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2019年07月31日

7月まとめ(21〜31日)

7月21日(日) 朝10時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→参議院選挙投票→シャワー→午後恵比寿へ。Second Line夫妻の結婚記念パーティへ出席。千歳船橋から渋谷行きバスで大坂上下車、代官山を抜けて会場へ→会はとても和やかなよい雰囲気で、こちらまで幸せな気持ちになった。去年のライブ・イベントで演奏をご一緒した方々に会えたのも嬉しい→会がはねたのち、代官山まで歩いて、東横線と副都心線で新宿三丁目。また延々飲む。楽しかったが、楽しかったという記憶しかほぼ残っていないな→早めの時間に帰宅し就寝。
7月22日(月) 昼12時起床。宿酔いで腹痛→Y山と連絡取れ、来週以降見舞いに行くことにする。病院は松戸だが、電車では一本→結局終日ほぼ何もせず。吉本興業社長の記者会見を少し見たが、ほんとうのバカか、何かを隠すためにバカを装っているのか、そのどちらかだろうと思った。その中で雨上がり決死隊・蛍原徹が昨日の競馬で万馬券的中、というニュースに笑った→シャワー→ビール一本だけ→『沈丁花』(原作:松山善三、監督:千葉泰樹。杉村春子、京マチ子、司葉子、団令子、星由里子、田辺靖雄、藤木悠、夏木陽介、加東大介、宝田明、三木のり平、佐藤允、小林桂樹、仲代達矢、有島一郎、賀原夏子、小泉博、高島忠夫。1966、東宝)。名立たる名優を揃えて、藝達者の役者をほんのちょいとだけ使ったりしつつ、実にいい塩梅の喜劇をさらっと撮っている(終幕は充分過ぎるくらい感動的だが)。こういうのを贅沢というのだろう。京マチ子と司葉子のコメディエンヌの力量を十二分に引き出している点も素晴しい(特に司葉子の可愛らしい可笑しさ。ああ、あと仲代達矢もか)。黛敏郎の音楽(特に冒頭のタイトルロールの音楽の和声)も素晴しい→午前1時過ぎ就寝。
7月23日(火) 朝7時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→アート・ネヴィル逝去の報に触れ、なんだかさすがに追悼したくなり、ニュー・オリンズ音楽で飲酒→DU仕事の資料読みと参考にする箇所の書き出し。まずは戸田久美『アンガーマネジメント 1分で解決! 怒らない伝え方』。いい方向に導いてくれる本だとは思ったが、ディテイルについてはあと半年くらい時間かけてから出版したほうがよいと思った→午睡→高柳テープ・コレクションからダニエル・ビネリ(Daniel Binelli)とウーゴ・ロメロ(Hugo Romero)のデュオを中心にしたアルバム『タンゴ・モデルノ〜躍動するバンドネオン』(おそらく1987年のリリース)で午後の仕事開始(この演奏録音は素晴らしい)。ダニエル・ビネリはバンドネオン奏者、ウーゴ・ロメロはギタリスト→続いてタモリ、山城新伍(三日月刑事)、せんだみつお(痴漢マン五郎)、和田アキ子などが出演の『うわさのチャンネル』(1976/11/19〜12/17)の録音テープを聞く。四ヶ国語麻雀などやはり面白いが、その他のネタは今聞くとレベルはかなり低いような気がする。だからといってつまらないわけでもない→佐藤綾子『なぜ、あの人の言い分だけ通るのか?』を2/3ほど読む。これまたディテイルの信憑性に感覚的に疑いを持ったが(各例はほんとうにいるのだろうが、極端な例を選んでいるのではないだろうか、等)、著者はパフォーマンス学・心理学博士として実験を重ねた結果に基づき書いているので、まあひとまず信じておこう→シャワー→『復活』(野淵昶。小林桂樹、京マチ子、草島競子、小松みどり、原聖四郎、北河内妙子、金剛麗子、香川良介、三津田健、大伴千春、滝沢修。1950、大映)。感触としては昔(戦前戦後くらい)のフランス映画の趣き。京マチ子、小林桂樹、滝沢修を中心にした人間の愛とはなにかについて描く作品と思ったが、大伴千春の苦悩する京マチ子を導く役どころに感動した→ビール中瓶一本と御酒二杯でダウン。二時間ほど仮眠→午前0時就寝。
7月24日(水) 結局眠れず、午前2時過ぎ起床。眠くなるまで仕事にする→佐藤綾子『なぜ、あの人の言い分だけ通るのか?』読了→『美女放浪記』(渡辺祐介。研ナオコ、桃山みつる、秋谷陽子、相本久美子、ミヤコ蝶々、佐野浅夫、秋野太作、鶴間エリ、武智豊子、坂上二郎、小島三児、あき竹城、藤村有弘、柳家小さん、車だん吉、ひろみどり、千代恵、ピンクレディ、東八郎、前川清、花澤徳衛、河村憲一郎。1977、松竹)。これは面白いところがほぼなかった。研ナオコもすでにTVのほうが面白かったと思う。老花澤徳衛の活躍(出番は短いが)くらいが見所か。なおピンクレディは『カルメン'77』、研ナオコは『あばよ』が挿入歌として流れる→朝6時半就寝→午前11時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→本日の高柳テープ・コレクションは『欽ドン! よい子悪い子普通の子』(1981/7/6、1981/6/14、ほか)。中原理恵に少し思いを馳せたが、これも廃棄かな→続いてコント赤信号、チャーリーカンパニー、コントレオナルドの音声(1982/2/21)。コントレオナルドは警官と交通違反者、出所した息子と父親、不純異性交遊(娘の先生と父親)、銀行に就職した息子と父親などだが、レオナルド熊と石倉三郎の台詞回しはもちろん、台本がものすごく面白いなあ→平木典子編『アサーション・トレーニング —自分も相手も大切にする自己表現—』がとてもわかりにくいというか、トレーナー向けの内容で記事に援用するのにピンとくるようなポイントが少ないので読み進めづらく、晩のカレー作ることにする→風呂→『雑兵物語』と『火の鳥』を少しだけ観たが眠くなったのでひとまず就寝。夜10時頃。仮眠として夜中起きて仕事するつもりだが、果たして。
7月25日(木) 午前0時起床→平木典子編『アサーション・トレーニング —自分も相手も大切にする自己表現—』をなんとか解読しながら、先日の毒蝮の音声を書き出しCD作成→午前3時より飲酒→『雑兵物語』(原作:清水崑、監督:池広一夫。勝新太郎、船越英二、柳家金語楼、堺駿二、太平洋子、遠藤辰雄、藤村志保、横山アウト、三角八郎、ミヤコ蝶々、中村豊、ノック、フック、パンチ、小林勝彦、水原浩一、伊達三郎、柳谷寛。1963、大映)。『恐怖の報酬』を思わせる展開もあり、藤村志保の可愛らしさにきゅんとさせられ、「俺たち足軽に北も南もあるものか」という台詞にうなずかされる。清水崑の原作とのことだが、漫画なのかな?→朝5時就寝→朝10時起床。桃、白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→朝食後、DU原稿ひとまず了。第一稿を提出→千歳船橋駅前に出て、本日の香典と香典袋を調達。ついでに八兆で昼。出がけに、隣家に新しく越してくる方と顔を合わせたのでご挨拶→帰宅後シャワー→夕方高円寺へ(新高円寺)。堀ノ内斎場にて、高校のときのクラスメート(K組)の通夜に列席。私と同じ脳出血が死因だそうだ(出血した場所が少し違う)。私は自分もいつかは死ぬ、としか考えてないが、人の死として考えると、五十三四は早過ぎる。無念だったろう→斎場には見知った顔がなかったので、焼香だけでお暇し、ちんとんしゃんへ。女将に塩で清めてもらったあとはいつものバカ話。ずんじ君のラガーマンと相撲を取る話と、北海道から沖縄に届く長い綱で綱引きをする話で大笑し、かなり酔っ払った→平和に電車で帰宅。割と早い時間と思うが、就寝時間不明。
