« 歌舞伎座新開場 杮葺落八月納涼歌舞伎(第一部) | メイン | 8月まとめ(1〜10日) »

浅草演芸ホール8月上席昼(二回め)および夜

浅草演芸ホール七月上席 夏休み特別興行後半

昼は若干疲れ気味? とも感じた。春風亭昇太はいつものマクラがそのまま長くなったような漫談で終わっていたし、三笑亭笑三も話の先を忘れたり(それともあれもネタだったのだろうか)。

とはいえ、にゅうおいらんずは、三遊亭小遊三の音がちょっと出なかった場面があったり、昇太のトロンボーンが少し元気なさ気なところがあったりした以外は、番組後半にしてはしゃんとしていた。曲目やトークタイムのネタは8月2日と同じだったが、「三保の松原は富士山の陰毛」というやけくそのようなネタには笑った。

夜は、桂米多朗まで退屈したが、東京丸・京平でいきなり笑いの渦が起きる。京丸がボケたあとに客の反応を見て「笑わんなあ」というのが妙に可笑しかった。

桂竹丸は、弟子の桂竹の子と師匠の桂米丸、あと先代三遊亭圓楽と立川談志をネタにした漫談だったが、これも爆笑。できたらちゃんとネタを聴きたいと思わせるくらい、面白かった。

三遊亭遊三の『親子酒』も、独特な間抜けな人物造形がよかった。

自分にとってこの日の白眉は、新山ひでや・やすこの漫才から昔昔亭桃太郎の『金満家族』、そしてうめ吉という流れだった。ひでや・やすこは「最高最高〜」ってのがなくてもよい気がするが、オーソドックスな夫婦漫才の味わいがとてもよいし、やすこの歌がうまいのもよい(この日は王将を歌った)。

桃太郎『金満家族』は、バカのような金持ち観と、金持ちなのにわかめのおつけに冷や奴におしたしを食べているという落差のバカバカしさに参る。ひでや・やすこに触発されたわけではないだろうが、『柔』(の歌詞が黒田節になる)を歌ったのがそんなにうまくないのも、また可笑しい。

そしてうめ吉。俗曲は『三階節』『品川甚句』『繁く逢うのは』といつも通りだったが、踊りは夏らしく『縁かいな』の夏の「玉屋が取り持つ〜」で、その色っぽさといったらなかった。とてもいろいろ妄想を駆り立てられた。これはまた観たい。

トリの三遊亭笑遊『蒟蒻問答』は、間をつかめず、ちょっと聴くのに難儀してしまった。登場人物ひとりにつき上下を振る回数が多い?のに、うまく乗れなかった所為かな。「穴堀音頭」のくだりはとても可笑しかった。

この日の発見は、三遊亭遊史郎で、とにかく声と顔付がよくて、『ちりとてちん』の話の運び方も自分にぴったり来た。今まで『転失気』や『看板のピン』を聴いているが、おおぴったり来る、と感じたのは、この日が初めてだと思う。忘れないうちに、また聴いておきたい。

以下、この日の演目。

-昼
桂伸乃介・・・・・・気の長短
ナイツ・・・・・・・漫才
春風亭昇太・・・・・漫談
三笑亭笑三・・・・・漫談
ボンボンブラザース
 ・・・・・・・・・太神楽曲芸
三遊亭小遊三・・・・短命
(仲入り)
噺家バンド大喜利 にゅうおいらんず(デキシーライブ演奏)

-夜
昔昔亭喜太郎・・・・狸の恩返し
三遊亭小笑・・・・・悋気の独楽
マグナム小林・・・・バイオリン漫談
三笑亭可龍・・・・・手紙無筆
桂米多朗・・・・・・犬の目
東京丸・京平・・・・漫才
桂竹丸・・・・・・・漫談
桂歌春・・・・・・・鈴ケ森
北見マキ・・・・・・奇術
三遊亭遊三・・・・・親子酒
(仲入り)
コント青年団・・・・コント
三遊亭遊史郎・・・・ちりとてちん
春風亭柳好・・・・・目薬
新山ひでや・やすこ
 ・・・・・・・・・漫才
昔昔亭桃太郎・・・・金満家族
桧山うめ吉・・・・・俗曲
三遊亭笑遊・・・・・蒟蒻問答

(若干殴り書き気味につき、あとで直す予定)

Calendar

2019年12月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

アーカイブ