« 2019年07月 | メイン | 2019年09月 »

2019年08月31日

8月まとめ(21〜31日)

8月21日(水) 朝8時起床→南粤美食の鶏塩蒸し焼きを三切ればかりかじり出発→石川町から首都高速に乗り、三浦半島の主に左岸経由で横浜横須賀道路に入って、佐原で降りて27号、135号、215号経由で三崎港。215号沿いにあるはずの三崎北条遊郭の遊女たちの慰霊碑は見つけられなかった→11時過ぎに三崎港着。O形たちが珈琲を飲んでいるというのでその喫茶トエムで合流。古今アンティークスに案内したのち、宿にて休憩→☆君到着をバス停で迎え、それから魚音で寿司で一杯→近隣をぶらぶらしてから宿に戻って午睡。みんな見事な昼寝っぷりだった。私だけさらにハイボールを一杯→本日帰る☆君夫妻を見送ったのちシャワー→さらに午睡→夜は山田屋近くの蕎麦屋で一杯→宿に戻って横になっているうちに就寝。夜10時頃。
8月22日(木) 朝8時起床。チェックアウトまでごろごろ→10時に山田屋をおいとまして、クルマを市場のほうの駐車場に移動し、海南神社お参り、市場で野菜、魚音で魚買って帰路へ。帰路はいつもの26号上ってから三浦縦貫〜衣笠ICから横横〜藤塚ICから横浜新道〜保土ヶ谷JCTから第三京浜という道程で帰宅(環八からは246右折して用賀中町通り)。26号が少し混んでいたが、まあだいたいスイスイのスイ→南粤美食の丸鷄塩蒸し焼きなどで一杯→午睡→魚音で買ったマグロのみりん干しで一杯。これはうまいな→0時就寝。
8月23日(金) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→T後バンドの曲おさらい→シャワー→『シベリア超特急5』(原作・監督:水野晴郎。西田和昭、片岡未来、大槻ケンヂ、片岡愛之助、片岡進之介、中野良子、佐藤允、ガッツ石松、岡田眞澄、西條三恵、淡島千景、林家ぺー、中村福助。2005、T&M PICTURES)。さすがにもう感想はないな。中野良子と佐藤允の演技力だけ異世界だった、くらいか→午睡→『凪のお暇』。原作は知らないが映像作品としての作り方はうまいな。毎回見てたが今日は原作も読んでみたくなった→三崎で買って来たマグロ赤身で作ってもらった漬け丼がうまかった。満足→夜0時就寝。
8月24日(土) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→T後バンドの曲おさらい。やはり覚えきれないので、本日は譜面必須→11時頃渋谷に向けて出立(経堂よりバス)→昼は抜きにして、Keyだった場所にできたイケベにてハイハットのクラッチの適当なの(家の練習台用)を買ったのちスタジオへ。T後が誘ってくれたICU先輩のバンドのリハ。曲数が多く大変だが、ドラムで苦手なところがわかって面白かった。まあなんとか楽しくやれそうだし、お役にも立てそうだ→リハ後スタジオそばの居酒屋で一杯。というには結構飲んだ→バスで帰ろうと思ったが小用を催し、井の頭線で平和に帰宅(下北沢は乗り過ごしたが)→シャワー浴びて適当に就寝。何時か失念。
8月25日(日) 朝9時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→バンドの連絡業務と昨日のスタジオで出た課題などのまとめ→風呂→『いだてん』、阿部サダヲは回を追うごとに見事に思えてくるが、この役ができるのは阿部サダヲしかいないのかなと思うと少し寂しい。いやある程度は当て書きだから仕方ないのかな。日本の役者を全部知っているわけでもないしな。実際のところはどうなのだろう→夜11時就寝。
8月26日(月) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→『Come On In My Kitchen』の譜面をこのバンドでの構成とキーに合わせて書き直し→『Even It Up』も構成変更に伴い書き直し→ついでに『Back On The Chain Gang』も一枚に書き直し→『セザンヌと過ごした時間』(原題『Cézanne et Moi』、監督:ダニエル・トンプソン。ギョーム・カネ、ギョーム・ガリエンヌ、ユーゴ・フェルナンデス、ルシアン・ベルヴェス、ジェレミー・ネボー、ピエール・イヴォン、イザベル・カンデリエ、ジェラール・メイラン、サビーヌ・アゼマ、デボラ・フランソワ、クリスチャン・ヘック、ニコラス・ゴブ、アリス・ポル、フレイヤ・マヴォール、フェリシアン・ジュットナー、ロラン・ストッカー。2016、仏Pathé)。絵造りがとにかく美しい(特に草原の向こうから日傘を差したセザンヌら若者たち一行が登場するピクニックの場面など。その場面の音楽も含む)。伝記的な物語としては、特に心惹かれる部分は多くはなかったが、セザンヌやゾラにして若い頃の売れない、認められない切実さはしっかり伝わってきた。セザンヌ役のギョーム・ガリエンヌはたいへん魅力的→午睡→風呂→食後趣味の音楽をちょいといろいろ味わって、夜0時就寝。
8月27日(火) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→『Time Functioning Patterns』の練習を再開。バスドラの連打はぜんぜんできなくなっていた。しばらく続けよう→『危険な関係』(原題『Les Liaisons Dangereuses 1960』、原作:ピエール・コデルロス・ド・ラクロ、監督:ロジェ・ヴァディム。ロジェ・ヴァディム、ジェラール・フィリップ、ジャンヌ・モロー、ボリス・ヴィアン、ジャンヌ・ヴァレリー、ジャン・ルイ・トランティニャン、ニコラス・ヴォーゲル、シモーヌ・ルナン、アネット・ヴァディム。1959、仏Les Films Ariane)。200年前に書かれた物語をよく現代を舞台に蘇らせたな、と思う。役者の個性や味わい、当時のフランスの風俗やモダン・ジャズの起用を思うと、このときにしか撮れなかった貴重な作品と言ってよいのではないかと、今観ると思う→午睡→晩は面倒臭くなりひさしぶりにドミノピザを頼んだが、結局ニンジンクミンバターソテー、紫玉葱と鮭缶のサラダ、鶏笹身ミンチのスープを製作。ひさびさのドミノピザもうまかったが、全部製作してもよかったかもしれない→『男と女』(原題『Un Homme et Une Femme』、監督:クロード・ルルーシュ。アヌーク・エーメ、スアド・アミドゥー、ジャン・ルイ・トランティニャン、アントワーヌ・シレ、シモーヌ・パリ、ピエール・バルー、ヴァレリー・ラグランジュ、ヤネ・バリー。1966、仏United Artists)。何度観てもプロモーション映像のような箇所で退屈し、しかし最後まで観ると名作だなあと思う。この映画に出てくるような人間たちに若い頃に憧れるのは必要だなあ、などと変なことも考えた→夜11時就寝。