7月26日(金) 朝10時過ぎ起床。宿酔い。いろいろせずにすぐ朝食→終日なにもせず→夕方風呂、湯上りに一杯やってからバスで三軒茶屋→着くなり『Now's The Time』演ってたので途中から参加。あと『男はつらいよ』を提案したら意外にすぐ形になった(よく会う先輩に歌ってもらった)。まあそんなこんなで楽しい夜であった→雨止んだので徒歩で帰宅→シャワー、ビール、ドラマ、就寝(午前2時頃)。
7月27日(土) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→昼過ぎ、MACHACO先生が近所のハワイ風カフェでライブをやるというので出かけてみたが、出演時間が微妙だったので(一時間以上待たねばならない上にものすごい炎天下で散歩なども辛い)、店で軽く昼食を取りいったん帰宅。私は汗を搾り取られたみたいな感じで、申し訳ないが失敬することにする。店はせっかくのイベントなのだから、大まかなタイムテーブルくらいWebで発表しておけばよいのに(Facebookページもあったが情報の掲載はないに等しかった)→午睡→『魔の黄金』(原作:関川周『山師』、監督:谷口千吉。森雅之、見明凡太郎、東野英治郎、伊沢一郎、星美千子、志村喬、相馬千恵子、田崎潤、宇野重吉。1950、大映)。金を掘り当てた山師に群がる亡者たち、という話の流れは特異ではなかろうが(といっても森雅之の昔の恋人の相馬千恵子の登場以降の展開とその悪女っぷりにははっとさせられた)、戦後すぐの北海道の風俗を活写したと思われる点でなかなかない映画と言えるのではなかろうか。しかし古い新しいに関係なく、役者がみんな普通にうまい。それだけで昔の映画は観る価値があるなあと、最近つくづく思う。あと音楽が伊福部昭→シャワー→『女の意地』(斎藤光正。浜木綿子、殿山泰司、根上淳、三浦真弓、松原智恵子、市村博、中尾彬、沢知美、梶芽衣子、藤竜也。1971、ダイニチ映配)。冒頭でスナックのホステス全員が放心したように主題歌を歌っているところは面白かったし、松原智恵子と沢知美のレズシーン、平浩二の歌唱シーンなどは面白かったが、全体的には特に感想を持ちにくい作品だった。中尾彬の恐ろしい大根ぶりがせっかくの殿山泰司の味わいや浜木綿子のお色気など作品を彩る魅力を台無しにしてしまっているように思った。あと美術のセンスが微妙に悪い→松本人志の『すべらない話』だったかな、そういう芸人ひとりひとりが面白い話をするという番組(長寿なのか)を見たが、恐ろしくつまらなかった。近所に面白い人が集まる酒場がない人とか、そういう層のための番組なのかな。まあでも都市部に育った人間にはわからない面白さもあるのかもしれない→夜0時就寝。
7月28日(日) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→DU原稿直し。三十分くらいでさらりと完了→午睡→『男はつらいよ フーテンの寅』(原作:山田洋次、監督:森崎東。悠木千帆、渥美清、佐藤蛾次郎、三崎千恵子、太宰久雄、森川信、前田吟、春川ますみ、晴乃パーチク、晴乃ピーチク、倍賞千恵子、左卜全、佐々木梨里、新珠三千代、野村昭子、香山美子、河原崎建三、花澤徳衛、高野真二、笠智衆。1970、松竹)。終盤の花澤徳衛が出てくるくだりがとにかく泣ける。それでこそ寅次郎のよさが活きようというものだと思う。せめて五本に一本森崎東に撮らせていればなあと思った。渥美清を中心とした森川信/三崎千恵子と左卜全/野村昭子という対比とそれぞれの名演もたまらない。そして左卜全の残酷な「そうよ、馬鹿はオマエよ」も。寅の口上を船客に復唱させる終わらせ方がまたいい。しかしBD-Rへの録画が失敗または劣化していて、一部(前半の渥美清と前田吟が取っ組み合いになるところ)が観られなくなっていたので憮然→風呂→夜9時過ぎ就寝。
7月29日(月) 朝6時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→DUに修正原稿送り、図書館に本返却。朝の涼しいうちにと思ったが、まったく涼しくなかった。帰りワカスギで朝飯を買って帰ろうと思ったが開店しておらず。ほぼただの暑い散歩になった→中江クリニックの予約時間まで横臥→11:30中江クリニック。今回も血圧の推移を見せたが特に問題なし。あとは心拍音の確認など。次回はまた35日後。脳の痙攣を押さえる薬(イーケプラ)は、発病後一年くらい様子を見てから続けるかどうか検討との由→薬局で薬受け取り、モスバーガーで昼を買って帰宅→昼にビール一本。モスカレーバーガーは、モスバーガーのトマトソースに少しカレー粉を混ぜたようなものだった。悪くはないが、はまるようなものでもなかった→O形の部屋のエアコン故障。キヌタさんが点検に来てくれることに→午睡→DU請求書発行、投函→風呂→『AKIRA』(原作・監督:大友克洋。岩田光央、佐々木望、玄田哲章、神藤一弘、小山茉美、石田太郎、中村龍彦、伊藤福恵、渕崎ゆり子。1988、東宝)。観始めは今となっては、という感想だが、しかしやはり発想はすごいし終盤のAKIRAの覚醒?増殖?の場面はすごい。とは言っても絵造りは古びて見えるところも少なくないので、大友克洋が生きているうちに現代のセンスと技術(絵柄ではない)でリメイクするべきと思う(デカプリオはどうかと思うが)。ガムランみたいな音楽も今となってはダサいので、それも含めて現代のリメイクが観たい→夜9時頃いったん就寝。
7月30日(火) 朝5時起床。途中だいぶ覚醒してたし眠りも浅かった→負け代編集。一時間かからず完了→白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→血圧高め。降圧剤二日抜いた所為か、あるいは寝不足の所為か→朝7時半いったん就寝→朝10時半起床。若干発熱→午後、画伯宛荷物発送。だいぶお待たせしてしまった→洗車。といっても水かけて埃払って鳥のフンを拭っただけ。ざっと拭いてあとは自然乾燥→『にっぽん実話時代』(福田純。織田政雄、有島一郎、村上冬樹、藤木悠、ミッキー・カーチス、当銀長太郎、南弘子、田中邦衛、安川実、平田昭彦、浜美枝、中島そのみ、高島忠夫、清水元、中真千子、東郷晴子、若林映子、田武謙三、池内淳子、田崎潤、浦島千歌子、沢村いき雄、松村達雄、佐田豊、千石規子。1963、東宝)。池内淳子の女っぷりが際立つ。その辺の色気のあり様が、たとえば増村保造が撮ったらなかったろうなあとは思うが、増村保造が撮ったら別の面白さがあったろうなとも思った(あるいはクレージー映画にしても面白かろう)。細かいところでは、編集部にヤクザが脅しに来たとき、ひるんだ編集部員の中でミッキー安川が真っ先に飛び込んでいくのはのちの怒りん坊のキャラクターが思い起こされて面白かったな→風呂→順番を間違えたが突如居間のエアコンのフィルター掃除と、あと階段の掃除機かけ→晩の支度→『女たちの庭』(野村芳太郎。生田悦子、園井啓介、小畠絹子、千秋実、山口崇、高峰三枝子、香山美子、小沢栄太郎、倍賞千恵子、高橋とよ、尾崎奈々、岡田茉莉子。1967、松竹)。この映画の本質と関係するかしないかわからないが、この映画に出てくるような日本人が、私は日本人としては一番好きだな。話の起伏は一見あまりないように見えて、実は人間の生活の中にある喜怒哀楽(を生ぜしめる出来事)をものすごく描いている。だから、観てすぐに感銘を受けるかといえばそうでもないが、何度も観たくなる作品である→夜10時頃いったん就寝。
