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隣りのマフィア

トニーノ・ブナキスタ(映画「真夜中のピアニスト」などの脚本家)の長編小説。文春文庫。

証人保護プログラム下にあるイタリア系アメリカ人のマフィア一家がフランスの片田舎に引っ越して来て、そこでドタバタ劇が起こるという話で、最初のうちはなんだか江口寿志の描く漫画のような印象だが、小カタルシスが折り重なって大カタルシスに至る話の運びとか、その過程でいろいろな物語が層をなして共鳴して行くようなところはなかなか。

爆笑でもなくくすりという笑いでもない笑いを笑わせられるようなところが面白かった。ちなみに原題は「Malavita」で、主人公の飼い犬の名前。この哀れな犬には要注目。

映画化してもらいたいようにも思う作だが、この辺りは映像化難しそう、と思うところも読んでてあった。どこだか忘れてしまったが。

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