8月28日(水) 朝8時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→老父付き添い(深水庵、サミット)→帰宅後一杯やりながら『でっかいでっかい野郎』(野村芳太郎。中川加奈、関敬六、渥美清、岩下志麻、野村昭子、佐藤蛾次郎、長門裕之、伴淳三郎、大橋壮多、坊屋三郎、香山美子、財津一郎、谷幹一、大野しげひさ、加藤嘉、石井均。1969、松竹)。地味だし複雑さはないが、しみじみよい人情喜劇。スリーポケッツ勢揃いに石井均も(ちょい役だが)登場というのも嬉しいし、加藤嘉の社長の人間の大きさが名演なのはもちろんとして、岩下志麻の人情の表現のしっぷりが意外に心を打つ。中川加奈や香山美子もよい味わい。大事に語りたい作品だった→『Time Functioning Patterns』→シャワー→本日も賄い当番。適当に作ったゴーヤチャンプルーもハムと万願寺唐辛子のナポリタンも(反省点は多々あるが)うまかった→『君も出世ができる』(須川栄三。フランキー堺、高島忠夫、十朱久雄、益田喜頓、藤村有弘、有島一郎、浜美枝、中尾ミエ、沢村いき雄、雪村いづみ、アーネスト・A・リクター、マージョリー・M・リクター、ジェリー伊藤、植木等。1964、東宝)。これも何度観ても名作。しかし出来得れば、今の技術でリメイクしたのも観てみたいが、役者がいるかなー、と余計な心配をしてしまう。本来の主役である高島忠夫は割といそうだが、問題はフランキー堺、雪村いづみ、浜美枝、中尾ミエ。脇の藤村有弘や有島一郎も考えると、まあ無理かな。誰かやろうと言い出さないかな→夜11時就寝。
8月29日(木) 朝6時半起床→O形怪談編集作業(ネーム入れ)→ひと通り形になったので、一杯やりながら『落語シリーズ 第二話 夏祭り落語長屋』(原案:安藤鶴夫、監督:青柳信雄。榎本健一、古川緑波、柳沢真一、紫千鶴、如月寛多、楠トシエ、塩沢登代路、渡辺篤、浜田百合子、木戸新太郎、北川町子、中村是好、清水金一、越路吹雪、三木のり平、柳家金語楼。1954、東宝)。傑作。映画としては、と思うのは役者の所為か。話は落語のネタ(長屋の花見、ちりとてちん、天災、野ざらし、締め込み、富久など)を如才なく並べたなあという感想だが。柳沢真一の若旦那がお銚子でトランペットの真似をするところとか、エノケンのひとりハモりとか、越路吹雪と三木のり平の丁々発止のやりとりとか、何度も観たいと思う要素は多かった→午睡→修正入れとゴミ取り、トリミング、仕上げ→『Time Functioning Patterns』。iPhone充電中で手元になかったのでYoutubeのメトロノーム音源を利用したら、BPM60の音源が練習途中で終わってしまい違うテンポに切り替わったので、自分のリズム感がおかしくなったかと焦った→『トンチンカン捕物帖 まぼろしの女』(原作;城昌幸、監督:斎藤寅次郎。佐伯秀男、一邦一公、如月寛多、立花満枝、沢村契恵子、杉山昌三九、榎本健一、花菱アチャコ、市川小文治、谷晃、城正彦、沢村契恵子、堺駿二、清川虹子、若柳敏三郎、川田晴久、伴淳三郎。1952、東宝)。さすが斎藤寅次郎。喜劇としても充実していて、謎解き、捕物としても満足させられた。軽いのにずっしり重くも感じる、この時代の名作→午前1時就寝。
8月30日(金) 朝7時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→シャワー→『Time Functioning Patterns』。ようやく少し調子出て来たかな→午睡→寝坊して散髪へ。開始を一時間遅らせてもらう→田園都市線で三軒茶屋。シヴァカレーワラの前を通ったらそんなに列ができていかなったので安心して散歩してからまた訪れたら、ちょうど一杯になったところだった。残念→新装なった味とめで一杯→富士そばで〆のそば手繰ってからPF。『Dear Prudence』『Black and Crazy Blues』『枯葉』『Chicken』『Mercy, Mercy, Mercy』『If I Ain't Got You』などを演奏(『Black and Crazy Blues』は、冒頭ローランド・カークのオリジナルに近づけるつもりでやってみた)。ここ三四日『Time Functioning Patterns』を演ってた効果がすごくあったような気がする。安定して気持ちのよい演奏ができた→上町までぶらぶら歩いたが、蒸し暑いのでそこからタクシー→シャワー→TVの録画見ながらビール一本だけ→午前2時就寝。
8月31日(土) 朝8時起床。昨日少し歩いてドラム叩いたらたいそう草臥れていたので、中江クリニックはキャンセルし月曜に変更。二度寝→結局昼頃まで寝て、白湯等はサボって卵かけご飯食べて服薬→昨夜話題に出たビートルズ『Sexy Sadie』を、まずはギターでコードだけ弾いてみて理解の第一歩を試みる→『Time Functioning Patterns』。少し先に進んだ。そろそろテンポ上げたいなと思い、70で23〜37までやってみたけど、バスドラ四連打はまだきつい→TAMAのスネアをメンテナンス。ヘッドを表裏とも外して掃除機かけと拭き掃除。表面ヘッドを交換。TAMAのテンションウォッチを使って表裏のヘッドを調整。面倒なあと思っていたが、やってみたら一時間ほどの作業であった。気持ちがよいのでたまにはやろう。もっとも音作りはスタジオに入らないとなんとも言えないな(家では思い切り叩けないので)→ついでにリュックタイプのスネア&ペダルケースをサウンドハウスに注文。今は便利なものがあるんだなあ→面倒になり夕食は適当にピザなど取ってもらう→『ロスト・バケーション』(原題『The Shallows』、監督:ジャウマ・コレット=セラ。パブロ・カルヴァ、ブレイク・ライヴリー、オスカル・ハエナダ、アンジェロ・ホスエ・ロザーノ・コルゾ、ジョセフ・サラス、セドナ・レッジェ、ブレット・カレン。2016、米Columbia Pictures)。鮫映画ということで期待したが、バカ要素がまったくなく、かといって主題もはっきりせず、ほぼ楽しめなかった。危機に陥った主人公にカモメがずっと寄り添っているというところだけ面白かったか→食後即就寝。夜11時前。