7月31日(水) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→朝食後シャワー→老父付き添い(深水庵、サミット)→最後に老父宅に寄り、老父より所望の椅子用クッションを納品。椅子に取り付けて具合を見たところ、問題なし。あとPCに関する質問を解決→帰宅しビールと午睡→夕方O形と、バスで三軒茶屋へ。まずは安曇野で一杯→本日は尾形が『Tea For Two』を歌ったほか、『Now's The Time』『男はつらいよ』『In I Ain't Got You』『Chiken』『Mercy, Mercy, Mercy』など。女性ボーカルAさんが風邪で不参加だったのが残念だったが、まあ楽しく演奏し楽しく酔っ払った→タクシーで帰宅→ペヤングソースやきそば超大盛りを肴にビール飲んで就寝。午前2時頃。

2019年07月20日

7月まとめ(11〜20日)

7月11日(木) 朝7時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→ベニー・ウォレス『In Berlin』で仕事開始。『It Has Happened To Me』などリズムのアレンジが楽しい→途中で眠くなり、いったん休憩。二時間ほど寝る→ベニー・ウォレス『Someone to Watch over Me』(1989年)。映画音楽制作に没頭するためにいったんジャズ界から姿を消したあとの復帰作との由。一回聴いただけでは特徴をつかめなかった→スパイス婆ちゃんに裏を返しに。品書きに温泉卵が増えていたので乗せてもらったら、辛さがちょうどよい感じに。量は小盛りでよさそうだ→ラクーンで洗濯に出したスーツ受け取って帰宅(途中一力で油揚と豆腐購入)→引き続きベニー・ウォレス。お次はコールマン・ホーキンス作品集の『Disorder at the Border』(2004年。ドラムは『The Talk Of The Town』で耳を引かれたアルヴィン・クィーン)。ホーン(ts、tp、tb、as、bsの五管)が素晴らしい→ステッパー8分→シャワー→『しとやかな獣』(原作:新藤兼人、監督:川島雄三。伊藤雄之助、山岡久乃、高松英郎、小沢昭一、若尾文子、川畑愛光、浜田ゆう子、山茶花究、ミヤコ蝶々、船越英二。1962、大映)。川島雄三お得意の人の出入りの面白さを狭い団地の一室で表現してみた作品と思った。スクリューボールっぱさとずーんと重くなるところのメリハリの巧みさというか妙味にしびれた。一見地味な色合いの美術とセットも見事。若尾文子が一枚上手な描写、山岡久乃の上品さの可笑しさ、伊藤雄之助の台詞回しの淀みのなさも妙に可笑しい。能の知識があったら面白かろうと思ったのと、白い階段の謎が直感的に理解できたらもっと面白かったと思ったが、それは自分の勉強不足。それにしても妙な手触りの傑作だなあ→『笑点特大号』が二時間スペシャルだったが、結局全部観てのこしたのは江戸家まねき猫のみ。さらば青春の光のコントも面白かったが、これはまた別のネタを観られればいいなかと→夜10時頃就寝。
7月12日(金) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜、桃→『If I Ain't Got You』のドラムをコピーし譜面作成→シャワー→ぶらぶら歩いて三軒茶屋。途中長崎でモツ煮込み(小)と皿うどんとビール。もうこの量で食べ過ぎになってしまう。もう少し身体を動かすようにすればよいのだろうか→三軒茶屋に着きカルディでいつものチーズを購入(経堂では買えなくなったので)→ひさしぶりにStage PFにて、メンバー全員揃い。『If I Ain't Got You』はなんとかなりそうかな(ほぼ譜面通りに叩けた)。あとは『枯葉』『You'd Be So Nice To Come Home Too』『Come Together』『Mercy, Mercy, Mercy』『Chiken』『Fly Me To The Moon』『Black and Crazy Blues』って感じだったか→帰途も徒歩→シャワー浴びて一杯やって就寝。午前2時頃。
7月13日(土) 朝9時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜。昨日あんなに(都合二時間)歩いた割には体調には変化なし。通じも特によくないし、腹もあまり減らない。もっと身体を動かす必要があるということか→と言いつつ、昨日歩いた所為か疲れを感じて一日何もできず。ほぼ寝ていた→風呂→晩の支度→『今夜、ロマンス劇場で』(武内英樹。綾瀬はるか、竹中直人、池田鉄洋、酒井敏也、坂口健太郎、石橋杏奈、山下容莉枝、加藤剛、中尾明慶、北村一輝、西岡德馬、本田翼、柄本明。2018、ワーナー・ブラザース映画)。「今宵」でなくて「今夜」なのが、個人的な趣味としてまず残念。そして作りようによってはものすごく面白くなったと思われるのだが、脚本も演出も美術も絵造りも芝居もメイクも音楽も、“映画への尊敬と郷愁”みたいなモチーフも、すべて少しずつ残念だった。前半の綾瀬はるかの唐突で実も蓋もない暴力だけ面白かったな→『CUBE』(ヴィンチェンゾ・ナタリ。デイヴィッド・ヒューレット、モーリス・ディーン・ホワイト、ニコール・デボアー、ニッキー・ガーダグニー、ウェイン・ロブソン、アンドリュー・ミラー。1997、加Cineplex-Odeon Films)。初見時は専ら仕掛けの面白さに感心したが、ミニマルな世界観と最小限の登場人物で人間世界の縮図を表現しようとしているように思えるなど、再見して意外な深さを認識した。そういう理知的な面白さも感じさせながら、最終的にはどんな世界だったかや、最後に残った青年がほんとうに助かったのかどうかが曖昧なまま終わるという感じも好きだ→午前2時就寝。
