井浩子、川口小枝。1968、松竹)。戸浦六宏の凄みは言うまでもないが(今こういう人がいないと思うのだが、果たして)、春川ますみの太った悪女っぷりにしびれた。田村正和はものすごい大根だが、後半人が変わっていくところは見事。川津祐介をどう捉えるかは、ちょいと難しい問題か。物足りなくもあり、その物足りなさが映画全体としては正解とも思い→午前3時頃就寝。

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