2019年08月20日

8月まとめ(11〜20日)

8月11日(日) 朝9時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→Hear『Even It Up』採譜→続いてCream『Sleepy Time Time』採譜。まあこれはブルースなのでどうにでも→さらにDave Mason『Bring It On Home To Me』採譜。これも6/8のゴスペルなのでまあどうにでも→Solomon Burke『Don't Give Up on Me』は採譜なしでも行けそう→晩の仕込み→シャワー→晩の仕込み続き。今回は鶏胸肉でハムを作ってみた(塩してラップでくるんで茹でるだけ)→『ホワイト・ドッグ』を前半だけ→『いだてん』→『ショーン・オブ・ザ・デッド』(原題『Shaun Of the Dead』、監督:エドガー・ライト。サイモン・ペグ、ケイト・アシュフィールド、ニック・フロスト、ディラン・モーラン、ルーシー・デイヴィス、ビル・ナイ、ジェシカ・ハイネス、スティーヴ・エマーソン、ニコラ・カニンガム、ペネロープ・ウィルトン。2004、英UIP)。これは傑作。最初から登場人物がみんなバカでゾンビとの見分けがつかない、というのはつかみだろうが、バカ映画のようでいて無駄がなくて、でもきちんといい間で笑いどころを提供してくれる。これを見ると(比べても意味ないかもしれないが)『カメラを止めるな!』などがいかに無駄の多い作品だったかと思ってしまう→夜0時就寝。
8月12日(月) 朝9時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→老父のプリンタ買い替え問題について調査し報告→Led Zeppelin『What Is and What Should Never Be』採譜。全体的には構成もドラムもシンプルだが、ジョン・ボーナムのなにも考えずにその場で適当に叩いているようなドラムを堪能。ロックのドラムだから音符にしてみるとある程度パターン化されているように見えるが、叩いている最中の気持ちはジャズなどに近いのではなかろうか→続いてAllman Brothers Band『Come On In My Kitchen』。これはドラムは添え物というかタンバリンを叩きながらバスドラを二拍四拍(プラスα)で踏むだけ。実際にはいろいろ即興入れたいな→『ホワイト・ドッグ』(原作:ロメイン・ガリー、原題『White Dog』、監督:サミュエル・フラー。クリスティ・マクニコル、ジェームソン・パーカー、バール・アイヴス、、ボブ・マイナー、ポール・ウィンフィールド、パーリー・ベイアー。1982、米Paramount Pictures)。今現在レイシストと呼ばれるような思考・行動の人たちは、ホワイト・ドッグのようなものだなと思ったりもした(ホワイト・ドッグの育て方についての説明が簡潔なのにとても怖いし、その部分も昨今のレイシストがサブリミナルに浮けている教育と同様のもののように思う。一度レイシストになったら/育てられたら、結局何かに敵対しないと治まらない点とか)。犬が実に名演、そして犬の撮り方がまた絶妙。ただ檻の中でくるくる回って吼えているだけなのに、犬の葛藤や困惑ぶりなどが痛いほど伝わってくる。パーリー・ベイアーのレイシストだがいかにも好々爺という描写が怖い。名作→Solomon Burke『Don't Give Up on Me』は構成がよくわからかったがドラム入るところさえ覚えておけばいいや、と思ったものの、やはりコード取って構成を把握。すっきりした。これであとは原曲通りに行かないと思われる『Oh! Darling』とArea Code 615『Stone Fox Chase』のドラムを考えれば第一段階は完了→明日のDead Man's Liquor(於吉祥寺・曼荼羅)を予約→風呂→晩の支度(ほぼ昨日作ったもの)→『万引き家族』(是枝裕和。リリー・フランキー、城桧吏、佐々木みゆ、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林、柄本明、緒形直人、森口瑤子、池松壮亮、山田裕貴、片山萌美、高良健吾、池脇千鶴。2018、ギャガ)。地味ながら家族というものがなにかを深く考察して描いた作品と思った。貧乏でどうしようもない主人公たちが、それでも明るいのところに、辛い題材だが魅せられるという点とどん底でも生きることの喜びがあると思わせてくれる点で、救いがあるのもよかった。これを浅薄に批判する人たちがいたのは信じられないな。子役への演技指導や粘り強く撮った自然な芝居も印象的だったし。樹木希林は言うに及ばず安藤サクラの芝居にも感心させられたが、リリー・フランキーのみこの映画の世界に思い切って没入する覚悟が足りなかったように感じた。どうでもいい話だが、樹木希林を継ぐのは細野晴臣かと冗談を言っていたら(顔が似ているから)音楽が細野晴臣だったので笑った→譜面書いてた所為か背中から肩がものすごい凝っていたので、O形に指圧頼む。楽になった→夜0時就寝。
8月13日(火) 朝10時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→『五瓣の椿』(原作;山本周五郎、監督:野村芳太郎。岩下志麻、田村高廣、大辻伺郎、穂積隆信、柳沢真一、加藤嘉、伊藤雄之助、楠田薫、左幸子、早川保、高橋とよ、西村晃、入川保則、加藤剛、谷晃、小沢昭一、稲川善一、久美悦子、柳沢真一、河野秋武、上田吉二郎、岡田英次、市原悦子。1964、松竹)。左幸子の最低の妻/母親っぷりに凄みを感じた。岩下志麻はまだ可愛子ちゃんという存在だが、それなりに割り切った迫力はあった(何故か後半になると格段に“ 岩下志麻”になってくるのが不思議だ)。名匠にケチをつけるつもりはないが、原作の味わいを映像で十二分に表現しようとしたのだろうけれども、映画としてはもう少し刈り込んだほうが鮮やかに印象に残ったのではないかなと思った(2時間42分はさすがに長い)。と、前半(第一部)は思ったが、第二部の加藤剛の謎解きに入ってからはよい調子だった。小沢昭一の、出番は短いながらいやあな男の鮮やかさも影響しているかもしれない。加藤嘉、伊藤雄之助、西村晃、加藤剛、岡田英次、市原悦子も達者。うまい役者というのはほんとうによい→夕方吉祥寺へ。本日はいせやかなという気分になってたが本店休み。ならば井の頭公園のほうと思ったら早い時間なのに長蛇の列。諦めて一応カッパを覗いたら案の定満員。じゃあしょうがないとWakie Wakieを訪ねたら臨時休業(恐らく昨日が祝日だった所為)。再度井の頭公園に下って茶屋でビールかなと思ったが売店しかやっておらず、振られっぱなし。ハモニカ横丁を覗いたが好みに合致しそうなうちもなく、結局ペニーレインまで歩き、お馴染みSCRATCHで一杯(それとアンチョビとオリーブのピザ1/2)。まあよい散歩になったか→吉祥寺・曼荼羅にて、Dead Man's Liquorのライブを堪能。聴きに行くのはなんだかひさしぶりだなと思って調べてみたら、なんと一年半ぶりだった。ニュー・オリンズ・ファンク+完全即興演奏、とまとめてしまうと大雑把に過ぎるが、どっちの要素もものすごいうねりがあってしかも境目がなく、どちらも好物な私にとってはこの上ない演奏であった。楽しすぎて自然に何度も笑った。