7月14日(日) 昼間たっぷり眠ったのと、雨音、蚊の羽音などで眠れず、午前4時半いったん起床→朝6時頃就寝→朝11時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜、桃→図書館から借りている本の期間延長を申請。Webから簡単にできるのか。知らなかった。これで今日中に慌てて全部メモを取ったり、明日図書館にいったん返しに行って再貸出手続きをする(必要があると思っていた)をしなくて済んだ→散髪予約(次の金曜日)→ベニー・ウォレスと山下洋輔の共演盤『Brilliant Corners』。ベニー・ウォレスも山下洋輔も狂っていてよい。でも山下洋輔のピアノは、続けて何曲も聴くと不思議に退屈するな(というか心踊らなくなってくる)。なんでだろう? 他のメンバーは、ベースはジェイ・アンダーソン、ドラムはジェフ・ハーシュフィールド→DU関連資料読み→飲酒しながら『明治天皇と日露大戦争』(原作・監督:渡辺邦男。龍崎一郎、高松政雄、嵐寛寿郎、江川宇禮雄、阿部九洲男、広瀬恒美、原文雄、倉橋宏明、江見渉、サベル・ジャミール、岬洋二、丹波哲郎、宇津井健、岡竜弘、林寛、若山富三郎、高島忠夫、田崎潤、ジャック・アルテンバイ。1957、東宝)。明治天皇と日露戦争の当事者たちを眺める視点の立場がよくわからず、退屈してしまった。娯楽戦争映画としては優れた作品なのかもしれないが、戦争って無駄だし馬鹿だなあという感想しかない→午睡→晩の支度(おつけのみ)→『いだてん』観ながら飲酒→夜0時就寝。
7月15日(月) 朝6時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→風呂→ステッパー8分→朝食後眠気。昼まで熟睡→昼寝覚にヤフオク!の50%オフクーポンにつられ、高柳昌行『Eclipse』落札。しかし値引きの上限は千円だったので、騙された気分→『東京流れ者』(原作:川内康範、監督:渡哲也。郷えい治、江角英明、川地民夫、松原智恵子、日野道夫、浜川智子、北龍二、長弘、吉田毅、木浦佑三、伊豆見雄、二谷英明、玉川伊佐男。1968、日活)。ひさびさに堪能。改めて一種の歌謡映画として観ると、その一風変わった感じが面白いとも思った。あと美術・絵造りも絵の流れも変(変態)なのに、妙な青春映画っぽい爽やかさもある。作り手にそんなつもりはなかったのかもしれないが、唯一無二の奇跡的な作品だと思う→午睡→夕方O形と千歳船橋方面に出て、まず廃業した寿司清(森繁久弥の言葉を店頭に挙げていた店。一度訪れようと思っていたが、その機会がなかった)が中華日和に変わりつつあるのを確認。開いていたら代一元で早い晩と思ったが定休日。秀で野菜を買おうと思ったらこちらも休み。いろいろ予定が狂い、オオゼキで買い物後時間を持て余したのですでに開いているコルカタで晩にする。カルパシなどを知った今となっては感動するまでには至らないが、町にこういうところが一軒あるのはうれしい。ミックスベジタブルパコラは自作でも真似してみたい(コルカタが砧から船橋までの間に展開されているチェーン店であることは、帰宅して調べて知った)→春日屋で鶏胸肉買って帰宅→午睡→ベニー・ウォレス『The Free Will』(1980年)。トミー・フラナガン、エディ・ゴメス、ダニー・リッチモンド。今回まとめて買った中では最もベニー・ウォレスの個性を感じさせる盤かな?→続いてベニー・ウォレス・トリオ(エディ・ゴメス、ダニー・リッチモンド)とチック・コリア『Mystic Bridge』(1982年)。『The Free Will』と同時期(二年違い)だが、一聴して印象的、と思うのはこちらかな→今回購入した最後の一枚『Plays Monk』。メンバーはエディ・ゴメスとダニー・リッチモンドに、トロンボーンのジミー・ネッパー。モンク曲集なので(『Prelude』除く)、どう料理しても素晴らしいというのはあるな。またじっくり聴こう→O形サイト更新(絵日記)→午前3時頃就寝。
7月16日(火) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→DU原稿資料読み→昼がてら昨日閉まっていた秀にて買い物。八兆に蕎麦手繰りに行ったらYピンに遭遇→DU原稿資料読み→シャワーと風呂掃除→『落語シリーズ 第三話 落語長屋お化け騒動』(青柳信雄。榎本健一。柳家金語楼、楠トシエ、柳沢真一、森川信、塩沢登代路、木戸新太郎、浜田百合子、中村是好、三木のり平、古川緑波、伊吹友木子、豊ひさ子、市丸、如月寛多、立花満江、坂本和子、沢村宗之介、丹下キヨ子。1954、東宝)。『幽霊長屋』『反魂香』『らくだ』『御神酒徳利』などが元ネタか(最後の狸に化かされるくだりはなんだったろうか?)。全体的にただただ楽しく、そこにたとえば市丸のお化けが明るくて可愛くて色っぽかったり、その市丸と楠トシエの対比がなんとなく面白かったり、らくだをお化け騒動で追い出すのに長屋の面々が音効も含めて奮闘したり、そこからかっぽれになったり、丹下キヨ子の踊りがキレがよくて面白かったり、エノケンの終幕の歌に『マンボ No.5』の引用があるのが可笑しかったりなど、とにかく細かい笑いどころが満載だった。このシリーズはちゃんと全作観てみたい→ビール中瓶一杯と金宮酎ハイ一杯でなんだか眠くなり午睡→『かわいい毒草』(原題『Pretty Poison』、原作:スティーブン・ゲラー、監督:ノエル・ブラック。アンソニー・パーキンス、ジョン・ランドルフ、チューズデイ・ウェルド、クラリス・ブラックバーン、ディック・オニール、ジョセフ・ボヴァ。1968、米Twentieth Century Fox)。アンソニー・パーキンスとチューズデイ・ウェルドの変態っぷりが逆転する瞬間が鮮やかだった。物語の要素や構造は最小限だが(そこが少し物足りなかったと言えば物足りなかった)、そこからいろいろな主題が浮かび上がってくるのはよくわかった。傑作と思う。いろいろな事情でほぼお蔵入りというのが惜しい作品→金宮酎ハイ三杯飲んで午前2時頃就寝。
7月17日(水) 朝9時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→老父付き添い(深水庵、サミット)→『喜劇 とんかつ一代』(原作:八住利雄、監督:川島雄三。岡田眞澄、加東大介、森繁久彌、山茶花究、村田正雄、林寿郎、水谷良重、フランキー堺、淡島千景、団令子、池内淳子、三木のり平、木暮実千代、益田喜頓、横山道代、都家かつ江、原地東。1963、東宝)。何度観ても文句なし。入り組んだ人間関係を“面白いもの”として見せる手腕は本作で完成を見せたとも思わせられるし、これまでだと少しやり過ぎとも思えたような川島雄三好みの場面の案配が練られに練られて来たところは、この先をもっと見せてほしかったとも思う。それにしても、川島雄三がやりたかったことを役者全員が実現しているかのような(実際は知らないがそう思わせられてしまう)映画だと思う。今回観て印象に残ったのは、横山道代の怪演ぶり→午睡→風呂→山田太一『真夜中の匂い』。山田太一が途中から飽きちゃったのではとも思わせる展開だが(わずか十回めにして最初の頃と話の流れも雰囲気もぜんぜん違う)、それはそれで面白い→『青い目の嫁はん』(原作:松山善三、監督:川頭義郎。イーデス・ハンソン、ミヤコ蝶々、中村是好、笠智衆、藤山寛美、三上真一郎、水科慶子、小島慶四郎、小島秀哉、千葉蝶三郎、南都雄二。1964、松竹)。イーデス・ハンソンのそれまでの半生をなぞっただけの安易な映画とも言えようが、その割にはなんだかとてもよくできた映画でもあった。偶然の生んだ奇跡か。そこまで言ったら大袈裟かな→午前1時就寝。
7月18日(木) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→ステッパー8分→B電子原稿制作。昼過ぎに大体の方向は見えた→昼飯がてら『ヘンゼル&グレーテル』(原題『Hansel and Gretel:Witch Hunters』、監督:トミー・ウィルコラ。トーマス・シャーフ、モニク・ガンダートン、セドリック・アイチ、エリア・ソフィア・ブードディモス、トーマス・マン、フィル・ヴィターラ、ピーター・ストーメア、レイナー・ボック、ジェンマ・アルターソン、ジェレミー・レナー、ビョルン・スンドキスト、イングリッド・ボルセ・ベルデル、ジョアンナ・クリグ、ルーシー・エラ・フォン・シェーレ、デレク・メアーズ/ロビン・エイトキン・ダウナーズ、キャサリン・クーネル。2013、米Paramount Pictures)。斬新な発想、からなし崩し的にロバート・ロドリゲス『フロム・ダスク・ティル・ダウン』の劣化版みたいな感じに堕ちていく感じの映画だったが、それも悪くないし、じゅうぶん面白かった。魔女というのは為政者の暗喩ではないかとちょっと思ってみたりもして、最終的には斬新な発想、というところにまた立ち返る→ヤフオク!で(割引率間違えて)落とした『Eclipse』のCD到着。Apple Musicの音源より迫力が薄い気がするが、果たして。より凶悪な感じがするのはこちらのほうが本来の音ではないかと思ったりもするし、各楽器の聴こえ方はCDのほうがよいかな→夕方『Eclipse』の紹介原稿了→風呂→晩の支度→『笑点特大号』、春風亭昇太結婚報告記者会見など。まあ保存しておくほどでもなかったが、楽しく拝見→ドラマ『ルパンの娘』、面白い題材なのにものすごく惜しい。小沢真珠見たさに、覚えてたら観るかな→食後もう一杯飲みながら『イチかバチか』(原作:城山三郎、監督:川島雄三。伴淳三郎、沢村いき雄、高島忠夫、団令子、村上冬樹、坂本晴哉、千石規子、ハナ肇、中山豊、安達国晴、水野久美(秘書)、山茶花究、塩沢とき、福田公子、横山道代、清水由記、村松恵子、芝木優子、田武謙三、二瓶正也、小川安三、宇野晃司、古川緑九、古池みか、谷啓。1963、東宝)。高島忠夫がクレージー映画で言えば植木等的な役どころか。それはそれで面白い(クレージーキャッツからはハナ肇と谷啓が出演)。やたらバカでかい地図を作って行うハナ肇のプレゼンテーションもなかなか可笑しい(余所者という設定ではあるものの、ハナ肇が愛知県の市長なのに江戸弁というがまた妙に可笑しい。ハナ肇の吉良仁吉の場面も地味ながら見事)。美術や絵造りはいかにも川島と思ったが、スクリューボールっぽい感じや例の人の出入りのパズルのような面白い感じは際立ってはおらず、また笑いの要素もほとんどないし、全体にここまでの川島雄三作品とはひと味違うような印象はあった(題材的にも新境地だったのだろうか)。終盤の畳み掛けるような展開から風呂桶の底が抜けるところ(この間抜けな味わいは高島忠夫ならではではないか)、そこからのごちゃごちゃで無理矢理のカタルシスはよかった(ロック歌手のようにマイクスタンドを持って歩き回りながら演説する山茶花究の姿も記憶しておきたい)。そして谷啓が一瞬すべてさらっていく→午前2時過ぎ就寝。
7月19日(金) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→昨夜提出の原稿はひとまずオッケー→B電子原稿も別枠で載せることになったので、編集して返送→請求書も送付→シャワー→午後表参道に出て散髪。やはり話も含めて気持ちいい。病後二回めにして飲酒散髪復活→気持ちがよいので表参道下って明治神宮を参宮橋まで抜ける。明治神宮はさらに外国人観光客の割合が増えていたと思ったが、東京の外からの観光客に対するこけ脅し的な場所としてはよくできている場所だと思う。都心にこれだけ無駄な土地があるというのも素晴らしいので、引き続き初詣などで儲けて維持してほしい(私は明治天皇が神として祀られるようなものだとは別に思っていないので、そう思う次第)→経堂駅でO形と待ち合わせ、ひさしぶりに明月館。腹八分めくらいで終わらしたがちょうどよい。満足→オダキューOXで買い物のののち八九で一杯と思ったが、残念ながら本日お休み。アダンさんとばったり会ったのでしばし雑談ののち帰宅→シャワー→『江戸の顔役』(原作:島田一男、監督:酒井欣也。西川ヒノデ、侍、森八郎、伴淳三郎、瑳峨三智子、小笠原省吾、川口京子、富本民平、伏見恵子、須賀不二男、宮坊太郎、幾野道子、山路義人、北条喜久、永田光男、青山宏、花ノ本寿、永田光男、海江田譲二、佐乃美子、市川男女之助。1960、松竹)。伴淳主演だが笑いよりもカッコよさを際立たせたような、天保六花撰モチーフの時代劇謎解き。というか伴淳はカッコいい存在だったのか(『怪人黄色い手袋』もそうだったな)。伴淳宗俊はヤクザ坊主というよりは正義の味方の趣。普通に面白い、といったらとても失礼かもしれないが、普通に安心して面白い映画だった。三千歳の存在が希薄なのが残念だったかな(冒頭で三千歳を演じた瑳峨三智子が別の重要な役も担うのだが)→『地獄の剣豪 平手造酒』(滝沢英輔。辰巳柳太郎、山形勲、島田正吾、河村憲一郎、宇野重吉、宮本曠二郎、野村清一郎、茂上重次郎、女郎、大山克巳、秋月正夫、南寿美子、山田五十鈴、石山健二郎、畑中蓼坡、坂田耕三、清水彰。1954、日活)。辰巳柳太郎の狂気と執念に満ちた芝居にまず圧倒される。それをすべて見透かすかのような島田正吾の静かで大きい芝居。宇野重吉も見てるだけでうれしい。そして山田五十鈴の素晴しさったらないな。山田五十鈴を観られるだけで価値のある作品と思う→明日の句会用の句をちょいとひねる→『四谷怪談』(三隅研次。中田康子、長谷川一夫、鶴見丈二、近藤美恵子、高松英郎、杉山昌三九、須賀不二男、浦路洋子、村田知栄子、林成年、嵐三右衛門、東良之助、近江輝子。1959、大映)。これは中田康子だな。地味なところから始めてじわじわとすごいことになっていく。高松英郎の色悪ぶりもよい。50分くらいまで怪談にならない(そこから一気に怪談になる)ところがまたよい。しかし怪談と言えば怪談だが、男のひどさと女の執念を描いた物語だと思った、少なくもこの映画では。怪談的な味わいは後付けで、それはどうにでもなるものだと思う→くたびれた。午前3時過ぎ就寝。
7月20日(土) 朝10時起床。宿酔い。句会は失敬することにする→投句と選句のみ参加の旨連絡し投句→返事を待ったがないまま終了時刻になったので午睡→メール見落としてた、との連絡あり、笑う→シャワー→高校のクラスメート逝去の知らせ。やりきれない→『怪談残酷物語』(原作:柴田錬三郎、監督:長谷和夫。花柳幻舟、金子信雄、戸浦六宏、田村正和、春川ますみ、賀川雪絵、北村英三、川津祐介、桜井浩子、川口小枝。1968、松竹)。戸浦六宏の凄みは言うまでもないが(今こういう人がいないと思うのだが、果たして)、春川ますみの太った悪女っぷりにしびれた。田村正和はものすごい大根だが、後半人が変わっていくところは見事。川津祐介をどう捉えるかは、ちょいと難しい問題か。物足りなくもあり、その物足りなさが映画全体としては正解とも思い→午前3時頃就寝。