初っ端に演ったローランド・カーク『Black and Crazy Blues』は、個人的な話で恐縮だが先日脳出血で入院した際B電子社長から「青木の葬送曲に認定」と言われた曲で、そんなこともありもちろん演奏がものすごいこともあり、感極まって涙が出た。

ついこないだまで夏風邪で鼻の奥がつんとしたり咳が出ると止まらなかったりしてたのだが、ここ数日でとつぜんすっかりよくなっていたので、後半は年甲斐もなく踊りまくった(桜井芳樹作曲の『その山へは行くな』と高岡大祐作曲のアンコール曲『ランブル・ダンス』はとりわけ最高だった)。息は切れたが、たいへん気持ちよかったな。鬼頭哲特製の底なしつけ麺も、麺の歯ごたえが最高、スープもいい塩梅に出汁が効いていて、なかなか味わえるものではないと思った

→しばらく顔を見せられなかった知己にご挨拶しおいとま。M子嬢にも会えてよかった→平和に電車で帰宅→風呂→『新女賭博師 壷ぐれ肌』(三隅研次。水上保広、寺島雄作、本郷功次郎、江波杏子、西川ヒノデ、早川雄三、川崎あかね、渡辺文雄、森章二、漫才コンビ、安田道代、伊達三郎。1971、大映)。江波杏子が壷振りを一時引退してトラックの運転手になるというのが、本作での新機軸かな(あと様にならない立ち回りとか。終盤の立ち回りは面白かったが)。安田道代は今までと比べてもなかなかいい存在感だが、川崎あかねがその立場の今までの役者に比べると捨て駒過ぎた。あまり新味が感じられず、シリーズ打ち切りもやむなしという感じかな。江波杏子の歌唱を使う場面も長過ぎる。伊達三郎が妙にカッコよかったのは印象に残った→午前3時就寝。
8月14日(水) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→老父付き添い(深水庵、コジマ電機、サミット)。老父新しいプリンタ購入→帰りにお邪魔してプリンタの設置。特に問題なく進んだが、PCとプリンタの無線接続が終わったあとにプリンタ本体のファームウェアのアップデートをするというのでOKしたら、プリンタを認識できずアップデートできないと。おかしいなと思ってキャンセルしたら普通の印刷時もプリンタ認識しなくなったため、また最初からやり直し(ファームウェアのアップデートは無視)。一応無事終了したが、ユーザー登録をさぼったので、二、三日したらまた様子を見に行かないといけないかな→古いプリンタは引き取ってくれるというのでコジマ電機経由で帰宅→一杯やって午睡→起きてまた飲んで就寝。夜0時頃。
8月15日(木) 朝7時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→Area Code 615『Stone Fox Chase』も採譜することにして作業。完全再現は無理だが、新たに組み立てるためにも一度採譜しておきたくなった次第→サウンドハウスより注文しといたマレット届く。壊れたマレットに自分で毛糸を巻いたりしてしのいでいたが、やはりちゃんとしたものはよいな→T後からの候補曲には入っていなかった(でもライブではやっていた)Dobie gray『Drift Away』を採譜、あとThe Doors『Love Me Two Times』も一応聴き直した→シャワー→植木等が主演ということで土曜ワイド劇場『湖畔の別荘殺しのパズル』(1994年。ANB)観る。原作ものだが(藤原宰太郎『多摩湖にひびく銃声』)、事件のきっかけとなった事故がただの偶然だったり、そこから連続殺人(といってもふたり)が展開されるには無理が感じられたりなど、あまり見所はなかったな。植木等は無責任男がそのまま歳を取ったという佇まい。中村久美の、無表情なまま激情にかられる様が印象に残った。この人はよい役者だと思う→夜はひさびさにカルパシ。献立は日本の素材を中心にしたジャパニーズ・ターリで、キーマカレーに使われた青実山椒を中心に、食べ終えたあとも口中複雑な味わいを楽しんだ。鱧をパコラにしてさらにそれをラッサムにというのも珍しくかつほどよい塩梅だったし、青海苔でとろみをつけたチキンカレーにも驚かされた。献立は下記の通り。焼き茄子の冷製サラダ、鱧のパコラと香味野菜の冷製ラッサム、青実山椒と沢庵の牛豚キーマ、海苔塩麹チキンカレー、根菜と椎茸と玉蒟蒻の煮物、オカラとヒジキのサブジ、焼きトウモロコシと牛蒡のポリヤル、モロヘイヤと卵黄のサラダ、スイカのアチャール、ライス、ミルクと芋焼酎のジェラート。食事中にハートランド小瓶×1、食後にギーコーヒー→ちなみに本日は、第二次世界大戦で日本が降伏したことが玉音放送を通じて国民に知らされた日だが、同時にインドの独立記念日でもある。日本人の立場だけで考えれば終戦の日であり法的には「終戦日」「戦没者を追悼し平和を祈念する日」だが、別の立場に立ってみれば、本日ではなく他の日付(九月二日や九月三日)が大日本帝国から解放された日だったり、「対日勝戦記念日」だったり、「抗日戦争勝利の日」だったりする。日本にとってだって第二次世界大戦終結の日は諸説ある。そんなこともちゃんと考えたほうがいいなとぼんやり考えた→午前2時頃就寝。
8月16日(金) 朝9時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→O形サイト更新(絵日記)→エレクタワゴン組み立て。まあ概ね想像していた通りか。奥行きはあと10cmなくてもよかった→亡母の祥月命日であり、スタンド八九が一周年とも聞いたので、本代支払いがてらアダンさん、八九、晩飯購入というプランで出かけたが、本代は支払えたもののアダンさん休み、八九開いておらずで当てが外れ、オダキューOXの崎陽軒で晩飯用のシウマイ買い、後藤醸造で一杯やって帰る→風呂→『エマニエル夫人』(原題『Emmanuelle』、監督:ジュスト・ジャカン。シルヴィア・クリステル、ダニエル・サーキイ、クリスティーヌ・ボワッソン、マリカ・グリーン、ジャンヌ・コレティン、アラン・キュニー。1974、仏Parafrance Films)。改めて観るとシルヴィア・クリステルの可愛らしさはすごいな。話は深読みしない限りはまあどうでもよい。あと今観るとアジアとアジアの人々への蔑視という問題は浮上しそうだが、その辺どうなんだろうか→夜11時就寝。