2019年07月10日

7月まとめ(1〜10日)

7月1日(月) 朝9時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→手配した参考図書を図書館に取りに行くついでに、本日開店のスパイス婆ちゃんで昼。キーマカレーしかなく(あとは付け合せのジャガイモのスパイス炒め、それとラッシー)、ビールも今のところ置いていないし、当面昼のみの営業なのでそうしょっちゅうは行かないと思うが、看板のキーマカレーはなかなかだった。食べ終わって店を出てしばらくしてからもよい気分が続いているし、割とすぐに裏を返しておこうかな、とは思った→すずらん通り甘ぼうのシャッターが閉まっており訃報の張り紙。45歳と若い方のようだが、どの人だろうか→河内屋などで買い物して帰宅→各参図書の内容をひと通り確認→ステッパー6分→ビール飲みながら『殺陣師段平』(原作:長谷川幸延、監督:マキノ正博。月形龍之介、杉狂児、赤木春生、月丘千秋、山田五十鈴、進藤英太郎、市川右太衛門、加藤嘉、初音麗子、横山エンタツ)。一映画ファンとしては山田五十鈴、市川右太衛門、加藤嘉、進藤英太郎の若い頃の姿を見られるのがまず嬉しいが(杉狂児はあまり印象が変わらない)、山田五十鈴や月形龍之介や杉狂児や市川右太衛門の名演技が観られるのが尚嬉しい。市川右太衛門扮する沢田正二郎が、立ち回りの重用に否定的ながらいざ舞台に出ると否定していた「型通りの立ち回り」を見事に演じるところが面白い。中気を病んだ段平が国定忠次の殺陣を案配しながら苦しむ様と、ようやくできた殺陣を伝えようとする月丘千秋、それを受ける右太衛門が圧巻。ものすごく泣かされる→午睡→風呂→晩。昼のキーマカレーが割と唐辛子多めだったのか途中で腹痛→夜11時過ぎ就寝。
7月2日(火) 夜中に目覚めて映画鑑賞。『帝都物語』(原作:荒俣宏、監督:実相寺昭雄。平幹二朗、勝新太郎、大滝秀治、嶋田久作、坂東玉三郎、原田美枝子、中村嘉葎雄、高橋幸治、佐野史郎、石田純一、姿晴香、中川比佐子、島田正吾、峰岸徹、寺泉憲、寺田農、桂三枝、修健、山本清美、宍戸錠、志水季里子、いとうせいこう、井川比佐志、西村晃、安永亜衣。1988、東宝)。ものすごく予算も手間も使ってるはずなのだが、今観ると妙な安っぽさも感じるのが不思議。石田純一の所為か? それとも映画化自体がそれほどうまくなかったのだろうか。役者によってはとても見所があったりとか、原作を読むよりも手軽に筋が知れるというのが値打ちか。ビアホールの場面で原作者のカメオ出演あり→午前4時就寝→朝1o時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→アサーション関連仕事の作業→ステッパー7分→友人が練り物送ってくれたのでそれ肴に一杯→『帝都大戦』(原作:荒俣宏、監督:一瀬隆重。戸恒恵理子、丹波哲郎、嶋田久作、加藤昌也、高橋長英、草薙幸二郎、南果歩、野沢直子、荒俣宏、斉藤洋介、ビョウーム・ルーライ、中丸忠雄。1989、東宝)。日本の映画制作に力がなくなって来たことが窺えるなあと思った。金はかけてるのだろうが、それでもこの出来かと。前作はもう一回観たいかなと思ったが、本作はむしろ原作をちゃんと読んだほうがよいと思った→夜7時いったん就寝。
7月3日(水) 朝8時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜。夜中に一度目が覚めて数時間起きていたが、寝床からは出ず、ほぼ12時間くらい寝ていた→シャワー→老父と昼食および買い物付き添い(はま寿司、生協、オリンピック)→帰宅後即飲酒開始→『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』(原作・監督:山田洋次。吉岡秀隆、渥美清、浅丘ルリ子、三崎千恵子、佐藤蛾次郎、船越英二、下絛正巳、前田吟、中村はやと、太宰久雄、笠智衆、江藤潤。1997、松竹)。編集がうまいなと感心。だがタイトルバックの八代亜紀の歌唱は多少の違和感あり→夕方いったん就寝。
7月4日(木) 深夜起床。小腹が空いたので、薬飲む都合もあるし軽く飲酒→『めぐり逢えたら』(原題『Sleepless in Seattle』、監督:ノーラ・エフロン。トム・ハンクス、ロス・マリンガー、キャリー・ロウエル、リタ・ウィルソン、ヴィクター・ガーバー、ビル・プルマン、メグ・ライアン、ロージー・オドネル、ギャビー・ホフマン、ロブ・ライナー、バーバラ・ガリック。1993、米TriStar Pictures)。前半、スタンダード・ナンバーの選曲(というよりは歌い手の選び方)や用い方のセンスが微妙と思ったが、それを除けば実にさり気ない(と思わせる作りの)よいラヴ・ストーリーだった→午前3時就寝→朝8時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→朝食後眠くなり、午前中いっぱい睡眠→PC関連の相談があるとのことでY田さんと電話にて会談。あまりお役には立てなかった→『かりら』校正二回め(2/3くらい)→風呂掃除して風呂→『陸軍』(原作:火野葦平、監督;木下惠介。笠智衆、信千代、横山準、原保美、三津田健、杉村春子、山崎敏夫、上原謙、田中絹代、星野和正、長浜藤夫、東野英治郎。1944、白系)。国策映画、戦意高揚映画として撮られたのだろうが、最後には戦争に死ににいく息子を案じる母(田中絹代)が専ら印象に残り(それにたいへん感動させられる)、笠智衆も三津田健も上原謙も東野英治郎も田中絹代の周囲でくるくる回っているだけのように見えてしまう。制作時期を考えるとすごい映画と思う→『港のヨーコ ヨコハマ ヨコスカ』(原案:阿木燿子、監督:山根成之。ダウン・タウン・ブギウギ・バンド、早乙女愛、谷隼人、地井武男、森次晃嗣、松坂慶子、多岐川裕美、原田美枝子、キャシー中島。1975、松竹)。セットではない横浜中華街や元町、伊勢佐木町、横須賀の在りし日の様子が見られるのがよかった。あとは松坂慶子と多岐川裕美と原田美枝子の若い頃。価値としてはそれだけのような気がするが、それだけでも保存しておく価値はあると思った。“ヨーコ”が最後まで出て来ないところは、当時としては斬新ではなかったろうか→夜11時頃就寝。
7月5日(金) 朝10時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→午前中特に何もせず→昼過ぎ高円寺に向けて出立→ちんとんしゃんにて「毒蝮三太夫のミュージックプレゼント」の生放送に賑やかしとして参加。毒蝮に振られて大して面白いことも言えなかったが、なぜかそれを拾ってくださり笑いにかえていただいた。全体にものすごいグルーヴ感。柳家紫文師匠の『鬼平半可通』もひさびさに聴けて、よい経験をした→終演後そのままちょいと飲んでからいったん失敬し、トリベニストアでスパイス購入、それからトリアノンで珈琲→少し高円寺の町をぶらぶらしたり公園で休憩したりしてから、本日の放送の橋渡しをしたという高円寺のスリランカ料理店ピピネラを訪ね一杯と早めの夕食。料理も人も、内装も棚の本もよい塩梅。ここはまた来たい→帰りにちょいとちんとんしゃんに寄ってさらに一杯。本日の話と野球の左右スイッチのバカ話で盛り上がるも、くたびれたので早々に失敬→平和に電車で帰宅→本日の生放送現場の音声を録音しておいたので、音質と切れ目だけざっと編集。基本的には録音状態を確認するだけのつもりだったが、あまりに面白くて一時間半分聴いてしまった→午前2時頃就寝。