8月17日(土) 朝9時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→『If I Ain't Got You』のホーン・アレンジのための基礎トラック打ち込み→『ひろしま』(原作:長田新篇、監督:関川秀雄。岡田英次、町田いさ子、月丘夢路、山田五十鈴、加藤嘉、薄田研二、三島雅夫、花澤徳衛、月田昌也。1953、北星)。画面から伝わってくる真剣さや非戦への執念のものすごさはもちろん、何故この映画が60年以上も日の目を見なかったの事情など、いろいろ考えさせられた。子供や素人思われる人たちへの演出も見事だった→午睡→作業終わらず、本日のラショウさんの公演は失敬させていただく。申し訳ない→夜0時就寝。
8月18日(日) 午前11時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→『If I Ain't Got You』のホーン・アレンジ完成。といってもコードの構成音でハモらせただけで大したことはしていないが、打ち込みなどPCでの作業に時間取られた感じ→風呂→『いだてん』。毎回いろいろ感想はあるが、役者ひとりひとりがちゃんと生きている感じがするので、演出次第ですぐに心を持って行かれてしまう。日系移民が日本人であることを誇らしく思い始める部分は今となっては複雑な思いを持つが、それでもその当時の人々の心情を突きつけられたような気持ちにはさせられる→T後バンドの曲おさらい。まあなんとかなりそうな気分にはなってきた→『流血の抗争』(長谷部安春。藤竜也、沖雅也、郷えい治、内田良平、植村謙二郎、三田村元、三条泰子、戸上城太郎、宍戸錠、佐藤允、梶芽衣子、雪丘恵介。1971、日活)。藤竜也の押さえた芝居、赤ん坊を連れた沖雅也の情けない表情、植村謙二郎の渋い親分ぶり、小狡いくせにカッコいい内田良平などは印象的だし、鏑木創の音楽もよいが、やくざ抗争映画としては凡庸かつ弱いかな。宍戸錠の魅力を活かし切れていない気がしたが(スーツにダボシャツというスタイルはカッコよかったが)、ちょうどそういう時期だったのだろうか→午前2時就寝。
8月19日(月) 午前9時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→T後バンド曲おさらい→『男の世界』(原案:斎藤耕一、監督:長谷部安春。菅原謙次、杉山俊夫、川地民夫、小高雄二、二瓶正也、三田村元、チコ・ローランド、石原裕次郎、宍戸錠、沖雅也、鳥居恵子、玉川伊佐男、大滝秀治、三田村元、町田祥子、なべおさみ、内田良平。1970、日活)。いいところも多数あるが、石原裕次郎の人気に寄りかかった中途半端さは感じる。『流血の抗争』と同じく、若い沖雅也の若さ故にどうにもならない感じと、鏑木創の音楽はよかった。裕次郎歌唱の『胸の振り子』もなかなかだが、『男の世界』というよりは『おじさんのおせっかい』という趣きかな→午睡→クルマ給油→『恐竜グワンジ』(原題『The Valley of Gwangi』、監督:ジェームズ・オコノリー。グスターヴォ・ロホ、フリーダ・ジャクソン、ジェームズ・フランシスカス、カーティス・アーデン、ギラ・ゴラン、ローレンス・ナイスミス。1969、米Warner Brothers/Seven Arts)。ハリーハウゼンの特撮はとにかく面白いが、1969年でこれって、映画としては工夫とか学びとかはなにもないなあというのが正直な感想。まあ人間のエゴが大小の禍を招くという教訓は汲み取れるか→夜11時頃就寝。
8月20日(火) 午前5時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→シャワー→三日ほど遠出をするというのに朝はひどい雨。世間のお盆休みを外して予定を立てたのだが、「どんなにうまくやっても/いつもの調子はずれ」という歌を思い出す→荷造り→朝9時出立→三十分ほどで横浜着。O形を日本大通りで降ろし、いつもの大さん橋に駐車→山下公園ぶらぶらしてニューグランドに荷物預け→安記で軽く一杯と思ったら臨時休業。馬さんの店を初訪問し、鶏爪の醤油煮込みと麻婆豆腐でビール二本→クルマのバッテリーが心配になったので駐車場へ。途中で歯磨き一式買って、大さん橋のお手洗いで歯磨き。クルマはライト点けっ放しなどなかった→ちぐさでジャズでも聴くかと歩って野毛(途中で立ち寄った税関の資料センターが面白かった)。しかしここんちも臨時休業。そんなに飲む気もなかったので、根岸線で石川町に戻る→LouLou Cafeで休憩と思ったらここも定休日→ローズホテルのティールーム(ビール一杯)とお手洗いで休憩→山下公園の木陰で海眺めながら休憩→木陰とはいえ暑いので、ニュグランドのロビーに移動しチェックインまで休憩→少し早めにチェックイン→シャワー浴び、今日着てたシャツ洗濯→午睡二時間ほど→T後バンドの曲のおさらい→ちょいとおなか痛かったが、ふんとばかりに南粤美食。三回目にしてやっと腸詰干し肉貝柱釜飯。うまかった。ここんちの人たちは何言ってるかわからないのに商売うまく、(多分)売れ残った丸鶏塩蒸し焼きも土産に購入→T後バンドの曲のおさらい→腹痛の原因は昼の麻婆豆腐の油(の多さ)かなと思ってたが、油ではなくて唐辛子の所為のようだ。尻の穴が痛くなってきた→食後横になっている間に就寝。夜11時頃。

2019年08月10日

8月まとめ(1〜10日)