7月6日(土) 朝10時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→昨日の録音をひとまずCDにまとめてみる。音質と音量の編集はまだ必要だな(もう少しクリアにならないかと、拍手など大きな音のところと普通のところの音量差の調整)→らっきょう剥き→昨日買ったスパイス類を密閉瓶に収納→風間杜夫の落語を初めて聴いてみる(湯屋番)。実績を積んだ俳優がその実力に驕って…… という印象はまったくなく、好きな落語を素直に演っているという点ではとても好ましいと思ったが、では落語として聴いていて楽しいかというと、手放しでそう言うわけにもいかない、というのが正直な感想。その辺が聴いていてもやもやするので、また聴きたいという風には思うことができなかった→晩の支度しながら『喜劇 花嫁戦争』(斎藤耕一。和田アキ子、萩本欽一、佐山俊二、武原英子 、古今亭志ん朝、水森亜土、角梨枝子、中川加奈、ジャイアント吉田、左とん平、梅地徳彦、塩沢トキ、原田大二郎、南沙織、三木のり平、九里千春、十朱久雄。1971、松竹)。和田アキ子売り出し映画、という以上の意味はないと見た。私にとっては志ん朝と三木のり平が見られるという意外に特に魅力なし。あとはちらりとだけ南沙織が出てくるところくらいかな→風呂→昨夜のスリランカ料理に続き今晩も南アジア(南インド)料理となったが、やけくそのように作ったレモンのみじん切り入りサラダをじゃがいもとニンジンのクミンバター炒めや納豆とともにダールやどんこと鶏笹身のラッサムに混ぜて食べたら意外なうまさになった(F式らっきょうみじん切りも)。なお本日は酒抜き→『結婚』(原作・監督:木下恵介。田中絹代、上原謙、井川邦子、鈴木彰三、東山千栄子、東野英治郎、岸輝子、小沢栄太郎、久慈行子、村瀬幸子、栗本尊子。1947、松竹)。脚色に新藤兼人。田中絹代の顔の表情の芝居が形式的、典型的にも見えるのになにか心に響く。このとき田中絹代38歳だが(というのはこの時代なら十分な大人ということだが)、恐らく十は若いという設定だろうか、恋人との結婚の可能性が見えて来たときの無垢で純真な喜びの表情が素晴しい(ちなみに上原謙も同い年だが、二人してとても瑞々しく若々しく見える。キャバレーでのダンスの場面の初々しさにも驚くが、当時の観客の目にはどう映ったのだろう)。東野英治郎が小沢栄太郎に怒って辞去する際の、複雑な心の動きを描写するような動と静の芝居と演出の妙味も印象的。貧困と結婚と個々人の矜持いう個人の問題と社会背景を絶妙な案配で描き、名優たちの名演技を名演出でたっぷり堪能できる作品だが(父ちゃんつまらんことにこだわらずに早く働けよという映画でもあるが)、保存状態(特に音声)が悪いのが残念。キャバレーの場面だけに出てくる歌手栗本尊子は、今年亡くなったとの由(享年98歳)→『不死鳥』(原作:川頭義郎、監督:木下恵介。田中絹代、川頭顕一郎、芳丘直美、大塚紀男、長船ふじ子、浜野肇、佐田啓二、小杉勇、高橋豊子、山内明、河崎保、村上冬樹、水上令子、高松栄子。1947、松竹)。『結婚』と同年の作品だが、こちらはずいぶん保存状態がよい。こちらでは田中絹代は未亡人と女学生の二役だが、さすがに女学生は無理があるな(とは言っても初々しさの表現は素晴しいが)。恋のテニス・ラリーとかドライブとか百人一首とか、当時はかなり魅力的に映ったのではないかと思う。『結婚』より感情移入できないのは単純に主人がふたりともものすごいお金持ちの家の子供だからだろうが、それにしてもこの当時のお金持ちは(ほんとうにこんな暮らしだったのなら)すごいなあ。というバカな感想がまず先に立った。それでも小杉勇との議論で爆発する場面など、田中絹代の名優ぶりは堪能した→午前3時半就寝。
7月7日(日) 朝9時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→『女賭博師奥ノ院開帳』(井上芳夫。田中邦衛、八代順子、江波杏子、見明凡太朗、笠原玲子、伴淳三郎、北龍二、星ひかる、水原浩一、内藤武敏、上野山功一、藤山浩二。1968、大映)。江波杏子がいきなりチャイナ服姿(似合わない)の奇術団の一員として登場するのに驚かされる。そこをクビになって博徒になるわけだが、なんというアイデア(やけくそにも思えるが)。衣装と言えば緋桜のお由(笠原玲子)の袖がひらひら広がったワンピースでの壷振りもおなんだか面白い(そしてそれをすぐに思い切りよく脱いでしまう)。いつも通りの筋立てとも言えようが、父娘対決に修練していく過程や間合いが面白く、伴淳三郎もかなりの名演。笠原玲子もよかったが、終盤に向かう転換点での江波杏子との立ち回りはちょいとお粗末だったかな。さらしくるくる巻は今回もあり。怪我を庇って片手で壺を振る場面は、スポ根みたいでグッとくる。『奥ノ院開帳』などと意味深な副題がつけられているが(『尼寺開帳』以降その傾向)、しっかりした名作→『女賭博師みだれ壷』(田中重雄。長門勇、長谷川待子、江波杏子、小松方正、川津祐介、柳永二郎、鳳啓助、京唄子、寺島達夫、安田道代、夏木章、伊東光一、北城寿太郎、谷謙一、浪花千栄子、八泉鮎子、三波伸介、戸塚睦夫、伊東四朗。1968、大映)。どうでもよい部分だが、冒頭に当時のサザエさんの絵が一瞬出てくる(敵役に長谷川待子が出てるからでないだろうが)。本作もさらしくるくるあり。長門勇の「目に見えないものを見て、耳に聞こえない音を聞け」という台詞もスポ根的。長門勇の「なんだ髭なんか生やしやがって。お前は専務で俺が社長だぞ」という台詞も可笑しい。安田道代は微妙に似合わない衣装がしかし微妙に似合っていてよいな。そして芝居が達者。前作同様全体には楽しんだが、最後の賭場で安田道代と長谷川待子があっさり退場してしまうのは拍子抜けした(もっと粘らせるかと思った)。しかし浪花千栄子に長門勇と控えているし(そして長門勇と小松方正の見事な立ち回りも)、安田道代は母親(浪花千栄子)とよりが戻るので、まあ仕方がないか。あ、主題歌を歌う八泉鮎子がちょい役で登場するのは本作が初めてか?→ステッパー7分→合間に御酒一杯だけ→夕方まず新宿に出て、老父所望のクッション一式を購入。ニトリの宅配依頼カウンターがなんだかモタモタしていた(客も店員も)のが印象的だったが、登録客でない場合送付先住所を書くと店員がその場でコンピュータに入力するのがその原因ではなかろうか。OCRとか導入できないのかしら→中野に移動。時間があまったのでブロードウェイをぶらぶら。二十年ぶりくらいだろうか。店の出入りはあるのだろうが、そんなに通っていたわけではないので、全体的な印象としては変わりはないように思えた。三階にやたらに中古時計屋が多かったのは、以前と変わった点か?→初訪問のSweet Rainにて、三年ぶりくらいに酒井俊の歌を聴く。メンバーは加藤崇之(g)、林栄一(as)、角田健(ds)。曲目は、