8月1日(木) 宿酔いで終日横臥。PFでのハイボールが多かったのかな。腹痛がいつもと違う感じで、尿意はあるが小水が出にくいなど、不思議な感じだった→昼食後も睡眠→シャワー→『アウト・デラックス』に、最近Twitterで知った芸術家夫妻が出ていたので見てみたが、思ったより社会性があるような感じだった。Twitterで見る限り奥方のほうに狂気を見ていたが、旦那のほうも相当おかしそうなところがわかったのは面白かったが。経済活動がどうなっているのかには興味がある→午前3時就寝。
8月2日(金) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→昼前、松戸に向けて出立。アダンさん休みだったのでオダキューOXで花を誂え、亀屋で土産購入→予定より一本乗り遅れたが、代々木上原で乗り換えてまあまあ予定通りに松戸着→松戸駅からタクシーでY山の入院先へ。とても感じのよい運転手であった→Y山は、少しだけ不自由な様子だったが、喋る分には相手をする側としてはほとんど違和感なく、たいへん安心した。涼しくなるまで養生し、その後自宅療養とのことだが、焦らずゆっくり確実に快復してもらいたいと思う→見舞い先でタクシー呼んだら往路と同じ運転手でびっくり。時間が大丈夫そうなので矢切の渡しまでやってもらい(いつも通れる道がふさがってたとかで、少し負けてくれた)、渡し船で柴又へ出る。船頭がやる気がなさそうでおざなりなおしゃべりをしてくれるのだが、よく聴いていると淀みなく流暢でネタも細かい、ある種の至芸であった。面白かったなあ→帝釈天に参拝し、参道の川千家でちょいと贅沢に一杯(うざく、鯉あらい、白焼き、うな重)→とらやで団子買って帰路へ。柴又から高砂、高砂から京成本線で町屋、町家から千代田線で千歳船橋。家から一時間程度のところを巡っただけだが、小旅行気分が味わえた→秀で野菜と卵買って帰宅→シャワー→新しく越して来られたお隣さんがご挨拶に。なかなか人のよさそうなご婦人だった。この辺りとしてはちょいとした大家族か?→うろ覚えだったので調べたら、現とらやは元は柴又屋で、『男はつらいよ』シリーズにあやかって昭和末年頃にとらやに改称した模様(もともと参道にはとらやという団子屋はなかった)。ただし現とらやが一方的に悪いわけではなく、撮影側も四作めまでのロケで店の外観を(小道具を置きっぱなしにして)借りたりしており、一方で参道の団子屋としては別の店(高木屋)のほうに世話になることが多かったらしく(楽屋などとして)、そもそも映画のとらやのセットのモデルになったのはその高木屋で、参道入り口のえびすやや亀家など他の団子屋も参考にしたりなど背景は複雑で、その辺の解決を図るために第40作めから舞台をくるまやという屋号に変えたらしい。調べてみて少しすっきりした→『女賭博師壷くらべ』(井上芳夫。江波杏子、関敬六、桜京美、隅田一男、花布辰男、成田三樹夫、高橋昌也、上野山功一、北竜二、早川雄三、真山知子、園井啓介、篠田三郎、丸山明宏、松村若代、目黒幸子、北城寿太郎。1970、大映)。冒頭の、いきなりモーターボートから江波杏子が投げ捨てられる場面が衝撃的。丸山明宏は美しいとか妖艶というより異物の趣き。異物感があるのは構わないが、どっちだかわからないのではなく男にしか見えないことも含め、作品世界に馴染む要素が私には見つけられなかった(自分の巧さに酔ってる感もあり)。成田三樹夫は相変わらずカッコいいし、上野山功一がいつもと違う感じの役柄なのが印象的ではあったが、話の流れの中でのポイントがつかめず、なんとなく乗れなかったな。成田三樹夫が犠牲になる終幕の悲痛さには胸を打たれたし、そのあとの江波杏子と真山知子が無言ですれ違うところは名場面と思うが→『男はつらいよ』(原作・監督:山田洋次。渥美清、三崎千恵子、笠智衆、森川信、倍賞千恵子、前田吟、広川太一郎、太宰久雄、津坂匡章、光本幸子、佐藤蛾次郎、志村喬、関敬六。1969、松竹)。本日矢切の渡しから柴又をぶらぶらしたので、一作めを観てみようと思って観た次第。まずこの当時は矢切の渡し賃が大人30円、子供20円(今は大人200円)。操縦は櫓でエンジンなし。中盤で寅が柴又を去るところでは渡し船で松戸側に去っていく。江戸川土手のゴルフ場はすでにある。参道の場面で最初に目に入る看板は高木屋老舗。参道入口の看板は今日は確認しなかったな。帝釈天境内は大きく変わった様子なしと思う(地元の人が見物人でたくさん映っている趣あり)。博とさくらの結婚式は帝釈天裏の川甚。柴又とは関係ないが倍賞千恵子がものすごく可愛い。あとおいちゃんとおばちゃんが寅に対して妙に丁寧な口調なのが(訳はわかるが)なんだか可笑しい。奈良の場面は二月堂と大仏殿、奈良公園のどこか、奈良ホテルはわかるがほかはどこだろう?(奈良では笠智衆のバターが炸裂) 寅と前田吟の対決の場面の理屈がどんどんだだ滑っていくところは何度観ても傑作。そして本作(一作め)は若い二人の物語で、そう思うとその後の満男中心の話になるのは先祖帰りと言ってもよいのかもしれない(満男も本作で生まれている)→午前2時就寝。
8月3日(土) 朝9時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→特に何もしないうちに夕方になり、晩の支度と風呂→鶏胸肉とぶなしめじのカレーは、適当に作ったとはいえそれなりに考えた力作で、鶏肉もぶなしめじもふんだんに使い野菜クズからもしっかり出汁を取ったが、しかしコクという点では今ひとつだった。ずいぶんひさびさの失敗作。明日の成長具合を見て、なにか加えるべきかな→『ポワゾン』(原題『Original Sin』、原作:ウィリアム・アイリッシュ、監督:マイケル・クリストファー。アンジェリーナ・ジョリー、アントニオ・バンデラス、ジャック・トンプソン、トーマス・ジェイン。2001、米MGM)。終幕は鮮やかだったし途中ハラハラする場面もあったが、全体を通しては引き込まれるには至らなかった。絵造りは美しくはあったが色合いの所為もあるかな→『回路』(黒沢清。麻生久美子、役所広司、有坂来瞳、菅田俊、松尾政寿、水橋研二、長谷川憲司、加藤晴彦、小雪、風吹ジュン、武田真治、塩野谷正幸。2001、東宝)。話の発想や組み立て方はもちろん、バスの窓から見た外やビニールカーテンの向こうなどの不透明な風景はじめ、絵造りは見事。日本の住環境の持つ不気味さを捉えているところもよいと思った(小雪の部屋以外)。幽霊(幽霊の人間の中間?)の佇まいや動きの演出も面白い。麻生久美子と小雪が魅力的なのはいいのだが(繰り返し観たいと思わせる原動力にもなる)、魅力的過ぎるのはどうかな。特に小雪は、あんなに美しい大学生がいるのかと思わせられてしまう(話の流れを邪魔するくらいに)。“普通の人”の表現をもう少し意識したほうがよかったようにも思う→『大いなる愛の彼方に』(大野徹郎。桑野みゆき、瞳麗子、富永ユキ、榊ひろみ、姫ゆり子、中圭子、山田百合子、山科ゆかり、浅茅しのぶ、十朱久雄、高千穂ひづる、宮口精二、中村是好、川津祐介、渡辺文雄、左卜全、土田桂司、稲川善一。1960、松竹)。桑野みゆきの不良少女っぷりが可愛く、浅茅しのぶの嫌味な先生ぶりにかなりの現実味がある。“愛の典獄”的な話としてはよく出来ていると思うし、切実さもあれば昔ならではの(今から見れば)呑気な感じもあって面白い。左卜全が珍しく?笑いではなく泣かせの芝居で印象的。そして高千穂ひづるの大爆発のカッコよさよ(院長の十朱久雄が頭を抱えているのが可笑しい)→あいちトリエンナーレの『表現の不自由展』が最終的にテロ紛いの脅しもあり中止に。結果的にではあるが、官房長官や名古屋市長といった権力側がテロリストの後押しをする格好になった。しかも問題となった作品の解釈に誤りがあったとも聞く。世も末、と言ってしまえば簡単だが、さてどうしたものか→午前4時頃就寝。
8月4日(日) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→ →昼過ぎ飲酒開始しまず『斬り込み』(沢田幸弘。藤竜也、郷えい治、人見きよし、沖雅也、岡崎二朗、藤健次、高城淳一、中村竹弥、曽根晴美、小堀明男、扇ひろ子、渡哲也、杉良太郎、ザ・モップス、青木伸子、初井言栄。1970、日活)。藤竜也がこの前後の出演作とひと味違うというかひと皮向けたという印象。あとはモップスの演奏のリズムの微妙なハネがカッコいいなと思ったくらいかな。渡哲也もとってつけたような主役ぶりで、映画全体的に強力な印象は残らなかったが、終盤の小杉太一郎の音楽の和声などは印象的であった→それからB電子のターン・テーブル・マット試用→続いて昆布出汁殼を煮ながら『愛と誠』(原作:梶原一騎/ながやす巧、監督:山根成之。愛(子役)、有沢正子、鈴木瑞穂、誠(子役)、早乙女愛、西城秀樹、三角八郎、坂上大樹、穂積隆信、北浦昭義、仲雅美、高岡健二、織田あきら、南陽子、進千賀子。1974、松竹)。劇画の映画化だから仕方がないと言えば仕方がないが、なにかのパロディにしか見えない映画。画面の色使いはいろいろと特徴を出そうと工夫しているようだが、学園ものとして全体的には『混血児リカ』や『聖獣学園』から毒気を抜いたような印象。とはいえ、西城秀樹はたいへんカッコいい(鼻はゴリラっ鼻だが)。仲雅美はかなり沖雅也に似ている。そしてみんなで仲良く額に傷を作っておしまいというのはほんとうに可笑しいなあ。途中で祖師谷五丁目33(の住所表記が露骨に)が出てくるので一応メモ(この場面の坂道の繰り返しはなんの意味があるんだろう?)→B電子原稿(ターン・テーブル・マット)第一稿を送付→風呂→『いだてん』と『笑点』→夜11時頃就寝。
8月5日(月) 朝8時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→昼前浅草へ。まずは田原町で降りて花家でおむすび購入→演芸ホールにて、今年もにゅうおいらんずの芝居を見物。まず演目と演奏曲目は下記の通り。