01 インプロ?(ドラムソロ)
02 インプロ?(トリオ)
03 On a slow boat to China(加藤とデュオからトリオ)
04 回想
05 皇帝(トリオ)
(休憩)
06 I Fall in Love Too Easily(林とデュオからトリオ)
07 I Shall Be Released
08 インプロ?(トリオ)
09 真夜中のギター(酒井ソロ)
10 紅い花(加藤とデュオからトリオ)
11 ナーダム
enc. ダイナ

「片山くんを偲んでなにか」と冠したライブで、昨年逝去された片山広明を偲びつつのメンバーと選曲と演奏。たとえば『皇帝』は加藤崇之が参加した片山広明のアルバム『そーかなあ』の収録曲だったり、『I Shall Be Released』は忌野清志郎版だったり、アンコールは片山広明が好きだったという『ダイナ』だったり。全体にとても心を揺さぶられ、いろんな意味で泣きたくなり、それでいて酒がうまいライブだった。細かいところでは、01でせっかくきれいに並べた加藤の譜面が全部譜面台から落ちたところ(バスタムも崩れ落ちた)、03、04、05、07、06で全体を引っ張る加藤崇之のギター(それほど多くライブを聴いているわけではないので、ジャズ、ロック、引っ叩き、エレクトロニクス遣い等々のアプローチすべてに心動かされた)、今まで聴いていたのとまったく異なる04の(ブルージーな?)アプローチなどが印象に残った。「せっかくきれいに並べた加藤の譜面が全部譜面台から落ちた」は、リハの開始時間の連絡ですったもんだあったという話と並んで、片山広明のいたずらだったのかもしれない→俊さんにご挨拶と無事の報告をしておいとま→平和に電車で帰宅→カップうどん啜って就寝。午前0時前
7月8日(月) 朝8時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→『いだてん』はここのところ、回を追うごとに深みが増していく印象→シャワー→昼過ぎクルマでO形実家へ。遅いお昼をいただきつつ無事の報告とご挨拶。往路ちょいと道間違えたが、復路ともに一時間を超える運転も特に問題なかった→夕方帰宅し軽くシャワー→『女賭博師さいころ化粧』(井上芳夫。北龍二、成田三樹夫、水原浩一、久保菜穂子、大坂志郎、江波杏子、内田朝雄、笠原玲子、上野山功一、青山良彦、露口茂、松下達夫。1969、大映)江波杏子はいきなり歌を歌って登場するが、今回はさらしくるくるなし。話は入り組んでてしかし派手さはないという印象。笠原玲子もぼこぼこと泡のように登場するのみ、成田三樹夫もあまり炸裂しない。久保菜穂子と露口茂の(意外な面も含む)魅力を感じることができた作品という感じだろうか→くたびれたので早々に就寝。夜10時前。
7月9日(火) 朝10時起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜→『女賭博師十番勝負』(田中重雄。江波杏子、早川雄三、渡辺文雄、船越英二、北龍二、大坂志郎、夏純子、正司照枝、正司花江、峰岸隆之介、見明凡太朗、上野山功一、小松方正、高千穂ひづる、平泉征、松井康子、菅井一郎。1969、大映)。高千穂ひづるがいい年増だったり、松井康子がひどい身体付きだったり、峰岸隆之介(峰岸徹)が迫力なかったり、小松方正の子分(このシリーズによく出てくる役者)の屁ネタが可笑しかったり、そんなどうでもいいところだけ印象に残った。今回はさらしくるくるなし→ステッパー7分→午睡→晩の支度→シャワー→『女賭博師丁半旅』(井上芳夫。江波杏子、山岸映子、久保奈穂子、佐藤允、花布辰男、草薙幸二郎、佐藤正三郎、藤巻潤、鈴木瑞穂、谷謙一、目黒幸子。1969、大映)。本作はさらしくるくるあり。佐藤允の男気には感心させられたが、恐らくこちらが主であったのであろう藤巻潤は働きが少なかった気がした。あと、前作か前々作辺りから胴師の腕比べよりもいかさまをどう見破るかに主軸が移って来たようなのがいささか残念(ただし本件は再検証の必要あり)→徳子女将より連絡。柴草玲のお兄様が偶然ちんとんしゃんにいらして、そのとき誰かが『ホテルおぎくぼ』を口ずさんでいたとの由。びっくり→結局クリーニングに出した服も取りに行かず、ほとんどなにもせずに一日が終わった。午前1時就寝。
7月10日(水) 朝8時半起床。白湯、マヌカハニー、メイプルシロップ、ゆず蜂蜜、桃→DU仕事にようやく本格的に着手。参考図書を読みながら、先日届いたベニー・ウォレスのCD十枚を聴き続ける。まずは1993年の『The Talk Of The Town』が素晴らしい。ベニー・ウォレスの特徴とも言えるひねくれた旋律を除けば一聴して親しみやすいジャズなのだが、それぞれ卓越したベテランのギター、ベース、ドラム(ジェリー・ハーン、ビル・ハンティントン、アルヴィン・クイーン)の出す音が耳をぐいぐい引っ張ってくる。これは愛聴盤になりそう→続いて『Sweeping Through The City』(1984年)。トロンボーン(レイ・アンダーソン)入りのセクステットで、バンド名がThe Blues Ensemble Of Biloxi。ゴスペルグループのThe Wings Of Songsも参加(二曲)。これまた素晴らしいアルバムで、仕事が進まない→続いて『In Berlin』(1999年)を一曲めだけ聴いて休憩→『女賭博師花の切り札』(井上芳夫。江波杏子、天知茂、早川雄三、成田三樹夫、船越英二、津川雅彦、稲垣美穂子、三夏伸、土方弘、藤山浩二、青天目守、須賀不二男、佐々木孝丸、中田勉、飛田喜佐夫。1969、大映)。同じフォーマットでも天知茂と成田三樹夫だけでぐっと画面が締まるのがすごい。船越英二のうらぶれた感じ(のちに活きてくる)や津川雅彦の意外に迫力がない感じも画面によくはまっている。あと稲垣美穂子は役どころを無視した魅力という点では江波杏子を喰っていたのではなかろうか。江波杏子がハンディを負う展開、今回の“子供たちの花火決闘を助けて”という展開は面白かった→ステッパー5分→午睡→シャワー→『シベリア超特急4』(制作・原作・演出:MIKE MIZNO。水野晴郎、渡辺雄作、金濱夏世、たにし、勘太郎、三田佳子、森宮隆、宇津井健、内藤武敏、西田和昭、真柄加奈子、堀正彦、江成大輝、三角大、徳秀樹、安藤一平、岩田雄介、光本幸子、安井昌二、小田切みき、田中真二、西村協、中野ダンキチ、丹波哲郎、やべきょうすけ。2002、IMAGICAエンタテインメント)。すべてにおいてひどい(芝居の内容のみならず、撮影や編集に至るまで)。まあそのひどさ故、残しておく価値があると言えるかもしれなくないかもしれない。でき得れば生で観たかったな→晩は揚げ物中心につまみながらビール中瓶一本と御酒一杯。さて三度目のシベ超チャレンジ、明朝はどうなっているかな→午前1時就寝。

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