春風亭かけ橋・・・・のめる
三遊亭遊かり・・・・寄合酒
山上兄弟・・・・・・奇術
三遊亭遊里・・・・・平林
三遊亭藍馬・・・・・お菊の皿
ナオユキ・・・・・・スタンダップコメディー
三遊亭圓丸・・・・・悋気の独楽
春風亭柳橋・・・・・金明竹
コント山口君と竹田君
 ・・・・・・・・・コント(ラーメン屋)
瀧川鯉昇・・・・・・蛇含草
古今亭寿輔・・・・・生徒の作文
(仲入り)
三遊亭遊雀・・・・・宗論
宮田陽・昇・・・・・漫才
桂伸乃介・・・・・・真田小僧
春風亭昇太・・・・・看板のピン
ボンボンブラザース
 ・・・・・・・・・太神楽曲芸
三遊亭小遊三・・・・蜘蛛駕籠

噺家バンド「にゅうおいらんず」
 ・・・・・・・・・大喜利
01 茶色の小瓶
02 タイガーラグ
03 私の青空(昇太歌唱)
04 ダイナ(小遊三歌唱)
05 天使の誘惑(小遊三歌唱)
06 セントルイスブルース
07 聖者の行進
にゅうおいらんず:
三遊亭小遊三(tp, vo)
桂伸乃介(p)
春風亭昇太(tb, vo)
春風亭柳橋(banj, mc)
ミーカチント(ss)
高橋徹(dr)
ベン片岡(b)

前座〜二つ目では、三遊亭藍馬『お菊の皿』が今風の味わいの塩梅がよく、面白かったかな。ナオユキの小さい笑いの泡を大きな渦にしたり少し鎮めてみたりといった手腕は相変わらず見事(客席の反応もものすごかった)。仲入り前の古今亭寿輔『生徒の作文』は大半が客いじりだが、客いじりだって藝の内だと言ってみたくなる可笑しさ。仲入り後は春風亭昇太『看板のピン』が、このネタでこれだけ笑いを取るかという凄まじさだった。主に昇太のキャラクターによるもので、落語という藝の深いなにかがあるかはわからないが、これだけただただ楽しくあとになにも残らない噺があるのはよいことだと思う。

にゅうおいらんずは小遊三がかなり不調だったようで、『ダイナ』など難しい曲でもないのにトランペットの主旋律の拍を見失いバンドの演奏が止まるようなひと幕もあったが(トランペットの音程はほぼ全曲で外していた)、それはそれで楽しい。昇太歌唱の『私の青空』はさすがに去年までとはひと味違った。新曲が三曲もあったのに驚いたが(『茶色の小瓶』『ダイナ』『天使の誘惑』)、今まで演っていた曲も編曲が少し変わっていたりなど、新味も多かった。

→終演後は薬研堀で唐辛子購入してからひさびさに餃子の王さまで一杯。それから浅草神社参拝、梅園で土産の豆かん買ってから一代を覗いたら、暖簾は出してなかったがやってる様子だったので、入れてもらってちょいと一杯。一年ぶりだが、相変わらず気持ちよく飲めた→平和に電車で帰宅→風呂→おかずだけつまんでビール→午前0時前就寝。

8月6日(火) 朝8時起床。B電子原稿直しやってから白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→B電子原稿了→Apple Musicで林栄一トリオ(ゲスト渋谷毅)『Monk's Mood』聴いてみたらこれがよかった。ベースが伊藤啓太、ドラムが角田健。廃盤で入手困難と知ったが、ヤフオク!を見たら普通の値段で出ていたので入札してみる→ついでに入院前に購入するつもりだったエレクタの小さいキャビネットも注文→午睡→風呂と風呂掃除→『朽ちた手押し車』(島宏。三國連太郎、初井言栄、田村高廣、長山藍子、志和慶子、星ルイス、江戸家猫八、誠直也、伊沢一郎、たこ八郎、岸ユキ、下条アトム、高橋悦治。1984、アークエンタテインメント)。現実はこんなものではないかもしれないが、それでも充分残酷に老いとその周囲の生活を描いた映画と思う。映画が撮られたのは、老人ボケが病として認識され始めた頃だろうか→午前2時頃就寝。
8月7日(水) 朝9時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→昨日届いた副島照人『日本フリージャズ史』(なんとすでに四刷め)を読み始めながら、本に出てくるアルバム(高柳昌行&ニュー・ディレクション『Independence』、山下洋輔トリオとブラス12『イントロデューシング・タケオ・モリヤマ』など)を聴く。山下洋輔トリオとブラス12はなんだか大袈裟で面白いが、一曲でいいなという感じ→吉沢元治『インランド・フィッシュ』からタイトル曲を聴いたところで午睡→『男はつらいよ テレビドラマ版』(第一話と最終話)→シャワー→夜0時就寝。
8月8日(木) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→浅草八月上席二回め。少し早めに出立→10時半田原町着。今日は花家店頭はおばちゃんで、おむすび四つと注文したらいきなり「なんだ、また道案内かと思った」と怒っている。わけを聞くと、田原町の駅を出てすぐだからか、最近は道を聞かれることが多いという。しかもせっかく丁寧に教えてあげても「ありがとう」の一言もないとの由。外国人は覚えたての日本語を使うのが楽しいのか「ありがとう」「どうもー」と言うが、日本人らしき人は特に何も言わなかったり「ああそう」くらいだったりとの由。そりゃ毎日あそこで店やってればそういうことに遭遇する回数も多いだろうし、怒るのはわかる。八つ当たりされても仕方あるまい→早めに出立したものの、本日は団体と関係者席で半分以上埋まっていて立ち見。仕方がないので最後部に座り込んで聴くことにする。以下本日の演目。

浅草ジンタ・・・・・バンド
01 大漁節
02 笑点のテーマ
03 男はつらいよ
04 ドント節
春風亭べん橋・・・・半分垢
鏡味味千代・・・・・太神楽曲芸
三遊亭遊里・・・・・まんじゅうこわい
三遊亭遊喜・・・・・熊の皮
ねづっち・・・・・・漫談
三遊亭遊之介・・・・ガマの油
春風亭柳橋・・・・・金明竹
林家今丸・・・・・・紙切り
瀧川鯉昇・・・・・・鰻屋
古今亭寿輔・・・・・小言念仏
(仲入り)
立川吉幸・・・・・・山号寺号
ナイツ・・・・・・・漫才
桂伸乃介・・・・・・高砂や
春風亭昇太・・・・・ちりとてちん
北見伸&スティファニー
 ・・・・・・・・・奇術
三遊亭小遊三・・・・漫談

噺家バンド「にゅうおいらんず」
 ・・・・・・・・・大喜利
01 茶色の小瓶
02 タイガーラグ
03 私の青空(昇太歌唱)
04 ダイナ(小遊三歌唱)
05 天使の誘惑(小遊三歌唱)
06 セントルイスブルース
07 聖者の行進
にゅうおいらんず:
三遊亭小遊三(tp, vo)
桂伸乃介(p)
春風亭昇太(tb, vo)
春風亭柳橋(banj, mc)
ミーカチント(ss)
高橋徹(dr)
ベン片岡(b)

本日は落語は全体に低調に感じたが、それでも印象に残ったり笑ったものを挙げると鯉昇『鰻屋』、寿輔『小言念仏』、吉幸『山号寺号』、昇太『ちりとてちん』と半分に達するし、小遊三の適当に思える漫談もかなり可笑しかった。低調という印象は、ねづっちとナイツがずば抜けて面白かったからかもしれない。にゅうおいらんずは先回と比べて特に印象に変化なし(拍が怪しくなるところはなかった)。来年はオリンピックと丸かぶりだが、さてどうしたものか。

→飯田屋でどぜうで一杯。その後は浅草神社、梅園、一代といつものコース。一代の女将に朝の花家のおばちゃんの話をしたら、女将も秋葉原に出てエレベータが閉まる直前に乗せってもらい「すみません」と言ったらだれもなんの反応もないという経験をした、と憤慨していた。やはり人と人とが関わり合う際の作法のようなものがかなり壊れているのかなと思う→平和に電車で帰宅→シャワー→ビール一本飲んで就寝。午前0時くらい。
8月9日(金) 朝10時半起床→T後が誘ってくれたバンドの曲を整理。すべてApple Musicにあった→午睡→ヤフオク!で落とした林栄一トリオ(ゲスト渋谷毅)の『Monk's Mood』の再生チェック。問題なし→TVドラマを二本ほど見て就寝。夜0時くらい。本日は疲れてなにもしなかった。
8月10日(土) 朝9時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→T後バンドの候補曲のコピー。Led Zeppelin『Your Time Is Gonna Come』、Pretenders『Back on the Chain Gang』、Grace Potter and the Noctournals『Big White Gate』の三曲は簡単に譜面を起こす。Grand Funk Railroad『Some Kind of Wonderful』はずっとシャッフルでキメ等なし、The Beatles『Oh! Darling』はどうにでもなりそうなので、本日はとりあえず五曲→その間に『コピーキャット』(原題『Copycat』、監督:ジョン・アミエル。シガニー・ウィーヴァー、ハリー・コニック・ジュニア、ホリー・ハンター、ダーモット・マローニー、J・E・フリーマン、ウィル・パットン、ジョン・ロスマン、ウィリアム・マクナマラ。1995、米Warner Bros.)。ポリスの『Murder By Numbers』をモチーフにしたミステリー。面白かったが、特別な感じはなかった。ホリー・ハンターが魅力的なのは印象に残ったが、殺人犯たちにそれほどの狂気が感じられなかった所為かもしれない→あと午睡→シャワー→『スロヴェニアの娼婦』(原題『Slovenka』、監督:ダムヤン・コゾレ。ニーナ・イヴァニシ、マルサ・キンク、ピーター・ムセフスキ、ウロス・フュルスト、アレス・ヴァリク、デジャン・スパシック、アルジョサ・コヴァシック。2009、斯Cinemania Group/独Farbfilm Verleih/塞Cinears/哥?/波黑Art Servis)。彼の地(スロヴェニア)の都会と郊外の生活の様子をかいま見ることができる、という点は面白かったし、地べたで暮らす人々の可愛らしさがよく描かれていると感心した反面、話の要点がどこにあるのかを真っすぐに感得することができなかった(頭で考えればわかるが、頭で考えないとわからない感じ)→夜0時就寝。

Calendar

2019年10月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

アーカイブ